北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

入間基地航空祭2012は11月3日 日本一混雑する愛すべき航空祭を散策する

2012-10-31 22:53:23 | 航空自衛隊 装備名鑑

◆毎年来場20万!入間基地航空祭2011写真から

 いよいよ入間基地航空祭は今週末となりました。毎年文化の日に行われ20万の来場者を誇る入間基地ですが、今年の入間は11月3日が土曜日、これは例年より混雑するのでしょうか。

Iimg_0093 入間基地航空祭は別名人間基地航空祭と言われ、コミケか入間か、日本の人海戦術、人間基地というより人間墓地、とまで散々な言われよう。しかし、ここまで言われているのであっても言われ続け、日本最大の来場者を誇る入間基地航空祭は、それだけ愛されている航空祭ともいえるでしょう。

Iimg_0084 入間基地は、混雑する理由は首都圏の航空基地で、中部航空方面隊司令部が置かれている基地であるとともに、池袋から西武電車で一本、西武線へは渋谷から地下鉄の乗り入れでも結ばれており、世界最大の都市圏を構成する東京京浜地区からそのまますぐに行ける身近な基地というのが来場者の多さの理由といえるやもしれません。

Iimg_0216 しかし、C-1輸送機を運用する第二輸送航空隊、航空総隊司令部飛行隊と電子飛行測定隊、入間ヘリコプター空輸隊、などなど、C-1輸送機だけならば編隊飛行は美保基地でも実施されるのですが、YS-11の電子飛行測定隊はここでしかみられません。入間基地には電子戦支援隊もいるのですが、この部隊は展示されないのが残念ですけれども。

Iimg_0354 この入間基地、来場者が凄い、身動き取れない、迷子になった、人の流れに押し流された、こういわれて躊躇する方もいるのですけれども、正直に言いましょう、当方は昨年、混雑しているだろうと時間をかけてたっぷりと西武電車を撮影し、開門時間10分前から門前の列に並び、少々遅れて基地に入ったのですが、普通に最前列に陣取ることが出来ました。

Iimg_0441 最前列ですが、元々最前列に入るつもりはなく、開放されるエプロン地区のあまり混雑していない中央部か後ろ側から人垣越しに離陸を撮影し、頭上で展開される飛行展示のみを重点撮影し、それでも混雑すればブルーインパルスの離陸までに基地の敷地を出て、殺伐としない状況下で撮影するという心づもりだったのです。

Iimg_0459 当方が入ったのは北門、北門を選んだのは西武線を撮影していて、そのまま進んでいちばん近かった入り口が北門であったということ。入りますと会場の左端側に出たのですが、かなり場所に余裕がありました。エプロン地区に入る直前にお手洗いを済ませていたので、半日程度はここで大丈夫なはず、最前列に到達したときにはそんな感じ。

Iimg_0586 入間基地は混雑しますが、一昔は脚立にレジャーシートが入り乱れ、それはそれは凄い状況だったようですが、脚立禁止は隊員さんの巡回で徹底され、レジャーシートはブルーインパルスの飛行展示で混雑する正午までの限定レジャーシート専用区画が設定され、混雑している、以外のトラブルはかなり改善されました。

Iimg_0780 入間基地航空祭名物は、C-1輸送機の編隊飛行なのですけれども、誘導路を一本に進んでゆく様子は基地の外柵からしか撮影できないので、写真のように基地の敷地よりも外側から撮影する方はいるようです。芝生の基地外縁部はかなり人口密度に余裕があり、家族連れや、そこまで離着陸の様子に拘らない方はこういった場所で撮影するもよう。

Iimg_0860 C-1輸送機の編隊飛行、混雑する入間基地航空祭は事実なのですけれども、実感としてはしかし、これば場所次第なのだなあ、というのが正直な印象です。航空祭全般に言えるのですが、混雑するのは滑走路までの最前列から中央部分、しかし両端部はそこまでは混雑しないのです。

