北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

Weblog北大路機関:二〇二四年大晦日-本年も一年間お世話になりました

2024-12-31 20:24:21 | 北大路機関特別企画


二〇二四年大晦日-本年も一年間お世話になりました、来年もどうぞよろしく!

北大路機関
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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都駅,アイスコーヒーにフロートを浮かべて特急を待つ

2024-12-31 07:01:05 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 特急到着まで20分あるとしましたらば皆さんはどう時間を過ごすのでしょうか。

 舞鶴に向かうには京都駅から特急が早い。京都駅と云いますと北大路機関的には鉄道移動拠点の一つなのですが、ここには0番線ホームの改札から右に行ったところにカフェが一つありまして、実は夕方から居酒屋営業を始めるという、ちょっとホッコリする場所です。

 塩小路カフェ。朝食の時間帯にはモーニングサービスも執り行っているのですけれども、朝食というのもいいのでしょうが、ここは0番線に隣接していますので、昔から列車待ちの時間つぶしに活用しました、寝台特急日本海、なは・あかつき、思い出の世界という。

 アイスコーヒーなのですが、かんがえてみるとアイスクリームを浮かせるフロートを追加できますので、オレンジジュースやコーラフロート以外にも珈琲フロートというのはどうだろうとおもいまして、追加してもらいました。食べ物は0番線ホームがいろいろ多い。

 深煎り、というか苦味が強いものなのですが、アイスクリームを浮かべる事でウィンナーコーヒーではないのですけれども、ガムシロップのようなたしざんをせずとも落ち着いていただけます、アイスクリームの冷気がアイスコーヒーから水分を抽出してかたまるが。

 京都駅、JR西日本が在来線を運行して東海道新幹線はJR東海と近鉄京都駅に地下鉄京都駅と駅長さんが4名居て、東海道本線に山陰本線と奈良線が在来線として運行されている、故にいろいろな車両が乗り入れているという、もちろん列車も歴史と共に移ろい。

 ブルートレインは、色々撮影したものですが全て廃止されてしまいまして、考えれば特急雷鳥も廃止されたのだけれども北陸新幹線新大阪延伸の際には新幹線サンダーバード、はなさそうだから直通が新幹線はくちょう、金沢行が新幹線らいちょう、となるのか。

 アイスコーヒーで時間を潰す、いや調整するのですが、思い返してみると此処京都駅なんですが、京都駅の喫茶店はほぼ例外なくオーバーツーリズムの洗礼を受ける中でここは案外と静かで、ちょっと穴場なのかもしれませんねと思いつつ、撮影位置へ移動したのです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
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北大路機関『自衛隊最新装備二〇二四』F-35B戦闘機運用改修完了ヘリコプター搭載護衛艦かが,護衛艦やはぎ・あがの

2024-12-30 20:10:57 | 北大路機関特別企画
自衛隊最新装備二〇二四
 今年もあとわずかとなりましたので毎年恒例のWeblog北大路機関撮影の自衛隊最新装備紹介です。

 自衛隊最新装備2024、今年は色々とありました関係で一番行事の多い時機に身動きがとれない、ということがありまして、しかし前半の早い時期にヘリコプター搭載護衛艦かが、F-35B運用対応型甲板改修後の様子を撮影することが出来ました、三月の練習艦隊出航にあわせて呉において撮影したものです。

 かが、F-35B戦闘機運用改修を終えた後、サンディエゴ沖において試験を実施、これをどうにか撮影できないか、と相談されまして、そんな難しいこと言われても本省に掛け合うしか、と曖昧な返事をしたのですが、なんとなく、海上自衛隊が公表した映像には、あのひとが艦上にいけていたようで、幸い。

 やはぎ、あがの。新型護衛艦が揃って舞鶴基地へ配備されましたのは朗報でした。もがみ型護衛艦は一番艦もがみ、二番艦くまの進水式がCOVID-19新型コロナウィルス感染症のもっとも厳しい時代でしたが、これが明けた頃には続々と就役していまして、12隻を建造した後に拡大改良型を更に12隻建造するという。

 もがみ型大量配備は、同時に先進国と呼ばれた多くの国々が造船を含む製造業を手放していて、どんかんなわたしは20年以上前に、何故だろう骨幹産業なのに、と訝っていましたが、当時の論文で言うところのプロパテント政策、脱製造業のこころみが行われた結果の、経済構造に移行したという彼らなりの発展、と。

