日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

新しい市場となるか?「白コーヒー飲料」

2011-05-19 11:40:11 | ビジネス
お昼にドラッグストアーに寄った。
飲料水のコーナーを見ていたら、見かけない商品があった。
それがアサヒ飲料の、「ワンダホワイトコーヒー」だった。
一見すると「カルピス」などの、「乳酸飲料」のように見える。
パッケージも「プレミアムカルピス」と似ているような気がする。
しかし、味は「コーヒー」というコトらしい。
興味はあったのだが、何となく買う気になれず。

10年以上前、実家近くの温泉施設で「ホワイトコーヒー」なる缶コーヒーを飲んだことがある。
ブランドはすっかり忘れてしまったのだが、「ホワイトコーヒー」という名前に釣られて、自販機で買った記憶がある。
で、肝心の味だが・・・忘れた。
「忘れた」と言うコトは、多分それまで飲んだコトのある「缶コーヒー」の味だったのだろう。

気になっていろいろ調べてみると、過去「ホワイトコーヒー」というネーミングで売られた缶飲料やペットボトル飲料が、いくつかあったようだ。
しかし残念ながら、「定番商品」とはならず、市場から消えていったようだ。

実は、この冬「ホワイトコーヒー」ならぬ「白ココア」という商品が、売られていたのをご存知だろうか?
発売元はネスレ。
パッケージなどを読むと「ホワイトチョコのココア版」という感じだ。
ただ残念なことに、我が家の近くのスーパーなどでは、相当の値引き商品となってしまっていると言う事実がある。
もちろん、「ココアの季節」では無いというのも値引き理由の一つだと思うが、やはり「ココアのイメージ」では無いという点があるのでは。
いくら「ホワイトチョコドリンク」だといっても、「ココア」とネーミングされていると、商品イメージとしてはココアの色(=こげ茶色)を思い浮かべてしまう。
「既存のイメージ」とのギャップがありすぎることが、残念な値引き状態になってしまっているのような気がする。

同様に「白コーヒー」といわれても、味覚のイメージがつきにくい。
興味はそそられるが、実際手にとって購入する、と言うトコロまでが難しい商品のような気がする。
これまで発売された「ホワイトコーヒー」がどれだけ認知されるのだろ。
その意味で興味がある商品だ。

追記
コメントを下さったmayumiさんの「ホワイトカレー」について。
実は、我が家の近所のスーパーでは「北海道ポテトホワイトカレー」と言う商品が販売されている。
商品を見ると「北海道」に特化したポテトチップスのようで、北海道では「ホワイトカレー」が通常のカレーや以前話題になった「スープカレー」同様、一般的なのかも知れない。



都市部ほどエネルギーリスクが高い?

2011-05-18 12:17:51 | アラカルト
東京電力「福島第一原子力発電所事故」以来、様々な「電力エネルギー源」が見直され、考えられるようになってきた。
その中でも「自然エネルギー」に対しての注目度は、一番だろう。
実際、震災以降家電量販店の「家庭用ソーラーパネル売り場」で、説明を聞く人が増えていると言う。

震災以前の「家庭用ソーラーパネル」のセールスポイントは、「売電ができます」だったのだが、今では「もし万が一、電力不足に陥ったとしても自家発電装置があれば、何とか凌げる」というコトなのだろう。

他にも、「マイクロ水力発電(=「小規模水力発電」)」や「地熱発電」などが挙げられている。
そんな中、浜岡原子力発電所が停止した静岡県では「温泉発電」の事業化を考えていると言う。
「温泉発電」実用化へ調査 本年度、県が伊豆4地点で(紹介記事は中日新聞・静岡版 ちなみに、伊豆は東京電力管内)。

この「温泉発電」自体は、「地熱発電」よりも小規模施設が可能で、地熱発電で問題になる温泉施設とのトラブルも避けられるようだ。
調べてみると、九州電力管内で既に1基稼動しているようだ。

