北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

大晦日だよ北大路機関!! さようなら2007こんにちは2008

2007-12-31 00:01:34 | 北大路機関 広報

■ゆく年くる年

 Weblog北大路機関、毎日更新という目標を一つ立てて2007年は完成しようとしているんだけど、我ながら良くネタもったなあ、という印象。大晦日ということで、まあ、雑談的な。ちなみに今日中に28万アクセス行きそうな感じ。

Img_6045  みんな~今年も一年間ありがと~、ぶいにゃのだ~!!

 ・・・、なんでさ。いやなんていうか、その、もう少し軽い口調で出来ないの?って、学部同期のヤツにけっこういわれたんで。アッそんな逃げないで~ 最初だけだからサ。ってなわけで、軽い感じで一年間とか振り返ってみる。なんで京都ネタか、なんで鉄道か、とか、アクセス解析とかも入れてネ。こんなに朝早く掲載してるのは、大晦日ってことで、本日はイロイロと廻らなきゃイカンので。

Img_3330  北大路機関広報、って訳じゃないけど、本日Fate Zero④「煉獄の炎」が1600時から全国で一斉に発売になる。そんな関係で冒頭の写真を選んだ。Fate stay nightはアニメ版の方だけど、結構ハマった。月姫のアニメも良かった。基本的にHARUNAの読書は、鴨武彦や高坂正尭、坂本義和の本を読んで、それ土台に最近の論文や体系書をカバー。更に難解な帝国システムを理解して吸収しようとシクハク。軍事っても江畑謙介と軍事関係誌を読む程度で、予算的にはもう学術書で右往左往。で、それ以外は一点集中になる。基本的にゲーム全般はしないんで、特定分野にハマるととことんまでハマる。なんつーても武内崇がカバーイラスト書いてるってだけで、笠井潔の“ヴァンパイヤー戦争”を全巻買ったくらい。

Img_7588  さて、なぜ北大路機関の記事は京都ネタが多いのか(急に飛んだネ)、これは単純に近いから。具体的にどのくらい近いかっていうと、HARUNAの自室から徒歩圏内にコンビニに行きがてら寄れる場所、二つほど世界文化遺産があって、共同研究室のある大学院の徒歩圏内にも世界文化遺産、それに修学旅行の定番スポット(多分)もあったりするので、京都ネタには事欠かない。アクセス解析してみると、一番人気が無いっぽいのが京都関連なんだけど、これが一番豊富だし、なんといっても北大路ってのが京都の地名なんで、このブログでは定期的に京都を特集するのが宿命のような感じ。で、行ってみたいぞ鞍馬の火祭!

Img_6335_1  なんで電車を載せるのか?それは底に線路がある限り・・・、OSIPよりGSIDの方が知人が多いし、かっぱ横丁より鶴舞の方が資料も集まる。そんな関係で名古屋によく行くんで、阪急と並んで名鉄の写真を撮ったりしている。一番好きな電車は名鉄7000形。その次が阪急6300形。京阪間だけでJR,阪急、京阪、あとまあ、近鉄も結んでるか、そして名古屋は名鉄が私鉄の代名詞だけれども車輌に個性が多い。そんな訳で、やっぱ、このブログ、そこまで深くはないけれども、鉄道ネタは多くこれからも載せてゆく。学術関係の遠出の時にも電車なら撮れるし。

Img_7507  一番の人気(笑)、自衛隊関係は、一応、平和問題を第一に扱う国際行政が専攻、しかも軍備管理論(国際レジーム論)を扱ってるんで、最低限、軍備の事を知っていなければ話にならないって信念が背景。あとは、自分で満足がゆく写真が撮れると嬉しい、ということもあって、北大路機関では、研究とは直接関係ない分野だけれども、自衛隊に関する掲載が、一応主柱を占めてゆくんだろうね。

Img_5924  そこで、今年から、行事を詳報ってんで一回に纏めるんじゃなくて、陸自だったら式典編・観閲行進編・訓練展示編・装備品展示編ってな感じに分けて掲載する案を試みたが、サッパリ進まない、まあ、やり方の選択に問題があるんだけど、フォトアルバム方式も上手く行かなかったし、場合によってはHP化って方策も考えた方がいいのかな、と。

Img_7662  今年、まあ、去年もだけれど、結構な数の基地祭を廻った。基本的に、阪急・名鉄・近鉄沿線なんだが、来年は此処までの数は行けないと思う。後悔といえば、金沢行った時に485系ボンネット型を撮っとけばよかった。あとどうでもいいけど、今年は戦車部隊の駐屯地祭は行けなかった。来年は千僧、今津、伊丹、近場なんだし、遠くには行かず見ときたいなあ。千僧は対人狙撃銃が観閲行進に登場、生物偵察車が登場したとか。

■2007年アクセス解析

 大晦日ってことで、一年間のアクセス解析も一挙掲載。ビックリするくらいのアクセスありがとう!これからもヨロシクね!以前は毎月の北大路機関広報自衛隊行事特集の際に載せてたアクセス解析、毎月ってのもどうかと思ったんで、やめて、年末に一気に載せてみた。