 あがの、やはぎ、短期間で続々と舞鶴に到着し、舞鶴も近未来の世界のようになっていますが、G7諸国では最大の造船業維持国になっている我が国、将来的に自由主義のステイクホルダー諸国からもとめられる造船能力による貢献、という構図があり得るのかな、とは順調につづく艦艇建造を傍目にみているゆえ。

 FFM拡大改良型はFFGという、FFGといえばオリバーハザードペリー級のようになる、とも考えてしまうのですが、もがみ型の武装では対応できないほど我が国周辺醸成が緊迫度を増している、ということは、ちょっとさびしいようななんというべきでしょうか。こうしたなかでも、もがみ型建造は続いているのです。

 ラファール戦闘機来日、自衛隊最新装備からは外れてしまいますが、2023年に撮影できなかったラファール戦闘機が再度来日してくれまして、ちょっと撮影位置がちがったなあ、とは反省するのですが、証拠写真的ではあってもラファールを撮影することが出来ました、これこそフランスが誇ると言いますか、育て上げられたもの。

 ラファール、現在太平洋方面に向けてフランス海軍ちからの象徴というべき原子力空母シャルルドゴールが訓練へ展開しています。欧州のわがくに周辺への部隊展開の背景には、同時に日本へ欧州情勢へ関心を持ってほしい、という姿勢の裏返しでも有り、基地が賑やかになるのは好いことですが、その裏側に現実が。

 カブール来日、イタリア海軍空母カブールの来日も、上記の通り、新しい安全保障環境の反映というべきものなのですが、来年には再度イギリス海軍が空母クイーンエリザベス級を日本へ派遣するといいます。カブールは護衛艦いずも型に先んじてF-35B戦闘機搭載改修を完了した、一歩先輩と言うべき航空母艦ですが。

 F-35B戦闘機とともにハリアー攻撃機まで満載し、飛行甲板に指し示して来日してくれたわけです、しかも空母クイーンエリザベスとちがい、海上自衛隊側の桟橋に停泊してくれました。こうした相互の防衛協力が、そのまま抑止力、というかたちで自由と人権を維持し、戦争を回避する機能へ繋がってくれれば、と思うのです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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能登半島地震発災から間もなく一年,自助への決意促す”南海レスキュー二〇二四”来月実施

2024-12-30 07:50:26 | 防災・災害派遣
■能登半島地震
 年末年始という時節ゆえ改めて。

 能登半島地震発災からまもなく一年となります。元日能登半島地震、阪神大震災や東日本大震災の発災日、1.17や3.11とはことなり、やはり元日となりますと震災追悼や報道特別番組よりもテレビ報道一つとって、お正月特番が優先されてしまうようにも思いますが。追悼一周年の事実は変わりません。

 南海レスキュー、一月中旬に自衛隊は大規模な防災訓練を実施します。それは中部方面総監の、南海トラフ地震という"国難"というべき事態に備えるという強い決意とともに実施され、そしてなによりも、防災の最も重要なことは自助共助公助のなかで自助である、という総監の言葉を聞くことがありました。

 能登半島地震への反省、訓練では能登半島と地理的特性がよく似た紀伊半島と四国や淡路島の孤立などを念頭に省庁間横断や民間団体との協力などを盛り込み、自衛隊も出せる限りの部隊を出すという。このために部隊を集約し、それは毎年恒例、方面航空部隊の年頭飛行訓練はじめを返上する勢い。

 自助、それは自分が助かることによって、周囲の、自宅の周りや親類縁者友人を助けることに繋がる、ということです。自衛隊が今回行う内容は、過去にない踏み込んだ訓練を実施し、はたしてそこまでの複合災害を想定する必要があるのか、というところまで、公助のあり方を踏み込んで行う計画です。

 公助で、自衛隊はやれるところまで最大限行う、が、この演習を実際に見る方や報道で見る皆さんの自助への備えは大丈夫ですか?という姿勢で訓練を行うということ。もっとも、報道説明会では全国紙は複数の記者を送り込んだ1社だけ、地元紙やテレビ局はなし、という状況ではあったようですけれども。

