今日、昼間にスマホを見たら鳥山明氏の訃報が目に入った。
「噓でしょ?」と、疑心暗鬼になりながら、ニュースサイトにある記事を読んだ。
今月1日にお亡くなりになり、既にご遺族で葬儀等も終わられているということだったので、初七日が過ぎたことでの発表だったのかもしれない。
鳥山明氏の代表作と言えば、「ドラゴンボール」ということになるのかもしれない。
「ドラゴンボール」は、掲載された年数も11年余りという長い連載だった。
その為なのか?世代によって、読んだ時の思い出等も違うのではないだろうか?
初期の頃の子供時代の孫悟空のかわいらしさに、魅力を感じていた方もいらっしゃるだろうし、成長し様々な武道会で強くなっていく孫悟空に魅力を感じる方もいらっしゃるだろう。
ただ「ドラゴンボール」が、今でも多くの人達から愛されている理由は、漫画の連載期間が長かっただけではないと考えている。
むしろ、海外での「ドラゴンボール」人気を創りだしたのは、ゲーム化されて以降なのでは?と思っている。
元々日本のゲームは海外で人気高かった。
その人気を支えていたのは、「ゲームの神様」のような任天堂の横井軍平さん、その横井さんの後を継いだ「ゲームの申し子」のような岩田聡さんが次々とヒットゲームを発表していた、という背景もあったはずだ。
そして「ドラゴンボール」ゲームのシリーズを創りだしていたのは、任天堂のライバル会社・バンダイナムコだ。
良きライバル企業があり、発表される数々のゲーム作品を通して、「ドラゴンボール」という作品もまた、大きく成長し海外人気へと繋がっていたのではないだろうか?
とはいえ、私の世代にとっての鳥山明氏の作品と言えば、「Dr.スランプ」になるのでは?と思う。
とにかく、当時の「Dr.スランプ」の人気は凄かった記憶がある。
一つは、男性漫画家が描く、女の子(アラレちゃんは、女の子の形をしたロボットだが)が、とにかくカワイイかった。
それだけではなく、掲載していたのが男子中心に勧善懲悪的な話で進められる「少年ジャンプ」の中にあり、ドタバタ劇のようなストーリー展開、ということも大きかったのではないだろうか?
「Dr.スランプ」の連載によって、若い女性読者をそれなりに、獲得することができたのでは?と、想像できるからだ。
その人気の凄さは、掲載が終了した後も、アラレちゃんがかけていたメガネフレームが、男女問わず中高校生を中心に大流行したということでもわかる。
そう考えると、鳥山明氏がこの世に放った数々のマンガは、漫画という範疇を越えメディアミックスと呼ばれる、テレビや映画化、ゲームという様々なエンタテイメントに影響を与え続けてきた、という功績はとても大きかったのではないだろうか?
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