北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

北大路機関創設六周年特別企画 佐世保散策自衛艦艇夜景紀行

2011-07-31 21:43:58 | 北大路機関特別企画

■佐世保基地夜の情景

 本日は昨日に続いて佐世保特集、その夜間の撮影写真です。昨年撮影した時は三脚がりませんでしたが、今回は三脚を以て撮影。

Img_8172  佐世保基地。その夜景撮影の条件は実のところ舞鶴基地や呉基地はもちろん、横須賀基地よりも撮影できる環境は限られています。今回も真横からの撮影、となってしまったのですが、しかし三脚を使って長時間露光で写してみると自衛艦の特徴的な輪郭がよく浮き上がっています。

Img_8150  くらま、が停泊している桟橋、ううむどう頑張っても手前の、あまくさ、が正面に来ているだけでヘリコプター搭載護衛艦の水上戦闘艦らしい力強い面影が見えてこないのが、少しだけ残念です。どう頑張っても撮影できる桟橋の立地はここまで、分かってはいてもちょっと残念でしたね。

Img_8174  一枚目に撮影した情景と同じ角度から撮影、弓張岳から撮影、という方法もあるのですけれども市バスはこの時間帯終バスが出た後で、タクシーにしては距離があるので車両での展開か現地でのレンタカーか、バスが運行されている時間帯に暗くなる冬季に足を運ぶしか、ないようです。

北大路機関:はるな

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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北大路機関創設六周年特別企画 くらま三十周年の佐世保散策紀行

2011-07-30 22:57:26 | 北大路機関特別企画

■佐世保基地、西海防衛の要衝

 北大路機関創設六周年ということで、その発足の地神戸から一挙に昨日長崎空港へ飛びました。本日は就役三十周年の護衛艦くらま、が停泊する佐世保の散策紀行。

Img_7910  ヘリコプター護衛艦くらま、そして護衛艦ゆうだち。満載排水量7200トンと長く海上自衛隊最大の護衛艦という地位を担ってき護衛艦くらま、は1993年のイージス艦こんごう就役とともに最大の護衛艦という地位を譲り、続く満載排水量10000トンのイージス艦あたご型、新世代のヘリコプター護衛艦ひゅうが、いせ、の満載排水量は19000トン、時代の変化というものを考えさせられます。しかし、くらま、同時多発テロ後のインド洋海上阻止行動支援任務では第一次派遣部隊旗艦を担い、中国原潜への初の海上警備行動でも旗艦を担いました。

Img_7957  くらま、ゆうだち、その背景にみえるのは真珠湾攻撃の命令を発信した通信塔でしょうか、佐世保は旧海軍の一大拠点であり、日本史において重要な転換点にあった場所です。現在では米海軍の極東地域における最大規模の拠点としての地位とともに海上自衛隊による朝鮮半島と南西諸島地域における最大規模の抑止力として機能しています。この地域における緊張の拡大を反映するかのように護衛艦は大型化を続けたのでしょうか、くらま満載排水量7200トンに対し汎用護衛艦ゆうだち、は6200トンに達します。

Img_7756  弓張岳から臨んだ補給艦と護衛艦。左端は補給艦はまな、とわだ型補給艦の三番艦で一隻で八隻から構成される一個護衛隊群を支援する能力をゆうする艦隊補給艦。イージス艦であるミサイル護衛艦こんごう、がその隣に停泊満載排水量9500トンでイージスシステムを搭載、高度に自動化され広域の多目標同時対処能力を有する非常に重要な護衛艦。続いて並ぶ二隻は双方とも、むらさめ型護衛艦で、きりさめ、ありあけ。汎用護衛艦にステルス性と各種装備を連続発射機能に優れた垂直発射装置VLSに改めた護衛艦隊の主力艦。

Img_7757 ミサイル護衛艦しまかぜ、従来型の艦隊防空を担うミサイル護衛艦として最後に建造されたはたかぜ型護衛艦の二番艦で、ターターシステムによりスタンダードミサイルを運用する護衛艦、多数の武装を搭載し外見は非常に勇ましいのが特色。・・・、とは書いたのだけれども艦番号が確認できない一ナノはご愛敬。隣に停泊しているのは護衛艦あけぼの。・・・、先週は舞鶴基地の沖合に停泊していたような気がしますが、今週は母港佐世保基地に停泊、考えてみれば、くらま、も先週は名古屋港にいたわけですがね。

Img_7776  エセックス。ワスプ級強襲揚陸艦の二番艦で満載排水量40236トン、海上自衛隊が運用する輸送艦おおすみ型の三倍以上という巨大な揚陸艦で両用戦艦艇としては世界最大、全長は257メートルありAV-8攻撃機最大20機を運用し補助空母的な運用が可能であるのに加えCH-53輸送ヘリコプター等ヘリコプター40機を搭載可能、戦車を含め各種車両100両と約2000名の兵員を輸送可能。ヘリコプターと艦内に搭載する三隻のエアクッション揚陸艇LCACにより三次元の揚陸作戦を展開可能、今海上自衛隊に最も必要な装備かも。

Img_7794  ホイットビーアイランド級ドック型揚陸艦ハーパーズフェリーが停泊しているのが見えるでしょうか。ホイットビーアイランド級ドック型揚陸艦はLCAC四隻を運用する揚陸艦として設計されたのですが、このハーパーズフェリー以降はLCACの運用能力よりも兵員や貨物、車両などの輸送能力を重視しLCACの搭載能力を二隻としたのが特色で、本艦以降をハーパーズフェリー級と区分することもあるようです。満載排水量16600トン、おおすみ型輸送艦と比較し一割程度大型の輸送艦です。エセックスとともに東日本大震災救援に参加。

Img_77621  あさぎり型護衛艦は佐世保重工SSKのドックに入り定期整備を行っています。なんとも佐世保は気候がよく護衛艦の維持には向いているとのこと、佐世保史料館で本日初めて聞いたのですが舞鶴は雨天が多く、塗装を施した際に乾ききる前に雨が降ってしまい、錆の原因になってしまうとのこと、ううむ、技本はステルス塗料もさることながら護衛艦の寿命を延ばす事ができるような速乾性と防錆能力のある塗料を開発しなければならないのかな、と思ったりもしました。

Img_7762  なんだろう、このオブザベーションアイランドみたいな一隻は・・・。17000トンの弾道ミサイル追跡艦オブザベーションアイランド、北朝鮮が弾道ミサイル試験を行う際に監視へ日本に展開する艦で、なんとなく似ているな、と思うのですけれども艦首部分のクレーンの有無とかが違うので何とも言えないんですが、このほか音響測定艦が何隻か停泊していました。そしてドック型揚陸艦がドック入り、定期整備に入っていたりもしました。佐世保、ちょっとミステリアスな部分もあり、散策してみると意外な発見がありましたよ。

