日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

変なナショナリズム

2006-06-19 00:18:14 | スポーツ
W杯、クロアチア戦が終わった。
スコア-レスドローと言う結果は、良かったのかどうなのか?それはブラジル戦を待つことにしたい。

毎日新聞のWEBサイトに、サッカーW杯:「日本をなぜ応援しない」 十日町市の“両国応援”に抗議殺到と言う記事があった。

4年前、(日本代表)ベースキャンプ地のボランティアとして活動していた私は、正に「日の丸」や「君が代」、「ニッポンコール」の真っ只中にいた。
でも、「日本のために」などという思いは、まったくなかった。
ただ、「選手たちが最高の状態で、試合に臨めるように」という、気持ちだけだった。
おそらく、日本各地のキャンプ地となったボランティアたちも、同じ気持ちだっただのではないだろうか。
もしかしたら、日本代表よりも様々な交流を繰り広げた他国のキャンプ地の人たちのほうが、その気持ちはもっと強いかも知れない。

事実、カメルーン代表がキャンプをした大分の中津江村の人たちは、老若男女フランス語を覚え、心のこもったおもてなしを繰り広げ話題になった。
同様のことが、十日町でもあったのではないだろうか?
そんなことも知らず、単に「日本の対戦相手」という理由だけで抗議をする、というのはなんとも嫌な雰囲気を感じる。

丁度4年前、急逝した消しゴム版画家・ナンシー関さんが、「W杯が早く終わって欲しい。なんとなく嫌な雰囲気」という内容のことをエッセーに書かれたのを思い出した。
おそらく、この記事を読んで「嫌な雰囲気」と私が感じたことと、4年前ナンシーさんが感じた「嫌な雰囲気」というのは、同じなのかも知れない・・・と感じている。

W杯やオリンピックの時だけ、「君が代」を歌い「日の丸」を打ち振るいながら「ニッポンコール」を、酔狂したかのようにする。するだけではなく、その雰囲気に馴染めない人にまで強要するような雰囲気が、とても嫌なのだ。
それは、最近話題になった「愛国心教育」の強要とも似ているように感じる。

十日町に抗議をした人のうち、どれだけの人がW杯(予選を含)以外で日本代表の試合を見たことがあるのだろう?
その選手たちの日常である、Jリーグの試合を観戦するためにスタジアムへ行っているのだろう?
そんなこともしないで、「W杯だから」という理由だけで、日本の応援を強要するのは、迷惑でしかない。
そう感じるのは、私だけなのだろうか?

勝利の女神に・・・

2006-06-17 22:26:53 | スポーツ
明日、いよいよ日本代表は決勝トーナメント進出をかけクロアチアと対戦する。
オーストラリア戦での戦犯探しのようなものが、既に一部の週刊誌などで目にするようになった。
まだ2戦残っているのだから、今の時点で戦犯探しをする必要はないと思うし、記事内容などを読んでみると、これまで何度も指摘されてきた内容が多い。

今日、日本サッカー協会名誉会長をされている高円宮久子様が、クロアチア・ブラジル戦を観戦されるために、ドイツへと向われた
サッカー協会の名誉会長が、女性と言う国は珍しいと思う。
実は、4年前までは久子様ではなく、高円宮様が名誉会長をされていた。
日韓大会では、皇族代表として開幕セレモニーや開幕試合をご夫婦揃って観戦され、長居で行われたチュニジア戦では試合前に、やはりご夫婦で激励されている。
翌日には、選手が宿泊していたホテルに高円宮様が急遽訪ねられ、選手たちと一緒にバーベキューパーティーにも参加されていた。
ホテルへ向われる前には、突然!日本のメディアセンターを訪れられ代表の担当記者だけではなく、メディアセンターに来ていた多くの代表ファンにも気軽に声をかけていらした(当日、メディアセンターでボランティアをしていた)。
とても、フランクな宮様という印象があった。
残念なことに、同じ年に宮様が急逝されたのだが、宮様の意志を奥様である久子様が受け継いで、現在積極的にサッカー協会の名誉会長として、活躍していらっしゃる。

