北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

ウクライナ情勢-M113装甲車の再評価-軽装甲ながら不整地機動力と陣地変換で活躍

2025-02-03 07:00:21 | 先端軍事テクノロジー
■防衛情報-ウクライナ戦争
 73式装甲車の写真で代用しているのですがM-113装甲車のわだいをひとつ。

 地いき防護任務において、近年陳腐化したと思われてきたM-113装甲車がウクライナ軍において高く評価されているとのこと。M-113装甲車はトラック用エンジンをアルミ合金製は小型車体に搭載した装甲人員輸送車で、装甲防御は軽機関銃と砲弾破片に耐える程度、機動力は第三世代戦車に随伴できない水準となっていますが。

 M-113装甲車は第三世代戦車に随伴する機動力が無く、また防御力も劣る事から過去の装備であるとされた一方、ウクライナ軍は後世作戦を含めた多種多様の戦場に投入しています。その背景には供与された装甲車の中でM-113がもっとも数が多かった、派生型を含めて、という視点が有るのでしょうが、注視すべきは運用環境というもの。

 第三世代戦車が最大の速力を以て攻撃前進するものは、冷戦末期にアメリカ軍が構想して装備体系を整える事で具現化させたエアランドバトルに対応させるにはM-113は能力不足であり、かえてM-2装甲戦闘車が開発されているのですが、ウクライナ軍は70km/hで毎時数十kmを進むような後世作戦をそもそも実現させる計画がありません。

 エアランドバトルも、アメリカ軍は当初から欧州地形では河川など地形障害があるために、工兵を相当近代化する必要性を一部部内から指摘されていたものの具体的有効策を持っておらず、湾岸戦争のような地形障害の無い地域での成功例を過度に評価しているのではないか、とも考えられるのです。こうしたなかでM-113装甲車の利点がある。

 安価であり数が揃えられるという利点は、また孤立した陣地防御への救援、陣地から陣地への陣地変換において過去の要塞線であれば地下鉄や軽便鉄道などを構築していたきょりの移動への装甲車の利用、不整地など徒歩機動が困難かつ敵砲迫火力の顕在地域における素早い移動手段、こうしたもろもろの運用にM-113が効果を発揮しているという。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
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【G3X撮影速報】岐阜基地航空祭2024(2)F-2戦闘機機動飛行とKC-767空中給油輸送機(2024-11-17)

2025-02-02 20:00:54 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■F-2戦闘機機動飛行
 機動飛行と編隊飛行が航空祭の華です。

 F-2戦闘機の機動飛行が開始されました、F-2戦闘機は日米共同開発による国産というもので、航空自衛隊としてはもうすこしのぞんだ性能がほしかったらしい航空自衛隊からは、評価に一言着けたいという言葉を聞いたのですが。

 機動飛行、この撮影位置は滑走路南側、巡航で撮影できる位置なのですが、機動飛行となりますとこの南側会場よりもさらに南側に飛行して、こんな逆光となる事もあります、言い換えれば逆光の構図というのがこんな感じなのですね。

 順光の構図はこんなかんじ。南側会場で撮影するのは、この青空を背景に撮影したいためなのですね。航空祭で海上が順光なのか逆光なのかは事前に調べるか、現地でびっくりするか、もっともその環境というのは地図と航空祭パンフでわかるのですが。

 碧空、やっぱり戦闘機はこういう構図で決めたいものなのですよ、まあ、贅沢をいえば空撮やっている方の自慢話を聞いたり、空中作業車を動員しての撮影とかいう痛々しい話とかを聞くのですが、見上げる戦闘機はこういう構図が、良い。

 T-4練習機の着陸が始りました。航空祭、撮影で毎回気を付けているのは主人公は戦闘機や練習機と云った航空機ではなく、航空祭をやっているという会場の活況なのですよね、航空祭を愉しんでいるところを入れなければ日常写真と見分け附かない。

 川崎重工岐阜工場、まあ、この構図は、T-4練習機を製造しているのはこの川重岐阜工場なのですから構図としては面白いですし、岐阜基地の外柵配置からこの構図は航空祭でなければ撮影出来ないものですから、これも航空祭らしいといえるのか。

 航空祭会場とT-4練習機、T-4練習機は200機以上製造して、特に司令部勤務などでウイングマークをもっていながら年次飛行時間を確保するのに苦労している方々が飛行を行うために必要な航空機という位置づけが有る。