北大路機関:はるな

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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Weblog北大路機関 創設六周年 危機管理の想定外が試される時代

2011-07-29 23:28:09 | 北大路機関特別企画

Weblog北大路機関は本日で創設六周年を迎えました。六年という期間は決して短くもなくそして長くもないのですが、様々な出来事があり、そして北大路機関が想定してきた想定外への対応、という意味での危機管理の在り方が実際に試される、という今日を迎えています。

もともと、これは毎年の創設記念の際に記していますようにこのWeblog北大路機関は2005年7月29日の深夜、神戸で行われた大学の学内行事における慰労会ののち、酒豪の教授に挟まれ紹興酒五本を頂き、いい加減酔いが回った帰路に阪急十三駅、神戸本線から京都本線への特急待ち時間にPHS回線を利用して駅のホームで立ち上げたのがその始まりです。

毎度のことですが、ここまで長くなる、ということは当然当時は想定しておらず、そして立ち上げたことも翌朝にはあまりはっきりと覚えていない、という中ではありましたけれども、とりあえず安全保障を研究している立場上、特に防衛問題への世論の無関心こそが危機管理第一の障壁、と考え可能な限り写真を収集し、あまり興味の無い方でも目を引くような記事作成に努めてまいりました。

国際機構論の視点から国際政治を分析する以上、専門的な内容を紹介してはどうか、との声もあり、例えばロールズの正義論を議論するWeblog,そしてヤングやクラズナーのレジーム類型を深める、というWeblogの運営も考えた一方、それではあまりに専門化してしまい帰って読みにくくなる、という結論から現在に至っている次第です。

防衛の現状と周辺情勢、これら課題を可能な限りマクロ的な視点とミクロ的な視点から、ある程度広い層に読んでいただける内容、そして防衛力の現状を自衛隊関連行事を踏まえて提示できるようなWeblogの記事作成を今後も毎日目指してゆきますので今後ともよろしくお願いいたします。

北大路機関

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平成二十三年度七月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2011.07.30-31)

2011-07-29 21:35:46 | 北大路機関 広報

◆自衛隊関連行事

 本日創設六周年ですが、まず最初に今週末の行事を紹介します。

Img_6444  明日もっとも注目の行事は佐世保基地で実施される護衛艦くらま就役30周年記念行事でしょう。ヘリコプター搭載護衛艦として佐世保に配備され今年で30年、護衛艦として一か所の母港に維持される、というのは希有とのことで、加えて佐世保基地の倉島桟橋が一般公開される、という意味でも注目の行事でしょう。時間は0900~1100に午前の部、1300~1600に午後の部、30日と31日双方、この日程で行われます。もともと三月に企画されていた行事とのことで災害派遣の関係で延期されていたのがようやく実施、という流れのようです。

Img_1558  舞鶴基地一般公開、明日土曜日に行われます、舞鶴展示訓練の一環として行われる行事という扱いになっており、同時に舞鶴航空基地も一般公開されるとのこと。一般公開は0900から1600までの時間で、舞鶴基地を港務隊が運用する曳船を利用しての港内航海や、第23航空隊によるヘリコプター飛行展示編隊飛行などが実施されるとのこと、音楽演奏も実施され、毎週の艦艇一般公開や航空機一般公開とは一味違った展示ということになります。毎年のちびっこヤング大会、ということになるのでしょうね。

Img_97871  小樽港では土曜日と日曜日、護衛艦あまぎり一般公開が行われます。札幌から快速で一本の小樽、日曜日まで舞鶴展示訓練に参加していたあまぎり一般公開です。時間は両日とも0900~1100と1300~1500という日程。会場付近には駐車場がないので公共交通機関をご利用ください、とのことです。今回掲載の写真は海賊対処任務を控えて待機していたころの護衛艦あまぎり、様々な任務を重ね、本当に多忙、という印象です。さて、このほか何か実施される行事でお気づきのものがありましたら、お手数ですがコメント欄などでお教えいただければ幸いです。

◆駐屯地祭・基地祭・航空祭

注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関

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訃報:小松左京さん死去 日本沈没・復活の日・首都消失・見知らぬ明日等日本SFの大家

2011-07-28 15:54:26 | 北大路機関 広報

NHKニュース速報でSF作家の小松左京氏が亡くなった事が報じられました。謹んでご冥福をお祈りします。

国際政治から自然科学まで、軍事から超常現象までを厖大な予備知識に依拠して現実に非現実を練り込む手法は単なるSF作品に留まらない非現実的な現実感を与え、安全保障や世界政治を考える上でも思考体系の柔軟体操、知的集約の実験台として大きな意味を与えてくれる作品でした。

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中国空母訓練開始、旧ソ連未成艦、中古空母ワリャーグが起工式以来26年で完成目途

2011-07-27 22:34:45 | 防衛・安全保障

◆中国国防省記者会見、公試開始も間近か

 いよいよ中国海軍の導入した中古空母が稼働する準備に目途が立ったようです。ワリャーグ、日露戦争の開戦当日に仁川沖で勇戦し撃沈された名前を継ぐ艦が、中国で名を改め完成するようです。

中国、初の空母訓練開始へ=国防省が公表、旧ソ連製改造・・・ 【北京時事】中国国防省の耿雁生報道官は27日の記者会見で、旧式空母を改造し、科学研究試験と訓練に利用することを明らかにした。国営新華社通信は、旧式空母は遼寧省大連で改修中の旧ソ連製空母「ワリャーグ」(約6万7000トン)で、改造後は中国海軍の試験・訓練艦になると伝えた。中国初の空母の運用を国防省が明らかにしたのは初めて。8月1日の建軍84周年を前に国威を発揚する狙いがある。 耿報道官は「中国は平和的な外交政策と防御的な国防政策を堅持している」とした上で「中国には長い海岸線と広い管轄海域があり、国家の海上安全、領海主権、海洋権益を守るのは中国軍の神聖な職責だ」と空母の必要性を指摘。「(空母の運用によって)政策が変わることはない」と強調した。 空母の試験航行については「全体の改造工程の進み具合に基づいて確定する」として、時期は言及しなかった。艦載機パイロットの訓練は自前で進めていることを認め、空母の艦長は「時期が来れば分かる」と述べた。(2011/07/27-21:22)http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011072700638