そして、宮様と久子様が観戦された代表の試合の勝率が高い(ように思う)。
不安材料“てんこもり”な日本代表の、「勝利の女神」となって欲しいものだ。

今回もチケットの販売では、トラブルが起きている。
一般販売よりも、関係者向けのチケットのほうが遥かに多く、そのチケットがダフ屋などに流れているようだ。
先日倒産した、W杯ツアーを企画した会社も出場しない中国関係者からチケットを入手しようとして失敗し(チケットを受け取る前に相当額の前払い金を支払ったようだ)、倒産に追い込まれた。
加盟している全世界のサッカー協会関係者他、スポンサー企業向けのチケットが様々なルートでダフ屋に出回っていたり、空席ができたりしている。
もう少し、上手な運営ができないのだろうか?
確かに、高騰し続けるテレビなどの放映権などの収益で儲かっているから、観戦を楽しみにしているサッカーファンの気持ちを大切にできないのかも知れない。





ブームは去った?-韓流ブーム-

2006-06-16 22:51:20 | トレンド
讀賣新聞のWEBサイトに、「韓国ドラマ商品売れず…NHK連結決算は減収減益」と言う記事があった。

このブログを始めた頃、物凄いヨン様ブームだった。
丁度来日した頃だったと思う。
ヨン様見たさに集まったオバサマたちが、成田や宿泊ホテルに大集結し「冥土の土産」などと言っていた。
ヨン様ファンでもなければ、韓国ドラマファンでもない私からすると、「異様」光景だった。
もちろん「冬のソナタ」他NHKが放映していた、「チャングム宮廷料理人」等も見ていない(タイトルが違っているかも知れません。一度も見たことがないので)。
そのため、何故こんなに人気なのか?不思議でたまらなかった。

その後、ほぼ毎日のように行く近所の書店では「冬ソナ」のガイドブックやストーリーブックなど、まるで大河ドラマの関連書籍を出すようにNHK関連会社が、山のように本を出していた。今は「チャングム」だ。
他にも、郊外にあるミセス向けのファッションや小物を扱っているお店の一角に、いわゆる「韓国俳優の顔うちわ」なども見つけることがあった。
さすがに「顔うちわ」を見た時には、「ジャニーズじゃないんだから・・・」と、脱力したのだが・・・。それでも、そのような商品が店頭に並ぶと言うことは「オバサマのジャニーズ」なのかも知れないなどとも思ったりした。
おそらくジャニーズファンのオバサマからは、「違う!!」と言われるだろうが。

それが、どうやら一息ついたようだ。
これで、テレビCMなどでヨン様をはじめ、韓国の俳優さんたちを見なくてすむ。
最近のテレビCMなどを見ていると、その使われ方に虚しさのようなものを感じていた。
特にロッテのチョコレートのCMなどは・・・タレントの小倉優子さんとのチグハグな掛け合いは、見ているこちらが「可哀想・・・」という気がしていた。
まぁ、それなりの製作意図があってのことだとは思うのだが、それにしてもチグハグさ加減は、ハズシという気がしていた。

NHKは、受信料の義務化などを検討しているようなのだが、関連子会社を含め韓流ブームで、利益があったはずだ。
営業努力をすれば、義務化などしなくても十分経営できるのではないか?
そんな見方もできそうな、記事だ。

そういえば・・・、先日、竹中さんの私的諮問機関が提出したNHK再編案は、「的外れ」だと思った。委員の人たちは本当にラジオ(FMを含む)・テレビ番組を分析したのだろうか?減らすべきチャンネルは、FMではなく地上波と重複内容の多い複数のBSだと思うのだが・・・。NHKにとっては、痛くも痒くもない再編案だったように思う。
そして、ヨン様をはじめ韓流ブームを作った、主役のオバサマたちは今何処?

様変わりする「株主総会」

2006-06-15 20:53:13 | アラカルト
昨日、幕張メッセで「ライブドア」の臨時株主総会があった。
会場が幕張メッセということで、一体どのくらいの個人株主が参加するのか?と思ったのだが、1000名程度だったようだ。
今回の「ライブドア臨時株主総会」は、USENが運営・配信しているインターネットテレビ「GayO」でライブ放映(?)されていた。
「ライブドア」の場合、分割を繰り返すことで個人が比較的購入しやす株価だったこともあり、他の上場企業とは桁違いの個人株主がいた。
だからこそ、臨時株主総会の会場が幕張メッセと言う、巨大?な会場になったのだろう。
反面、個人株主が多いということは「全国各地に株主がいる」ということにもなる。
株主総会のために小口(?)株主が、平日仕事を休んで東京まで行けるだろうか?
交通費はもちろん、株価が急落し、元々無配当だったことを考えると、USENのライブ放映で十分なのかも知れない。

