北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【京都幕間旅情】京阪8000系,京都地下水問題を巡る京阪鴨東線と阪急京都本線に京都市営地下鉄

2025-03-16 07:01:10 | コラム
■京阪8000系
 新幹線と地下水の問題をもう少しふ見込んで。

 京阪鴨東線、東山のあたりを一気に地下路線で結んでいますが、これ、建設中のところを知っているはずなのですが、自分にはあのとき、地下水の反対があったかなあ、と問われると、無かったように。

 地下路線、北陸新幹線延伸の関係で論点となっていますので、過去の延伸工事がどうであったかを思い出そうとするとのですが、地下鉄東西線のときも、それほど大きな反対は無かったようにおもう。

 東西線で地下水はどう変わったのか、あれだけポスターを刷る予算があるならば、もし顕著に減ったならば、こんなに減った、という数字が出せるはずなのですが、みえてこないのですよね。

 善気水、吉水の地下水が減り始めたというのは昭和の時代といいますし、鴨東線に並行して流れている鴨川についても、水量が減ったという印象は、飛び石の高さなどを加えても感じられない。

 金沢まで特急で移動する際、現状では敦賀乗り換えが必須となっていまして煩雑ですし、湖西線が悪天候に弱いために時間もかかる、何らかの形で北陸新幹線開通は必要なのです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
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【G3X撮影速報】岐阜基地航空祭2024(4)54年目の力強いC-1FTB離陸とF-15記念塗装機(2024-11-17)

2025-03-15 20:24:25 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■C-1FTBの離陸
 銀色の輸送機が灰色の大空へと離陸してゆく。

 C-1FTBの離陸、航空自衛隊の、いや日本の防衛装備開発の中にあってこのフライトテストベットという様々な新鋭装備の開発試験を行ってきましたFTBの存在は大きく、今年この航空機は、ついにその最後を迎えるというのは少し寂しい気がします。

 F-15戦闘機が動き始めたか。それとも、F-2戦闘機が動き始めたか、コンパクトデジタルカメラというには大きすぎるこのG3Xをいつまでも愛用しているのはこの2400mm超望遠を1型センサーという比較的大きなセンサーをそなえているゆえ。

 イーグル、しかも記念塗装の機体が動き始めたことが分かりました。航空祭や駐屯地祭に艦艇、視線の片隅に興味を惹くものがあれば、鞄の片隅からこのG3Xを取り出して最大望遠で眺めますと、一眼レフの標準ズームでは見えない遠くが、見えてきて。

 C-2輸送機も動き始めて、その巨大な輸送機は滑走路のエンドにはいりつつあります。ただ、この望遠レンズでも陽炎だけはどうにもならない、もっとも、これは600mmの白レンズでも陽炎がどうにかなるような機首はありませんので、仕方ないけれども。

 銀ちゃん、いつしかこのC-1FTBはこう愛称がつくようになりました。しっかし長生きだなあ、このC-1が初飛行したのは昭和45年、なんと、護衛艦はるな起工式が1970年3月19日、XC-1初飛行が1970年11月12日ですから、考えると凄い。

 イーグル特別塗装機が機動飛行を開始しました、が、この日は残念なことに曇天、予行の日なんかは抜け渡るような爽快感を醸す青空だったわけですから、ちょっとお天気さんも嫉妬してしまうほどに、見栄えあるイーグルの機動飛行のはじまり。

 ジャパンスーパーイーグルではないのか、この特別塗装機が飛び始めたときにはF-2戦闘機初号機の、つまりFS-Xと呼ばれていた時代の塗装とおなじものでしたから、アメリカで進められている近代化改修型の試作機ではないのか、といわれたものなのですが。

 イーグルに気圧されたのか、青空がゲリラ的に戻ってきまして、ちょっと良い迫力、このG3Xはその単体で撮影しているのではなく、白レンズの100-400を取り付けたEOS-7Dとともに並べて撮影していますので、構図とピントは甘くなるのだけれども。

 ショックコーンをひいたりヴェイパーを曳いたり、機動飛行とともに、空気中の湿気が凄いことになっていますから、航空祭をかっこうよく引き立てる空気中の水蒸気が圧迫されて水滴となって機動飛行に華を添えるような、そんな機動飛行が続きまして。