 能登半島、広域避難を実施したことにより、復旧から復興につなげる重要な時機、時期ではなく時機、これを逸してしまったようにも危惧します。しかし、どうすればよかったのか、少子高齢化や財政難を言い訳にしても現実は変わりません、年末年始という時節ではありますが今一度、防災を考えたいものですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【7D特報】岐阜基地到着,F-4EJファントム最終IRAN(定期整備)完了機(2019-04-11)

2024-12-29 20:16:12 | 詳報 陸海空自衛隊関連行事
■ファントム定期整備完了
 岐阜基地航空祭はいよいよ今週末です。そこで岐阜基地の美しい戦闘機を。ファントム、自衛隊の一時代を構成した万能戦闘機として歴史へ残るでしょう。

 ファントムを見たければ岐阜基地へ、遠くない将来に航空自衛隊のF-4戦闘機運用は岐阜基地のみとなります。勿論1959年に原型機が初飛行果たし、1971年より航空自衛隊配備開始となった、云わば旧式機はこれ以上近代化は構造寿命限界で難しく、多用途機となる。

 F-4EJ戦闘機三菱重工最終IRAN終了、2019年4月11日の岐阜基地到着です。357号機は予定通り1230時に岐阜基地へ着陸しました。実に長かった、航空自衛隊のF-4EJ導入は1971年、自衛隊向けF-4は三菱重工小牧南工場においてライセンス生産を行っている。

 F-4EJ戦闘機357号機、予定では機首部分に最終IRAN記念塗装が行われる予定だったという、こういうのも実に長きに渡り実施されたF-4の定期整備最終機ですから。しかしこの前日に青森県三沢基地にてF-35A墜落事案が発生、自粛機運により塗装は取りやめに。

 F-4EJ戦闘機429号機、こちらは飛行開発実験団の機体です。357号機の着陸時には一瞬の密雲に順光状態が突如日陰となりましたが、飛行開発実験団所属機の着陸時にはまた青空背景の順光風景へ復帰しました。F-4も現在は岐阜基地と百里基地に残るのみとなった。

 F-4EJ戦闘機429号機、百里基地第7航空団のF-4EJと偵察航空隊第501飛行隊のRF-4偵察機は間もなく運用終了、F-4EJはF-35Aへ置き換わり、百里基地にはF-2戦闘機が配備されます、岐阜基地ではあと数年間だけ、天候偵察等の多用途機として活躍しましょう。

 C-1FTC、川崎重工により国産開発されたC-1輸送機の初号機をフライトテストベット機として岐阜基地飛行開発実験団において運用しているもの。初号機ということでいちばん古いC-1輸送機となるのですが、実戦部隊のC-1程酷使されておらず、もう少し運用は続く。

 C-1FTBはタッチ&ゴーを繰り返していました。岐阜基地は機体左側を撮影する経路が順光なのですが、着陸経路次第では右側を撮影した場合でも順光となる経路があります。実はこの日、F-4最終IRAN特別塗装機が塗装中止となり、次善の策、となったわけでして。

 F-15戦闘機とF-2戦闘機、この日はF-2戦闘機が新型のスナイパーポッドを搭載し飛行試験を実施していまして、離陸を極超望遠にて撮影しますと、機体右側に装着されていたのですね。装着F-2は写真機とは異なりますが、右側を撮影する必要から陣地変換を行った。

 F-15戦闘機とF-2戦闘機、撮影位置は歩いて探さなければ見つからない、とは2005年のWeblog北大路機関運用開始当時に、岐阜基地も小牧基地も舞鶴基地も厚木基地も横須賀基地まで、散歩道を重ねたものでした、当時は時間の余裕が大きく、今考えれば無理をした。

 F-2戦闘機540号機、スナイパーポッド搭載機です。文字通り最新鋭のセンサーポッドで超低空侵攻やレーザー誘導爆弾誘導とステルス機探知を行う。米軍機へ搭載されているものは横田や岩国で視ましたが、自衛隊機へ搭載されているのは、この日初めてみましたもの。

 F-2戦闘機初号機、この機が540号機と連携し、恐らくレーザーJDAM運用試験を行っていたと考えられます。そしてスナイパーポッドの搭載飛行試験はこの日が第二回目だったとも言われます。スナイパーポッドの性能と航空自衛隊採用の背景については既報の通り。