反面、「情報格差」と言うことも、問題になってくるだろう。
今日の毎日新聞のWEBサイトには、カネボウ:営業譲渡の電子公告に株主500人怒り 「入院、HP見られず」と言う記事が、掲載されている。
「入院中でインターネットが使えず、電子公告が見られない」というだけではなく、総ての株主がインターネットが使える環境にあるのか?ということが、疑問なのだ。
日本のインターネット人口は、確かに急速に伸びている。
高齢者を対象とした、パソコン教室なども人気だ。
しかし、そのような人ばかりではない。
「株主総会」や今回の「公告」の基本は、株主総てが企業の経営内容や状況を知り、意見を自由に述べられる場所であるはずなのだ。会社の業績発表会が、株主総会ではないのだ。
その「公平に企業の情報を得、意見が言える」という、情報環境を整えることもこれからの企業には、必要なのでは無いだろうか?

朝日新聞のasahi.comでは、上場企業の個人株主、10年連続で過去最高と言う記事があった。
インターネットというツールを使って、株の売買ができる時代へと移りつつある。
しかし、総ての人が同じではない。
「公平な情報」という点では、企業は株主だけではなく将来の株主やこれまで企業を育ててくれた株主に対して、フェアーでなくてはいけない。
そのような努力も、必要ということだろう。

来週の金曜日あたりが、上場企業の株主総会のラッシュ日だろうか?
今年の株主総会は、次の時代へとなるターニングポイントとなるのだろうか?

お金儲けが上手いのは、日銀総裁?

2006-06-13 21:23:19 | アラカルト
世間的には、W杯日本代表かもしれない。
でも、あえて話題にはしません。
W杯開幕以来、出場国の試合を見るたびに「日本が出場して、本当にいいのだろうか?」という、疑問を持っていたからです。
アジア予選も、なんとなくラッキーチャンスで、突破したような印象がありましたから。

今日の夕方、テレビを見ていたら「日銀総裁、村上ファンドへ1000万円拠出」と言う内容の、ニュースがあった。
思わずテレビに向って「オイオイ」と呟いてしまったのは、私だけではないだろう(?)。

ニュースの内容では、「富士通総研理事の頃に村上氏から出資のお願いをされて、同僚らと共に拠出した」と言うことなのだが、日銀総裁になってからも拠出金を引き上げることなく、そのまま継続をしていたようだ。
その間、日銀はズ~~~~と「0金利政策」をしてきたのだ。
今年になって、「景気が上向いた」ということで緩和される方向へとなってきたが、最初にあげられた対象金利は確か「住宅ローン」だったと思う。
(興味があまりないところなので、間違っているかも知れないが、「住宅ローンの金利引上げ」ということは、「利用者メリットがあるというよりも融資者=銀行など金融機関にメリットがあるだけのことなんじゃ・・・」と、不思議に思っていた。)

日銀総裁は「0金利」なんてまったく関係なく、ファンドで儲けていたんですね。
村上さんが、逮捕される前の記者会見では「物凄く儲けさせれもらった。その分還元してきた」と言っていましたから、きっと「物凄く還元してもらった」はず。

村上さんのことを「ハゲタカファンドの回し者」のように言われ続けてきましたが、「ハゲタカ」の幾人かは、日本経済に大きく関わる人物だった訳です。
オリックスの宮内さん然り、日銀総裁の福井さん然り。

日経の記事では、「私だけが抜けるというのが適当かどうかという仲間内の意識もあった」と言うコメントがありましたが、職務としての責任よりもお友達のほうが大切だった、と言うことも分かりました。
日本の経済を、一部のお友達感覚をもった人たちが動かしているとしたら、日本の債務は減りそうもないし、お友達になれない庶民の生活感覚も分からないだろうな・・・。

遅くなりましたが、エントリ「謝らない」という戦術にトラックバックを下さった、Star Prince JUGEMの「星の王子様」ありがとうございました。
昨日の記者会見などを見ていても、シンドラー社は強気ですね。
日本での市場からの反発を、どう見ているのか?
 