 T-7練習機の機動飛行も。小回りについてはこれ以上の航空機は、・・・、予定では三月中に配備されることになっているF-35B戦闘機の空中で停止できる能力くらいではないかというほどに、小回りが利いているのですけれども、飛ぶ様子はかわいらしい。

 テキサンⅡ練習機がこのT-7の後継機に選定されたのはこのちょっと後でしたか、馬力で倍という、諸外国では高等練習機に使っているような機体を初等練習機に使うというものだから、練習機に乗る練習機が必要になるかもしれないと、おもいつつ。

 F-2戦闘機の機動飛行です。こちらも後継機の開発、GCAPグローバル戦闘機開発が進んでいますが、なんとなく、トランプ政権の独自外交により欧州が独自第六世代戦闘機を開発することとなり、トーネード以来の大量生産が行われる可能性が出てきました。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-百万遍,河豚も鮟鱇も串カツにすると気軽で手頃

2025-03-15 14:41:22 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 冬の味覚と云えば河豚も鮟鱇などなど。

 寒い、という夜、昨年のこの季節にはもう桜咲いていたから、梅さえ咲いていない今日この頃は、それは梅も咲けないほどに寒いのだなあ、という認識を新たにするのですけれども。

 ビールから始める。寒いという先ほどの認識は変わっていないのだ、が、暖房のよく効いた店内に入りますと、やっぱビールでいいかな、とおもう、ここは百万遍、知恩寺と京大のとなり。

 季節の串カツ、ここ串八は西大路通の北野白梅町に本店があるのですが、例外なく混雑しているので、百万遍店のほうに寄ってみました、お楽しみはこの季節の串カツというもの。

 菜の花豚巻、北海生ほたて、アンコウバジルソース、ふぐ、新タマネギ、串カツは庶民的な価格帯ですので、ふぐやアンコウというと高級感があるけれども、ここならお安い。

 ハイボールで改めてかんぱい。ブラックニッカ、昔は安酒の代名詞でしたが昨今の国産ウィスキー人気でジョニーウォーカーレッドラベルには迫る価格帯になると、美味しく思えてきて。

 唐揚げを注文してハイカラにしてみる。ハイボールを注文するとカラアゲを注文してみたくなるのは、アブラモノがまだまだいける世代なのかなあ、とおもうのですけれども。

 〆はオニギリ、手作りおにぎり、選べる八種類が、焼き鮭、南高梅、焼きタラコ、かつお昆布、生明太子、しらす岩のり、ちりめん山椒、釜揚げしらす、いろいろあります。

 ワインをロックでハイボールの続きを受け持つ。ワインロッシ、はじめて呑んだのは昔、再開発前の広島駅前でした、あのカオスな雰囲気が懐かしいが、再開発するとどこにでもある地方都市へ。

 ちりめん山椒と鮭、さすがに8個も頂くのはちょっとというところですので、三つにするか二つにするかを考えた上で、厳選して選んで、ワインとともにおいしくいただきました。

 串八、百万遍の交差点の目の前です。むかしはこの界隈は京大名物というか迷物の立て看板が交差点の向こうに溢れていましたが、撤去されてしまうと活気が無くなった、そこを徒歩で帰路につきました。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【京都発幕間旅情】W7系新幹線電車-北陸新幹線延伸に反対する京都一部市民へ高架案

2025-03-15 07:00:36 | コラム
■地下か高架か
 市内のポスターが増えてきましたので。

 北陸新幹線、昨今気のせいかもしれませんが更に延伸反対のポスターを市内でみるようになってきまして、理由は費用の面もありますし地下に路線を引かせたくないというものも増えています。

 高架路線で京都市内を走らせるのはどうか、既に山陰本線は京都駅から円町花園まで高架路線ですし、新幹線は勿論近鉄京都線も高架路線ですから、いまさら高架路線反対はないのではとおもう。

 阪急線が地下路線を運行していますし、京阪も鴨東線は地下路線なのですから地下水の問題がそれほど深刻なのか、地下鉄が六地蔵まで延伸するときも地下水枯渇の問題は叫ばれていません。

 地下路線がいやならば、高架路線という代案はあるはずです、もちろん用地確保で費用は高騰するのですが、まだ大まかな路線は決定していますが細部はこれからですので、間に合う問題ではある。