 T-4練習機、年間最低飛行時間をシミュレータで維持出来ればという声がるようですけれども、これが可能ならば射撃訓練、戦車や火砲なども可能となり訓練費用を大きく圧縮できる一方、それで必要な練度を実戦で発揮出来るのか、という視点にも収斂して。

 会場を背景に動き往くT-4練習機、この情景を眺めて写真を撮影していますと、そう、この  T-4練習機もそろそろ後継機を開発する時節で、アメリカはT-7練習機を推すのでしょうが、増槽を構造上装備できず、日米共同開発の可能性が示唆されている。

 F-2戦闘機の着陸、戦闘機の迫力というものを実感させるのはこの鋭利な機種と共に超音速で獲物を掻っ切る為の装備を満載するべく設計された意図が伝わるこの俊英の構図からでしょうか。やはり自分は戦闘機が好きなのだなあと思う。

 航空自衛隊でいろいろいわれるならば対艦攻撃能力があるのだし海上自衛隊に移管して冷戦時代のドイツ海軍のトーネード部隊の様な運用があってよかったのでは、と思った時代もあったのですけれども、陸自からナイキが空自に移管されたようにね。

 KC-767空中給油機とF-15戦闘機の給油展示が開始されます、この撮影に活用しているG3Xは2400mmまで伸ばせる、そのぶん画質には響くのですが、一眼レフと連携して撮影するにはこの望遠性能は重宝するのですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【京都発幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌-滋賀県能登川,スヌーピーとデュワーズハイボール

2025-02-02 18:22:38 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 デゥワーズハイボールとスヌーピーを愉しめるお店の話題です。

 能登川、滋賀県では水車の故郷と云われているそうですが、ここは東海道本線の新快速が行き交う場所でして、新快速停車駅というだけで一昔の急行停車駅のような地域ブランドになっているというのが関西の不思議という。

 スヌーピー、新快速が米原方面から停車する能登川駅の丁度目の前に、スヌーピーという看板が見えていまして、駅からは一瞬でも新快速の速さゆえなのだが、徒歩で五分ほど要する場所にこのお店が有って、ここ、人気店だったりする。

 ハイボールで始めましたけれども、続いてスジ焼きを注文しまして、焼酎も美味しい麦焼酎とともにいただきます。スジ焼きなのですが、このこりこりいう歯ごたえが最高なのだけれども、歳をとると歯がやられるという話を聞くとちょっと怖い。

 スヌーピー焼、というのはどんなものなのか、というのはこのお店を探訪した際に聞くとよいでしょう、ここは値段もお手頃で二階席もあり店内も意外と奥が深く、しかしそんなおみせでも満員です、といわれると、せっかく途中下車したのに、となるもの。

 お好み焼きは焼き上げて目の前に供されますので、自分でひっくり返して失敗するというような事はなく、箸で端からつんつん削りながらくちに運び、そしてお酒を一杯、一口、という合間に文庫本カバーに覆われたライトノベルをたしなむ。

 カルピスチューハイを注文して、お好み焼きの甘辛いソースと共に。むかしは、こんな甘いもの、と思っていたのですけれども、酒場巡りと云いますか、食事の都度に一献遣るようになりますと、許せる余裕というか、甘酸っぱさがなにか食事に合うとも。

 スヌーピー、能登川駅から米原方面へ徒歩で五分ほど、幾つか他にもお店が有ったり、水車の街という事で有名だそうですけれども、ちょっと一杯やる街、という印象で私はみつめています。そして滋賀県でスヌーピーがいただけるのは、ここだけなのです。

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【京都発幕間旅情】泉北高速鉄道7020系電車,来たる四月の南海電鉄への編入を前に

2025-02-02 07:01:07 | コラム
■泉北高速鉄道
 泉北高速鉄道の名前は今後懐かしい響きを持つようになるのか。

 泉北高速鉄道7020系電車、中百舌鳥駅と和泉中央駅の14kmを結ぶ鉄道なのですが、きたる2025年4月に南海電鉄に吸収合併されることが決まっていますので、この塗装の電車も遠くない将来に南海の塗装に統一されるのでしょうか。

 泉北高速鉄道の開業は1971年となっていますので50年以上の歴史があるのです、そしてもともとこの路線は南海電鉄路線として1960年代に検討されていた路線が、南海電鉄の経営不振により別会社として開業したという歴史があるのですが。

 大阪府の第三セクターとしてまず開業して南海電鉄に業務委託する方式で運行を開始したいっぽう、1993年以降は南海電鉄が直接運行する構図となっていたようでして、ここから経営全体が南海電鉄路線になる、という事ですね。