Statsimg0703191910  アクセス解析。この機能は、去年の伊丹駐屯地祭の頃、データ容量が限界に近付いていたので、思い切ってOCNブログサービスを容量の多い有料コースに乗り換えた際に利用が可能になった。伏見稲荷や伊丹の詳報でやたら写真を小さくしてる、時期、そっから写真がそれなりに大きくなった時期からアクセス解析を開始した。だから開始からまだ14ヶ月くらい。アクセス解析を使うと、どんな検索キーワードで入ったか、どのページにどれだけアクセスが来たかが一目瞭然になる。で、需要に応じた記事の作成をやってみた。

Statsimg070602  需要に応じた内容で毎日更新してみると、それなりの数の人が見ていてくれると判ればそれだけ励みになる。これは結構重要、てゆか嬉しい。人気記事は、自衛隊関係。半ば冗談で、T-4後継機に心神を採用してみては、とT-50の写真を見た時の思いつき記事が何故か一番の人気。とりあえず、出来ることからといって、書き進めてゆくとアクセス数は時に1000を越えることも。

Statsimg20070829  ユニークユーザ数というのが、実質的なアクセス数で、提示されているアクセス数は、アクセスされたページ数なので、カウントは必ずしも正確じゃないのだけど、OCNブログサービスのカウントは、ユニークユーザ数だけのカウントが無く、毎日足し算する訳にも行かないんで。でも、グラフで見てみると、ユニークユーザ数で一定以上の閲覧があるって事が分かる。

Statsimg20071127  富士総合火力演習の時期に、載せてなかった2006年の総火演の記事を載せて、富士学校の歴史とか、書架から資料を探して載せてみると、その頃から750以上のアクセスが集まるようになった。極力、見易いものを、ということで写真中心のレイアウト、行事関係の紹介にはリンク先を載せるようにした。守山でMADさんから、JPEGデータは圧縮すると劣化するからシャープ掛けると良いって助言を貰って、やってみると幾分か写真が観やすくなった。

Statsimg20071228  Weblog北大路機関、例えば部隊配備とか、運用方法とか、稚拙な間違いも多々あるらしい。ううむ、頑張ってんだけど、毎日やって、しかも新聞社みたいに北大路機関校閲部ってのは無いから誤字脱字から、錯誤も入れた間違いまで、色々と出てくるんだけど、これはもうしゃあないでっせ。なにぶん、個人的な写真をとり合えずWebに上げてみっか、的なブログだし、元々は酔った勢いで立ち上がったブログなんで、生暖かい目で見守ってやってください。

 あと、硬~い語り口なんで、相当なオッサンが書いてるんと違う?って印象があったらしい、舞鶴の夜間電飾、隣に偶然並んで撮ってた「TVあわゆき」「妖魔の不思議な旅」の皆さんもそんな印象で北大路機関を眺めてたようで。・・・、もうちっと軽い口調もいいのか?ってなところ。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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軍艦長門碑 軍都横須賀に遺された大海軍の面影

2007-12-30 11:18:26 | 海上自衛隊 催事

■大海軍と海上自衛隊

 伊藤正徳の著書「大海軍を想う」、初版ではなく四版のものだが、昭和32年(初版は31年)の著書が書架にある。冒頭の一文を少し引用してみたい。

Img_1006  “もとより戦艦「大和」なぞ必要としない。「陸奥」や「長門」を出す場面でもない。一隻の重巡さえ勿体ない。か、いま仮に、戦前にあった一萬トン巡洋艦十八隻中の一隻が残っており、それが竹島の近海を巡航するとしたらどうであろう。李承晩ラインと如き海上の縄張りは、初めから現れなかっただろうし、また仮に現れたとしても、忽ち水蒸気のように消え失せることは確かである。漁族を保護するブルカーニン・ラインもその類に近い”。

Img_1248  横須賀のウェルニー公園を三笠公園の方向から海上自衛隊横須賀基地の吉倉桟橋へ足を進めてゆくと、それには海軍の碑が置かれている。日本海軍は1941年から1945年までの間、主戦場となった太平洋を文字通り朱に染めて死力を尽くし闘い、保有艦艇の七割を亡失し、敗北した。思い起こしてみると、今日までの海戦史を見れば空母機動部隊同士の海戦の全てに日本海軍が関わっているし、最後に起こった戦艦同士の海戦も日本海軍と米海軍の間で生じたものである。

Img_0999  戦艦長門。伊勢型に続いて第一次世界大戦中に建造された日本最初の高速戦艦で、搭載する41㌢主砲の射程は37900㍍、基準排水量は32720㌧、近代化改修後は39130㌧の大型戦艦。日本海軍の象徴として君臨し、第二次世界大戦を生き延びた。1946年7月に原爆の標的艦となり、二発目の原爆で中破漏水、沈没した。乗員は1333名、水線部と砲塔は300㍉以上の装甲を有する。