◆記事を見ますと訓練を始めたとは言ってもまだ出航していないようで、公試が開始されるのは来月以降、ということでしょうか。中国海軍は記事にある通り旧ソ連が建造を開始し冷戦終結とソ連崩壊後建造が放棄されていた未成空母ワリャーグを購入したのが1998年、しかし起工式は1985年で進水式が1988年ですから十年を経て中国海軍がマカオのダミー会社を通じてカジノ船として当時管理を行っていたウクライナ政府から2000万㌦で購入しました。しかし、まず最初の問題がウクライナから中国に回航する際に黒海をで無ければなりませんが、地中海とを結ぶ細いボスポラス・ダータネルス海峡は航空母艦の航行が禁止となっており、ソ連海軍も重航空巡洋艦、というような空母ではないという点を強調した設計を提示していたほどなのですが、その細い海峡を自力航行できない未成空母で通行しようとしまして、トルコ政府が了承するまでに三年を要しました。中国到着後も、そもそも設計図はウクライナが持っているという事だったのですが紛失した部分やそもそもなかったのではないかという部分もあり、その一方で船体は劣化が始まり、電装品も期間も取り外されており、甲板強度についても中国としては未知数です。とりあえず色々な廃棄空母を中国で解体しノウハウは培うよう努力していたのですが、限界は勿論大きく、建造にはウクライナの工員が支援する事が完成させる上での絶対要件でした、国威を掛けた空母、脱線も沈没も許されません。そこで、中国政府は家族と会う場合等必要な時は自由に帰国できるという好条件を提示し、これで万全だ、と気構えを見せました。台湾国防部等は2005年にも完成して脅威となるのでは、と戦々恐々だったのではあるのですが、建造工事は一向に進みません。理由は簡単でウクライナの工員がいつでも帰って良いよ、という話を真に受けてちょくちょく帰ってしまったのが要因とのこと。考えてみれば当然で、工事が完了するまで仕事がありまして納期が明示されていないのですから急いで工事すれば失業までの時間を短縮してしまう訳なのですから、これは2000万㌦で購入したが物凄い人件費を強いられるのいう、騙されたのでは?と当方も心配してしまったほどなのですが、建造工事再開から10年、起工式から26年を経て、一応完成の目途が立った、という事になる訳です。中国では国産空母の建造も開始しているとのことで、一挙に多数の空母を整備しようと頑張っているようですが、その為の練習空母として本艦は期待されていた訳です。

基準排水量55000t、満載排水量67500t、海上自衛隊が新しく建造する22年度護衛艦22DDHの2.5倍、かなり大きな船体を有する本空母は、ワリャーグのアドミラルクズネツォフ級二番艦として、特に一番艦よりも航空機運用能力を改善した形で設計されている為60機以上の艦載機が搭載可能、とみられています。しかし、肝心の艦載機はロシアのSu-27系統の機体が本来搭載されているのですけれども中国が勝手にコピーした事でロシア政府が激怒し、エンジンという戦闘機として最も重要な部分の供給がストップされてしまいました。低バイパス比の高出力エンジンはバブル期の日本が全力を挙げて開発しようとしても実現しなかった技術でして一朝一夕に行う事は難しく、しかもロシア空母は戦闘機を高速で発進させる上で重要な蒸気カタパルトを搭載しておらず、先端部分のスキージャンプ台で飛び上がり滑走距離を節約する方式を採用していますので、どの程度の燃料と武装を搭載して発進できるのかは未知数です。まだまだ前途多難ですが船出まで時間がありまして課題は山積という状況。日本としては軍事的なポテンシャルを別としても政治的に脅威となります、軍事的ではなく日本のシーレーン付近に、そして沖縄近海に展開されるだけで日本は大きな騒ぎとなるでしょう、メディアはいつでも沖縄に侵攻できるとか、日本のシーレーンは完全に断たれた、と書き立てるかもしれません。そして中国が長い海岸線を護るために空母を建造、とあるのですが中には調べてみたら海岸線は日本の方が長いぞ、と太平洋岸と日本海岸を合計して気付く方もいるかもしれません。このあたり、シンボル的な意味で掲げられるだろう、日本から見た中国の空母ですが、その脅威についてたとえば空母航空団の運用と能力や護衛艦艇の能力を分析し、軍事的脅威への対処法とまた日本も正規空母をというのではなくDDHの運用等を基に如何に対応するかという政治的威圧に対する対処法は、しっかりと考えてゆかなければならなくなるでしょうね。

北大路機関:はるな

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陸上幕僚長に君塚栄治東北方面総監 統合部隊海上部隊指揮官高島博視横須賀地方総監は勇退

