日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

お金儲けが上手いのは、日銀総裁?

2006-06-13 21:23:19 | アラカルト
世間的には、W杯日本代表かもしれない。
でも、あえて話題にはしません。
W杯開幕以来、出場国の試合を見るたびに「日本が出場して、本当にいいのだろうか?」という、疑問を持っていたからです。
アジア予選も、なんとなくラッキーチャンスで、突破したような印象がありましたから。

今日の夕方、テレビを見ていたら「日銀総裁、村上ファンドへ1000万円拠出」と言う内容の、ニュースがあった。
思わずテレビに向って「オイオイ」と呟いてしまったのは、私だけではないだろう(?)。

ニュースの内容では、「富士通総研理事の頃に村上氏から出資のお願いをされて、同僚らと共に拠出した」と言うことなのだが、日銀総裁になってからも拠出金を引き上げることなく、そのまま継続をしていたようだ。
その間、日銀はズ~~~~と「0金利政策」をしてきたのだ。
今年になって、「景気が上向いた」ということで緩和される方向へとなってきたが、最初にあげられた対象金利は確か「住宅ローン」だったと思う。
(興味があまりないところなので、間違っているかも知れないが、「住宅ローンの金利引上げ」ということは、「利用者メリットがあるというよりも融資者=銀行など金融機関にメリットがあるだけのことなんじゃ・・・」と、不思議に思っていた。)

日銀総裁は「0金利」なんてまったく関係なく、ファンドで儲けていたんですね。
村上さんが、逮捕される前の記者会見では「物凄く儲けさせれもらった。その分還元してきた」と言っていましたから、きっと「物凄く還元してもらった」はず。

村上さんのことを「ハゲタカファンドの回し者」のように言われ続けてきましたが、「ハゲタカ」の幾人かは、日本経済に大きく関わる人物だった訳です。
オリックスの宮内さん然り、日銀総裁の福井さん然り。

日経の記事では、「私だけが抜けるというのが適当かどうかという仲間内の意識もあった」と言うコメントがありましたが、職務としての責任よりもお友達のほうが大切だった、と言うことも分かりました。
日本の経済を、一部のお友達感覚をもった人たちが動かしているとしたら、日本の債務は減りそうもないし、お友達になれない庶民の生活感覚も分からないだろうな・・・。

遅くなりましたが、エントリ「謝らない」という戦術にトラックバックを下さった、Star Prince JUGEMの「星の王子様」ありがとうございました。
昨日の記者会見などを見ていても、シンドラー社は強気ですね。
日本での市場からの反発を、どう見ているのか?