「謝らない」という戦術

2006-06-11 10:42:46 | 徒然
男子高校生が、エレベーターの誤作動で亡くなった事件から1週間くらい経っただろうか?
その間、事故を起こしたエレベーターメーカーでの事故が、いくつも発覚している。
その多くが、学校などの公共施設や公団住宅などに設置されていることが分かってきた。
その理由が、日本のメーカーよりも安いということのようだ。
昨年11月に発覚した耐震偽装問題で、マンションを販売した会社社長は「経済設計(=安く建てる)のどこが悪い!!」と、開き直ったような発言をしていた。
一連の問題マンションやビジネスホテルのエレベーターは、今回事故を起こした「シンドラー社」製を使っていなかったのか?と、心配になった。
とにかく、他社に比べ安いのだから「経済設計」にはもってこいの、製品だと思われるからだ。

事故とは別に、製造会社の日本支社をはじめスイス本社の社長まで一貫して「謝罪」をしていないことが、日本の生活者に不快感を与えている。
でも、「欧米の企業が事故時点で謝罪する」というのを、私は見たことがないようにおもうのだが・・・。
何も欧米だけではなく、お隣の「俺様真ん中主義」の大国も自分の非を認めるよりも、相手の不備・不手際などを突いて「謝らない」という印象がある。
おそらく「(自分達の国か国際的な)法律で裁判をして、負けたら謝る」ということ、なのだろう。

「謝罪=非を認めること」は、法廷戦術として最初から負けるというを意味していて、それが企業(や国)に損益を与えると考えているのだろう。
であれば、このような相手にどうすればいいのか?
やはり日本だけではなく、世界を味方につけ「あなた達の間違い」をデータや第三者的視点を突きつけることだと思う。
ただ、ビジネスの現場では「クレーム処理は、顧客満足に影響を与える」と言うのは、常識。
「私のミスではありません」という態度でいれば、市場=生活者から嫌われるだけのこと。
次へのビジネスチャンスも、内的イノベーションを起こす機会も失うだけなのだ。

そういえば・・・「謝らない」という点では、フランス大会以降チケット販売でトラブルを起こすFIFAも、謝らない組織ですね。
そもそも、一般発売よりも関係者チケットの枚数のほうが多いというのが、問題なんだと思うんだけど・・・。

対戦国を食う?

2006-06-10 22:33:23 | トレンド
「萌~え」(正しくは「萌え~」)のエントリにコメントを下さった、「兵庫県の・・・」さんありがとうございました。
以前の「秋葉」と今の「アキバ」は、似て非なる所へと変化しているのかも知れませんね。
10数年前まで、頻繁に東京出張で「秋葉」を通過していたのですが、その時は「小さなラジオ店(ラジオ部品などを販売しているお店)」の集合地という印象だったのですが、先日行った「アキバ」は、随分と違う印象になっていました。
「オタク」と言っても、一昔前のような「一括りされたイメージ」から、多様性のある存在になっていました。
「彼らの世界を理解できなくても、その存在を文化として受け入れられること」が、「日本の多様性文化」の良さなのかも知れません。

昨夜開幕したW杯。
約一ヶ月(と言うよりも、日本が敗退が決まるまでか?)、スポーツニュースの中心はW杯になるだろう。
まぁ、世界最大のスポーツイベントなのだから仕方ないのだが。
「この機会に」というわけではないだろうが、食品業界では今「ドイツブーム」らしい。

カルビーは「ジャーマンポテト味」と言うポテトスナック菓子を出している。
ハウスも同じく「ジャーマンポテト」と「フランクフルト」というポテトスナック(商品名「オーザック」)を期間限定で発売している。
他にも、コンビニエンスストアーなどで、見つけることができるだろう。
毎日新聞のWEBサイトでは、サッカー:ドイツW杯 ドイツの味を用意して、いざ観戦という記事で、美味しいドイツ料理とビールを紹介している。
これらの中で一番力が入った企画をした(?)のは、ミツカンかもしれない。

HPで臨時調査として、サッカー強豪国は、お酢の大量消費国!?お酢の種類から「プレー酢タイル」分析(注意PDFファイル)を発表している。
「プレースタイル」と「プレー酢タイル」というオヤジ系駄洒落はともかく、「酢」という特定食品から生活スタイルをリサーチすると言うのは、マーケティングとしては面白い着眼点だと思う。
「こじつけ分析」のようなところもあるのだが・・・まぁ、W杯便乗企画ということで、あまりシリアスにならず楽しんで読める調査内容だ。
テレビ観戦予定の日本代表サポーターの方は、対戦国の代表的「お酢料理(レシピつき)」で「相手を食って」みてはいかがだろう。

ダイエットに近道はない!

