■アメリカ海軍のMH-60R
本日は少々多忙ということで変則的ではありますが小牧基地の写真を来週の小牧基地航空祭の予習的に紹介しましょう。
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小牧基地へアメリカ海軍のMH-60R統合多用途ヘリコプターが飛来しました、小牧基地を航空館BOONから平日撮影していますと、シーホークといいますかブラックホークといいますか、S-70系統のヘリコプターが見えてきました、小牧基地にも配備されているもの。
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U-125救難機とMH-60R統合多用途ヘリコプター、実のところ考えさせられる装備体系でして、政府は航空自衛隊のU-125を廃止する方針で防衛力整備を進めるという、新しい防衛力装備の主軸は射程の長い反撃能力といい、U-125を廃止してリソースをつぎこむ。
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HH-60戦闘救難ヘリコプターか、と遠景に見えた際には思ったのです、なにしろ一軒視して小牧基地を撮影する際に見慣れているUH-60J救難ヘリコプターとは違ったものですから、しかし正面以外が見えてくると空中給油受油装置が見えないのでHH-60ではない。
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UH-60J救難ヘリコプターであれば小牧基地の救難教育隊へ配備されているものですし、SH-60K哨戒ヘリコプターであれば小牧基地に隣接する三菱重工小牧南工場において製造され、定期整備も行われている機体、超望遠越しにみていますと機外タンクがみえません。
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SH-60L哨戒ヘリコプター、最新型機かなと期待する。SH-60K哨戒ヘリコプターは厚木の第51航空隊にて試験運用中の様子を2005年に見たのが初めてですが、先月新しい新しいと思っていた機体がついに除籍が始まりまして、輸送ヘリに改修することとなるのか。
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MH-60Rだ、こう気づきましたのは機種部分にセンサーボールが装着されていたためでして、なるほどこれは大物が来ている、なかなか見られないヘリコプター、いや、先日の空挺降下訓練始めにてなんか見たような気がするのですが、二機が小牧基地へ飛来したのだ。
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二機飛来した、こう驚いたのはこの撮影位置は小高い丘陵地の様に造成されていまして、ちょっと駐車場のあたりに歩いて一分二分往復していた時に飛来していたうちのもう一機は既に着陸していたのですね、あぶない、撮影できないところでした、きを点けねばね。
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第77回転翼海洋打撃飛行隊の所属でしょう、MH-60Rというのは従来型のSH-60Bから改修されているものでして、こうしたモッタイナイの精神が日本の自衛隊にはなく、退役して財務省管理下に置かれますと保管されずさっさと税金で分解されてしまうという現状で。
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SH-60B、所謂シーホークです。機体そのもののフレームはしっかりしていますから再利用できる部分は多く、新造よりは改修といいますとケチなような響きかもしれませんが、利用できるフレーム部分をそのまま使っているという構図、けちなわけではないというもの。
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LAMPSヘリコプターとして、水上戦闘艦のセンサーという運用が可能であるMH-60Rは装備品をモジュール搭載します、これは吊下ソナーとソノブイを装備することもできれば、ソナーを搭載せずソノブイだけ多数を搭載することもでき、もちろん対艦攻撃等も可能だ。
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UH-60J,一方考えてみますと航空自衛隊は現在UH-60J救難ヘリコプターを新造のUH-60Jにて置き換えているさなかです、ただ耐用年数限界となった機体は構造部分で老朽化している個所はあるのですが、ここを置き換えれば20年くらいまだ使えてしまうのです。
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U-125とともに航空自衛隊はUH-60Jを捨てているのですが、例えばU-125を陸上自衛隊の連絡偵察機に、センサーは相応のものを搭載しているのですし速度はLR-2よりも寧ろ早い、そしてUH-60Jを多用途ヘリコプターとして陸上自衛隊へ移管してくれれば、と思う。
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メーカー的には新造機のほうが、という反論があるのでしょうけれども、現実問題としてヘリコプターは現在、部隊定数に対して圧倒的に不足していますので、改修機と新造機を両方とも揃えて初めて定数割れを多少なりとも解消できる、今はそんな状況なのです。
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MH-60Rについては、給油の為に立ち寄っただけ、というところでしょうか、小牧旅客ターミナルという地方空港のような航空自衛隊の空輸輸送の待合室、その目の前で三十分ほど待機していましたらば、そのまま乗員がもどってきまして、揃って離陸してゆきました。
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G-3X、今回撮影に利用したのは超望遠ズーム性能に優れたコンパクト機種なのですが、流石に離陸に関しては撮影に一眼レフを使いました。しかし、ヘリコプターとはいえ米軍機、珍しいものを撮影出来たのだなあ、と短時間でも撮影に赴く意義を感じました次第です。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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本日は少々多忙ということで変則的ではありますが小牧基地の写真を来週の小牧基地航空祭の予習的に紹介しましょう。