 リニアを京都へ。意味が不明なのは、北陸新幹線反対のポスターがあって隣にリニア誘致のポスターがある、いま、京都では北陸と結ばれることを忌避する地下工作が、進んでいるのでしょう。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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令和六年度三月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2025.03.15-2025.03.22)

2025-03-14 20:01:21 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 今年も江田島から幹部候補生課程修了者とともに練習艦隊が出航する季節となってまいりました。

 第75期一般幹部候補生課程修了者、第77期飛行幹部候補生課程修了者、練習艦隊が明日、江田島を出航します。一般幹部候補生は近海練習航海、飛行幹部候補生は外洋練習航海にのぞむ艦隊、出航の様子は江田島からそろって見ることが出来まして、なかなかの迫力が期待できる。

 近海練習航海部隊は15日江田島出航、練習艦隊司令官渡邉浩海将補を指揮官として修了者を含む855名、掃海母艦うらが、練習艦しまかぜ、護衛艦てるづき、護衛艦うみぎり参加、外洋練習航海は第12護衛隊司令水の達彦1佐を指揮官として護衛艦すずなみ参加とともに出航します。

 近海練習航海部隊神戸入港は19日水曜日から22日土曜日までとなっています。今年の練習艦隊は規模が参加艦艇が4隻と大きい物ですから、神戸港に目一杯入港する様子は迫力があるかも知れません。いまのところ一般公開は予定されていないようですが。

 神戸港は撮影できる角度が多く、夜景が素晴らしい物ですから三脚を用意しますと電灯艦飾等が行われていない場合でも、なかなかの情景を撮影することが出来ますし、また神戸港は遊覧船も運行されています、意外な角度の護衛艦と練習艦や掃海母艦をみられるでしょう。

 与座岳分屯基地開庁52周年記念行事、3月15日土曜日に行われます。第56警戒隊のレーダーサイトで沖縄本島にある、那覇空港に旅客機で向かう際に特徴的なレーダーが目印のレーダーサイトで、この特徴的なレーダーというのが有名なガメラレーダーとなっています。

 一般公開は0900時から1100時、基地祭としてここまで開放時間が短いのは逆に珍しいのですけれども、救難ヘリコプターによる救難飛行展示、ペトリオットミサイル、基地防空用地対空誘導弾の一般公開、音楽演奏も行われる、一時間あたりの密度が濃い行事といえますね。

 やはぎ蒲郡港一般公開、3月16日に予定されています。舞鶴基地に配備されている昨年就役したばかりの最新鋭護衛艦やはぎ、艦名の由来である矢作川にほどちかい蒲郡へ16日、入港し一般公開となります。予定時間は0900時から1500時までとなっています。

 やはぎ一般公開の場所は蒲郡埠頭11号岸壁、蒲郡市浜町で埠頭岸壁駐車場が開放されるということです。地図を見ますと蒲郡駅からはかなり距離がありますので、徒歩でというのはきびしいかもしれません、また、海上にはお手洗いが無いと云うことですのでごちゅういください。

 やはぎ小松島港一般公開、3月19日水曜日に行われます。なぜ週末では無く週半ばなのかということについて、土曜日に蒲郡で一般公開がおこなわれているといえばご理解頂けるでしょう。やはぎ艦艇広報が行われるのは、徳島地方協力本部によればはじめてであるとのこと。

 小松島港、やはぎ一般公開は小松島港金磯岸壁というとことで、南小松島駅からは剣道120号線で弁天橋方面へ行ったところです。0900時から受付は1430時までとのこと。ぞくぞくと建造されるFFM多機能フリゲイトもがみ型、一般公開海上には駐車場があると発表されました。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・3月16日やはぎ蒲郡港一般公開
・3月19日―22日近海練習航海部隊神戸入港
・3月19日やはぎ小松島港一般公開
・3月15日近海練習航海部隊外洋練習航海部隊江田島出航
・3月15日与座岳分屯基地開庁52周年記念行事

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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ウクライナ情勢-ロシア軍はクルスク方面でのウクライナ軍排除のための複数方面からの攻撃を開始

2025-03-14 07:01:01 | 国際・政治
■防衛情報-ウクライナ情勢
 欧米の歩調の乱れがロシア軍を有利に導いているもよう。

 ロシア軍はクルスク方面でのウクライナ軍排除のための複数方面からの攻撃を開始した、ISWアメリカ戦争研究所ウクライナ戦況報告3月8日付発表によれば、ロシア軍はウクライナ軍の退路を遮断するためにクルスクとの国境沿いにある複数の橋梁を爆破したとしています。