Img_1002  これら、大日本帝国海軍の遺構というべき石碑は、おそらくこの場所から鉄底海域ソロモンの海へ、または厳寒のアリューシャン諸島、日本への玄関口であるマリアナ諸島へ向かう艦艇を家族や住民が見送ったのではないだろうか。

Img_1000  戦艦山城、29300㌧の戦艦で、超ド級戦艦である扶桑型の二番艦として就役し、第一次世界大戦と第二次世界大戦に参加、1944年10月25日、レイテ沖海戦に参加、西村艦隊の旗艦としてスリガオ海峡で優勢な米水上部隊と交戦、40㌢砲を搭載する「ウエストバージニア」「メリーランド」に対して36㌢砲で果敢に立ち向かい、巡洋艦からの20㌢砲弾や魚雷多数の命中を受け主砲弾薬庫が爆発、乗員の99%が一瞬の内に戦死し戦没している。

Img_1003  日本海軍の文字通り死闘とは、文章にて残るのみながら、その文面からも必死、決死の闘いが幾分かは伝わるが、それだけでは実感が湧かないほどの死闘であるということは判る。西村艦隊が受けた打撃、戦艦だけでも一千人以上が乗り組んでいる。弾薬庫が爆発すれば、甲板にいて爆風で海に吹き飛ばされでもしなければ助からない。

 価値観を和えれば、解釈も幾つかあるかもしれないが、歴史という大河の下流にある現代に生きる身としては、こうした先人の犠牲に成り立っていることは確かである。大晦日、横須賀基地の夜間電飾に足を運ばれる方がいらしたら、この碑にも足を運ばれてみては如何だろうか。“故国において忘れられようとする「大海軍」は、なお海の彼方に活きている”「大海軍を想う」は、こう書かれて締めくくられている。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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平成十九年度一月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報

2007-12-29 16:07:37 | 北大路機関 広報

■2008年1月自衛隊関連行事

 まもなく2007年も大晦日を迎え、新年、2008年を迎える。新年とうことだが、駐屯地祭や基地祭、航空祭というかたちでの公式行事は予定されていない。

Img_9597  一月期の公式行事の筆頭に挙げられるのは、第1空挺団による「空挺団降下訓練始め」である。第1空挺団は、新編された中央即応集団、Central Readiness Forceの隷下に置かれている陸上自衛隊唯一の空挺部隊で、その訓練の厳しさや士気の高さから、一部では第一狂ってる団とか日本唯一の軍隊と呼ばれ、定評がある。個人的に色々と武勇伝を聞いたが、確かに、と頷かされるものばかりである。

Img_4447  2008年1月13日1100~1200時に習志野演習場にて行われ、降下訓練と空中機動作戦の訓練展示を行う。習志野駐屯地の一般公開は行われない。JR津田沼駅か東葉高速鉄道北習志野駅からバス、若しくは京成電鉄習志野駅から徒歩30分、演習場入り口からバスが運行されるとのこと。非常に寒いので、とは首都圏在住のいつも現地でお会いする方のお話。

■一月十三日:第1空挺団平成20年降下訓練始め(千葉県習志野市)・中央即応集団HP()

Img_7644  一月下旬には海上自衛隊の近海練習航海部隊による日本各地への艦艇寄港が行われる。一般公開や、夜間電飾が例年行われ、基地とはまた違った港の夜景と護衛艦の夜間電飾はなかなかのものである。本日の時点ではまだ、海上自衛隊ホームページニュースリリースには公式の発表は出ていないようだが、発表され次第、この北大路機関広報にて掲載したい。

Img_8898  この他、全国の自衛隊航空部隊では、一月上旬に飛行始めを行う。飛行始めは、一般公開行事ではないが、一月の上旬には、大編隊が観れるかもしれない。参考までに、2007年は5日金曜日に年初編隊飛行や飛行初めが多くの部隊で行われている。2006年は5日と6日。

注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。

■北大路機関

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ヘリコプター護衛艦「ひゅうが」 横浜磯子にて建造中の近影

2007-12-28 12:11:26 | 先端軍事テクノロジー

■ひゅうが型護衛艦一番艦

 横須賀海軍施設一般公開に際して展開した磯子でのヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」建造中の近影を掲載したい。「そうりゅう」型潜水艦と並び、今年最も注目を浴びた艦艇の一つである。

Img_9153  写真は八月の横須賀サマーフェスタの見学に際して撮影した「ひゅうが」。ヘリコプター搭載護衛艦としては初めて全通飛行甲板を採用したことで注目を集めた。一時期、標的を運ぶ訓練支援機として海上自衛隊は、ハリアーの導入を模索していた時期があり、もしかしたら、と将来の発展を考えさせる艦容である。

Img_0946  あれから四ヶ月、ひゅうがの建造が何処まで進んだだろうか。遠路、磯子駅からYAMATO氏と共に足を運ぶと、全通飛行甲板を有する勇壮な姿が、見えてこない。見えているのは海上保安庁の新型巡視船のみ、まだ就役していないので、どこかにはいるはずである。

