今朝、FMを聞いていたら聞きなれない「ソロ男(「そろだん」と読む)」という、言葉を聞いた。
番組を聞いていると、30代~50代の経済的には自立をしている、独身男性を指しているようだ。
博報堂:゛ソロ活動系男子(通称「ソロ男(だん))”の研究活動及びマーケティング活動支援を開始
マーケティングというか、市場調査で何かと話題というか消費の中心として捉えられるのは、女性であることのほうが多い。
スーパーなどで食品を購入することはもちろん、ファッションなどでも購入行動の中心は、常に女性であった。
だからこそ、様々な方法で「女性客」をつかもうとしている。
最近の例では、「女子会」という言葉に象徴される、女性グループを意識した旅行プランや飲食プランなどだろう。
ところが最近(静かに?)話題となっているのが「ソロ男」と呼ばれる、男性らしい。
特徴は、「ケチで浪費家」。
相反する言葉が並ぶのだが、説明を聞くと納得をした。
普段の食事は気にかけず、当然お金もかけずにカップ麺などを食べているのに、自分の趣味やこだわりのあるコトになると、お金に糸目をつけずに購入してしまう、ということのようだ。
もう一つの特徴?として、「人目が気になる割に自分が大好き」という傾向もあるらしい。
「晩婚化」という言葉を聞いて久しい。
このとき大体にして言われることは、女性の初婚年齢が上がってきている、という指摘だ。
「男はいくつになっても結婚ができるが、女性には期限がある」という、ニュアンスが含まれているコトが多い。
どうやら、女性ばかりの問題でも無いような気がするのだ。
上述した通り、ソロ男の男性は経済的には十分自立しているので、経済的理由で結婚ができないわけではない。
自分の趣味や自分のやりたいコトを優先するあまり、結婚をしないのだ。
たとえ結婚をしても、家庭や家族よりも自分のコトを優先してしまう傾向があるので、「結婚に向かない」ということらしい。
逆に考えれば、経済的に自立している30代~50代の男性というのは、同じ世代の女性よりも得ている収入は、多い。
それだけ「自由に使えるお金を持っている」とも言える、新しい市場なのだ。
自動車という市場で考えてみても、ソロ男の選ぶ車種はその男性の趣味によって随分違うものだろう。
アウトドアが趣味という人であれば、SUV車となるかもしれない。
ドライブが趣味という人であれば、スポーツタイプを選ぶ可能性が高いだろう。
そして、そのような趣味のコミュニティーサイトを立ち上げることで、顧客の囲い込み+商品開発のアイディアをもらうことができるかもしれない。