Iimg_0875 航空祭では、岐阜基地は両端も混雑するのですがこれは開放されるゲートからエプロン地区への通路となっていましたので混雑の原因です、一方で浜松基地などは両端部がT-4の十数機ならぶ列機を撮影できつつ駐車場へ繋がり人口密度が低くなります。先日の百里もそうでした、小松基地も端がすいていますし、小牧基地も奥に行けばいくほど人口密度は低くなる。

Iimg_0908 ただ、入間基地は前述のとおり、ここでしか見ることのできない航空機が何機種かありますし、何よりもそこまで多くの航空祭にはいかないよ、という方には多くの種類の航空機が展示されますので、是非とも多種多様な陸海空自衛隊からの地上展示の航空機を押さえておきたいところ。

Iimg_1014 C-1の編隊飛行、離着陸は最前列付近しか撮影することはできないのですが、飛行展示は頭上で行われますので、たとえばかなりの人が混雑している地域であっても、カメラさえ上に向ければ撮影できてしまうものがあります。編隊飛行ですので超望遠レンズが無くとも300mm程度か、18-200mmでもかなりの写真が仕上がります。

Iimg_1249 そこで混雑している地域での地上展示を撮影するために最前列から離脱するタイミングを、航空祭プログラムと相談して考えてゆくことが必要でしょう。当方は昨年の航空祭で飛行開発実験団のF-2飛行展示を撮影したのち、他の方に混み始めた最前列を譲り最前列から地上展示航空機への撮影へと移動しています。

Iimg_1456 F-2支援戦闘機は岐阜基地からの機体でしたが、移動したのはこの機体の機動飛行を岐阜基地航空祭で見たから、というような理由ではありません、ブルーインパルスが飛行展示を開始するまでに入間基地から出る予定で行動していたからです、帰りの指定席の時間もありましたからね。

Iimg_1549_2 救難飛行展示は従って移動しながらの撮影となりました。混雑しているところとそうではないところがある入間基地なのですけれども、ブルーインパルスが飛行展示を始めますと、それまでに基地にはいろうという人の流れが大きくなり、基地から出られなくなってしまう、ということ。

Iimg_1594 地上展示機を撮影に足を進めてゆきますと、やはり中央部分は混雑が凄い、入間基地は西武線から直通の、何しろ基地内に駅があるほどですから、この経路が一番混雑し、大河と沖積平野のように、経路から最も近い会場中央部分が混雑する、という事です、が、ここを通らねば地上展示航空機を見ることはできません。

Iimg_1656 ここが時間帯限定レジャーシートエリア、家族連れでは特にお子さんが一日中立ったまま航空祭、というのは厳しいものがあります。そこでブルーインパルスで会場が混雑するまでの時間帯をレジャーシートエリアとして開放、ちょうど開放時間が終了する時間帯でしたが、皆さんしっかりと時間を守り、レジャーシートが畳まれると一人当たりの専有面積が減るのか、一挙に余裕がでてきます。

Iimg_1674 RF-4,百里基地からの外来機でしたが、この年は偵察航空隊創設50周年記念塗装が行われていまして、この特別塗装を一目見ようと、それはそれはもう大変な人だかりでした。時間にものすごく余裕がある方や首都圏在住の方はこうした機体の帰投フライトを撮影するのですが、そうすると西武線のホームが満杯となり入場制限が行われ、暗くなるまで帰れなくなる。

Iimg_1726 両端は空いている、と書きましたが反対側の端、総隊司令部飛行隊のT-4が置かれている区画は人口密度に余裕がありました。このあたりで撮影して、入間基地らしい総隊司令部飛行隊のマークが並ぶ様子と編隊飛行を広角レンズで収めてみるのもいいかもしれませんね。

Iimg_1777 更に進みますと招待者席と障碍者席、それにC-1の列機、エリアに対して来場者が少ないのでかなりかなり人口密度に余裕があります。文字通り一般開放エリアとは雲泥の差、というところでしょうか。この写真だけ見ますと、小牧基地航空祭並に余裕があるようには見えてくるでしょう。