 南海電鉄泉北線、4月からの新しい呼称はこう切り替わるそうでして、南海電車はそれ程乗車する事は無かったのですが、行き違う電車に小田急みたいなカラーの電車が居るなあ、という印象で見ていた故に、会社が無くなるのはちょっと驚きました。

 SEMBOKUのカラーリングが切り替わる、もう少しだけ先の話なのですけれども、その転換期が近づくと鉄道愛好家が並ぶのか、それとも泉北線を運行するのでSEMBOKUの表記は残るのか、今度南海を利用するのはいつなのかと考えつつまちましょう。

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【G3X撮影速報】今津駐屯地創設72周年記念行事(5)戦闘中隊観閲行進と訓練展示開始(2024-09-21)

2025-02-01 20:01:33 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■状況開始!
 今津駐屯地祭の特集はいよいよ観閲行進が終了します。

 2025年はいよいよ九州で明日から駐屯地祭が本格的に始まるのですけれども、さてさてどうなるのか、と思うのは中部方面隊が物凄い工法を重視しているという事が、全国を行脚する方々から聞くと共に、部隊の整理縮小が続いている為なのですね。

 今津駐屯地祭は、初めて行きましたのが2005年、第3戦車大隊と第10戦車大隊が戦車中隊を7個も並べていましたので各中隊から正体が参加していましたけれどもそれで既に7個小隊が観閲行進を行っていて、延々と戦車、という感じであったのです。

 第3偵察戦闘大隊、その新編に立ち会う事が出来ましたので親近感がある部隊なのですけれども、第3戦車大隊の廃止は郷愁と哀愁というものを強く感じたものですので、その後継という部隊を視るのは複雑な気がしないでもないのですね。

 訓練展示準備へ。観閲行進が一瞬だったなあと思うと共に、まあこれは前述したのですけれども、まずこの今津駐屯地祭、昨年度行った際には商店街のバス待ちが凄い事になっていて、これは高島市に一泊するべきだったかと思うほどの混雑だったのが。

 今年の今津駐屯地祭はシャトルバスが誰も並んでおらず、案内の隊員さんも苦笑いしていまして、みんな戦車居なくなっただけで冷たいよねー、とか話し合っていたものですけれど。遅参といわないまでも朝食食べてからいって間に合ったほどすいていた。

 訓練展示に向けて消防車による放水が行われます、それはヘリオぷたーがこの当たりに来ることを示していますから、砂塵が怖いなあと思うのですね。最近、写真が仕事のメインという方によくお話をきかせて頂いたのですが、ミラーレスが多くなった理由が。

 カメラは消耗品、カメラは家電、という話なのですね。北大路機関には備品ではありませんが、二眼カメラさえ置いてあるほど、カメラは相棒、という89式小銃並に大切に扱っていますので、消耗品という考えはありません。

 職業カメラマンの方の場合はミラーレスが多い背景に、買い替えているのではなく壊れている結果、一眼レフが入手できない為のミラーレスだという。しかし、ミラーレス、EOS-M5と前のEOS-M3ともども、性能的には及第点かそれ以下だったから。

 訓練展示準備が進む中で、ちょっと安心するのは自衛隊の広報さんは一眼レフを大事に使っている、広報室では電子乾燥機に保管しているほど、こう、考えると安心感というか、機材を大切にするカメラ使い、ということから、親近感と尊敬心が湧く。

 82式指揮通信車が仮設敵の装甲車として登場する、将来的には大柄だけれども頑丈なパトリアAMV装甲車に置換えられる事でしょう、ただ、かなり大柄だからここに載れるのかなあとおもったりする、この40年間で装輪装甲車は大きく重くなった、高くも。

 UH-1J多用途ヘリコプターから情報小隊のレンジャーが展開するべく近づいてきました、やはり水を撒いていたので、此処に降りるのですね。さあさあこの撮影位置からどのように映り込むのか、自分の計算した撮影角度の採点の時間が始まる。

 ヘリボーンとともに偵察戦闘大隊の訓練展示、かつての2個戦車大隊1個特科大隊、大勢の74式戦車と4個中隊もいたFH-70榴弾砲が全部用途廃止されまして、今津が寂しくなりましたが、それでも精一杯の駐屯地祭がいよいよはじまるのです。

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【京都発幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌-滋賀県長浜市,大通寺拝観の後に近江牛小鍋すき焼きランチ