 スジャへのウクライナ軍退路遮断が目的である、これはロシア側ミルブロガーが行っている分析で、具体的にはH07号高速道路の橋梁を爆破しているという。一方、これにこごうしてロシア軍はロシア本土からウクライナ本土へのガスパイプラインを攻撃進路に用いようとした模様。

 ガスパイプラインの中を歩兵部隊が移動するという方式で、ウクライナ軍人地背後をつこうとしたもよう。ただ、この行動について、ロシア側が戦果を強調した一方、ウクライナ側はロシア軍を撃破したと発表していて情報確認が相互とも取れない状況と考えられます。

 ISWは踏み込んだ発言をしていませんが、アメリカでは人件費削減のために専門分析要員を削りすぎていることが判断を左右する問題に的確な問題領域に依拠した助言を行えないことが現在の情勢似影響を及ぼしているのではないか、従来は保守復権へ専門人材を養成する動きがありましたが。

 ハドソン研究所はじめ、保守系シンクタンクは大統領選前からトランプ大統領再選に向け、保守人材養成に尽力してきたようですが、こうした人材を登用しようという動きがそれほど大きくありません。これが現在の判断ミスや事実誤認につながっているのではとかんがえるのですね。

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【G3X撮影速報】今津駐屯地創設72周年記念行事(7)機動打撃発動!(2024-09-21)

2025-03-13 20:21:46 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■大団円へ
 部隊規模が小さいと訓練展示の規模も限界になるのかもしれませんが。

 機動打撃発動、16式機動戦闘車が前進を開始します。もともと機動戦闘車は防御戦闘などで威力を発揮する装備、といわれていましたが第8師団YOUTUBEなんかをみますと、機動打撃発動、でこれがでてくるほどですから。

 16式機動戦闘車は第8師団と第14旅団の即応機動連隊、あとは第4師団の第4偵察戦闘大隊の新編と同時に配備が始まり、今や、薄くひろくではありますが全国の駐屯地祭で普通に見られるような装備となってきましたけれども。

 戦車の任務であった機動打撃発動、この機動打撃というのは、英訳がなかなかみつからない日本独特の運用ともいえるドクトリンですが、ようするに普通科主体の自衛隊にあって逆襲部隊の攻撃を主軸として構成されている運用です。

 防衛戦闘では相手の損耗の蓄積を待って攻撃衝力の限界に達したところで逆襲部隊の投入が行われ、これが一気に戦果拡張へ転じるのが、機動打撃発動です、がこの場合、相手に切り込む形となるために、戦車が必要と考えられていました。

 逆襲部隊、戦車同士の撃ち合いに発展しますと、防御力が必要となり、機動戦闘車の正面走行は74式戦車の傾斜装甲、砲塔正面で200mm近い装甲がありますが、16式機動戦闘車は74式戦車よりも正面投影面積が大きいが圧倒的に軽い。

 増加装甲3型という車体正面に装着するブロックのような装甲と、そして増加装甲1型という爆発反応装甲は存在していますが、1型はともかく3型は異常に大きく、あれでは機動力、とくに不整地踏破能力が相当制限されるのは自明といえて。

 前進する機動戦闘車、今回の訓練展示では仮設敵は戦車を装備していないという前提でした、もっとも第1機械化大隊のような仮設敵部隊以外には対抗部隊で戦車を持っていることは無い、という状況がいまの本州の陸上訓練環境だけれども。

 迫ってくる機動戦闘車、訓練展示をどの角度から撮影するのかを問われた結果のような構図です。最初の観閲行進を撮影したい場所で撮っていれば、迫ってくる様子を見られるのですが、その場合は見えるのは真正面だけとなってしまうのです。

 追い越してゆく機動戦闘車、観閲行進を真正面から曲がる角度で撮影できる、これは行進の構図にたくさんの車両を修めることが出来るのですが、観閲行進ごとこの位置で最前列付近で撮影するという選択肢も、訓練展示撮影には選択肢ではある。

 G-3Xの連射速度では難しいのですが、というか一枚一枚シャッターを押していますからね、しかし一眼レフですと、この角度で主砲の空包射撃なんかをやってくれますと、どーんと迫力ある構図となりますので、多少無理しても私は動くのですね。