 C-1輸送機029号機、定期便輸送とも思いましたが垂直尾翼に部隊章が記されていませんので、川崎重工岐阜工場へ定期整備へ入る機体と考えられます。C-1は古い機体、ファントムもそうですが国内にライセンス生産か国産開発が行われていると、長く使えるのですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-七条,せんべろの焼き鳥は京都タワーの地下

2024-12-29 18:18:39 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 ちょいといっぱい、好い言葉なものですが特に寒いときなどは千べろの店に行きたい。

 赤提灯といいますと、今年もいろいろなお店に行くことが出来たのですが、ちょっと高い焼き鳥のお店が多くなっているような印象がありますなかで、本来焼き鳥というのはもう少し手頃なものであってほしいものだなあ、とかんがえるところ。

 鳥せいさん、焼き鳥の鳥せいさんは、混雑しているときは凄い混雑しているところだけれども、この京都タワーの地下にありますフードコートの鳥せいさんは、いまのことろ、かなり混雑するような日であってもここは多少余裕があるのですね。

 神聖、清酒の銘柄ですが、ここ鳥せいさんでは神聖の原酒がいただけます、原酒というのは19度、なんだたいしたことないと言われるかもしれませんが、蒸留酒の19度ではなく、醸造酒の19度というのは、なにか案外と迫るものがあるのです。

 焼き鳥三本セット、鳥せいさんは焼き鳥の名門、あまりくわしくはないのですが、山科区のほうに本店があるのだとか。そして、この鳥せいさんの京都タワー地下では、焼き鳥3本セットと原酒一杯で、ちょうと千円、ひとによってはせんべろ。

 原酒をおかわりしますとせんべろではなくなりまして要するに超過にはなるのですが、せんべろも可能な店で一杯やる、というのは単に千円にこだわらずともお酒を愉しむ飲み方、といえるのかないえないのかな。

 物価高騰とともに、京都市内は繁華街を中心にどうしても割高というか、人材不足とあわせてどうしても人件費も重なってわりだかとなるなかで、京都タワーの地下、京都最大の蝋燭ですから見失うことのないランドマーク、迷わずにいけるのだ。

 年末という時節になっていますからこそ、こういう話題を掲載してみました次第です。物価高騰、聞けば京都のほうは観光地化とともにその影響が顕著と言いますか、名古屋や大阪と神戸よりもかなり進んでしまったように思えまして。

 京都タワーは展望台から見るだけでなく、地下で食べるのもいい、京都タワーの地下、地下鉄京都駅とも京都駅とも繋がっていますし、この地下街をもうすこし、100mほど進みますとヨドバシカメラがありますし、歩いていますとちょっと面白い一角ではあるのだ。

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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-二条,時の移ろいを愉しむ喫茶店は玉子焼きサンドと

2024-12-29 07:01:44 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 喫茶店に行こう。

 舞鶴と京都を結ぶ山陰本線、正確には綾部駅で乗り換えて舞鶴線経由で舞鶴に着くのだけれども、京都駅を特急まいづる号で出発すると直ぐ二条駅で停車する、特急料金を節約するにはこの二条駅で乗ると東舞鶴まで100km未満になるという二条城近くの駅だ。

 二条城のちかくには神泉苑という、平安遷都の際にここに首都を置く際の水源地となった泉がありまして、その直ぐ近くに山小屋風の、知る人ぞ知るから最近ではKBS放送がBS211で紹介して有名になった喫茶店があります、その喫茶店の名はチロルという。

 アイスコーヒーの透き通るグラス越しに落ち着いた調度品でまとめた店内の、しかし活気を散歩の同輩がたや観光の方々が満たす不思議な空間を眺めてふと一口、ひやしてもなお薫り高い珈琲を含むと、うむ苦い、先に豆を燻した独特の甘くない甘みが広がり。

 カフェーとか横文字表現では無く喫茶店と呼び名がふさわしいこのお店、今回こちらを探訪したのは卵焼きサンドを頂くため。厚焼きの卵焼き、案外遠出した先で注文すると砕いたゆでタマゴにマヨネーズを和えたコンビニ風のサンドウィッチが多いのですね。

 たべりゅ?という瑞鳳さんの卵焼きを思い出したわけではないのですが、こういう厚焼き卵のサンドウィッチを珈琲でちょっと休憩したくなることがある。甘みというけれども人工的な甘みでは無く卵黄の、そうたまごさんそのものの甘みを一口ひとくち。