2025-02-01 14:40:54 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 湖北は意外と面白い。

 長浜市、青春18きっぷ華やかなりし時代には朝一番に舞鶴基地へ散策に出発して、護衛艦を30分だけ基地で眺めた上で、さっさと東舞鶴駅に戻りまして、舞鶴線ではなく小浜線に乗り換え、敦賀か小浜か長浜か彦根でご飯を食べよう、と経路を組んでいて。

 大通寺、長浜市の古刹です。庭園がしっかりしていまして、歴史もあるのですが駐車場もあり、拝観者を迎えてくれます。そこでまあ、庭園拝観としては移管料を収めまして、お参りがすんだら食事、という流れで門前町を散策してみるのですけれども。

 住茂登、これで、すみもと、と読むのだそうですが、ここのランチは絶品です。いや、舞鶴経由の場合は夕食時になってしまう所要時間がありますので、ランチを探訪するには舞鶴ではなく先ず長浜を目的地としなければならないものの。

 すき焼き鍋定食、ランチタイムのお楽しみ。固形燃料でぐつぐつ目の前を湯気で満たしてほしいと思ったりするのですけれど、その手間を省いた分、お昼時は結構お手軽に、近江牛を愉しめるのです、そうこれ、和牛も和牛で近江牛のお店なのですね。

 近江牛、日本では安土桃山時代に確立した、そう、幕末にぽっとでてきました松阪牛や開港した神戸という地名を待っていた神戸牛よりも歴史があるお肉なのですが、すき焼きと共に付け合せがそれなりについてきた上で、最近値上がりはしたが、まだ手頃で。

 清酒を一本つけたいところではあるのだけれども、中々自動運転者が実現しないので、一杯やるのは電車で来たときにしよう、というほどに、子鍋と揚げ物だけなのだけれど、湖北は醸造所もありますし、今度は呑めるようにしてやってこようかなあ。

 住茂登さん、大通寺の門前町にありまして、この門前町は甘いものもワインで一杯やるのもイタリアンも、模型店まである程の門前町で、湖北というのは散策して、いろいろたべて、焼き物とかガラス細工とかと買ってと、面白い街並みなのですよね。

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【京都発幕間旅情】近鉄特急21000系アーバンライナー,鉄道のある風景-地域ならではの風景

2025-02-01 07:00:35 | コラム
■近鉄の風景
 地域と鉄道の関係というものが情景に込められると面白い。

 近鉄特急21000系アーバンライナー、もうすぐ近鉄名古屋駅という撮影位置で撮りまして、アーバンライナーと特急ひのとり、これは近鉄京都線には乗入れてくれませんから、この電車を撮影しますと、本線にやってきたのだなあと実感するのですが。

 先日、陸上自衛隊のUH-1J多用途ヘリコプターの応急ヘリポートに発着する様子を撮影する機会があったのですが、UH-1Jだけ撮影してしまいますと、これ何処で撮影したのかわからない事になる一方で、ランドマークとなる建物が殆どない環境で。

 市役所が有るんですが、全国に数多の市役所がありますから地元民でも無ければ、此処どこそこの市役所だ、とわかる市役所は限られているのですね、名古屋市役所のような有名な建物ならば別なのかもしれませんが、しかし地図を見て気付いた、あった。

 近鉄本線が近くにありまして、ちょっと撮影位置を高台の方に移動しますと、そして難波の時刻表から逆算すると、離着陸のあたりで、こないかな、白いやつか赤いやつが、と、焦燥というのはこういうのをいうのでしょうね、構えていますと、ちょうどちょうど。

 ひのとり&UH-1Jという構図が決まりまして、SNSが有名なカメラマンお方が数多見えていたのですが、赤いのと重ねたのはわたしだけだったようで、近鉄沿線、という事を強調できたのですね。鉄道の風景、大事なものだと思った次第です。

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令和六年度二月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2025.02.01-2025.02.01)

2025-01-31 20:16:30 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 今週末は節分、セッツブーン!なのですが物凄く寒いものでして自衛隊行事を見ますとおお暖かそうな鹿児島で自衛隊行事だ。

 川内駐屯地創設39周年記念行事、明日と明後日に執り行われます、間違えて宮城県仙台市にいかれないように、鹿児島県の薩摩川内市です。ここには第8師団隷下の第8施設大隊が駐屯していますが、2025年の陸上自衛隊駐屯地祭、その第一弾は土曜日と日曜日にここ川内駐屯地からはじまります、鹿児島ほどみなみならば暖かいのかなあ。