Iimg_1914 話を現実に戻します。一番混雑しているのはT-4ブルーインパルスが並んでいる正面です。ウォークインから離陸までの一連を正面で見ることが出来る特等席ですので、この様子を是非最前列で、それが出来なくとも人垣の隙間から望遠ズームで、これができなくともせめて雰囲気だけでも、そんなこんなで混雑は凄くなる。

Iimg_2110 ブルーインパルスの編隊離陸、西武線の駅から撮影です。そしてひとつ下りの特急停車駅まで西武で移動し、特急レッドアローの指定席特急券を確保、ブルーインパルスの飛行展示は少々離れた場所から見ることとしました。これを基地内の最前列付近でみてしまいますと1630時頃まで基地から出られなくなり、池袋着は1900時頃になってしまう。

Iimg_2235 そして特急の車窓からブルーインパルスの飛行展示が終了ののち一斉に帰路に就く群衆を撮影してみました。毎回、これは凄いですね、と思い知らされます。しかし、このように混雑する航空祭なのですが、場所を両端として極端ではない程度の早い時間帯に入場し、混雑が最高潮となる前に撮影位置を基地から離れた場所にしますと、1500時前に池袋まで戻ることが出来ました。

北大路機関:はるな

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南西諸島防衛 宮島防衛大臣政務官与那国島沿岸監視隊分屯地候補選定へ訪問

2012-10-30 23:27:09 | 防衛・安全保障

◆駐留規模は数十名ではあるが意味は大きい

 防衛省によれば、宮島防衛大臣政務官が本日、沖縄県与那国島を訪問したとのことです。

Img_6045 南西諸島では、政府が外交面での解決を忌避し続けているため、特に尖閣諸島に対する中国公船の領海侵犯が恒常化しつつあります。領土問題は存在しないという国是を破たんさせたのが現在の政権ではありますが、問題が表面化しつつ、その沈静化を忌避している状況は結局のところ問題の悪化が進行するのみ、経済政策と防災政策に続く外交政策の重ねた失敗というところ。

Img_64_55 こうした中、我が国西端の与那国島に対し、自衛隊の沿岸監視隊を駐留させ、外国艦船の情報を収集すると共に、我が領土を防衛する明確な意思あり、という何よりもの誇示を行うことで予防外交の一端を担う方策は以前から考えられてきました。宮島大臣政務官はこの関係での部隊配置に係る候補地選定と地元自治体との意見交換を目的に訪問したという事でした。

Fimg_2321 沿岸監視隊は文字通り監視が任務であり、対馬警備隊のような戦闘部隊である警備隊とは異なります。しかし、最小限度の火器は携行していますし、仮に着上陸を周辺国が強行すれば軍事機構と軍事機構同士の問題が生じます。こうした意味から沿岸監視隊の配置は決してその意味は小さくはありません。

Gimg_9401_1 加えて、尖閣諸島に対しかけられる圧力は、仮にこれを阻止できなかった場合、その周辺島嶼部は我が方の長距離防空装備や地対艦誘導弾の拠点となりうるわけで、これを阻止するために攻撃の対象ともなり得ます。その先手を打つ形で、有事の際に増援部隊を受け入れる下地を構築する意味は、これもまた大きいでしょう。

北大路機関:はるな

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ハイチPKO撤収支援部隊現地到着 延べ派遣人員2200名来年一月末に撤収完了

2012-10-29 17:24:41 | 防衛・安全保障

◆東日本大震災派遣下のハイチ震災PKO

 陸上自衛隊の国連ハイチ復興人道支援任務派遣部隊が21日にハイチへと到着したとのこと。

Mimg_3757 現在、ハイチにおいて任務に当たっているのは守山第35普通科連隊菅野隆1佐以下300名の第7次派遣隊で、撤収支援隊の補給統制計画課長神成1佐以下の支援要員は任務完了後の35連隊の活動を支援するとのことです。ハイチPKOはハイチ大震災を契機とする国家破綻を防止し復興支援を目的として派遣されたのですが、その派遣期間中に我が国を東日本大震災が襲ったのは記憶に新しいところ。

