■カナダ艦オタワ舞鶴入港
舞鶴基地の一般公開時間もそろそろ終盤が近づいてまいりました、カナダ艦オタワ見聞録は今回が最終回です。

オタワ、せとぎり。カナダ海軍フリゲイトと海上自衛隊護衛艦の比較ができる角度にて。カナダ海軍の印象は厳しい極地方の運用を考えた結果、全体的にレーダーを反射しにくそうな形状となっていますが、護衛艦の方は、これこそが海で戦う水上戦闘艦、というもの。

オタワ艦尾側から、並んでいた長大な行列はかなり短くなっている。一時はどうなることか、と思いました。見学できたようで幸い。いや、前の年の晴海でのイギリス揚陸艦アルビオンなどは並びすぎて相当数が乗れずに手続き終了、となってしまいましたから、ね。

オタワ上部構造物を岸壁から、行列はまだまだ続いている様子は見えるのですが、カナダ海軍の当初同時に40名までしか乗せない規約を急遽緩和したことで混雑は緩和されつつあります。護衛艦と違うハープーンやレーダーといった配置がよくわかる構図がおもしろい。

カナダ海軍のメイプルマーク。カナダといえば国旗にあるメイプルさんです。驚く無かれ、同じ英連邦だからというわけではないのでしょうが、オーストラリア海軍の艦艇にはこの位置にカンガルーが描かれている。英連邦だからか、一目でどの海軍かわかるのですね。

オタワを正面から、太陽がかげってきた。北太平洋や北大西洋に資する塗装であるカナダ海軍艦オタワ、太陽が順光でよく当たるときには白く輝くのですが、日が陰ってきますと、目立たなくなりまして、なるほどこれもロービジなのだなあ、と気づかされるところです。

57mm艦砲と航海レーダーにRaytheonの表示が。サーチライトが目立つのもカナダ海軍の任務が日本の海上自衛隊と共に法執行任務を司る海上保安庁とさらに水産資源管理を担う水産庁の任務をも担っている為の、警備救難用なのだ、という印象が伝わってきますね。

341艦番号が水面の乱反射に輝いている。海上自衛隊の護衛艦は艦番号が濃い灰色に白くしるされていますが、艦番号はカナダ海軍では黒く示しています。い峰昨今海上自衛隊の護衛艦や練習艦は艦番号をロービジとしていますか、カナダ海軍は今後どうなるのでしょう。

オタワとその対岸の艦番号156は護衛艦せとぎり。ちょっと距離がありますか、満載排水量ですと同じくらいの艦艇です、いやオタワの方が若干大きい。しかし搭載武装では、せとぎり、の方が遥かに大きく強靭ですので、乗員も多く必要で、窮屈なのかもしれません。

オタワ真横から、しかし興味を引くのは自動車の方でして、黄色い軽自動車は舞鶴地方隊総監部管理のもの。海上自衛隊はジムニーなど興味深い車両も採用していまして、もちろん業務車ですのであまり関心を以ては迷惑を掛けてしまいますが、渋いなあ、と思います。

前島埠頭からオタワ、せんだい、まつゆき。舞鶴基地にはイージス艦みょうこう、あたご、なども母港となっているのですが、基地に停泊している護衛艦は静かなものでした。しかしこの真夏の舞鶴は暑かった、京都よりも暑いというよりも熱いというほど、遠かった。

五老岳と補給艦ましゅう。カナダ海軍にも巨大な補給艦建造が進んでおり、戦力投射艦として補給艦に揚陸艦の機能を付与させ海外派遣での拠点として用いる設計ともいう。補給艦にも様々なものがあると思いながら、しかしこの補給艦ましゅう、大きい、と改めて。

ドックに入る護衛艦ひゅうが。満載排水量19000tの全通飛行甲板型護衛艦です、重整備に際して飛行甲板を仮設構造物にて覆っていましたので、飛行甲板を強化していたのかな、と想像してしまうのですが、将来像を期待しつつ、舞鶴から帰路に就く事となりました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
舞鶴基地の一般公開時間もそろそろ終盤が近づいてまいりました、カナダ艦オタワ見聞録は今回が最終回です。

