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女性マーケターから見た日々の出来事

新鮮みの無い「第3極」

2012-10-27 20:35:56 | 徒然
昨日、東京都知事の石原さんが突然辞任をし「新党を立ち上げ国政に出馬する」と、発表をした。
何でも「最後のご奉公」だそうだ。

この石原さんの突然の辞任には、驚くと言うよりも「東京オリンピックは、諦めたのかな?」というほうが気になった。
と言うのも、石原さんの都知事になった時から一貫して言い続けているのが、「東京オリンピックの開催」だからだ。
「東京から国政を変える」と息巻いていらっしゃるようだが、単に「東京オリンピックをしたいが為に国政を変える」というので無いコトを願っている。

次々と登場する「新党」の新鮮みの無さは、どうしたことだろう?
この夏立ち上がったはずの、小沢さんの新党「国民の生活が第一(でしたか?)」は、その実態が見えず。
肝心の小沢さん自身の姿が全く見えないし、その発言も聞かれない。
その前に結党した「立ち上がれ日本」という政党もあったと思うのだが、選挙後、存在そのものが全く感じられない。
こちらの政党は、自民党から分かれたご高齢の方が中心の政党であったので、夏の暑さを避けていらっしゃったのだろうか?
そして、今度はやはりご高齢の石原さんの新党だ。
ただ石原さんと、小沢さんの政党や「立ち上がれ日本」などと違うのは、大阪の橋下さんへのラブコールだろうか?

逆に言えば、橋下さんへのラブコールで「新鮮みのある政党」というイメージづくりをしている、と言う印象がある。
違う言い方をするなら「橋下さんにラブコールをしなければ、新鮮みに欠けるのでラブコールを送っている」というコトだ。
橋下さん人気にあやかった、印象づけ作戦というところか?
だからこそ、余計に「新鮮みに欠ける」という印象を持ってしまうのかも知れない。
それが判らないのが、残念な気がする「石原(父)新党」だし、メディアが騒ぐ「第3極」となり得るとは思えない。
それだけではなくメディアが騒ぐ「第3極」の中心が、メディアが叩く橋下さんである、と言うのは何とも皮肉な気もする。