Img_8426 ハイチPKOは、第一次派遣隊を中央即応連隊山本雅治1佐以下中央即応集団より200名、第二次派遣隊を第27普通科連隊長福永正之1佐以下北部方面隊基幹350名、第三次派遣隊を第39普通科連隊長佐々木俊哉1佐以下東北方面隊基幹320名が派遣、この派遣部隊が帰国し三週間後に東日本大震災が発災しました。

Img_5_876 第四次派遣隊は伊丹の第36普通科連隊長足立寧達1佐以下中部方面隊基幹320名、震災災害派遣が最も厳しい中で任務は継続され、第五次派遣隊は第9施設群長橋本功一1佐以下西部方面隊320名が派遣、第六次派遣隊は第25普通科連隊長野村悟1佐以下北部方面隊基幹320名、そして本年八月より第七次派遣隊として35連隊が派遣されています。

Img_6109 厳しい状況下での派遣ではありましたが道路補修、国境道整備、瓦礫除去、公共施設解体、敷地造成など、国土防衛を考え編制された陸上自衛隊にとり決して容易ではない遠隔地での任務を約200件に渡り達成しています。第35普通科連隊は十二月末に撤収、その後は支援要員が最後の手続きと場と装備の委譲を行うとのこと。

北大路機関:はるな

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岐阜基地航空祭2012(2012.10.28) 飛行開発実験団PowerShotG-12撮影速報

2012-10-28 23:55:46 | 航空自衛隊 装備名鑑

◆降雨の岐阜基地はF-2が主役!

 本日岐阜基地航空祭へ行ってまいりました。残念ながら雨天に見舞われましたが、航空祭は実施です。

Gimg_7249 岐阜基地航空祭2012、ブルーインパルスは築城基地航空祭2012へ展開している関係でエプロン地区はかなり余裕があり、例年の岐阜基地航空祭と比べて半分ぐらいではないか、というほどでしたが、エプロン地区を飛行開発実験団のF-2支援戦闘機四機が並び、今年の主役はF-2,というところ。

Gimg_7252 当方はこの天候という事で、もはや順光も逆光もないだろう、と南側での撮影を断念し、最前列のところに余裕があったF-2支援戦闘機の正面に展開し撮影です。しかし、かなり来場者も少なく余裕がありましたので、四機を真横から撮影できる位置から撮影してみると、もう少し面白かったかもしれませんね。

Gimg_7355 今年の岐阜基地航空祭、F-2初号機が格納庫で兵装展示として参加していましたので、飛行開発実験団からのF-2は五機が参加していた、ということ。対して、地上展示ではF-4が油圧作動展示の一機のみ、F-15も地上展示は管制塔前の一機のみで、飛行展示参加の機体は川崎重工寄りの格納庫で整備を行っていたもよう。

Gimg_72800 岐阜基地航空祭名物CCV,カナード翼を超音速機T-2練習機に追加し、電子制御による様々な飛行の実施が目的の研究機でしたが、この機体が培ったフライバイワイア技術はF-2支援戦闘機開発の要となり、その他様々な技術の母機となった、我が国防衛における技術的抑止力を担ったひとつ。

Gimg_7291 そして最新鋭機、岐阜基地航空祭では最新装備が一つの目尼ですが、技術研究本部が開発中の次期輸送機C-2二号機が展示です。奥に見えるのは小牧基地より展開したKC-767空中給油輸送機、飛行展示では空中給油展示を行いました。岐阜基地には多種多様な航空機があるため外来機が少なく、これは貴重なその一機です。

Gimg_7288 ところでそのC-2,なにか乗っていますね。何故にくまもん・・・。さて肝心の飛行展示ですが、大編隊は天候偵察に上がったC-1FTBにより実施は不可能、という事で、午後の飛行展示も大幅縮小されています、が、北側メイン会場からは離陸する機体のエンジン排炎がしっかりと見え、これはこれでよかった。