Img_0942  「ひゅうが」を探し、造船所の中を見回してみる。八月には「いかづち」が入渠していたドックには、「おやしお」型潜水艦が入っていた。神戸で建造されている新型潜水艦「そうりゅう」も、進水式の日の内にドックに入ったということなので、「そうりゅう」建造中の様子というのは、いまこのようになっているのだろうか。

Img_0945  よくみてみると、「ひゅうが」の艦橋部分がみえてきた。満載排水量は18000㌧、全長197㍍、100000馬力のガスタービンエンジンを搭載し、航空機は10機程度は搭載できるとされている。ひゅうが型二番艦には、国際人道支援任務に対応するヘリコプター用データリンク装備の強化や物資搭載スペースの強化などの設計変更が行われるとのこと。

Img_0954  ところで、ひゅうが型の格納庫と飛行甲板を結ぶエレベータには、ローターを装着したままの状態では陸上自衛隊の輸送ヘリコプターを収容できるようにはみえないのだが、飛行甲板後部にはミサイルを収容したVLSがある。インドネシア津波災害派遣の際には甲板上に大型ヘリは収容されていたが、島嶼部防衛任務では、飛行甲板後部にこの方式を採用すると、航空攻撃を受けた際にVLSからミサイルを発射したら、ヘリが爆風を被る気がする。

Img_0909_1  VLSの発射爆風というのは、ヘリコプターの真横で発射しても、大丈夫なのかもしれないが、仏海軍の原子力空母シャルルドゴールのように一段高いところにVLSを配置すれば、とも思ったのだが、若しくは爆風を艦備から逃がすようにしているのだろうか。毎度のことだが、「ひゅうが」にハリアー、とか搭載したらどうなるのかな、と思ったりもする。

Img_0950  結果から言うと、「ひゅうが」の様子を見ることは出来なかった。艦橋を撮影できただけでも良しとしたい。それよりも、ドックに入渠中の潜水艦という京都では絶対見れない非常に珍しいものを撮影できたので、良しとしたい。ところで、背景に見える住宅街、ここから「ひゅうが」はどのようにみえるのかな、と。なお、今回撮影の写真は全てジェイパワー前の海釣名所から撮影。

HARUNA

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海上自衛隊舞鶴基地 年末年始護衛艦一般公開予定

2007-12-27 15:02:05 | 北大路機関 広報

■29日~7日 舞鶴基地一般公開

 海上自衛隊舞鶴地方隊HP()に、年末年始の舞鶴基地見学予定が出ていたので、舞鶴基地の見所を写した写真とともに本日の掲載としたい。

Img_5606  海上自衛隊舞鶴基地には、第3護衛隊群旗艦“はるな”をはじめ、多くの護衛艦が配備されており、日本海全般の海上防衛及び災害派遣任務にあたっている。この舞鶴基地は、人口十万人弱の舞鶴市にあって、造船業などと並び一つの産業を形成しており、自衛隊桟橋は舞鶴市内の観光名所の一つとして数えられている。主観を重ねて記載すれば、海上自衛隊の基地では最も美しい環境に囲まれた基地といえる。

Img_5692_1  舞鶴基地の一般公開は、HP()によれば、29日土曜日から大晦日、元日、そして6日日曜日まで九日連続で一般公開される予定だ。一般公開されるのは、写真の護衛艦が停泊している北吸桟橋と、舞鶴鎮守府司令官を務めた東郷平八郎大将の展示など、多くの展示品をみる事が出来る海軍記念館である。

Img_6412_1  桟橋開放に加え、護衛艦一般公開も予定されており、艦内に入ることは出来ないが、上甲板を見学できるとの事。上甲板だけとはいっても、間近にみる護衛艦の迫力は一見の価値があり、少し高いところから見る情景も、飛行甲板から後ろの艦をみたり、甲板上に配置された様々な装備を見学することが出来るし、桟橋から見上げた艨艟とは、また違った姿を見ることが出来る。Img_6877

 この時期の舞鶴基地は、もしかしたら雪が積もっているかもしれない。雪景色と護衛艦、中々観れるものではない。考えてみれば日本三景の一つ、天橋立が近いこともあり、もともと美しい舞鶴の情景は、雪が降ればもっと魅力的な姿を見せてくれるはずである(その分、山陰線の運行状況が気になったりするのだが)。

Img_6227  舞鶴基地には、ヘリコプター護衛艦「はるな」の他、写真のイージス艦「みょうこう」、最新のイージス艦「あたご」、汎用護衛艦としては最も新しい護衛艦「すずなみ」、海上自衛隊最大の自衛艦である「ましゅう」型補給艦の「ましゅう」など、多くの艦艇の母港となっており、どの艦をみる事が出来るか、基地にいるかを考えるだけでも楽しいのではないか。

Img_5711_1  舞鶴基地は、舞鶴市役所の駐車場から掃海艇桟橋をみることができ、また、フェリー埠頭ターミナルから北吸桟橋を見ることが出来る。また、この埠頭からは舞鶴航空基地も望見できる。この他、東舞鶴駅から国道27号線に沿って歩いてゆくと色々と発見があるやもしれない。

HARUNA

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「ひゅうが」配備横須賀か舞鶴か? 護衛艦「しらね」火災事故と「はるな」老朽化

2007-12-26 17:48:53 | 防衛・安全保障

■「ひゅうが」は「しらね」後継?「はるな」後継?

