■海空統合任務
航空防衛任務、基地の分散運用について、航空自衛隊と海上自衛隊の協同も真剣に検討すべきと考えます。
八八艦隊と航空防衛任務、という視点も緒戦における航空優勢確保と大規模な航空攻撃下での局地的航空優勢維持へ重要な位置づけがあると考えます、ただ、その施策的な実現へは安易に航空機の海上自衛隊艦艇からの運用は、少なくともその実現へ要する基盤構築への大きな資源配分の観点から短期的な実現は難しく、その方式には段階を踏む必要があります。
ヘリコプター搭載護衛艦の全通飛行甲板型護衛艦への新型化に伴い、八八艦隊として護衛艦隊の改編案をこれまで何度か提示してきました、即ち護衛艦隊を構成する四個護衛隊群にあって、各護衛隊群は二個護衛隊を基幹としており機能別編成を採っている、そしてイージス艦を主体として艦隊防空及び弾道ミサイル防衛任務に当たる護衛隊と、ヘリコプター搭載護衛艦を運用する対潜中枢護衛隊に分かれている。
新しい八八艦隊構想、二個護衛隊の編成を統合化し、現在のヘリコプター搭載護衛艦護衛隊の、ヘリコプター搭載護衛艦・ミサイル護衛艦・汎用護衛艦・汎用護衛艦、という編成、イージス艦主体護衛隊の、ミサイル護衛艦・汎用護衛艦・汎用護衛艦・汎用護衛艦、という編成での二個護衛隊基幹護衛隊群編成を、二つのヘリコプター搭載護衛艦護衛隊、ヘリコプター搭載護衛艦・ミサイル護衛艦・汎用護衛艦・汎用護衛艦、へ統合する案です。
この背景には、ヘリコプター搭載護衛艦護衛隊へも、現在4個の護衛隊の内、2個護衛隊がイージス艦あたご型の、あたご、あしがら、が配備されており、残る二個護衛隊のミサイル護衛艦は、ターターシステム艦の、はたかぜ型護衛艦、はたかぜ、しまかぜ、が運用されていますが、新たに8200t型護衛艦2隻が建造されることとなり、二隻ともイージス艦となるべく予算に盛り込まれました。
更に従来、弾道ミサイル防衛は、こんごう型の、こんごう、きりしま、みょうこう、ちょうかい、四隻に弾道ミサイル防衛対応改修が為されSM-3迎撃ミサイルが搭載され、この四隻がイージス艦主体の護衛隊へ配備され、三隻の汎用護衛艦が護衛にあたる、との運用がなされていたのですが、近年、あたご型二隻へも弾道ミサイル防衛対応改修が為され、ヘリコプター搭載護衛艦護衛隊イージス艦にも弾道ミサイル防衛任務が付与されました。
そこで、現在のイージス艦主体の護衛隊へも新たに全通飛行甲板型護衛艦を一隻配備し、護衛艦隊全体の護衛隊群護衛隊の任務遂行能力を画一化するとともに、ヘリコプター搭載護衛艦の戦力投射能力を海上自衛隊の作戦基本能力に格上げする案を提示してきました、この編成案は、毎年八月八日を八八艦隊の日、としてその編成案を定期的に掲載しています。
もちろん、現在のヘリコプター搭載護衛艦は4隻、うち全通飛行甲板型護衛艦は3隻となっています。そしてこれら護衛艦には、有事の際に対潜中枢艦という重要な任務があるのですが、その展開位置によっては、航空部隊の輸送支援に、機材を常時搭載しないまでも、例えばコンテナ輸送に当たるCH-47輸送ヘリコプターの給油拠点として能力、また後述しますが護衛艦の僚艦防空能力の基地防空補完任務などへ護衛艦の能力を発揮できるでしょう。
統合防空任務、短期的に八八艦隊と航空防衛任務を両立させる手法として、基地基盤の構築と輸送面での海上自衛隊護衛艦隊との連携を想定します、いわば、統合防空任務への海上自衛隊の参加、というかたちを提案する事としました、もちろん、艦隊運用を管区を区切り機動運用に制約を課すことは必ずしも運用原理に合致しませんが、一つの選択肢として挙げておきます。
北大路機関:はるな くらま
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(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