2011-07-26 22:52:47 | 防衛・安全保障

陸上幕僚長に君塚氏=防衛省
 政府は26日の閣議で、防衛省の火箱芳文陸上幕僚長の勇退を認め、後任に東日本大震災で統合任務部隊の司令官を務めた君塚栄治東北方面総監を充てるなどの人事を了承した。発令は8月5日付。人事と主な略歴は次の通り。
 防衛大学校幹事(第2師団長)陸将・田中敏明▽統幕副長(第7師団長)陸将・岩田清文▽海将、統合幕僚監部運用部長(海将補、自衛艦隊司令部幕僚長)井上力▽統幕学校長(第9師団長)陸将・林一也▽陸幕長(東北方面総監)陸将・君塚栄治▽陸幕副長(第6師団長)陸将・久納雄二▽東北方面総監(統幕学校長)陸将・渡辺隆▽東部方面総監(陸幕副長)陸将・渡部悦和▽西部方面総監(防大幹事)陸将・宮下寿広▽第2師団長(陸自関東補給処長兼霞ケ浦駐屯地司令)陸将・平野治征▽陸将、第3師団長(陸将補、陸上幕僚監部防衛部長)番匠幸一郎▽陸将、第6師団長(陸将補、中部方面総監部幕僚長兼伊丹駐屯地司令)日高政広▽陸将、第7師団長(陸将補、統幕防衛計画部長)磯部晃一▽陸将、第9師団長(陸将補、陸幕装備部長)田辺揮司良▽中央即応集団司令官(第3師団長)陸将・藤崎護▽陸将、陸自関東補給処長兼霞ケ浦駐屯地司令(陸将補、第13旅団長)海沼敏明
 海幕副長(大湊地方総監)海将・武居智久▽自衛艦隊司令官(統幕副長)海将・河野克俊▽横須賀地方総監(海幕副長)海将・河村克則▽海将、大湊地方総監(海将補、防大訓練部長)山口透▽海将、教育航空集団司令官(海将補、海上幕僚監部人事教育部長)鮒田英一▽空幕副長(西部航空方面隊司令官)空将・中島邦祐▽西部航空方面隊司令官(統幕運用部長)空将・広中雅之▽空将、南西航空混成団司令(空将補、航空幕僚監部防衛部長)半沢隆彦▽航空支援集団司令官(空自幹部学校長兼目黒基地司令)空将・弥田清▽空自幹部学校長兼目黒基地司令(南西航空混成団司令)空将・平田英俊
 海将、自衛隊中央病院副院長兼診療放射線技師養成所長(海将補、海幕首席衛生官)瓜生田曜造
 統幕防衛計画部長(防大防衛学教育学群長兼防大教授)空将補・尾上定正▽統幕指揮通信システム部長(第3護衛隊群司令)海将補・佐伯精司▽陸幕防衛部長(陸自幹部候補生学校長兼前川原駐屯地司令)陸将補・森山尚直▽陸幕装備部長(自衛隊東京地方協力本部長)陸将補・小川清史▽海幕人事教育部長(海自第4術科学校長)海将補・村川豊▽海幕監察官(第4航空群司令)海将補・佐藤誠▽海将補、海幕首席衛生官(1等海佐、海幕首席衛生官付衛生企画室長)柳田茂樹▽阪神基地隊司令(海幕監察官)海将補・金久保和司▽海自幹部候補生学校長(統幕指揮通信システム部長)海将補・坂田竜三▽空幕総務部長(空自第2補給処長兼岐阜基地司令)空将補・森本哲生▽空幕防衛部長(防衛監察本部監察官)空将補・小城真一▽空幕監理監察官(南西航空混成団副司令)空将補・平本正法
 退職(陸幕長)陸将・火箱芳文▽同(東部方面総監)陸将・関口泰一▽同(西部方面総監)陸将・木崎俊造▽同(中央即応集団司令官)陸将・宮島俊信▽同(自衛艦隊司令官)海将・倉本憲一▽同(横須賀地方総監)海将・高嶋博視▽同(教育航空集団司令官)海将・方志春亀▽同(自衛隊中央病院副院長兼診療放射線技師養成所長)海将・大塚八左右▽同(空幕副長)空将・長島修照▽同(航空支援集団司令官)空将・森下一
 【陸幕長】
 君塚 栄治(きみづか・えいじ)防大卒。76年陸自入り。第8師団長、防大幹事などを経て09年7月東北方面総監。59歳。神奈川県出身。
 【東北方面総監】
 渡辺 隆(わたなべ・たかし)防大卒。77年陸自入り。陸幕教育訓練部長、第1師団長などを経て09年12月統幕学校長。57歳。東京都出身。
 【東部方面総監】
 渡部 悦和(わたなべ・よしかず)東京大卒。78年陸自入り。陸幕装備部長、第2師団長などを経て10年7月陸幕副長。55歳。埼玉県出身。
 【西部方面総監】
 宮下 寿広(みやした・としひろ)防大卒。78年陸自入り。陸幕防衛部長、第4師団長などを経て10年7月防大幹事。56歳。埼玉県出身。
 【自衛艦隊司令官】
 河野 克俊(かわの・かつとし)防大卒。77年海自入り。掃海隊群司令、護衛艦隊司令官などを経て10年7月統幕副長。56歳。神奈川県出身。
 【横須賀地方総監】
 河村 克則(かわむら・かつのり)防大卒。77年海自入り。自衛艦隊司令部幕僚長、大湊地方総監などを経て09年7月海幕副長。58歳。愛媛県出身。
 【大湊地方総監】
 山口 透(やまぐち・とおる)防大卒。78年海自入り。第2護衛隊群司令、開発隊群司令などを経て09年12月防大訓練部長。56歳。神奈川県出身。
 【教育航空集団司令官】
 鮒田 英一(ふなだ・えいいち)東京大卒。80年海自入り。舞鶴地方総監部幕僚長、海幕監察官などを経て09年7月海幕人事教育部長。55歳。東京都出身。
 【西部航空方面隊司令官】
 広中 雅之(ひろなか・まさゆき)防大卒。79年空自入り。中部航空警戒管制団司令、空幕人事教育部長などを経て10年7月統幕運用部長。56歳。山口県出身。
 【南西航空混成団司令】
 半沢 隆彦(はんざわ・たかひこ)防大卒。80年空自入り。第83航空隊司令、防衛監察本部監察官などを経て09年3月空幕防衛部長。53歳。宮城県出身。
 【航空支援集団司令官】
 弥田 清(やだ・きよし)防大卒。77年空自入り。空幕監理監察官、北部航空方面隊司令官などを経て10年7月空自幹部学校長。56歳。大分県出身。(2011/07/26-08:43)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011072600130

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東日本大震災自衛隊災害派遣部隊、陸海空自衛隊より23250名が派遣中

2011-07-25 22:35:54 | 防災・災害派遣

◆二次補正予算成立、しかし復旧見通しは立たず

本日第二次補正予算が通りました。自衛隊災害派遣の規模は先週と同一規模、現在の規模で推移するのでしょうか。

Img_6507 菅首相が辞任の条件として提示したのが二次補正予算と国債発行法案、そして再生エネルギー買い取り法案で、この二次補正予算成立を以て菅首相はその在任中の目玉政策に復興関連の提示した施策が行われない事になりました。こうした中で部隊の撤収は一段落、しかし、最盛期と比べれば規模が縮小されたとはいえ、陸上自衛隊は実質二個師団以上の人員、海上自衛隊は地方隊に匹敵する人員規模、そして航空自衛隊も二個航空団とほぼ同程度の人員が派遣されているということになり、これでも自衛隊の規模全体に鑑みればその負担はかなりの規模、となっています。

Img_8198 その一方で、自衛隊は災害派遣の範疇を越えた広い要望、特に被災地の自治体という重要な機能が喪失している状況等があった事例、警察機構の麻痺という状況があり、災害派遣範囲内で軍政に至らない程度での自治体支援や、治安出動に至らない範囲内での民心安定を行ってきました。自衛隊災害派遣については私人ではなく公的な支援を必要とする任務への投入という公共性、そして切迫した状況にあって応急的に自治体の有する防災能力を補完するという緊急性、加えて自衛隊でなければ実施できないという非代替性という三原則があります。

Img_0764  今回の災害派遣では上記三原則の範疇では想定していなかった事で、これまでの災害派遣に考えられなかったような容貌に対して臨機応変に対応している、という事が伝えられている訳です。され、これらは一つの美談なのですが、自治体の復旧が進まない中で都道府県や市町村の規模で自衛隊への依存という仕方ない状況が生じていまして、必要な自治体再建措置を予算的人的法的支援を中央が行わない事によりこの状況は継続しています。このあたりをどう考えるのか、マクロ的な視野で考える必要は、既にその期限を過ぎている中でもなされないままです。

北大路機関:はるな

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東北地方太平洋沖地震/東日本大震災 防衛省災害派遣情報 定期掲載:2011年7月25日

2011-07-25 21:41:09 | 防災・災害派遣

◆防衛省発表

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震に対する自衛隊の活動状況(08時00分現在)
平成23年7月25日
防衛省