 12月14日に発生した横須賀基地を母港とする第1護衛隊群旗艦「しらね」の火災事故では、艦橋のCICが全焼するという重大な事故であったようだ。

Img_9953  12月14日夜、横須賀基地に停泊中の護衛艦「しらね」のCIC(戦闘指揮所)レーダー画面周辺より火災が発生、消火活動に当たった三曹と海士長がそれぞれ煙を吸うなどして軽傷、病院に搬送された。火災は出火から実に八時間を経て15日0500時頃に鎮火したとのことである。現在までの報道を見る限り、出火場所は火の気がないことから、電気系統がショートした為ではないか、とされている。横須賀基地では、1994年4月7日に潜水艦「はましお」が配電盤から火災を起こした、という事故以来の大規模艦艇火災事故となった。

Img_0011  ヘリコプター護衛艦「しらね」型は、各ウエポンシステムを統括する強力なコンピュータを搭載したシステム艦として設計されており、事実就役当初からの環太平洋合同演習などでは高い評価を受けているとされるが、1980年代からの水上戦闘艦艇は対艦ミサイル攻撃などにより上部構造物を破壊された場合、被害を局限化する構想からコンピュータを分散させる構造を採用している。しかし、「しらね」型はCIC部分に中央コンピュータを搭載した設計を行っている為、対艦ミサイルが上部構造物を直撃した場合、全艦機能麻痺に陥る可能性が海事専門家から幾度か指摘されている。

 今回の火災事故では、八時間に及ぶ火災鎮火までの過程で、CIC設備は全損したとされている。また、報道などをみると、消火の決め手となった多量の水を消火に用いた事でCIC下の区画も冠水状態になったとのことである。これにより、恐らくシステム艦としてのシステム中枢が破壊された可能性が生じる。また、規模は不明ながら、八時間に及ぶ延焼により、上部構造物そのものに対して、熱による変形などの可能性も考えられる。

Img_1177  「しらね」は1980年3月就役。「こんごう」型ミサイル護衛艦が就役するまでは海上自衛隊最大の護衛艦であり、ヘリコプター運用設備を有することから、観艦式では二番艦「くらま」とともに度々、総理大臣が乗艦した。艦齢は27年である。海上自衛隊の護衛艦隊は、横須賀の第1護衛隊群、佐世保の第2護衛隊群、舞鶴に第3護衛隊群、呉に第4護衛隊群が置かれ、機動打撃部隊としての性格を有している。その旗艦として、1980年3月就役の「しらね」が横須賀に、1981年3月就役の「くらま」が佐世保に、1973年2月就役の「はるな」が舞鶴に、1974年11月就役の「ひえい」が呉に配備され、任務にあたっている。

Img_7202  「はるな」「ひえい」は「はるな」が1986年3月~1987年10月、「ひえい」が1987年8月~1989年3月にかけ、艦齢延長特別改装(FRAM)が行われ、戦術データ処理システムの搭載や、水上レーダーなどの改修が行われたが、「しらね」「くらま」はFRAMを行っていない。しかし、「はるな」は1973年就役ということもあり、老朽化が進んでいることから16DDHとして建造が進められる新型護衛艦「ひゅうが」の就役とともに現役を退くこととなっている。

 ここで問題なのは、システム中枢艦でありながら、そのシステム中枢、場合によっては上部構造物に構造的損害を受けている可能性がある「しらね」の修理を行うか、という問題である。護衛艦は通常、24年が寿命とされてきた。これを「はるな」型はFRAMにより乗り越えてきているわけだが、艦齢27年の「しらね」の補修を行うことが長期的に見てどうか、ということである。

Img_6445_1  無論、思いのほか損害が軽かった、という場合も考えられるが、重かった場合はどうするか、「はるな」を「ひゅうが」型二番艦に代替させ、「しらね」を「ひゅうが」に置き換えるというのが、一つの考え方としてはあるかもしれない。しかし、ドックに入っての定期整備、護衛艦は蒸気タービン艦は三年に一度、ガスタービン艦は四年に一度、この定期整備を行うこととなっているが、「はるな」は前の定期整備から四年経っており、現役に残るのであれば、定期整備が必要となる。この点、「はるな」定期整備の費用と「しらね」補修の費用を比較することになるのだろうか。

Img_9106  聞くところでは、「ひゅうが」は横須賀配備となるようで、横須賀基地ではちょうと地方総監部前にて大型桟橋の工事が進められている。時期的に観て「ひゅうが」用の桟橋と考えるのが自然で、「しらね」が舞鶴の回されるのでは、という声を聞いた。「はるな」の部品を「しらね」に流用、という方法も考えられなくは無いが、「秋月」型駆逐艦の時代ではあるまいし、これは現実的に考えにくい。