そうやって見てみると、今注目されている「自然エネルギー」を作り出す場所の多くが、地方にあると言うコトに気づく。
「自然エネルギー」と一対のようにいわれる「スマート・グリッド」と言う考え方をすると、地方の方が「自然豊かでエネルギーも豊か」と言うコトになる。
言い換えれば、「都市化すればするほど、エネルギーリスクが高まる」というコトになるのではないだろうか?
都市部の高層ビル総ての窓に、ソーラー発電が可能なフィルムを貼り付けるとか、「ゲリラ豪雨」に対応するために進められている、巨大な地下貯水池を利用した水力発電で、ある程度の東京都内の電力を賄うと言う方法ができれば少しは、リスクは減るのかも知れない。
それでも、都市部の電力需要と供給のバランスが取れるとは思えない。

となれば、やはり都市部で暮らすためには、常に「エネルギーリスク」を覚悟しなくてはならない、と言うコトになる。
「個人の暮らし方」だけではなく、「企業の暮らしぶり」も考える時代が来たのかも知れない。

原点に返る夏

2011-05-17 11:49:27 | ライフスタイル
ここ名古屋でも「節電の夏」が確実になってきた。
おそらく、全国各地が「節電の夏」になるのでは?
そんな中、新聞のテレビ欄を見ていたら「どうなる、ライトアップ」というタイトルを見かけた。

私自身、至る所で行われている「ライトアップ」そのものに、どんな意味と目的があるのだろう?と、不思議でならない。
確かに(名古屋の場合)テレビ塔や名古屋城がライトアップされていると華やかだし、街が明るい感じがする。
だが、ライトアップをして狙っている効果とは、なんだろう?と、考えてしまうのだ。
道行く人は、そのライトアップをどれだけ見ているのだろう?
そして、観光に結びついているのか?・・・その効果の程がわからない。

一方では、全国で行われていた「花火大会」が中止になりつつある。
その理由の一つは「東日本大震災」に対する「自粛」というコトと、もう一つは花火大会のスポンサーがなかなか見つからないと言う点があるようだ。
「東日本大震災に対しての自粛」にかこつけた、経費削減のためのスポンサー辞退ということもあるような気がしている。
ローカルな話題で申し訳ないのだが、7月末に行われていた「全国選抜長良川花火大会(中日新聞主催)」と、8月初めに行われていた「長良川全国花火大会(岐阜新聞主催)」が「東日本大震災」を理由に次々と中止を発表している。

しかし、本来の夏の行事と言うのは、決して華やかな一面だけではなかったのでは?
例えば、京都の「祇園祭」は、疫病を追い払う為の「御霊会」がはじまりだったと思う。
他にも、長崎の「精霊流し」や東北の「ねぶた」なども、「盂蘭盆会」の行事の一つだったはずだ。
今では、華やかで壮大なお祭りであってもその原点となっているのは、亡くなった方々への鎮魂の思いだ。
とすれば、日本全国で行われていた花火大会のいくつかは、そんな意味も込められていたのでは?
その原点を知れば、単に「震災だから自粛」と言うコトには、ならないと思うのだ。

元々花火大会で使われる花火を作っている企業と言うのは、家内的な規模でしかなく、花火大会がなくなるコトで、経済的な打撃が大きいトコロばかりなのだ。
そのことを考えれば、花火大会を中止するよりライトアップを取り止めるほうが、遥かにプラス要因が多いと思うのだ。

「様々な行事の原点を知り、楽しくこの夏を過ごす」と言う、柔軟な発想と気持ちの提案が大切なのだと思う。




「想定外」だけだったのか?

2011-05-16 07:44:22 | ビジネス
東京電力の「福島第一原子力発電所事故」の状況が、次々と明らかになってきた。
その中でも、昨日東京電力が発表した1号機で起きていた「メルトダウン」については、これまで以上の大事故に発展しなかったことに安堵した。

詳細については、新聞やテレビなどの報道で確認された方も多いと思う。
驚くのは、津波が発生し予備電源がつかえなくなってから、さほど時間が経たない間で「メルトダウン」が始まっていたと言うことだ。
これまで東京電力では、「津波によって予備電源が使えず」というコトを度々言ってきた。
その意味では、「予備電源が使えなかったことが、メルトダウンを招いた」と言うことになるだろう。

問題は、その予備電源が使えなかった理由だろう。
本当に「想定外」だったのだろうか?
むしろ、「この程度の用意をしておけば、大丈夫だろう」という、甘い見込みの思い込みだったのでは?
その「この程度」が、東京電力の「想定外」以上の事故を引き起こしたのでは?