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。
※下線部は、前回からの変更箇所

1 災害派遣要請の概要等要請者 要請日時 撤収要請日時
岩手県知事 3月11日(金)14時52分 継続中
宮城県知事 3月11日(金)15時02分 継続中
茨城県知事 3月11日(金)16時20分 4月27日(水)16時30分
福島県知事 3月11日(金)16時47分 継続中
青森県知事 3月11日(金)16時54分 4月18日(月)17時00分
北海道知事 3月11日(金)18時50分 3月13日(日)15時00分
千葉県知事 3月12日(土)01時00分 4月5日(火)8時30分
2 防衛省・自衛隊の対応(1) 派遣規模
人員: 約23,250名
(陸災部隊:約18,700名、海災部隊:約1,800名、空災部隊:約2,600名、原子力災派部隊:約150名)
航空機: 約55機
艦船: 6隻  が活動中
※3月14日、東北方面総監を指揮官とする統合任務部隊を編成
※7月 1日、統合任務部隊の編成を解除

(2) 主な対応状況
ア 大規模震災災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日14時50分 防衛省災害対策本部設置(本部長:防衛大臣)
 3月11日18時00分 大規模震災災害派遣命令
 3月16日11時58分 予備自衛官及び即応予備自衛官の災害等招集命令
 3月17日22時00分 大規模震災災害派遣命令の一部変更命令
 7月 1日14時15分 大規模震災災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 航空機による情報収集、被災者の救助(19,247名)、人員及び物資輸送、給食支援、給水支援、入浴支援、医療支援、道路啓開、瓦礫除去、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、自衛隊施設(防衛大学校)における避難民受け入れ、慰問演奏

イ 原子力災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日19時30分 原子力災害派遣命令(12日09時20分廃止)
 3月12日09時20分 原子力災害派遣命令
 3月17日03時00分 原子力災害派遣命令の一部変更命令
 3月19日01時00分 原子力災害派遣命令の一部変更命令
 4月15日18時25分 原子力災害派遣命令の一部変更命令
 7月 1日14時15分 原子力災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 避難支援、給水支援、人員及び物資輸送、原子炉冷却のための放水、モニタリング支援、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、上空からの撮像、集じん飛行支援

ウ 現地調査団等の輸送支援

 ・ 政府調査団(第1陣:宮城県)の現地派遣
 ・ 経済産業副大臣及び原子力安全・保安院職員等の現地派遣
 ・ 総理大臣の現地視察(福島第1原発及び宮城県被災地上空等)
 ・ 政府調査団(第2陣:岩手県及び福島県)の現地派遣
 ・ DMAT(災害派遣医療チーム)の輸送支援
 ・ 防衛大臣現地視察(統合任務部隊編成)
 ・ 防災担当大臣現地視察
 ・ 防衛大臣現地視察(原子力災害派遣部隊現地調整所)
 ・ 防衛大臣現地視察(海災任務部隊、被災地、松島航空基地)
 ・ 総理大臣の現地視察(宮城県石巻市、東北方面総監部、松島航空基地)

エ その他

 3月18日(金)東北地方太平洋沖地震による被災地域において、自衛隊の部隊が実施する救援活動等に係る予備費の使用を閣議決定(約54億円)

(3) 自衛隊の活動
○陸自

(7月24日)

第6師団及び第9師団により、岩手・宮城・福島県内において、生活支援(給食・入浴)及び第6師団により、宮城県内において防疫支援を実施。
○海自

(7月24日)

岩手・宮城・福島県等の被災地沿岸海域において、行方不明者の捜索及び宮城県石巻市において入浴支援を実施。
○空自

(7月24日)

松島基地において、入浴支援を実施。
○原子力災害派遣による活動

(7月24日)

化学防護隊等により、福島県内において、除染支援を実施。

福島県沖を震源とする地震に係る防衛省・自衛隊の対応について(最終報)
平成23年7月25日
防衛省

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。

1.経緯 7月25日(月)03時51分頃、福島県沖で地震(マグニチュード6.2)が発生し、宮城県亘理町、宮城県石巻市、福島県相馬市及び福島県楢葉町において震度5弱を観測した。

2.防衛省・自衛隊の対応(1)活動部隊
陸自 東北方面航空隊(霞目)、第6飛行隊(神町)
海自 第4航空群(厚木)
空自 松島救難隊(松島)、百里救難隊(百里)

(2)活動規模
航空機 6機

(3)主な対応状況
04時15分 陸自東北方面航空隊のUH-1×1機(ヘリ映伝機)が離陸。以降、情報収集活動を実施。
04時30分 陸自第6飛行隊のUH-1×1機が離陸。以降、情報収集活動を実施。
04時36分 海自第4航空群のP―3C×1機が離陸。以降、情報収集活動を実施。
05時06分 陸自第6飛行隊のOH-6×1機が離陸。以降、情報収集活動を実施。
05時07分 空自松島救難隊のUH-60J×1機が離陸。以降、情報収集活動を実施。
05時12分 空自百里救難隊のU-125A×1機が離陸。以降、情報収集活動を実施。
08時17分 航空機による情報収集活動を終了。被害は確認されなかった。

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震に対する自衛隊の活動状況(08時00分現在)
平成23年7月24日
防衛省

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。
※下線部は、前回からの変更箇所

1 災害派遣要請の概要等要請者 要請日時 撤収要請日時
岩手県知事 3月11日(金)14時52分 継続中
宮城県知事 3月11日(金)15時02分 継続中
茨城県知事 3月11日(金)16時20分 4月27日(水)16時30分
福島県知事 3月11日(金)16時47分 継続中
青森県知事 3月11日(金)16時54分 4月18日(月)17時00分
北海道知事 3月11日(金)18時50分 3月13日(日)15時00分
千葉県知事 3月12日(土)01時00分 4月5日(火)8時30分
2 防衛省・自衛隊の対応(1) 派遣規模
人員: 約23,250名
(陸災部隊:約18,700名、海災部隊:約1,800名、空災部隊:約2,600名、原子力災派部隊:約150名)
航空機: 約55機
艦船: 6隻  が活動中
※3月14日、東北方面総監を指揮官とする統合任務部隊を編成
※7月 1日、統合任務部隊の編成を解除

(2) 主な対応状況
ア 大規模震災災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日14時50分 防衛省災害対策本部設置(本部長:防衛大臣)
 3月11日18時00分 大規模震災災害派遣命令
 3月16日11時58分 予備自衛官及び即応予備自衛官の災害等招集命令
 3月17日22時00分 大規模震災災害派遣命令の一部変更命令
 7月 1日14時15分 大規模震災災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 航空機による情報収集、被災者の救助(19,247名)、人員及び物資輸送、給食支援、給水支援、入浴支援、医療支援、道路啓開、瓦礫除去、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、自衛隊施設(防衛大学校)における避難民受け入れ、慰問演奏

イ 原子力災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日19時30分 原子力災害派遣命令(12日09時20分廃止)
 3月12日09時20分 原子力災害派遣命令
 3月17日03時00分 原子力災害派遣命令の一部変更命令
 3月19日01時00分 原子力災害派遣命令の一部変更命令
 4月15日18時25分 原子力災害派遣命令の一部変更命令
 7月 1日14時15分 原子力災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 避難支援、給水支援、人員及び物資輸送、原子炉冷却のための放水、モニタリング支援、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、上空からの撮像、集じん飛行支援