オタワ、せとぎり。カナダ海軍フリゲイトと海上自衛隊護衛艦の比較ができる角度にて。カナダ海軍の印象は厳しい極地方の運用を考えた結果、全体的にレーダーを反射しにくそうな形状となっていますが、護衛艦の方は、これこそが海で戦う水上戦闘艦、というもの。

オタワ艦尾側から、並んでいた長大な行列はかなり短くなっている。一時はどうなることか、と思いました。見学できたようで幸い。いや、前の年の晴海でのイギリス揚陸艦アルビオンなどは並びすぎて相当数が乗れずに手続き終了、となってしまいましたから、ね。

オタワ上部構造物を岸壁から、行列はまだまだ続いている様子は見えるのですが、カナダ海軍の当初同時に40名までしか乗せない規約を急遽緩和したことで混雑は緩和されつつあります。護衛艦と違うハープーンやレーダーといった配置がよくわかる構図がおもしろい。

カナダ海軍のメイプルマーク。カナダといえば国旗にあるメイプルさんです。驚く無かれ、同じ英連邦だからというわけではないのでしょうが、オーストラリア海軍の艦艇にはこの位置にカンガルーが描かれている。英連邦だからか、一目でどの海軍かわかるのですね。

オタワを正面から、太陽がかげってきた。北太平洋や北大西洋に資する塗装であるカナダ海軍艦オタワ、太陽が順光でよく当たるときには白く輝くのですが、日が陰ってきますと、目立たなくなりまして、なるほどこれもロービジなのだなあ、と気づかされるところです。

57mm艦砲と航海レーダーにRaytheonの表示が。サーチライトが目立つのもカナダ海軍の任務が日本の海上自衛隊と共に法執行任務を司る海上保安庁とさらに水産資源管理を担う水産庁の任務をも担っている為の、警備救難用なのだ、という印象が伝わってきますね。

341艦番号が水面の乱反射に輝いている。海上自衛隊の護衛艦は艦番号が濃い灰色に白くしるされていますが、艦番号はカナダ海軍では黒く示しています。い峰昨今海上自衛隊の護衛艦や練習艦は艦番号をロービジとしていますか、カナダ海軍は今後どうなるのでしょう。

オタワとその対岸の艦番号156は護衛艦せとぎり。ちょっと距離がありますか、満載排水量ですと同じくらいの艦艇です、いやオタワの方が若干大きい。しかし搭載武装では、せとぎり、の方が遥かに大きく強靭ですので、乗員も多く必要で、窮屈なのかもしれません。

オタワ真横から、しかし興味を引くのは自動車の方でして、黄色い軽自動車は舞鶴地方隊総監部管理のもの。海上自衛隊はジムニーなど興味深い車両も採用していまして、もちろん業務車ですのであまり関心を以ては迷惑を掛けてしまいますが、渋いなあ、と思います。

前島埠頭からオタワ、せんだい、まつゆき。舞鶴基地にはイージス艦みょうこう、あたご、なども母港となっているのですが、基地に停泊している護衛艦は静かなものでした。しかしこの真夏の舞鶴は暑かった、京都よりも暑いというよりも熱いというほど、遠かった。

五老岳と補給艦ましゅう。カナダ海軍にも巨大な補給艦建造が進んでおり、戦力投射艦として補給艦に揚陸艦の機能を付与させ海外派遣での拠点として用いる設計ともいう。補給艦にも様々なものがあると思いながら、しかしこの補給艦ましゅう、大きい、と改めて。

ドックに入る護衛艦ひゅうが。満載排水量19000tの全通飛行甲板型護衛艦です、重整備に際して飛行甲板を仮設構造物にて覆っていましたので、飛行甲板を強化していたのかな、と想像してしまうのですが、将来像を期待しつつ、舞鶴から帰路に就く事となりました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)