 もう一つ、考えうる対応策は、「しらね」をこの機会に徹底して護衛艦隊旗艦用に近代化改修してしまうという案。護衛艦隊旗艦「さわかぜ」が1983年就役であるから、非常に非現実的ではあるが、広大なヘリコプター格納庫部分に司令官が搭乗する一機分の収容スペースを残し、旗艦設備に充ててしまう事。格納庫上に配置されたシースパロー発射機を撤去すれば、将来の大容量通信設備の増設にも対応できるのではないか、第七艦隊旗艦「ブルーリッジ」が1970年であることを考えると、こんな案もありなのかな、と。半ば冗談で書いてみました。

 で、「はるな」は広報用に呉基地あたりで記念艦。格納庫スペースだけを展示に使えば、建築基準法もクリアしやすいし、艦隊勤務が敬遠される今日この頃、広報は重要でっせ!・・・、無理?。

HARUNA

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荒鷲と城塞 航空自衛隊F-15Jイーグルと犬山城国宝天守閣

2007-12-25 17:15:04 | 航空自衛隊 装備名鑑

■F-15J&C-130&F-2

 先日、所用あって名古屋に展開した際、犬山に立ち寄った。航空機の撮影は、別に目的ではなかったのだが、面白い写真が撮影できたので掲載したい。

Img_3039  古風な形状の管制塔・・・、ではない!。F-15Jと犬山城!!。C.ジョニー氏から、犬山で面白い写真が撮れた、との情報を戴いた。実は小生、来年末に廃線が決定した名鉄モノレールの撮影を行うべく計画していたが、丁度名古屋に行く用事があり、その際に撮影。モノレールに沿って足を進めていると、C.ジョニー氏のお話通り、こんな情景が飛び込んできたのである。

Img_2950  写真は名古屋名駅の高層ビル群とC-130H輸送機。C-130が所属する航空自衛隊小牧基地は、かつて、国際線も乗り入れた尾張名古屋空の玄関口、名古屋空港(現在は県営名古屋空港、しかし、利用した友人のM氏からの情報では九州からの直行便もあるとの話)というだけあって、名古屋の中心部から近いのである。

Img_2946  訓練に飛行していたC-130Hは二機確認できた。航空祭予行の三機編隊やUH-60Jの五機編隊など、この場所から編隊と高層ビルという取り合わせは出来るのだろうか。岐阜基地の航空機と小牧基地の航空機を同時に撮影できたこのポイント、撮影の第一目的は突如発表された名鉄モノレール廃線決定の情報を受け、展開した際に撮影した。

Img_2947  C-130はこの日、滑走路のタッチ&ゴー訓練を行っていたようで、おそらく、名駅ビル群上空を飛んだのではなく、やはり望遠の圧縮効果で二つの被写体が重なったように写ったのではないかと推測。ちょうどアングル的に良い場所で旋回をしてくれる。順光の名古屋港ポートタワーからも、こんな構図が撮れるのか、興味があったりする。ご存知の方、ご一報いただければ幸いです。

Img_3033  岐阜基地に着陸するF-15J戦闘機。929号機と書かれているのが判別できる為、F-15J改(形態1型)と記載するべきだろうか。

 聞き覚えのある轟音が耳に届く、その十秒ほど後だろうか、鋼鉄の猛禽、F-15が澄み切った秋空を背景に頭上を越えてゆく。F-15はこの直線上にあるホームベース岐阜基地へ滑走路をフライパスした後に着陸態勢に入るべく再び旋回、着陸する。

Img_3035  犬山城天守閣とF-15が重なって見えるのは、この旋回の時である。着陸のために脚を出しているのが確認できるだろうか。前述のように圧縮効果により近く見えるので、浜松基地の第1航空団のT-4や小牧のC-130がタッチ&ゴー訓練を実施している時などと重なれば、一定数の航空機と天守閣を入れてみることが出来るかもしれない。

Img_3014  F-2上空通過。・・・、実は正直に言うと、モノレール線の真下にいるときに上空をF-4が通過したのだが、モノレールもまさに目の前を通過しようとしている瞬間。距離もあるし、人間同時に二つの被写体には対応出来ない、ああ、あれさえ撮れれば、とは思ったものの、まあ、ファントム逃しても、イーグルとF-2が撮れたんだし、良しとしよう。

Img_3027  犬山城天守閣とF-2.やや離れているのは致し方ない。興味本位な疑問なのだが、岐阜基地航空祭予行のブルーインパルス飛行展示と犬山城天守閣は、このアングルから撮った場合、どう写るのだろうか、ブルーインパルスが飛行展示を実施した今年の熊本城祭のようなアングルが撮れるのかな、と少々興味があったりする。

Img_3029  岐阜基地へ着陸してゆくF-2.

