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メタバースとファッション

2022-03-23 19:50:48 | ビジネス

ファッション専門誌・WWDのWebサイトを見ていたら、「こんな時代が来るのかな?」という記事があった。
WWD:メタバース×ファッション、市場規模は2年後には9兆円越え⁉押さえておきたい4つのポイント (会員有料記事)

注目すべき点は「2年後に9兆円越え」という可能性がある市場が、メタバースであるということだろう。
そしてこの9兆円越えは、NFTと呼ばれる「非代替性トークン」が支えるということになる、ということのようだ。
NFTそのものについての理解を深めなくてはならないと思うのだが、昨年暮れにミュージシャンで作曲家の坂本龍一氏が「戦場のメリークリスマス」のメロディーの内595音を1音づつデジタル化し、NFTを通じて販売をする、ということが話題になった。
1音だけを仮想通貨化して販売されても、購入する人はいるのか?という、疑問を持たれた方も多いと思う(私も1音だけを買っても音楽として楽しめないのでは?と、疑問に思っていた)。

ところがこのNFTを手掛けたAdmaGMOのサイトを見ると、新たに音源を録音し、デジタル音源としていくつかのフレーズの一部の音源を権利として購入することで、個人の財産とすることができる、ということのようだ。
AdmaGMO:坂本龍一 Ryuichi SakamotoのNFT

もちろん、「戦場のメリークリスマス」という楽曲そのものは、NFTで購入しなくてもストリーミング経由を含め自由に聴くことはできる。
このようなアートの世界では、このようなNFTによる作品の売買が、一般的に行われ始めているようだ。
そのようなNFTの売買(売る側にとっては、資金調達ということになるかもしれない)を加速させるのがメタバースということになるのだろう。
そのような動きがすでにファッションの世界でも起きようとしているからだ。
WWD:世界最大のメタバースファッションショー開催、日本からはAMIAYAらが参加

参加をするブランドも、イタリアのエトロやトミーヒルフィガーのような有名ブランドをはじめ、60ブランドが参加するようだ。
場所にとらわれることなく、ヴァーチャルな世界でファッションショーを行うようになれば、ファッションビジネスそのものが大きく変わる可能性もあるだろう。
この場合、NFTそのものをプラットフォームのように使うことで、これまで顧客となりえなかった人たちに対しても、アプローチがしやすくなる、ということは考えられるだけではなく、コスト面や顧客との双方向的な情報の交換なども時間と場所を超えて、可能になるということは考えられるかもしれない。

メタバースを使ったファッションの試みとして、伊勢丹新宿店が小学生によるアバターファッションショーを開く、というニュースもあった。
仮想の世界とは言いつつ、仮想の世界を現実化する動き時代がすぐそこまで来ていて、現実を仮想の中で売るとことが同じ速度で近づいているのかもしれない。
それはファッションに限らず、ということでもあるはずだ。



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