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小牧基地へアメリカ海軍のMH-60R統合多用途ヘリコプターが飛来しました、小牧基地を航空館BOONから平日撮影していますと、シーホークといいますかブラックホークといいますか、S-70系統のヘリコプターが見えてきました、小牧基地にも配備されているもの。
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U-125救難機とMH-60R統合多用途ヘリコプター、実のところ考えさせられる装備体系でして、政府は航空自衛隊のU-125を廃止する方針で防衛力整備を進めるという、新しい防衛力装備の主軸は射程の長い反撃能力といい、U-125を廃止してリソースをつぎこむ。
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HH-60戦闘救難ヘリコプターか、と遠景に見えた際には思ったのです、なにしろ一軒視して小牧基地を撮影する際に見慣れているUH-60J救難ヘリコプターとは違ったものですから、しかし正面以外が見えてくると空中給油受油装置が見えないのでHH-60ではない。
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UH-60J救難ヘリコプターであれば小牧基地の救難教育隊へ配備されているものですし、SH-60K哨戒ヘリコプターであれば小牧基地に隣接する三菱重工小牧南工場において製造され、定期整備も行われている機体、超望遠越しにみていますと機外タンクがみえません。
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SH-60L哨戒ヘリコプター、最新型機かなと期待する。SH-60K哨戒ヘリコプターは厚木の第51航空隊にて試験運用中の様子を2005年に見たのが初めてですが、先月新しい新しいと思っていた機体がついに除籍が始まりまして、輸送ヘリに改修することとなるのか。
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MH-60Rだ、こう気づきましたのは機種部分にセンサーボールが装着されていたためでして、なるほどこれは大物が来ている、なかなか見られないヘリコプター、いや、先日の空挺降下訓練始めにてなんか見たような気がするのですが、二機が小牧基地へ飛来したのだ。
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二機飛来した、こう驚いたのはこの撮影位置は小高い丘陵地の様に造成されていまして、ちょっと駐車場のあたりに歩いて一分二分往復していた時に飛来していたうちのもう一機は既に着陸していたのですね、あぶない、撮影できないところでした、きを点けねばね。
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第77回転翼海洋打撃飛行隊の所属でしょう、MH-60Rというのは従来型のSH-60Bから改修されているものでして、こうしたモッタイナイの精神が日本の自衛隊にはなく、退役して財務省管理下に置かれますと保管されずさっさと税金で分解されてしまうという現状で。
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SH-60B、所謂シーホークです。機体そのもののフレームはしっかりしていますから再利用できる部分は多く、新造よりは改修といいますとケチなような響きかもしれませんが、利用できるフレーム部分をそのまま使っているという構図、けちなわけではないというもの。
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LAMPSヘリコプターとして、水上戦闘艦のセンサーという運用が可能であるMH-60Rは装備品をモジュール搭載します、これは吊下ソナーとソノブイを装備することもできれば、ソナーを搭載せずソノブイだけ多数を搭載することもでき、もちろん対艦攻撃等も可能だ。
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UH-60J,一方考えてみますと航空自衛隊は現在UH-60J救難ヘリコプターを新造のUH-60Jにて置き換えているさなかです、ただ耐用年数限界となった機体は構造部分で老朽化している個所はあるのですが、ここを置き換えれば20年くらいまだ使えてしまうのです。
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U-125とともに航空自衛隊はUH-60Jを捨てているのですが、例えばU-125を陸上自衛隊の連絡偵察機に、センサーは相応のものを搭載しているのですし速度はLR-2よりも寧ろ早い、そしてUH-60Jを多用途ヘリコプターとして陸上自衛隊へ移管してくれれば、と思う。
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メーカー的には新造機のほうが、という反論があるのでしょうけれども、現実問題としてヘリコプターは現在、部隊定数に対して圧倒的に不足していますので、改修機と新造機を両方とも揃えて初めて定数割れを多少なりとも解消できる、今はそんな状況なのです。
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MH-60Rについては、給油の為に立ち寄っただけ、というところでしょうか、小牧旅客ターミナルという地方空港のような航空自衛隊の空輸輸送の待合室、その目の前で三十分ほど待機していましたらば、そのまま乗員がもどってきまして、揃って離陸してゆきました。
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G-3X、今回撮影に利用したのは超望遠ズーム性能に優れたコンパクト機種なのですが、流石に離陸に関しては撮影に一眼レフを使いました。しかし、ヘリコプターとはいえ米軍機、珍しいものを撮影出来たのだなあ、と短時間でも撮影に赴く意義を感じました次第です。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
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