 今回、主眼として撮影した名鉄モノレールは、犬山線の特急停車駅、犬山遊園駅を始発として、成田山名古屋別院のある成田山駅、SFドラマ「猿の軍団」の考証に参加したことでSFファンには名高い日本モンキーパークに繋がる動物園駅を結ぶ、日本初の跨座式(コンクリート支柱の上をゴムタイヤで走行する方式)モノレールとして知られる。こちらの撮影記事も遠からず掲載したい。僅か1.3kmの路線なので、皆さんも散策してみれば、航空ファン、鉄道ファン共々、面白い写真が撮れるかもしれない。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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アメリカ海軍 電子の要塞イージス艦のクリスマスイルミネーション

2007-12-24 11:28:22 | 在日米軍

■横須賀海軍施設クリスマスイルミネーション

 天長節に続き、本日はクリスマスイヴである。全国の主要駅前ではクリスマスイルミネーションが連なり、商店街、街路、木々にも電飾が施されている。本日は、その中でも一風変わったイージス艦のクリスマスイルミネーション特集。

Img_1045  アメリカ海軍の夜間電飾は、ほの温かい白熱電球に浮かぶ勇壮な鉄の城、というような海上自衛隊の夜間電飾とは一風異なり、色とりどり、華やかで、なんというか、イルミネーションそのものである。

 二隻並んでいるのはアーレイバーク級ミサイル駆逐艦、いわゆるイージス艦である。その端、やや見えにくいが単色の電飾は海上自衛隊の護衛艦。

Img_1042  上の写真は、二隻並んだタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦。倉庫が邪魔で非常に見えにくいが、更にその向こうには第七艦隊旗艦ブルーリッジの艦橋がみえる。アンテナを配置しやすいよう設計された空母型船体の上にはアンテナを支柱として多くの電飾が施されている。

Img_1034  かわってこちらは海上自衛隊横須賀基地の護衛艦。昨日掲載した横須賀基地の電飾と同じ時に撮影したもの。色とりどりのアメリカ海軍艦艇を米軍基地祭で御馴染みの某色水に例えれば、こちらは三ツ矢サイダーかラムネに例えるべきか。何となれ、同じ色、というのは一つ清涼感を生み、きちっとしているようで、小生はこちらの方が戦闘艦らしいと思う。

Img_1032  色とりどりのアメリカ海軍と海上自衛隊の電飾、つまり、戦闘艦を照らすにはイルミネーションか、夜間電飾か、みなさんはどちらがお好みなのだろうか。

 以上の四枚は十二月八日の横須賀グランドイルミネーションに際して撮影した写真である。

Img_0055  こちらは、別の日、十一月に横須賀基地を安針台公園から撮影したもの。別に夜間電飾を施しているわけでは無いが、常夜灯でも多くの艦が並ぶと、壮観である。ただ、昨日展開したYAMATO氏情報では、急激に暗くなるので、頑丈な三脚が必要、とのこと。写真の下の方にも写っているが二重フェンスがあるため、小型三脚ではなんともならないようだ。

HARUNA

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天長節特別企画 海上自衛隊護衛艦夜間電飾特集

2007-12-23 13:03:39 | 北大路機関特別企画

■天長節

 本日は天長節である。この日に合わせ、重ねて12月19日2151時、Weblog北大路機関がアクセス解析開始から27万アクセスを突破した特別企画「護衛艦夜間電飾特集」を掲載したい。

Img_1360  海上自衛隊艦艇夜間電飾は、艦隊の入港や大規模な訓練、祝日において行われる。

 本日は天長節であることから、満艦飾が行われているとのはなし、夜間電飾も行われるのだろうか。白熱電球が発するほのかな温かみを帯びた光は、観るものをなにか、ホっとさせる印象がある。

Img_1379  写真は、昨年の護衛艦隊集合訓練に際しての写真。舞鶴基地の第3護衛隊群旗艦「はるな」、そして先日火災事故を起こし、CICが全焼した横須賀第1護衛隊群旗艦「しらね」、佐世保基地第2護衛隊群旗艦「くらま」が並んでいる。

Img_6214  こちらは、今年開催された舞鶴地方隊展示訓練における夜間電飾。

 いまや海上自衛隊最古参の護衛艦となった、海上自衛隊初のヘリコプター搭載護衛艦「はるな」。マストの上に灯された赤い表示灯と、列となった電飾が水面に反射して、「はるな」を照らしている。

Img_6138_1  イージス艦「みょうこう」。第3護衛隊群は、ミサイル護衛艦で編成される第63護衛隊が、「みょうこう」「あたご」という二隻のイージス艦から編成されている。「はるな」の後継には横須賀基地から「ひゅうが」と交代した艦が配置されると聞いた事があるが、それよりは「きりしま」をまわしてくれれば、弾道弾を日本海で全て阻止できると思う。

Img_6134_1  護衛艦「あまぎり」。第3護衛隊群の護衛艦は、「あまぎり」「ゆうぎり」「はまぎり」「せとぎり」という四隻の「あさぎり」型護衛艦と、汎用護衛艦としては最新鋭の「たかなみ」型最終艦「すずなみ」の5隻から編成されており、舞鶴地方隊、大湊地方隊とともに日本海を中心とした海上防衛を担っている。

Img_6194  第3護衛隊は1960年12月1日に編成された護衛艦隊隷下の機動打撃部隊であり、舞鶴地方隊は1952年8月1日に創設された部隊である。護衛艦の数では第3護衛隊群が圧倒的に多いが、地方隊には基地機能を担う要員多数が配置されており、人員では圧倒的に多い。