それにしても、まるで後出しジャンケンのように地震発生直後に起こったと思われる情報が次々と出てくるのは、どうしてだろうか?
確かに今回の地震と津波は、想像以上のものだった。
「地震や津波発生直後に、総ての状況を把握するコトは難しかった」といわれれば、納得がいくのだが、既に発生から2ヶ月以上の時間が過ぎている。
ロボットによる建屋内の被災状況が公開されてからも、随分時間が経ったような気がする。
「時間が経ったから、わかった」というコトだとしても、今の情報公開のやり方では、ますます不信感を募らせるばかりなのではないだろうか。

このような方法で情報を公開するのであれば、事実を公開するだけではなく、対策・対処法を一緒に発表しなくては意味がない。
それが「危機管理」というモノだと思うのだが、違うのだろうか。
これまでの東京電力をはじめ安全保安院、政府発表などは、相当遅くなってから事実だけを発表し、メディアや情報の受け手となる被災者や生活者にその判断を任せてきた。
その結果として起きた「風評被害」というモノもあったのでは?

「メルトダウンを起こした原因を作ったのは想定外」だったのか?
「甘い見込み違い」だったのでは?
その後の対策・対処法ができない、と言うのは「想定外」ではないと思うのだ。







最近、一番驚いたコト

2011-05-14 20:42:24 | 徒然
最近、余り驚くと言うことが無くなってきたように感じていた。
それだけ、年をとったと言うコトなのだと、自分で納得をしていた。
が、それでも驚くことがあった。

それは、東京電力の役員報酬額。
今回の「福島第一原子力発電所事故」により、東京電力は大胆なリストラを迫られている。
事故の甚大さだけではなく、放射能汚染による様々な風評被害を考えれば、その補償を捻出するためにもリストラの敢行は当然だと思う。
思うのだが、報じられているリストラ策を読むと「世間では、それをリストラとは呼ばない」という気になってくる。

特に、役員報酬についてはこれまでの半分にすると言うコトだったのだが、その額が・・・。
会長及び社長の半分の報酬額が3600万円/年って・・・これまで7200万円/年だったと言うコトです。
公共性の高い=ライバル企業がいないからなのか?他の大手企業の役員報酬よりも、随分と多いような気がする。
実際、トヨタや大手銀行の役員さんたちがどれほどの役員報酬を貰っているのかは知らないが、年間7200万円という額は、群を抜いて多いのでは?

これがリストラ策の一環と言われても、「世間では、それをリストラとは呼ばない」と言う指摘がされても当然だろうし、「福島第一原子力発電所事故」によって避難生活を余儀なくされている方々からすれば、納得できるモノでは無いだろう。

それだけではなく、役員報酬がこれだけ高いということになれば、一般社員もそれなりの額の給与を貰っているのでは?と、想像してしまうのだ。
この危機的な状況で懸命に作業をされている下請け会社や関連会社の方々が、そのような額の給与を頂いているのであれば、問題は無いと思うのだが、往々にして下請けや関連会社の方々の給与と言うのは、相当抑えられたモノとなっているのが常だろう。

現在の清水社長は、「コストカッター」の異名を持ち、その「コストカット」の実績で社長にまで登りつめたという話を聞いたことがある。
しかしながら、コストカットに熱心だったのはご自分たちの給与や役員報酬ではなく、どうやらまったく違ったトコロだったようだ。
「まず隗より始めよ」という言葉があるが、どうやらこの言葉は東京電力役員さんたちには通じないようだ。

企業が試されるのは、これから

2011-05-13 20:09:18 | ビジネス
「東日本大震災」発生から2ヶ月が過ぎ、今だ行方不明者の捜索は続くものの被災地では「復興」に向けての動きが活発になってきたように感じる。
実際ニュースなどを見ていても、被災地の方々が前を向きゆっくりではあるが以前の生活を取り戻したいと言う気持ちを口にされるようになってきている。
とはいうものの、あれだけの震災だ。
そう簡単には、復興とはならないだろう。

震災直後の「自粛ムード」も、GW明け頃から薄らぎはじめたような気がする。
消費意欲と言うよりも「被災地応援型消費」が、当たり前のようになり、それが消費行動を後押ししているような感じがしている。

ところで、企業はどうなのだろう?と、考えてみた。
「この夏の「節電対策」が、経済界に及ぼす影響は大きい」と懸念する声ばかりが聞こえるのだが、むしろ、この「エネルギー転換期」をプラスへと発想を変えるコトのほうが重要だと考えている。
それだけではなく、現在生活者+小売業などが中心となっている「被災地復興型経済活動」が、製造業などへ波及していかなくては、なかなか難しいと言う気がしている。
むしろ、日本の経済を支えている製造業が試されるのは、これからなのでは?

