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政治が騒がしいが・・・

2012-09-12 19:44:06 | 徒然
民主党にも自民党にも、党首や総裁になりたい方がたくさんいらっしゃる様だ。
「身を粉にして国民の為に働きたい!」という、強い意志を持っていらっしゃるのなら、歓迎をしたい。
残念ながら、その様な印象がイマイチ感じられないのは私だけだろうか?
今朝報道された石原(長男)さんの「尖閣諸島には(中国は)攻撃しない」発言などを聞くと、「本当にこの人が、総裁になって自民党大丈夫?」と、不安になってしまった。
それに加え、健康問題で総理をお辞めになった安倍さんまで登場となると、「総裁になって、再び健康問題で辞められても困るんだけどな~」と、心配をしてしまう。
今回の場合、総裁選であって総理ではないので健康問題は関係無いのかもしれないが、それにしても、辞められた時の理由が理由なだけに、再登板するコトに若干の疑問を感じる。

そして相対する民主党は、自民党に比べると地味な雰囲気。
とても政府与党の政党とは思えない程の、地味さである。
地味が悪いのではない。
地味でも内容が伴っていれば、それで十分だと思う。
思うのだが、野田さん以外は「次の選挙に勝つため」という雰囲気が漂い過ぎている。
「選挙に勝つための党首選び」というのであれば、それは自民党と発想が全く同じというコトになる。
国民は、「選挙で勝つ政治」に期待しているのではなく、「国民の生活と国益を重視しながらも国際社会の中でも貢献できるような政治」を期待していると思うのだ。
戦後の政治の中心は、「自己利益誘導型」の票集めの選挙で選ばれた人が政治を担うコトが長く続いた。
その反省として、ここ10年くらい様々な動きとしての選挙結果だったと思う。
そんな国民の気持ちや考えを、どれだけの現役議員さんたちが感じ・考えているのか、疑問に思うトコロが多い。

そんな中、大阪の橋下市長率いる「維新の会」が国政に乗り出すと発表があった。
橋下さんについては、賛否両論というか極端な意見に分かれる傾向がある。
いわゆる東京中心のメディアなどでは、「ポピュリズムだ!」と批判的なようだが、一方では橋下さんの歯に衣着せぬ物言いを支持する人も数多くいる。
「次期総理」と持ち上げる雑誌もある様だ。

メディアが騒ぐので、何となく政治が騒がしい様に感じるトコロがあるのだが、その実騒いでいるのは、自民党も民主党も「党」というコップの中のコト。
案外、国民は醒めて見ているのでないだろうか?
それよりも、目の前にある様々な問題の早い解決を願う為に、政治が今すべきことをして欲しい・・・そんなことを考えている国民のほうが多い様な気がしてならない。