 第8施設大隊の記念行事、土曜日は市中パレードが行われる、パレードは1355時から1410時までの予定で、短いと思われるかもしれませんが場所は国道3号線の中央公民館入口交差点から川内駅前交差点まで。変換ミスで仙台駅前と出てしまいましたが、そんなに長い距離を移動する訳ではありません。そして日曜日には駐屯地の一般開放がある。

 川内駐屯地祭は日曜日、0830時から1500時までの予定となっていて、記念式典と共に訓練展示と体験試乗が予定されている。駐屯地へは川内駅西口よりシャトルバスが運行されるということで、始発バスは0815時に出発するとの事。FH-70榴弾砲と16式機動戦闘車がポスターに描かれています、10式戦車は来ないという事なのかもしれない。

 川内駅は九州新幹線で鹿児島中央駅から13分、京都駅から新大阪までと同じくらいですね、肥薩おれんじ鉄道とJR鹿児島本線川内駅から駐屯地までは5.1kmといいますので、徒歩は厳しいかもしれえない、南九州自動車道の薩摩川内ICからが5.3km、川内駐屯地には数は限りがあるという事ですが駐車場も用意されているようです。

 奄美駐屯地・瀬戸内分屯地創設6周年記念行事、日曜日、二月二日に予定されています。鹿児島県の奄美大島にて。時代も変わったなあ、と思うのは防衛空白地帯と云われていました南西諸島においてこれほどの部隊が駐屯しているという事なのですが、その駐屯地もいよいよ6周年を迎えるという事ですので、凄いという一言に尽きるのですね。

 奄美駐屯地には、第8師団奄美警備隊、第2高射特科群第3高射特科群第344高射中隊、電子作戦体第301電子戦中隊奄美分遣隊、瀬戸内分屯地には第2特科団第7地対艦ミサイル連隊第1地対艦ミサイル中隊が駐屯しています。部隊には最新鋭の20式小銃、中距離多目的誘導弾、03式中距離地対空誘導弾システム、12式地対艦誘導弾システムが揃う。

 奄美駐屯地祭は、記念式典、観閲行進、能力展示、装備品展示、暗視装置体験、音楽演奏、など。大熊漁港と朝日中学校、朝日小学校に駐車場が用意されまして駐屯地まで無料シャトルバスが運行されるとのこと。奄美大島は、ちょっと交通が不便といいますか、旅客機でないとなかなか行けない場所にありますが、興味深い行事と云えるでしょう。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・2月1日・2日:川内駐屯地創設39周年記念行事
・2月2日:奄美駐屯地・瀬戸内分屯地創設6周年記念行事

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-河原町,レモンスカッシュと古書とソファと広々とした店内

2025-01-31 07:01:11 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 古書を何冊も紙袋に入れてもらうとさて書架のどのあたりに並べようかとともにさっそくよみたくなる。

 京都は古都、なのだけれども古書店がかなり減ってしまって、なにか古書店巡りで学生や研究者や学者の間を渡り歩いたような興味深い書籍をさがすのが、だんだんと難しくなっている。百万遍が古書店街だったのは北大路機関発足当時の話なのだから。

 Ron-Herman-cafe,そういうなかで、いや昨年も大きな古書店、購入した古地図は北大路機関で大事に利用しているのだけれどの、少し離れた古書店で買い求めた書籍の、ちょっと斜め読みをしてみようということで、丸善最上階のカフェにやってきまして。

 レモンスカッシュ、このカフェは調度品を考えて落ち着き、というものを大切にしているのですけれども、その分時間帯によってはソファ席が満席、ということもある、ではそういうときはどうするか、といえば、かたーい木の椅子でがまん席、なんて。

 しかしゆったりした時間を愉しみたいのだからレモンスカッシュ一杯とっても、空いてる時間を探して、混雑しているようならば、丸善ビルには小粋な小物を売る店がならんでいますので、ちょっと買い物して別のお店を探すかもう37系統バスに乗ってしまう。

 レモンスカッシュ、ラムネ飲料の原型というはなしをきいたことがあるのですが、暑い日ですとファミレスのドリンクバーなんかでスプライトが水のように、トニックウォーターでなく、消費されているのだけれども、一杯を大切に頂くのもなかなか。

 ソファ、もちろんそりゃあわかっていますよ、飲み物一杯で延々席を占有されてはねえ、ですからこれは斜め読み、戦利品の確認、というくらいなのですけれども、こう深々としていますと、斜め読みというよりは休息、ぼおっと天井見上げ、という感じ。