Img_7046  呉地方隊大阪湾展示訓練において撮影した第4護衛隊群旗艦「ひえい」。

 「ひえい」は「はるな」型の二番艦。第4護衛隊群は1971年2月1日に創設された一番新しい護衛隊群である。呉地方隊は1954年7月1日に創設された部隊である。

Img_7056  大阪湾展示訓練の艦艇入港当日は、天保山周辺で敵対組織によるデモが実施されていたため、立ち入り禁止区域が非常に広く、このような角度からしか撮影できなかったのが残念。観覧車から撮影しようかとも思ったが、一人で観覧車・・・、いろんな意味でサムイので断念。

Img_0655  写真は横須賀基地。観艦式予行に備え艦艇が夜間電飾を行っている。横須賀基地を夜間、撮影するには安針台公園からが一番であると聞いた事があるが、高いフェンスの周りに多くの人が寄りかかると、危険でない規模の寄りかかりでも振動してしまい、長時間露光の撮影はできないかもしれない。やはり、遠征の小生には、このウェルニー公園からが一番では、と思う。

Img_0692  ウェルニー公園を含めての艦艇写真。対岸にはアメリカ海軍施設があり、打寄せる波音と護衛艦のイルミネーションは、一種かわった基地の面持ちを訪れるものに魅せてくれる。ちなみに、この他、塚山公園から撮影、という方法もあるのかもしれないが、あんなに遠くまで夜、行くのは大変かもしれない。

Img_1039  こちらは、十二月八日のアメリカ海軍施設一般公開に際しての夜間電飾。三脚を用いず撮影した割には案外、良い出来である。

 今年も残すところあと少し、大晦日には夜間電飾を行うこともあるようなので、皆さんも、このような海のイルミネーションを観に行かれてみてはどうだろうか。

HARUNA

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京都駅クリスマスイルミネーション2007 絶景の空中回廊から古都を眺める

2007-12-22 11:10:57 | 写真

■クリスマス!

 今年も残すところあと一週間と少し。多く行った自衛隊関連行事の詳報は春期までに掲載するとして、今回は名古屋駅に引き続き京都駅のクリスマスイルミネーション特集だ!。

Img_1656  クリスマスイルミネーションは、クリスマス当日までに掲載しないと価値激減。せっかく三脚背負って撮影に出向いたので、掲載したい。実は当日、嵐山花灯路の撮影を計画していたのだが、共同研究室を出ると、あいにくの雨天。雨天は雨天で地面に光が反射して良い写真になるのだが、傘が多いと、狭い花灯路では傘と傘に反射したコンデジのフラッシュしか写らないという悲劇が起こる。

Img_1660  そういった理由で嵐山は後日、と諦め、撮影に赴いたのは、京都駅である。なんといっても京都駅は屋内イルミネーション方式を採用しており、あの広い空間では多分、傘さすヤツも居ないだろう。ということで、バスに乗り込み一路京都駅へ向かう。写真は烏丸中央口。

Img_1677  京都駅の特大クリスマスツリー。

 ツリーの高さは実に22㍍もあり、1700時から2300時まで点灯している。クリスマスツリーのところでは記念写真なども撮影出来るので、多くの人が訪れるが、前回は、写真に写っているエスカレータを利用。今回のイルミネーション撮影は、反対側から撮影した。

Img_1683  22㍍の巨大クリスマスツリーを遥かに凌ぐ京都駅ビル。

 京都駅ビルは高さ60㍍と、東寺の五重塔よりも高く、その内部は巨大な空間となっており、駅ビルの吹抜け部分が有する空間容積としては日本最大ではないだろうか。さて、今回のテーマは、空中回廊。実は、写真右端に沿っての蛍光灯が吊られた場所が空中回廊なのである。

Img_1689  クリスマスツリーとは反対側、京都駅ビル東側にあるクリスマスカーニバルガーデン。

 西側のクリスマスツリーの方が烏丸中央口から良く見えるため、このあたりはあまり人がいない。しかし、望見できるツリーは、広大な京都駅の空間と相まって、一味違ったものに見える。

Img_1692  ちなみに、京都駅十周年を記念したウィンターイルミネーションとして、この東側のイルミネーションと、空中回廊のイルミネーションは来年二月末まで行われるとの事だ。当日は、雨ということで、ガラスが濡れており、撮影できなかったが、この空中回廊からは京都市街を望む事も出来る。

Img_1697  空中回廊のイルミネーション。

 流れ星を模ったイルミネーション、幾何学模様のように重ねあわされた駅ビルのガラスに反射に、乱反射が一種、幻想的な空間を演出している。ちなみに、真下が見え難い設計となっているので、高所恐怖症の人にも安心である(多分)。

Img_1706  京都市南部を望む。平日ということもあって、思ったほど人も多くない。クリスマスとなると、やはり混雑するのだろうか。ちなみに、この空中回廊の点灯時間は1700時から2200時までである。一風変った、クリスマスイルミネーションを観る事が出来る、京都駅である。

HARUNA

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