ウ 現地調査団等の輸送支援

 ・ 政府調査団(第1陣:宮城県)の現地派遣
 ・ 経済産業副大臣及び原子力安全・保安院職員等の現地派遣
 ・ 総理大臣の現地視察(福島第1原発及び宮城県被災地上空等)
 ・ 政府調査団(第2陣:岩手県及び福島県)の現地派遣
 ・ DMAT(災害派遣医療チーム)の輸送支援
 ・ 防衛大臣現地視察(統合任務部隊編成)
 ・ 防災担当大臣現地視察
 ・ 防衛大臣現地視察(原子力災害派遣部隊現地調整所)
 ・ 防衛大臣現地視察(海災任務部隊、被災地、松島航空基地)
 ・ 総理大臣の現地視察(宮城県石巻市、東北方面総監部、松島航空基地)

エ その他

 3月18日(金)東北地方太平洋沖地震による被災地域において、自衛隊の部隊が実施する救援活動等に係る予備費の使用を閣議決定(約54億円)

(3) 自衛隊の活動
○陸自

(7月23日)

第6師団及び第9師団により、岩手・宮城・福島県内において、生活支援(給食・入浴)及び第6師団により、宮城県内において防疫支援を実施。
○海自

(7月23日)

岩手・宮城・福島県等の被災地沿岸海域において、行方不明者の捜索及び宮城県石巻市において入浴支援を実施。
○空自

(7月23日)

松島基地において、入浴支援を実施。
○原子力災害派遣による活動

(7月23日)

化学防護隊等により、福島県内において、除染支援を実施。

宮城県沖を震源とする地震に係る防衛省・自衛隊の対応について(最終報)
平成23年7月23日
防衛省

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。

1.経緯 7月23日(土)13時34分頃、宮城県沖で地震(マグニチュード6.5)が発生し、岩手県遠野市において震度5強を観測した。

2.防衛省・自衛隊の対応(1)活動部隊
陸自 東北方面航空隊(霞目)、第9飛行隊(八戸)、第2対戦車ヘリコプター隊(八戸)
海自 第2航空群(八戸)、第25航空隊(大湊)
空自 松島救難隊(松島)、秋田救難隊(秋田)

(2)活動規模
航空機 9機

(3)主な対応状況
13時50分 陸自東北方面航空隊のUH-1×2機(ヘリ映伝機)及び陸自第9飛行隊のUH-1×2機が離陸。以降、情報収集活動を実施。
14時02分 陸自第2対戦車ヘリコプター隊のOH-1×1機が離陸。以降、情報収集活動を実施。
14時06分 海自第25航空隊のSH-60J×1機が離陸。以降、情報収集活動を実施。
14時09分 海自第2航空群のP-3C×1機が離陸。以降、情報収集活動を実施。
14時39分 空自秋田救難隊のU-125A×1機が離陸。以降、情報収集活動を実施。
14時42分 空自松島救難隊のUH-60J×1機が離陸。以降、情報収集活動を実施。
16時26分 航空機による情報収集活動を終了。被害は確認されなかった。
平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震に対する自衛隊の活動状況(08時00分現在)
平成23年7月23日
防衛省

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。
※下線部は、前回からの変更箇所

1 災害派遣要請の概要等要請者 要請日時 撤収要請日時
岩手県知事 3月11日(金)14時52分 継続中
宮城県知事 3月11日(金)15時02分 継続中
茨城県知事 3月11日(金)16時20分 4月27日(水)16時30分
福島県知事 3月11日(金)16時47分 継続中
青森県知事 3月11日(金)16時54分 4月18日(月)17時00分
北海道知事 3月11日(金)18時50分 3月13日(日)15時00分
千葉県知事 3月12日(土)01時00分 4月5日(火)8時30分
2 防衛省・自衛隊の対応(1) 派遣規模
人員: 約23,150名
(陸災部隊:約18,600名、海災部隊:約1,800名、空災部隊:約2,600名、原子力災派部隊:約150名)
航空機: 約55機
艦船: 6隻  が活動中
※3月14日、東北方面総監を指揮官とする統合任務部隊を編成
※7月 1日、統合任務部隊の編成を解除

(2) 主な対応状況
ア 大規模震災災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日14時50分 防衛省災害対策本部設置(本部長:防衛大臣)
 3月11日18時00分 大規模震災災害派遣命令
 3月16日11時58分 予備自衛官及び即応予備自衛官の災害等招集命令
 3月17日22時00分 大規模震災災害派遣命令の一部変更命令
 7月 1日14時15分 大規模震災災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 航空機による情報収集、被災者の救助(19,247名)、人員及び物資輸送、給食支援、給水支援、入浴支援、医療支援、道路啓開、瓦礫除去、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、自衛隊施設(防衛大学校)における避難民受け入れ、慰問演奏

イ 原子力災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日19時30分 原子力災害派遣命令(12日09時20分廃止)
 3月12日09時20分 原子力災害派遣命令
 3月17日03時00分 原子力災害派遣命令の一部変更命令
 3月19日01時00分 原子力災害派遣命令の一部変更命令
 4月15日18時25分 原子力災害派遣命令の一部変更命令
 7月 1日14時15分 原子力災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 避難支援、給水支援、人員及び物資輸送、原子炉冷却のための放水、モニタリング支援、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、上空からの撮像、集じん飛行支援

ウ 現地調査団等の輸送支援

 ・ 政府調査団(第1陣:宮城県)の現地派遣
 ・ 経済産業副大臣及び原子力安全・保安院職員等の現地派遣
 ・ 総理大臣の現地視察(福島第1原発及び宮城県被災地上空等)
 ・ 政府調査団(第2陣:岩手県及び福島県)の現地派遣
 ・ DMAT(災害派遣医療チーム)の輸送支援
 ・ 防衛大臣現地視察(統合任務部隊編成)
 ・ 防災担当大臣現地視察
 ・ 防衛大臣現地視察(原子力災害派遣部隊現地調整所)
 ・ 防衛大臣現地視察(海災任務部隊、被災地、松島航空基地)
 ・ 総理大臣の現地視察(宮城県石巻市、東北方面総監部、松島航空基地)

エ その他

 3月18日(金)東北地方太平洋沖地震による被災地域において、自衛隊の部隊が実施する救援活動等に係る予備費の使用を閣議決定(約54億円)

(3) 自衛隊の活動
○陸自

(7月22日)

第6師団及び第9師団により、岩手・宮城・福島県内において、生活支援(給食・入浴)及び第6師団により、宮城県内において防疫支援を実施。
○海自

(7月22日)

岩手・宮城・福島県等の被災地沿岸海域において、行方不明者の捜索及び宮城県石巻市において入浴支援を実施。
○空自

(7月22日)