Gimg_7297 雨天に負けず頑張った飛行展示ですが、ATD-X心神の模型が技術研究本部展示で並べられていました。隣にはF-15の模型、双方ともに1/10の大きさでしたが、並んでおり、機体規模ではATD-XはT-4練習機と同程度ということでしたが、F-15と並べば二枚の垂直尾翼とステルスのインパクトがあり、存在感は寸法以上という印象です。

Gimg_7319 無人偵察機、今回の展示にはカメラが搭載されていました。こちらは航空自衛隊の航空機で、F-15等の航空機から発信させ、自律飛行し帰還する航空機です。技術研究本部と飛行開発実験団、この最先端装備が見られた、というのも、目玉も一つでしたね。雨天ではありましたが、中々楽しめる航空祭でした。

北大路機関:はるな

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巨大地震“南海トラフ地震”への備えを考える 全18回連載総集編下(第10回~第18回)

2012-10-27 22:05:31 | 防災・災害派遣
◆防災力を高め自衛隊の本来能力をも高める
 南海トラフ地震への備え、これを如何に備えつつ自衛隊の能力を強化するか、この特集記事の最終回です。
Nankai10_nimg_57912012-07-12:巨大地震“南海トラフ地震”への備えを考える⑩

2012-07-12
巨大地震“南海トラフ地震”への備えを考える⑩ 第一線部隊の情報処理・指揮統制能力強化
◆データ通信能力有する新指揮通信車が必要
http://<wbr></wbr>harunak<wbr></wbr>urama.b<wbr></wbr>log.ocn<wbr></wbr>.ne.jp/<wbr></wbr>kitaooj<wbr></wbr>i/2012/<wbr></wbr>07/post<wbr></wbr>_6a9f.h<wbr></wbr>tml

Nankai11_nimg_54562012-07-21:巨大地震“南海トラフ地震”への備えを考える⑪
2012-07-21
巨大地震“南海トラフ地震”への備えを考える⑪ 空港津波被害へ輸送機用臨時飛行場の可否
◆補助飛行場を!、沿岸空港脆弱性への一案
http://<wbr></wbr>harunak<wbr></wbr>urama.b<wbr></wbr>log.ocn<wbr></wbr>.ne.jp/<wbr></wbr>kitaooj<wbr></wbr>i/2012/<wbr></wbr>07/post<wbr></wbr>_79c0.h<wbr></wbr>tml

Nankai12_eimg_11812012-07-31:巨大地震“南海トラフ地震”への備えを考える⑫
2012-07-31
巨大地震“南海トラフ地震”への備えを考える⑫ 物糧傘による緊急物資パラシュート投下の可否
◆現状では落下傘不足と梱包要員不足
http://<wbr></wbr>harunak<wbr></wbr>urama.b<wbr></wbr>log.ocn<wbr></wbr>.ne.jp/<wbr></wbr>kitaooj<wbr></wbr>i/2012/<wbr></wbr>07/post<wbr></wbr>_171d.h<wbr></wbr>tml

Nankai13_img_0157_12012-08-10:巨大地震“南海トラフ地震”への備えを考える⑬
2012-08-10
巨大地震“南海トラフ地震”への備えを考える⑬ 平成八年度予算で検討された病院船計画
◆難しい病院船、平時の機能維持と有事の要員確保
http://<wbr></wbr>harunak<wbr></wbr>urama.b<wbr></wbr>log.ocn<wbr></wbr>.ne.jp/<wbr></wbr>kitaooj<wbr></wbr>i/2012/<wbr></wbr>08/post<wbr></wbr>_2982.h<wbr></wbr>tml

Nankai14_eimg_25472012-08-20:巨大地震“南海トラフ地震”への備えを考える⑭
2012-08-20
巨大地震“南海トラフ地震”への備えを考える⑭ 仮設住宅備蓄と市街戦訓練充実
◆防衛にも重要な市街地戦闘への慣熟との両立
http://<wbr></wbr>harunak<wbr></wbr>urama.b<wbr></wbr>log.ocn<wbr></wbr>.ne.jp/<wbr></wbr>kitaooj<wbr></wbr>i/2012/<wbr></wbr>08/post<wbr></wbr>_6113.h<wbr></wbr>tml