そんなコトを考えながら、書店の通販カタログのコーナーを見ていたらあるカタログに目が止まった。
神戸に本社がある「フェリシモ」だ。
女性なら知っている方も多いと思うのだが、この「フェリシモ」の通販と言うのは、いわゆる「頒布会」。
毎月注文したモノが、送られてくる。
その点では、他の通販会社と大きく違うトコロなのだが、もっと違う点がある。
それは、「フェアトレード」を他社よりも早くから取り扱いを始めたり、「阪神淡路大震災」直後には「神戸応援商品」を継続的に掲載・販売をしていたのだった。
この「神戸応援商品」に付いては、神戸出身もしくは神戸で活躍している若手デザイナーさんを起用して、バッグなどのオリジナル商品を製作・販売していた。
その期間も随分と長かったような記憶がある。
それだけではなく、「1000万人で未来を変える!」とプログラムがあり、「神戸学校」と言う公開セミナーや、様々な募金活動、会員参加型の「1000万人で未来を変える!夢プロジェクト」を展開し、事業に繋げている。
会員=消費者を巻き込んで、社会活動を積極的にしていると言う点で、ユニークな企業なのだ。

「通販だからできた」と言うのでは無い。
「フェリシモ」と言う企業の、考えや行動にこれからのヒントがあるのでは?と言うコトなのだ。
被災地の雇用からモノづくりサポート、そして流通・販売にいたるまでのプロセスを考えた、企業行動が大切なのだ。
「復興」という言葉を口にするコトは簡単だが、実際に行うとなると物凄いパワーと継続性が必要となる。

「被災地応援型消費」だけでは、限度がある。
だからこそ、製造業を中心とした企業のこれからのビジョンや行動が大切なのだ。

B級グルメの次は、ハンバーガー?

2011-05-12 11:45:27 | ビジネス
昨日、実家から戻ってきた。
私が実家を出発したのが、お昼前だったため雨による通行止めにあうことも無く、無事帰ってこられた。
それにしても、太平洋側の西日本を中心に雨による被害が随分と出ているようだ。
どうか、お気をつけ下さい。

さて、拙ブログでも何度か書かせて頂いているのだが、私が実家に帰省するとき利用するのが、高速バス。
大阪・難波から直行バスがあるので、新幹線⇒在来線と言うルートよりも便利なのだ。
便利と言うだけではなく、一つのお楽しみもある。
それが休憩パーキングエリアで貰う、ネクスコ西日本が出しているフリーペーパー。
サービスエリアやパーキングエリアなどのグルメ情報や、チョッとしたお土産情報などが掲載されている。
そんなフリーペーパーを眺めていたら、「ご当地バーガーMAP」があった。

ハンバーガーが日本に来て40年くらい経つだろうか?
佐世保のように、米軍基地がある所ではもっと前から食べられていたかも知れない。
その間に、日本のハンバーガーはイロイロな変化と進化を遂げてきた。
その一つが、「照り焼き」だろう。
「照り焼き」と言う日本独特の味付けが、登場したことでハンバーガーという食べ物は、日本の食べ物として認知されたのでは?と、個人的には考えている。
他にも「ライスバーガー」のように、バンズの代わりにご飯を使うことで、より日本的になったように思う。
そして、数年前からは「佐世保バーガー」に代表される「ご当地バーガー」が登場し始め、話題と人気を集めるようになってきた。

そこに注目して企画されたのが、「ご当地バーガーコンテスト」だったようだ。
そしてこのMAPを眺めていて気が付くのが、各地のサービスエリアやパーキングエリアにある、豊かな食材だ。
一つの県の中であっても、様々なブランド農畜産品がある。
それらのブランド農畜産品を、育てるためにもこのようなコンテストが有効なのだろうし、B級グルメとは違う話題性や手軽さを意識しているように思える。

