■能登半島地震
年末年始という時節ゆえ改めて。
能登半島地震発災からまもなく一年となります。元日能登半島地震、阪神大震災や東日本大震災の発災日、1.17や3.11とはことなり、やはり元日となりますと震災追悼や報道特別番組よりもテレビ報道一つとって、お正月特番が優先されてしまうようにも思いますが。追悼一周年の事実は変わりません。
南海レスキュー、一月中旬に自衛隊は大規模な防災訓練を実施します。それは中部方面総監の、南海トラフ地震という"国難"というべき事態に備えるという強い決意とともに実施され、そしてなによりも、防災の最も重要なことは自助共助公助のなかで自助である、という総監の言葉を聞くことがありました。
能登半島地震への反省、訓練では能登半島と地理的特性がよく似た紀伊半島と四国や淡路島の孤立などを念頭に省庁間横断や民間団体との協力などを盛り込み、自衛隊も出せる限りの部隊を出すという。このために部隊を集約し、それは毎年恒例、方面航空部隊の年頭飛行訓練はじめを返上する勢い。
自助、それは自分が助かることによって、周囲の、自宅の周りや親類縁者友人を助けることに繋がる、ということです。自衛隊が今回行う内容は、過去にない踏み込んだ訓練を実施し、はたしてそこまでの複合災害を想定する必要があるのか、というところまで、公助のあり方を踏み込んで行う計画です。
公助で、自衛隊はやれるところまで最大限行う、が、この演習を実際に見る方や報道で見る皆さんの自助への備えは大丈夫ですか?という姿勢で訓練を行うということ。もっとも、報道説明会では全国紙は複数の記者を送り込んだ1社だけ、地元紙やテレビ局はなし、という状況ではあったようですけれども。
能登半島、広域避難を実施したことにより、復旧から復興につなげる重要な時機、時期ではなく時機、これを逸してしまったようにも危惧します。しかし、どうすればよかったのか、少子高齢化や財政難を言い訳にしても現実は変わりません、年末年始という時節ではありますが今一度、防災を考えたいものですね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
年末年始という時節ゆえ改めて。
能登半島地震発災からまもなく一年となります。元日能登半島地震、阪神大震災や東日本大震災の発災日、1.17や3.11とはことなり、やはり元日となりますと震災追悼や報道特別番組よりもテレビ報道一つとって、お正月特番が優先されてしまうようにも思いますが。追悼一周年の事実は変わりません。
南海レスキュー、一月中旬に自衛隊は大規模な防災訓練を実施します。それは中部方面総監の、南海トラフ地震という"国難"というべき事態に備えるという強い決意とともに実施され、そしてなによりも、防災の最も重要なことは自助共助公助のなかで自助である、という総監の言葉を聞くことがありました。
能登半島地震への反省、訓練では能登半島と地理的特性がよく似た紀伊半島と四国や淡路島の孤立などを念頭に省庁間横断や民間団体との協力などを盛り込み、自衛隊も出せる限りの部隊を出すという。このために部隊を集約し、それは毎年恒例、方面航空部隊の年頭飛行訓練はじめを返上する勢い。
自助、それは自分が助かることによって、周囲の、自宅の周りや親類縁者友人を助けることに繋がる、ということです。自衛隊が今回行う内容は、過去にない踏み込んだ訓練を実施し、はたしてそこまでの複合災害を想定する必要があるのか、というところまで、公助のあり方を踏み込んで行う計画です。
公助で、自衛隊はやれるところまで最大限行う、が、この演習を実際に見る方や報道で見る皆さんの自助への備えは大丈夫ですか?という姿勢で訓練を行うということ。もっとも、報道説明会では全国紙は複数の記者を送り込んだ1社だけ、地元紙やテレビ局はなし、という状況ではあったようですけれども。
能登半島、広域避難を実施したことにより、復旧から復興につなげる重要な時機、時期ではなく時機、これを逸してしまったようにも危惧します。しかし、どうすればよかったのか、少子高齢化や財政難を言い訳にしても現実は変わりません、年末年始という時節ではありますが今一度、防災を考えたいものですね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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