2006-06-09 22:15:04 | ライフスタイル
昨日の「iPodが変える音楽ビジネス」について、コメントをくださった「ひろさん」ありがとうございました。
「レコート会社」ではなく、「音楽レーベル」という事業形態に音楽ビジネスの主体が変わっていくのかも知れない・・・という、気がしますね。
ご指摘のあった「CDジャケットを飾る」というニーズは、これからもあると思います。
と言うのは、CDが一般化しレコードの生産中止が決まった時でも、ジャニーズのレコードだけは、なかなか生産中止にはならなかった、という過去の事例があります。
理由は・・・「自分の好きなジャニーズの写真が小さくなるのが嫌」ということでしたから。
レコードやCDジャケットは、単体としてもアーティスティックで、音楽以外でのアーティストの表現ツールですからね。
そういう、意味でもPCダウンロードが一般化と言うのは、寂しいと言う気がします。
「萌~え」系アイドルについて、コメントを下さった「popoco」さん、ありがとうございます。
「萌え~」が、正しい表記だと言うのは・・・マーケターとしては恥ずかしい限り。
なかなか深い考察をされていて、参考になりました。
私が「おばさん」だからではなく、その対象物に対しての「偏愛度」によってその感覚が分かるか分からないかの境目だと言うのは、とても分かりやすい説明でした。

一ヶ月くらい前だろうか?テレビ番組で「白いんげんダイエット」が、話題になった。
ただ、このダイエット話題になった理由は、「番組で紹介された方法で、白いんげんを食べたら、体調不調を訴える人が続出」という、番組的にはありがたくない話題だった。
拙ブログでも、エントリさせていただいた。
そして今日の毎日新聞WEBサイトに、最終的な結論らしき記事が掲載されていた。

私にとって「白いんげん」とは、白餡の素材と言う程度であまり口にすることがない。
というか、煮豆が苦手なのだ。
どうも、ご飯にあの甘さが・・・個人的な好みの問題なのだが、あまり積極的に食卓の一品として登場することがない。
ただ、テレビ番組で様々なダイエット法が紹介されるたびに、そのダイエット法が注目を浴び、多くの人がチャレンジする。
そしてそれは「サプリメント」にも、影響される。
実際、この「白いんげんダイエット」がテレビ放映されてしばらくしたら、「白いんげんの粉末」なる商品がネットに登場している。
白いんげんから、ダイエット成分を抽出したサプリメントもあるようだが、決してそのような商品だけでもなさそうなのだ。
最近では、「サプリメントアドバイザー」という仕事まであるようだ。

「話題に便乗して何が悪い」といわれれば、それまでなのだがマーケティングと言う仕事をしている立場としてはやや疑問を呈したい。
まぁ、「ダイエットには近道はない」ということだろう。
それは、仕事でもいえることなのだが・・・。

iPodが変える、音楽ビジネス

2006-06-08 22:48:57 | トレンド
昨日のエントリ「萌~え」系アイドルにコメントを下さった、やんさん、某学生さん、ありがとうございました。
「萌~え」と言う表現ではなく「萌え~」が正しい、表記なのですね。
ありがとうございます。
そして、「秋葉エリア=メイドカフェ&萌え~」と言うのは、ある意味メディアが作り上げた「観光スポット」ということなのですね。
「AKB48」は、「公開アイドル養成クラス+発表会」のような位置付けなのでしょうか?
まぁ、新しいアイドルの作り方と言うよりも、昔ながらの作り方ということでしょう。

今日のフジサンケイビジネスのWEBサイトに、「東芝EMIが4割のリストラ」と言う内容の記事があった。
「東芝EMI」と聞いて「ピン!!」とくる人は、40代以上の洋楽ファン位だろう。
かく言う私もこの記事を読んで「エ!?」と、思ってしまったくらいの古い洋楽ファンだ。
もしくは、筋金入りのユーミンファンか?