「地域地域でイロイロな発想の違いがあるのだな~」と感心するハンバーガーから、「それって、アリですか?」と言うハンバーガーまである。
吹田SAの「お好み焼きバーガー(バンズにお好み焼きが挟まっている)」、素麺の有名ブランド「揖保の糸」を挟んだ「「赤とんぼたつのバーガー」、真っ白い生地に黒豆を練り込んだバンズを使った勝央SAの「黒豆ホルモンコロッケバーガー」などのインパクトの強さ、ビジュアルの凄さに、驚いたりしながら「B級グルメの次は、ご当地バーガーかも?」と感じながらバスの乗車時間を楽しく過ごしたのだった。

新しいエネルギー企業に変わるチャンス

2011-05-07 08:40:36 | ビジネス
やや唐突感がある、菅総理の「中部電力浜岡原子力発電所停止要請」があった。
GW直前の4月28日に、中部電力では現在点検のため停止している3号機を、7月に再開させたいと言う意向を発表していたコトを考えると、今がタイミングだったのかも知れない。

このまま、ズルズルと時間が過ぎてしまえば7月の運転再開は確実になるだろうし、何より、これまでの「安心・安全神話」が崩れてしまった原子力発電所は、今の政府にとって「原発」は余りにも財政的な面だけではなく、国際的信用度などを含めあらゆる面でリスクが高すぎる事業となってしまったのだ。
そのリスクを少しでも減らすことを考えると、様々な面で問題が指摘され、電力供給地域内での「反原発運動」の機運が高まりつつあり、尚且つ電力会社として保有が少ない中部電力の「浜岡原子力発電所」が、停止要請の先陣(?)となるのは、当然のような気がする。

おそらく中電側としては「運転再開の道」を模索し、政府に働きかけると言うことになると思う。
しかし、それができるようになるのは「東京電力・福島第一原子力発電所」の問題総てが、終ってからだろう。
それは単に、原子力発電所の事故の収束と言うだけではなく、風評被害を含めた補償の支払い、作業従事者及び周辺住民への健康問題などが解決してから、と言うコトになるのでは?
中電側は、それくらい難しい「運転再開」と言う考えが必要なのだと思う。

とすれば、この機会に「新しいエネルギー企業へ変わる」と言うことを、考えるべきなのでは?
「脱原発」と言ったとき、自然エネルギーへの転換と言うコトばかりが言われているが、もっと違った電力資源を探し・研究・開発に取り組むことで、世界をリードする「エネルギー企業」となるのでは?
これまでのように、送電線を張り巡らすようなエネルギー供給が、本当にベストなのか?
「スマートグリッド」発想で、地域ごとでの創出エネルギーはできないか?等など、まったく違った新しい視点や発想での「エネルギー創出企業」への転換を積極的に取り組むチャンスだと考えるくらいの、事業転換が必要だと思う。

中部電力管内に住んでいる私としては、「これまで以上の節電を心がける」しかない。
と言っても、我が家にはエアコンも無ければ扇風機も無い。
とすれば、テレビのスイッチを消すことくらいだろうか?

お知らせ
独居老人状態の父の様子伺いのため、来週末くらいまでブログをお休みさせていただきます。
     



ユニクロさま、お願いがあります

2011-05-06 15:29:01 | アラカルト
暦の上では、今日から「夏が始まる」らしい。
と言っても、今年は例年に比べ「夏らしさ」を余り感じることが無い。
一つは、「東日本大震災」によるある種の「虚無感」がある。
もう一つは、いまいちパッとしないお天気だ。
今月に入って、春の迷惑な風物詩(?)黄砂が大量に飛散したり、肌寒い日があったり。
節電を兼ねた「COOL biz(今年は「節電biz」と言うらしい)」も、チョッと出鼻を挫かれた感がある。

そんな今年だが、毎年この時期になると登場するモノの一つにユニクロの「Tシャツ(UT)」がある。
毎年何かと話題になるのだが、今年は例年に比べ話題が余り無いような気がしている。
それでも、恒例となった「企業コラボTシャツ」は健在で、今年はどれだけの企業が登場するのだろう?と、チラシを見ながらチョッと楽しみにしている。

そんな「企業コラボTシャツ」のチラシを見ながら、フッと思い浮かんだことがある。
それは、東北地方を中心とした企業・老舗商店などとの「コラボTシャツ」だ。
日本全国には、地元でしか知られていない老舗商店や企業がたくさんあるはずだ。
そんな企業や商店は、手広く儲けるというよりも地道に地元で愛されつづけることで、「老舗」となりえたと思う。
思うのだが、今回のような震災で多くのものを失ってしまった。
おそらく事業再建のための事業資金を集めることも大変なのでは?