 喫茶店というのは時間を愉しむ場所だとおもう。この二条城界隈、京都の中心部も中心部だ、地下鉄の駅目の前、戦後はGHQが滑走路代わりに使った堀川通があり、住宅街とオフィス街の分水嶺にある一角、だけれども不思議に木々と城址に社殿が静けさを醸す。

 チロル、人気店というか老舗の繁盛といいますか、混んでいることは多いが凪のような幕間もある。混雑しているときもあればさっと入って休息できるひとときもある、凪をみつけたならばそれは一休みの時機とおもう、こういう運を見つけたら休み時なのだ。

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【7D特報】イーグル北の空に機動飛行!千歳基地航空祭2019のF-15J(2019-08-04)

2024-12-28 20:15:15 | 詳報 陸海空自衛隊関連行事
■最強へ!戦闘機マフィアの夢
 F-15イーグル、航空自衛隊の主力戦闘機による航空祭機動飛行の迫力と情景をお伝えしましょう。

 F-15戦闘機の機動飛行、EOS-7Dの独壇場という印象でしょうか。F-15戦闘機は戦闘機マフィアと呼ばれたジョンボイド空軍大佐らアメリカ空軍と戦闘機メーカーの一派が構築した独自理論にもとづいて設計された機動性の権化というべき戦闘機の体系を構成する。

 E-M理論、エネルギー機動性理論という概念をジョンボイド大佐はバージニア工科大学での学位取得とともに構築してゆくこととなります。要するに機動性を最大限発揮するためのエンジン出力と機体形状というものを突き詰めた、科学の成果としての戦闘機、と。

 戦闘機マフィアという呼び名は揶揄された事を気に入っての自称ですが、ボイド大佐自身は、その軍歴を1945年の陸軍入隊から始めており、日本終戦後は進駐軍として日本にきました経験もあります。そして戦後復員し、元軍人援護法でアイオワ大学に進学しました。

 ROTC戦略将校予備課程、大学では学費を気にせず履修できるROTCにすすみ、意外にも経営学を専攻、卒業とともにアメリカ空軍少尉に任官、最初の赴任地はジェット機空戦激しい朝鮮戦争の第一線で、当時の最新鋭戦闘機F-86の操縦士として、従軍しています。

 F-100戦闘機、ボイド氏は戦後F-100の教官をつとめています。スーパーセイバーとして航空自衛隊でも検討されつつ、戦闘爆撃機としての運用は不要として採用されていませんが、教官として40秒間での不利な姿勢からの優位への転換にかんする操縦理論を構築する。

 航空攻撃研究。この理論は1958年に機動と対機動を包括し体系化されていまして、この理論の評価を経てF-100教官に続いて命じられたジョージア工科大学への研究単位取得が、F-15へとつながってゆきます。大学での熱力学理論の視点、戦闘機の操縦へ応用されます。

 トーマスクリスティ国防総省コンピューター技師は、この理論のコンピュータでの再現へ強い熱意を示し、ここで二人は意気投合、この二人組が戦闘機マフィア誕生の瞬間でした。熱力学と空気抵抗で戦闘機の航空戦における優位性が決まる、これはE-M理論というもの。

 東京五輪が開かれた1964年にE-M理論が完成、この理論が広まるとともにアメリカはヴェトナム戦争へ突入することとなり、戦闘爆撃を念頭に重量が肥大化した高性能な戦闘機が、近接戦闘では軽快な格下のMiG-19やMiG-21に敗北する状況が広がる最中、転機が。

 F-X開発、アメリカでは現在のF-15戦闘機につながる主力戦闘機開発が介しされました。1966年にF-X開発チーム参加を命じられたボイド大佐は当時、27tまで肥大化する計画であった戦闘機計画を推力をそのままに空戦以外の部分を切り離して18tまで軽量化します。

 F-15は、機動力を持って優位を獲得するという認識と、27tの戦闘機に搭載される最高性能のレーダーや27tの構造を支える強靱なチタン構造をそのまま、つまりGに強い、戦闘機を軽量化したものであり、この結果、空中戦に無敵という機動力を有するに至りました。

 空中戦では2020年に至るも無敵であり、万一主翼を片方全部失っても飛行して帰還できる、F-15はこうした戦闘機として今日も君臨しています。長くなりましたがいいたいことは何か、といわれますと、F-15の機動飛行でピンボケになるのは仕方ない事なのだよ、と。