松島基地において、入浴支援を実施。
○原子力災害派遣による活動

(7月22日)

化学防護隊等により、福島県内において、除染支援を実施。
平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震に対する自衛隊の活動状況(08時00分現在)
平成23年7月22日
防衛省

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。
※下線部は、前回からの変更箇所

1 災害派遣要請の概要等要請者 要請日時 撤収要請日時
岩手県知事 3月11日(金)14時52分 継続中
宮城県知事 3月11日(金)15時02分 継続中
茨城県知事 3月11日(金)16時20分 4月27日(水)16時30分
福島県知事 3月11日(金)16時47分 継続中
青森県知事 3月11日(金)16時54分 4月18日(月)17時00分
北海道知事 3月11日(金)18時50分 3月13日(日)15時00分
千葉県知事 3月12日(土)01時00分 4月5日(火)8時30分
2 防衛省・自衛隊の対応(1) 派遣規模
人員: 約23,350名
(陸災部隊:約18,800名、海災部隊:約1,800名、空災部隊:約2,600名、原子力災派部隊:約150名)
航空機: 約55機
艦船: 6隻  が活動中
※3月14日、東北方面総監を指揮官とする統合任務部隊を編成
※7月 1日、統合任務部隊の編成を解除

(2) 主な対応状況
ア 大規模震災災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日14時50分 防衛省災害対策本部設置(本部長:防衛大臣)
 3月11日18時00分 大規模震災災害派遣命令
 3月16日11時58分 予備自衛官及び即応予備自衛官の災害等招集命令
 3月17日22時00分 大規模震災災害派遣命令の一部変更命令
 7月 1日14時15分 大規模震災災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 航空機による情報収集、被災者の救助(19,247名)、人員及び物資輸送、給食支援、給水支援、入浴支援、医療支援、道路啓開、瓦礫除去、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、自衛隊施設(防衛大学校)における避難民受け入れ、慰問演奏

イ 原子力災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日19時30分 原子力災害派遣命令(12日09時20分廃止)
 3月12日09時20分 原子力災害派遣命令
 3月17日03時00分 原子力災害派遣命令の一部変更命令
 3月19日01時00分 原子力災害派遣命令の一部変更命令
 4月15日18時25分 原子力災害派遣命令の一部変更命令
 7月 1日14時15分 原子力災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 避難支援、給水支援、人員及び物資輸送、原子炉冷却のための放水、モニタリング支援、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、上空からの撮像、集じん飛行支援

ウ 現地調査団等の輸送支援

 ・ 政府調査団(第1陣:宮城県)の現地派遣
 ・ 経済産業副大臣及び原子力安全・保安院職員等の現地派遣
 ・ 総理大臣の現地視察(福島第1原発及び宮城県被災地上空等)
 ・ 政府調査団(第2陣:岩手県及び福島県)の現地派遣
 ・ DMAT(災害派遣医療チーム)の輸送支援
 ・ 防衛大臣現地視察(統合任務部隊編成)
 ・ 防災担当大臣現地視察
 ・ 防衛大臣現地視察(原子力災害派遣部隊現地調整所)
 ・ 防衛大臣現地視察(海災任務部隊、被災地、松島航空基地)
 ・ 総理大臣の現地視察(宮城県石巻市、東北方面総監部、松島航空基地)

エ その他

 3月18日(金)東北地方太平洋沖地震による被災地域において、自衛隊の部隊が実施する救援活動等に係る予備費の使用を閣議決定(約54億円)

(3) 自衛隊の活動
○陸自

(7月21日)

第6師団及び第9師団により、岩手・宮城・福島県内において、生活支援(給食・入浴)及び第6師団により、宮城県内において防疫支援を実施。
○海自

(7月21日)

岩手・宮城・福島県等の被災地沿岸海域において、行方不明者の捜索及び宮城県石巻市において入浴支援を実施。
○空自

(7月21日)

松島基地において、入浴支援を実施。
○原子力災害派遣による活動

(7月21日)

化学防護隊等により、福島県内において、除染支援を実施。

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震に対する自衛隊の活動状況(08時00分現在)
平成23年7月21日
防衛省

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。
※下線部は、前回からの変更箇所

1 災害派遣要請の概要等要請者 要請日時 撤収要請日時
岩手県知事 3月11日(金)14時52分 継続中
宮城県知事 3月11日(金)15時02分 継続中
茨城県知事 3月11日(金)16時20分 4月27日(水)16時30分
福島県知事 3月11日(金)16時47分 継続中
青森県知事 3月11日(金)16時54分 4月18日(月)17時00分
北海道知事 3月11日(金)18時50分 3月13日(日)15時00分
千葉県知事 3月12日(土)01時00分 4月5日(火)8時30分
2 防衛省・自衛隊の対応(1) 派遣規模
人員: 約23,150名
(陸災部隊:約18,600名、海災部隊:約1,800名、空災部隊:約2,600名、原子力災派部隊:約150名)
航空機: 約55機
艦船: 6隻  が活動中
※3月14日、東北方面総監を指揮官とする統合任務部隊を編成
※7月 1日、統合任務部隊の編成を解除

(2) 主な対応状況
ア 大規模震災災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日14時50分 防衛省災害対策本部設置(本部長:防衛大臣)
 3月11日18時00分 大規模震災災害派遣命令
 3月16日11時58分 予備自衛官及び即応予備自衛官の災害等招集命令
 3月17日22時00分 大規模震災災害派遣命令の一部変更命令
 7月 1日14時15分 大規模震災災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 航空機による情報収集、被災者の救助(19,247名)、人員及び物資輸送、給食支援、給水支援、入浴支援、医療支援、道路啓開、瓦礫除去、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、自衛隊施設(防衛大学校)における避難民受け入れ、慰問演奏

イ 原子力災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日19時30分 原子力災害派遣命令(12日09時20分廃止)
 3月12日09時20分 原子力災害派遣命令
 3月17日03時00分 原子力災害派遣命令の一部変更命令
 3月19日01時00分 原子力災害派遣命令の一部変更命令
 4月15日18時25分 原子力災害派遣命令の一部変更命令
 7月 1日14時15分 原子力災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 避難支援、給水支援、人員及び物資輸送、原子炉冷却のための放水、モニタリング支援、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、上空からの撮像、集じん飛行支援

ウ 現地調査団等の輸送支援

 ・ 政府調査団(第1陣:宮城県)の現地派遣
 ・ 経済産業副大臣及び原子力安全・保安院職員等の現地派遣
 ・ 総理大臣の現地視察(福島第1原発及び宮城県被災地上空等)
 ・ 政府調査団(第2陣:岩手県及び福島県)の現地派遣
 ・ DMAT(災害派遣医療チーム)の輸送支援
 ・ 防衛大臣現地視察(統合任務部隊編成)
 ・ 防災担当大臣現地視察
 ・ 防衛大臣現地視察(原子力災害派遣部隊現地調整所)
 ・ 防衛大臣現地視察(海災任務部隊、被災地、松島航空基地)
 ・ 総理大臣の現地視察(宮城県石巻市、東北方面総監部、松島航空基地)