 熱い珈琲というのもよかったかなあ、いや、ここは空調も効いているので季節問わず冷たい飲み物で、喉を潤すことだけ考えた方が良いのかなあ、そして、やはり紙の本は重いけれども、どこをどう読んだか把握しやすく、次はどこを巡ろうか考えつつ、ね。

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【G3X撮影速報】富士学校開校70周年富士駐屯地祭(7)訓練展示-90式戦車と16式機動戦闘車(2024-07-21)

2025-01-30 20:21:13 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■訓練展示
 戦車の有用性というものは実物を見るとよく分かるのですよね。島国には今の反撃能力のような装備が必要という声が有りますが離島攻撃があったとしていきなり敵国の首都をミサイル攻撃するのは難しい。

 戦車大隊は250名です。こうかきますといやいや460名だよという反論が来るのかもしれませんが、戦車中隊が2個まで痩せ細った第3戦車大隊の定員が250名でした、第3偵察戦闘大隊新編時に前日廃止の第3戦車大隊のかたに聞いたので間違いありません。

 普通科連隊の定員は1200名で、これも旧陸軍の歩兵連隊と比較しますとかなり人数が少なく、いや自衛隊創設当時の管区隊普通科連隊は普通科大隊も置かれていてもっと重厚ではあったのですけれども、連隊の数が多くなった今では1200名の定員となった。

 少子高齢化の時代、この1200名という数字ですがもう少し考えられないのかと思う、いや歩兵はアタマカズだよ、といわれるのかもしれませんが中身です。現代第一線火力の発展は装甲化されていない軽歩兵には生存が難しくなっているのですから、ねえ。

 塹壕陣地にこもればどうなるか、一昔ならば装甲車やへリボーンで迂回されるという反論でしたが、2023年以降はロシアウクライナ戦争開戦一年後からロシア軍が滑空爆弾を陣地攻撃に多用するようになりまして、この威力が昔の艦砲射撃なみの一発で。

 滑空爆弾というのはSu-30戦闘爆撃機などに精密誘導型の3tくらいの有翼爆弾を装着して100kmほど先から発射するもの。短距離地対空ミサイルの射程圏外で、精密誘導爆弾は本来付随被害を局限するために威力と落として目標を狙うのが常識でしたが。

 ロシアウクライナ戦争で使用される滑空爆弾は、陣地に命中させるために100km先から投射しても目標に到達するという意味で精密誘導、225kgの500ポンドJDAMとは威力が根本から異なり、塹壕陣地をまるごと吹き飛ばすという爆弾が、日常使用されている。

 地形防御だ、歩兵は歩くことで地形を味方に、という反論もあるのでしょうが、ロシアウクライナ戦争を見ますと、ロシア軍は装甲車不足で、もともと無かった自衛隊とことなりロシアの場合は散々撃破されて数が無いという理由ですが、歩いていて。

 攻撃発起点から徒歩機動10kmの先に敵前哨陣地がある、という想定でロシア軍は徒歩攻撃を加えていますが、前哨陣地到達の頃には、迫撃砲弾や擲弾と無人機攻撃で疲労困憊していて、しかも負傷してしまうと10kmを帰れず、味方に"処置"されるという状況で。

 装甲化するほかない、そしてできるだけ戦車をつけるべきだ、とまあこういう感想になるのですね。戦車大隊の定員は250名でしかない、すると普通科連隊を思い切り縮小して、その分戦車大隊を増やせば、少なくとも人数の面では帳尻があうのではないか。

 第1普通科大隊の定員は380名である、第1普通科大隊ってどこだよ、と反論があるかもしれませんが、習志野の空挺団、普通科群が2004年に廃止されて3個普通科大隊が編成されたものの一つ。考えてみるともう普通科大隊新編から20年も経っていることに驚く。

 普通科大隊と戦車大隊を合計すると630名という。この2個大隊を基幹に連隊を組めば、本部管理中隊の関係で700名規模にはなってしまうでしょうけれども、1200名の普通科連隊よりも装備密度を高く、有事の際の生存性をかなり高く出来る部隊とはならないか。

 24式装輪装甲戦闘車の調達費用が10式戦車の費用よりも高くなっている様子を見ますと、もう戦車300両体制という時代は過去の、少なくとも台湾海峡有事の蓋然性やロシアウクライナ戦争開戦後には過去の話となっているのだから、戦車増勢を、と思うのだ。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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