であれば、ユニクロが展開している「企業コラボTシャツ」などで、「企業を売る」と言う方法もあるのでは?
案外地方の老舗商店の看板や商標ロゴなどは、大胆且つモダンだったりする。
「頑張れ東北」と言った「ガンバリズム」のTシャツではなく、被災企業・商店が元々持っている優れたデザイン性の看板やロゴを、夏の必須アイティム・Tシャツにプリントと言うおしゃれな方法もあるような気がする。

「売上金の一部を義援金として寄付する」と言う方法は、多くの企業やお店が実施している。
ユニクロの柳井会長は、震災直後に10億円という寄付を申し出、その後も積極的に販売を通した義援金のお願いをしている。
であれば、折角ユニークで毎年の恒例となり(おそらくファンもいるであろう)「企業コラボTシャツ」を上手に使って欲しいのだ。

無理なお願いでしょうか?ユニクロの柳井さん・・・。



食の危機管理

2011-05-04 12:55:36 | 徒然
このGWに、家族で回転寿司や焼肉店で・・・というご家庭も多いだろう。
そんな時に、安価な焼肉店のユッケを食べた子供が亡くなるという事件が起きた。
実は、この事件を知ったとき「いつ頃から、子供がユッケを食べるようになったのだろう?」と、疑問に思ったのだ。

私の中では、ユッケのような食べ物は大人の食べ物で、小学生くらいの子供が食べるというイメージがなかったのだ。
「家族揃って焼肉店で食事をするのだから、子供だってユッケぐらい食べるだろう」と言われるかも知れないが、30年くらい前までは「大人の食べ物・子供の食べ物」という区別があったように思う。
そもそも「生肉を食べる」というコトが、何か特別なことで子供が食べてはいけないものというイメージが強くあったのだ。

もちろん、昔から「生肉を食べる」というお料理はある。
九州の郷土料理「馬刺し」や、「タルタルステーキ」という生肉のステーキもある。
ただ一般的な料理として、食べられていたのか?といわれれば、違う気がする。
私自身、「タルタルステーキが自慢の店」というレストランを知らない(名古屋に無いだけかも知れないが)し、、「牛刺し(や「牛タタキ」)」などは、やはりお父さんが食べるモノというイメージがある。
事実、「大阪府感染症情報センター ものしり講座」では、注意を呼びかけている。

それが、比較的安価な焼肉店が増え、チョッとした家族のご馳走といった時の「家族メニュー」になり、大人の食べ物だった(と思っていた)ユッケなども子供が食べるようになったような気がする。
それだけ「本場韓国風焼肉」が、一般的になってきたというコトなのだと思う。
間違って欲しくないのは、「韓国風焼肉=比較的安価な焼肉」ではないということだ。

「様々な国の食べ物が、比較的リーズナブルで食べられる」というのは、日本の良いところだと思う。
その中で、多くの人たちに指示され食文化として根付いてきた「韓国料理」があってもおかしくは無いし、日本人好みに味付けを変えたりし、より人気料理となり日本の食文化が豊かになってきているのだと思う。
その意味で「ユッケを食べる」コトは、問題の無いコトだと思っている。

それにしても、今日のニュースで「2008年から2009年までの間で、生食用牛肉の検査が無かった」という事実を知ったとき、「日本全国の焼肉店のユッケだけではなく、タルタルステーキや牛刺しは大丈夫なのか?」と思ったのは私だけでは無いと思う。
それは価格という問題ではなく、ブームが先行し食品衛生という管理が遅れていたというコトになるのでは?
日本人の食の安全に対して、とても敏感だと思ってたが、子供に生肉を食べさせるコトに抵抗感がないとか、このような検査をおざなりにしていたというコトに、驚いている。