 航空自衛隊の航空祭では安全第一で安全規則にがんじがらめの飛行展示枠内でも、ものすごい機動飛行を展示しています。だからこそ、ピンボケを量産するのは致し方ないのですね、戦闘機マフィアのものゆえ。そんな認識で写真などを見ていただけると、幸いです。

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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-寺町,多忙な年末もせめてハイカラで年末の気分転換をしよう

2024-12-28 14:11:13 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 たつみさん行ってきた話題です。

 年の瀬、しかし今年の年の瀬は多忙を極めていて、オーバーワークを具現化したような状況となっている最中、もう忘年会は全部断り、新年会は疲労困憊で寝ているだけの欠席なのだろうなあとおもい、年始挨拶で寝正月と決め込む今日このごろ。

 ハイカラで、せめてハイカラで年末の気分転換をしよう、と思い込みましたのは有名な寺町通りのあたりです。不思議に思うのは寺町と新京極は修学旅行生の街だというのに、こういう、前は青少年が入れない劇場さえ隣接していた、という街のつくり。

 寺町で一杯、ハイボールとカラアゲ、ハイカラっていう名前はどこから来たのだろうかとおもうのだけれど、妙に合うのは確かです。ハイボールのハイがなんなのかとか、タコハイボールのタコってなんなのだろう、という長年の疑問もあるのだが。

 焼酎のロックを、一ついただくこととしましょう。タコハイボールのタコの正体というのは、そう、いまこの瞬間にスマートフォンで検索するとすぐにわかるような内容なのだが、敢えて検索しない、いつかこういうところで教えてくれるだろう。

 手羽先を続いて注文しまして、焼酎とあわせます。芋焼酎か麦焼酎かで迷うところ、米焼酎よりは日本酒のほうが好きですからねえ。外は結構な低温なのだけれど、この寒さだと鞍馬は雪かな、とおもいつつ、ロックで冷たい焼酎を啜る大いなる矛盾だ。

 一年間を思い返すと、短いようでいろいろあった、忙しいときと凪の時間帯というかきかんがあることを認識した、もっとも、忙しいときは年度末付近とか二月あたりに集中していたのが、今年は年末に凝集して年賀状さえ手をつけられていないけれど。

 たつみ、この居酒屋さんは京都でもけっこう有名店らしい、けれども有名店という割には混雑していないときは混雑していないし、値段も手頃で美味しいものが安く頂ける、たつみ、早い時間帯から暖簾を出している、ちょっとお薦めのお店のひとつ。

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【京都発幕間旅情】近鉄21000系特急電車アーバンライナーと近鉄22000系特急電車ACE,冬の近鉄名古屋駅前の行き違い

2024-12-28 07:00:02 | コラム
■アーバンライナーとACE
 こういうアングルが好き。

 近鉄21000系特急電車アーバンライナーと近鉄22000系特急電車ACE、名古屋市内の近鉄名古屋駅をもう間もなくのところで二つお編成が行き違った瞬間を撮影しました、昔は此処であししげく撮影していたものですから。

 年の瀬、という単語が見えてきたのですが、ちょっと多忙という事でことしの仕事納めは大晦日になるか最悪と指呼してしまうかなあ、という今日この頃です、故にちょっと年末年始の準備も遅くなるのは目に見えているのですけれども。

 年末年始、考えると速いものではあるのだけれども、今年前半いろいろ大変で、しかしCOVID-19の五類変更から一年という事もありまして、すくなくとも昔ほどではないけれども、名古屋には遠出できるようになったなあ。

 近鉄のアーバンライナー、つまり名阪甲特急は観れていない時期が長かったように思うものですから、いつのまにか、特急ひのとり新時代が来ていたのもコロナの時代だったわけで、コロナ明けを丸々実感できたというかんじの。

 名古屋に毎週、ではないけれども毎月数回の感覚で行けるようになったという事が、先ず平時に戻ったところなのかなあ、という感じで、それは近鉄本線の電車ともまた気軽に撮影できるようになったという事とも裏返しでして。

 近鉄21000系特急電車アーバンライナーと近鉄22000系特急電車ACE、考えるとJRの青春18きっぷが使いにくくなると、近鉄の乗り放題チケットの有用性がきわだってくるところですから、来年はもっと利用するのかな、と考えたりする、年の瀬です。
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