 87式偵察警戒車、24式装輪装甲戦闘車偵察型が後継となるようですが、センサーマストを装備していて可能な限り威力偵察を避けるという運用が為されるもよう、ただ、車体は大型化して火力も相当充実するものとなります。

 24式装輪装甲戦闘車の第3偵察戦闘大隊への配備は、まだまだ先となりますか、まず富士学校に装備として配備されたものが一般公開されるのがもう少し先のようですから、未来の話ですが、そのころの周辺情勢、どうなっているのか、関心事ですね。

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多用途飛行艇に関する補足的な視座【1】カリフォルニア山林火災被害額は1350億ドルから1500億ドル

2025-03-13 07:00:48 | 防災・災害派遣
■3.11の季節
 3.11の季節ですしそして、神護寺や三千院と鞍馬寺に貴船神社と最近探訪しました場所が場所でしたので山林火災に関する視座をちょっと大きく考えすぎたのかもしれませんが。

 多用途飛行艇に関する補足的な視座について。消防飛行艇の話題が国会でも取り上げられ、また北大路機関の話題でも反応が寄せられまして、昨今中々こうした展開が有りませんでしたので幸いでした、そこで本日は補足的な話題として。山林火災の脅威度を考えさせられたのは、過疎化と少子高齢化という、過去にない課題が加わった為です。

 過疎化は山間部の山林火災を初動で発見できない蓋然性の高まり、少子化は消防団構成員の減少により山林火災即応能力が低下し小規模火災の大規模火災化を食い止められない、つまり“山林火災の従来における年間被害規模”という前提を根本から変える分水嶺が出ているという、東日本大震災前に津波被害を喧伝し冷遇されたような構図と重なります。

 飛行艇は予算が大きく、山林火災対策としては過度である、この言い分は、大規模山林火災が今後増える可能性という条件を無視したものであり、変な話、過去十年間の津波被害から津波対策予算を決める措置を、東日本大震災から14年を経て東日本大震災規模の災害を度外視し警戒を緩めるような構図と、今後の山林火災大規模化の懸念を重ねたものです。

 カリフォルニア山林火災、今回の大船渡山林火災と比較する事は比較の対象として難しい事は理解しているのですが、大都市近郊の高級住宅街まで延焼した事により被害金額はJPモルガンのアナリスト概算で500億ドル、7兆9000億円規模という試算が。1350億ドルから1500億ドル、21兆円から23兆円の被害に達したという気象関連企業の試算もある。

 もっとも、私的な依怙贔屓論が無いのかと云われれば、無いわけではないのだが。西国三十三宇札所巡礼、いや京都市内では神護寺や三千院と鞍馬寺に鹿苑寺、このところ散策している文化財が山と森林に隣接しているという事情もあります、かりに文化財から10km先で小火があり、初期消火に失敗した場合というものを認識してしまったわけですね。

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【京都幕間旅情】鹿苑寺(金閣寺),世界恐慌の懸念と顕在化する第三次世界大戦への拡大懸念とともに

2025-03-12 20:25:32 | 写真
■平和に金閣寺
 報道を見ていますと世界恐慌の懸念が顕在化しているように見えてきて。

 平和に金閣寺こと鹿苑寺を拝観しているのですが、実際問題、この平和はいつまで維持できるのかなあ、というところです。安倍総理暗殺事件の時点で、第三次大戦の危機が起こったら、と書きましたが。

 トランプ関税により、トランプ大統領就任式に出席した億万長者が現時点で失った資産総額は31兆円、という規模に登るというブルームバーグの報道があった、とお友達からお教え頂きまして。

 トランプ恐慌が来るのではないか、イーロンマスク氏が失った資産規模は1480億ドルとも報道されていますので、間違いなくアメリカはリセッションに入りつつある、世界恐慌の可能性さえも。

 台湾海峡とウクライナ、おそらく問題はこの導火線が世界規模の分断に繋がる、第三次世界大戦へ分断される懸念が出ている、世界における国際公序の牽引者が役を降りようとしているのだから。

 ウクライナについては、現状で停戦を行うことは、国連PKO部隊がスエズ危機のさいのように介入して兵力引き離しを行わない限り、2014年のクリミア併合後繰り返されている状況となるでしょう。