航空防衛任務、基地の分散運用について、航空自衛隊と海上自衛隊の協同も真剣に検討すべきと考えます。
八八艦隊と航空防衛任務、という視点も緒戦における航空優勢確保と大規模な航空攻撃下での局地的航空優勢維持へ重要な位置づけがあると考えます、ただ、その施策的な実現へは安易に航空機の海上自衛隊艦艇からの運用は、少なくともその実現へ要する基盤構築への大きな資源配分の観点から短期的な実現は難しく、その方式には段階を踏む必要があります。
ヘリコプター搭載護衛艦の全通飛行甲板型護衛艦への新型化に伴い、八八艦隊として護衛艦隊の改編案をこれまで何度か提示してきました、即ち護衛艦隊を構成する四個護衛隊群にあって、各護衛隊群は二個護衛隊を基幹としており機能別編成を採っている、そしてイージス艦を主体として艦隊防空及び弾道ミサイル防衛任務に当たる護衛隊と、ヘリコプター搭載護衛艦を運用する対潜中枢護衛隊に分かれている。
新しい八八艦隊構想、二個護衛隊の編成を統合化し、現在のヘリコプター搭載護衛艦護衛隊の、ヘリコプター搭載護衛艦・ミサイル護衛艦・汎用護衛艦・汎用護衛艦、という編成、イージス艦主体護衛隊の、ミサイル護衛艦・汎用護衛艦・汎用護衛艦・汎用護衛艦、という編成での二個護衛隊基幹護衛隊群編成を、二つのヘリコプター搭載護衛艦護衛隊、ヘリコプター搭載護衛艦・ミサイル護衛艦・汎用護衛艦・汎用護衛艦、へ統合する案です。
この背景には、ヘリコプター搭載護衛艦護衛隊へも、現在4個の護衛隊の内、2個護衛隊がイージス艦あたご型の、あたご、あしがら、が配備されており、残る二個護衛隊のミサイル護衛艦は、ターターシステム艦の、はたかぜ型護衛艦、はたかぜ、しまかぜ、が運用されていますが、新たに8200t型護衛艦2隻が建造されることとなり、二隻ともイージス艦となるべく予算に盛り込まれました。
更に従来、弾道ミサイル防衛は、こんごう型の、こんごう、きりしま、みょうこう、ちょうかい、四隻に弾道ミサイル防衛対応改修が為されSM-3迎撃ミサイルが搭載され、この四隻がイージス艦主体の護衛隊へ配備され、三隻の汎用護衛艦が護衛にあたる、との運用がなされていたのですが、近年、あたご型二隻へも弾道ミサイル防衛対応改修が為され、ヘリコプター搭載護衛艦護衛隊イージス艦にも弾道ミサイル防衛任務が付与されました。
そこで、現在のイージス艦主体の護衛隊へも新たに全通飛行甲板型護衛艦を一隻配備し、護衛艦隊全体の護衛隊群護衛隊の任務遂行能力を画一化するとともに、ヘリコプター搭載護衛艦の戦力投射能力を海上自衛隊の作戦基本能力に格上げする案を提示してきました、この編成案は、毎年八月八日を八八艦隊の日、としてその編成案を定期的に掲載しています。
もちろん、現在のヘリコプター搭載護衛艦は4隻、うち全通飛行甲板型護衛艦は3隻となっています。そしてこれら護衛艦には、有事の際に対潜中枢艦という重要な任務があるのですが、その展開位置によっては、航空部隊の輸送支援に、機材を常時搭載しないまでも、例えばコンテナ輸送に当たるCH-47輸送ヘリコプターの給油拠点として能力、また後述しますが護衛艦の僚艦防空能力の基地防空補完任務などへ護衛艦の能力を発揮できるでしょう。
統合防空任務、短期的に八八艦隊と航空防衛任務を両立させる手法として、基地基盤の構築と輸送面での海上自衛隊護衛艦隊との連携を想定します、いわば、統合防空任務への海上自衛隊の参加、というかたちを提案する事としました、もちろん、艦隊運用を管区を区切り機動運用に制約を課すことは必ずしも運用原理に合致しませんが、一つの選択肢として挙げておきます。
北大路機関:はるな くらま
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