40代以上の音楽ファンにとって、「レコードを買う」ということはとても大切なことだった。
それは、「音楽=アーティストの思考を買う」くらいの意味が、あったように思う。
お若い方たちからは「何を大袈裟な・・・」と、呆れられることは重々承知。
ただ、当時はレコードかFMラジオ、もしくは「FEN」と呼ばれた日本駐在の米軍放送が、数少ない音楽ソースだった。
「音楽を視聴する」こと自体、大変だったと言う気がする。
75年ごろになると、「レンタルレコード店」が登場し、音楽を聴くことがやや気軽なことへと変化したようだが、「音楽ファン」を自認している人にとっては「レンタルなんて、アーティストに失礼!」というような、感覚があったように思う。
実は私も、レンタルレコード店に入ったことがない。

時代は流れ・・・今ではPCで自由に楽しめるようになってきた。
そしてiPodなどの携帯音楽プレーヤーの普及に伴い、レコード→カセット(でダビング)→CD→MDと、ハードも視聴スタイルも変わってきた。
おそらくこれからは、CDやMDで新譜をリリースするのではなく、PCでダウンロードリリースということになるだろう。
だから、不特定多数の人たちに自分達の音楽を知ってもらう手段として、CMやテレビ番組などとのジョイントが、重要になっていくのでは?と想像してしまう。
だから、東芝EMIは記事中にあるように「音楽製作」に力をいれるのは、時代の変化・生活スタイルの変化による「必然」なのかも知れない。

70年代の音楽を聴くと、鮮やかに、その時代の匂や映像と言うモノを「五感で感じる」のだが・・・PCでダウンロードされた音楽に、そのような「付加」的要素がどれだけあるのか疑問だ。
だから、私はアナログチックなレコードに詰め込まれた思い出や時代感は、簡単に捨てられそうもない。

「萌~え」系アイドル?-「AKB48」-

2006-06-07 22:00:54 | トレンド
エントリ「村上氏の夢」にコメント及びトラックバックを下さった、佐藤秀の徒然・・・の佐藤秀さんありがとうございました。
この事件については、日々新しい情報が出てきます。
今しばらく、状況を見てみたいですね。
そして「破綻するFIFAビジネス」にコメントを下さった「学生かたやま学生」さん、ありがとうございました。
FIFAが、商業主義となるのが良い悪いと言うのではなく、その権力を振りかざすことで、サッカービジネスそのものがサッカーを潰す可能性があるということです。
このことは、後日もう少し詳しくエントリしたいと思います。

テレビをボンヤリ見ていて、「あら?」というテレビCMに出くわした。
「AKB48」というアイドル集団の、デビューCDリリースのテレビCMだ。
このテレビCMを見て初めて「萌~え」と言う、言葉のニュアンスが分かった。
「おばさん」といわれれば、それまでなのだが・・・(爆)。
ただ・・・「おばさん」には、20年以上前の「おニャンコクラブ」を思い出させる程度で、新鮮さが感じられないのだ。
まぁ、20年前に生まれていなさそうなお嬢さんたちが集まって、「おニャンコクラブ」をプロデュースしていた秋元康氏が今回もプロジェクトの中心なのだから、似ていて当然なのかも知れない。

この「AKB48」が、秋葉という限定地域から生まれたアイドルなら、「おニャンコクラブ」は、フジテレビが作り出したアイドル。
「アイドル集団から、視聴者がそれぞれお気に入りのアイドルを応援する」という、手法も同じ。
それは「モーニング娘」も同じだろう。
やはり、このような「自分が、アイドルを創る」という感覚は、いつの時代でも受けるのかも知れない。
それが、テレビよりももっと自分に身近な「秋葉」という地域であれば、その感覚はより一層強いだろう。
そこがこのような、集団アイドルの魅力なのだろう。

「おばさん」としては、「はぁ~・・・」と言う感じでしかないんですけど。
「萌~え」と言う感覚は、男性特有のものなのでしょうか?
それとも、ジャニーズJr.などにも「萌~え」と言う感覚を、女性は持つのでしょうか?
どちらも興味がないので・・・、分かる方教えてください。