エ その他

 3月18日(金)東北地方太平洋沖地震による被災地域において、自衛隊の部隊が実施する救援活動等に係る予備費の使用を閣議決定(約54億円)

(3) 自衛隊の活動
○陸自

(7月20日)

第6師団及び第9師団により、岩手・宮城・福島県内において、生活支援(給食・入浴)及び岩手・宮城県内において防疫支援を実施。
○海自

(7月20日)

岩手・宮城・福島県等の被災地沿岸海域において、行方不明者の捜索及び宮城県石巻市において入浴支援を実施。
○空自

(7月20日)

松島基地において、入浴支援を実施。
○原子力災害派遣による活動

(7月20日)

化学防護隊等により、福島県内において、除染支援を実施。

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震に対する自衛隊の活動状況(08時00分現在)
平成23年7月20日
防衛省

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。
※下線部は、前回からの変更箇所

1 災害派遣要請の概要等要請者 要請日時 撤収要請日時
岩手県知事 3月11日(金)14時52分 継続中
宮城県知事 3月11日(金)15時02分 継続中
茨城県知事 3月11日(金)16時20分 4月27日(水)16時30分
福島県知事 3月11日(金)16時47分 継続中
青森県知事 3月11日(金)16時54分 4月18日(月)17時00分
北海道知事 3月11日(金)18時50分 3月13日(日)15時00分
千葉県知事 3月12日(土)01時00分 4月5日(火)8時30分
2 防衛省・自衛隊の対応(1) 派遣規模
人員: 約23,250名
(陸災部隊:約18,700名、海災部隊:約1,800名、空災部隊:約2,600名、原子力災派部隊:約150名)
航空機: 約55機
艦船: 6隻  が活動中
※3月14日、東北方面総監を指揮官とする統合任務部隊を編成
※7月 1日、統合任務部隊の編成を解除

(2) 主な対応状況
ア 大規模震災災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日14時50分 防衛省災害対策本部設置(本部長:防衛大臣)
 3月11日18時00分 大規模震災災害派遣命令
 3月16日11時58分 予備自衛官及び即応予備自衛官の災害等招集命令
 3月17日22時00分 大規模震災災害派遣命令の一部変更命令
 7月 1日14時15分 大規模震災災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 航空機による情報収集、被災者の救助(19,247名)、人員及び物資輸送、給食支援、給水支援、入浴支援、医療支援、道路啓開、瓦礫除去、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、自衛隊施設(防衛大学校)における避難民受け入れ、慰問演奏

イ 原子力災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日19時30分 原子力災害派遣命令(12日09時20分廃止)
 3月12日09時20分 原子力災害派遣命令
 3月17日03時00分 原子力災害派遣命令の一部変更命令
 3月19日01時00分 原子力災害派遣命令の一部変更命令
 4月15日18時25分 原子力災害派遣命令の一部変更命令
 7月 1日14時15分 原子力災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 避難支援、給水支援、人員及び物資輸送、原子炉冷却のための放水、モニタリング支援、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、上空からの撮像、集じん飛行支援

ウ 現地調査団等の輸送支援

 ・ 政府調査団(第1陣:宮城県)の現地派遣
 ・ 経済産業副大臣及び原子力安全・保安院職員等の現地派遣
 ・ 総理大臣の現地視察(福島第1原発及び宮城県被災地上空等)
 ・ 政府調査団(第2陣:岩手県及び福島県)の現地派遣
 ・ DMAT(災害派遣医療チーム)の輸送支援
 ・ 防衛大臣現地視察(統合任務部隊編成)
 ・ 防災担当大臣現地視察
 ・ 防衛大臣現地視察(原子力災害派遣部隊現地調整所)
 ・ 防衛大臣現地視察(海災任務部隊、被災地、松島航空基地)
 ・ 総理大臣の現地視察(宮城県石巻市、東北方面総監部、松島航空基地)

エ その他

 3月18日(金)東北地方太平洋沖地震による被災地域において、自衛隊の部隊が実施する救援活動等に係る予備費の使用を閣議決定(約54億円)

(3) 自衛隊の活動
○陸自

(7月19日)

第6師団及び第9師団により、岩手・宮城・福島県内において、生活支援(給食・入浴)及び岩手・宮城県内において防疫支援を実施。
○海自

(7月19日)

岩手・宮城・福島県等の被災地沿岸海域において、行方不明者の捜索及び宮城県石巻市において入浴支援を実施。
○空自

(7月19日)

松島基地において、入浴支援を実施。
○原子力災害派遣による活動

(7月19日)

中央特殊武器防護隊等により、福島県内において、除染支援を実施。

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舞鶴展示訓練2011 日本海に展開した海上防衛力の抑止力

2011-07-24 23:50:09 | 海上自衛隊 催事

◆舞鶴展示訓練に行ってきました

 舞鶴展示訓練へ行ってきました。本日は取り急ぎ撮影した写真を紹介。

Img_8379  本日、そして土曜日に舞鶴基地、西舞鶴、敦賀に展開した艦艇により舞鶴地方隊展示訓練が実施されました。展示訓練とは舞鶴地方隊に所属する艦艇と自衛艦隊に所属する艦艇により海上自衛隊の訓練の一端を一般に展示する事でわが国の防衛力の水準とその取り組みの姿勢を広報する意義があります。

Img_7968  今回の舞鶴展示訓練は東日本大震災という史上最大の任務が継続され、同時に海賊対処任務、南西諸島警戒監視任務が継続されている状況下の実施であり、参加護衛艦は五隻と比較的小さな規模の行事とはなっていましたが、僅か一週間の応募期間にもかかわらず多くの来場者が駆けつけていました。

Img_8317  展示訓練は自衛艦の敬礼、観閲式、訓練展示という形で実施され、哨戒ヘリコプター捜索飛行やIRフレアー発射、機動航行、艦隊行動展示などが実施されていまして、夜間には昨日の記事に紹介した通り電灯艦飾が実施されています。艦内では災害派遣の様子を生々しく伝える写真パネル展も行われており、防衛に関する関心が高まっている今日に相応しい内容でもありました。

Img_8539  舞鶴展示訓練は、この上ない快晴に恵まれ、養生を航行する艦艇が生み出す心地よい風とともにその様子を撮影出来ましたが、一方で太陽光は厳しく、日焼けの痕がかなり沁みるというところでしたが、その状況を忘れるほどに、様々な内容を撮影する事が出来ました。本日は取り急ぎこんな形で失礼します。

北大路機関:はるな

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

コメント (2)
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