 クリミア併合、ドンバス戦争、なんども停戦の合意が各国の出席する席上で締結されているものの、ロシア軍は、ウクライナ陰謀論を立ち上げて自衛を名目に国際法上の正当性がない侵略を繰り返した。

 プーチン大統領は約束を守る、こうトランプ大統領が真剣に考えているとするならば、現在、世界は国家間の信頼と強調による平和維持の原点が破綻し、軍事力と同盟が戦争を防ぐ状態となっている。

 話し合うだけで戦争を終わらせることが出来る、トランプ大統領の視点は日本の進歩的文化人の一部と並んで、国家間の協調と信頼を信じているという意味で世界で最も平和的な大統領なのかもしれないが。

 手段としての平和を目的として、結果としての平和を必ずしももとめない。日本国憲法の精神を信じて国家の運命を託そうとしているのは日本国民だけかと思いましたが、アメリカもそうなりつつある。

 結果としての平和にこだわらなければ、宥和主義、譲りすぎたことが第二次世界大戦、船倉以外の選択肢が無い状況となってしまった、この歴史を繰り返すこととなるのだろうと思うのですが。

 人間が耐えられる限界を超えた戦争、懸念するのは核兵器を核兵器国が保有し、核保有国が増えるなかにあって、地域紛争や限定戦争ではなく全面戦争が起きるならば、限界を超える戦争が怒る可能性も。

 鹿苑寺を眺めて平和な気分を満喫できているのですが、実際のところ、トランプ大統領に大きな影響を与えられた安倍元総理が暗殺されたいま、耐えられない戦争の現実化を、認識すべきなのでしょう。

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【京都幕間旅情】鹿苑寺(金閣寺),京都に未だ満開へ咲かない梅花の三月を眺めつつ

2025-03-12 20:00:00 | 写真
■未だ季節は冬?
 梅がなかなか咲きません。

 今年は梅花の開花が久しぶりのほどの遅れと云うところでして、実際問題雪景色というものをみましても驚かれるでしょうけれども、金閣寺こと鹿苑寺の話題を起点に、ちょっと驚いた梅花の話題などを。

 鹿苑寺ちかくの北野天満宮、紅梅は咲いていますので参拝の際に本殿の周りには一応梅の香りは漂っていますし、参道の鳥居のあたりにも梅の香りは漂っているのですが、梅園の方は残念ながら。

 北野天満宮の御土居周辺は梅林となっていて、すこし地形が奥まっていることもありますので太陽の光が当たりにくい角度があるのですが、それにしてほ三分咲き、一分咲きというのがめだちます。

 梅園についても、あきらかに三分咲きがせいぜいとなっていて、この冬の厳しさといいますか、春がまだやってきていないのだなあ、そのきせつかんに戸実感してしまうところなのですけれども。

 桜前線は例年よりも早い地域がある、という気象庁の開花予報をNHKなどが報じているところを見ますと、気候変動、という印象を受けてしまうんですけれども、梅の開花状況を見ていますと現実は違う。

 京都のさくら開花時期というと、昨年だともう三月中旬は開花を迎えていたところのように思えるのですが、今年は梅花がまだですので、四月初旬からようやく咲く始めるというかたちになるのか。

 おむろ桜の開花時期は五月というところまではいかないだろうけれども四月後半似なるのだろうなあ、と思うのです。むろん、気温が急上昇して一気に開花することもあるのかもしれないけれども。

 さくらにまつわる祭事、ただ、これが暦の上の気候なのだろうと考えると、たとえば平野神社のひらの祭はもしかすると、今年は祭事の時期に開花して満開、ということはあるのかもしれません。

 梅園をもつ寺院や神社は、この気象をやはり想定外としているようで、北野天満宮の梅園は二月から三月中旬までの一般公開の予定であったのが、まだ咲いていない故に、公開期間を延期している。

 値引き、おどろいたのは梅園の一部が拝観料を値引きして500円が300円になっているところもあったりしまして、それは実際問題として開花していなかったため、というところがあります。

 祭事、梅花にかんするイベントなども、もう終わっているところがあったのですが、現状がダメなほど咲いていませんので、イベントはもう、開花していない花見、という感じだったのかもしれません。

 暦の上では、これが普通、つまり卒業式などがおこなわれる季節に梅花が香りを漂わせると云うことが日本の文化でしたから、普通なのかもしれませんが、なにか不思議に思えるのですよね。

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