Nankai15_nimg_07132012-08-29:巨大地震“南海トラフ地震”への備えを考える⑮
2012-08-29
巨大地震“南海トラフ地震”への備えを考える⑮ 間に合うか?AAV-7&CBRN遠隔作業システム
◆東日本大震災には間に合わなかった装備だが
http://<wbr></wbr>harunak<wbr></wbr>urama.b<wbr></wbr>log.ocn<wbr></wbr>.ne.jp/<wbr></wbr>kitaooj<wbr></wbr>i/2012/<wbr></wbr>08/aav7<wbr></wbr>cbrn_23<wbr></wbr>a5.html

Nankai16_nimg_72262012-09-08:巨大地震“南海トラフ地震”への備えを考える⑯
2012-09-08
巨大地震“南海トラフ地震”への備えを考える⑯ 東日本大震災でも活躍した自衛隊警備犬
◆災害派遣以外に動哨任務や道路封鎖時にも活躍http://<wbr></wbr>harunak<wbr></wbr>urama.b<wbr></wbr>log.ocn<wbr></wbr>.ne.jp/<wbr></wbr>kitaooj<wbr></wbr>i/2012/<wbr></wbr>09/post<wbr></wbr>_468c.h<wbr></wbr>tml

Nankai17_bimg_73462012-09-18:巨大地震“南海トラフ地震”への備えを考える⑰
2012-09-18
巨大地震“南海トラフ地震”への備えを考える⑰ 沿岸部航空基地の津波対策
◆自衛隊が被災せぬように・・・、現実となった危惧
http://<wbr></wbr>harunak<wbr></wbr>urama.b<wbr></wbr>log.ocn<wbr></wbr>.ne.jp/<wbr></wbr>kitaooj<wbr></wbr>i/2012/<wbr></wbr>09/post<wbr></wbr>_77fa.h<wbr></wbr>tml

Nankai18_img_17322012-09-28:巨大地震“南海トラフ地震”への備えを考える⑱
2012-09-28
巨大地震“南海トラフ地震”への備えを考える⑱ 大規模広域災害対策の主管官庁画定を
◆防災に邁進し防衛が疎かになる状況への対応
http://<wbr></wbr>harunak<wbr></wbr>urama.b<wbr></wbr>log.ocn<wbr></wbr>.ne.jp/<wbr></wbr>kitaooj<wbr></wbr>i/2012/<wbr></wbr>09/post<wbr></wbr>_1bba.h<wbr></wbr>tml
北大路機関:はるな

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平成二十四年度十月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2012.10.27・28)

2012-10-26 22:12:42 | 北大路機関 広報

◆自衛隊関連行事

 今週末は色々と行事が行われるのですが、少々多忙にて簡易版にて紹介です。

Fimg_8754 航空祭は、岐阜基地航空祭2012と築城基地航空祭2012が実施されます。ブルーインパルスは築城基地で展示飛行を行うとのこと。築城基地は北九州空港から20kmほど南下したところにある基地で、F-15とF-2各一個飛行隊を以て編成する航空団、岐阜基地は飛行開発実験団の基地、何でも見ることが出来る。

Img_6986 航空部隊行事ですが、陸上自衛隊の明野駐屯地創設記念行事航空学校祭、対戦車ヘリコプター隊と航空学校明野本校が置かれる三重県の駐屯地ですが、ここと、山口県下関市の海上自衛隊小月航空基地スウェルフェスタ2012が行われます、T-5練習機を配備する教育航空部隊です。

Img_4424 陸上自衛隊では高射特科部隊の駐屯地祭が九州で二つ行われます。飯塚駐屯地、第二高射特科団司令部が置かれていまして、方面高射特科部隊は北部方面隊の第一高射特科団と並ぶ九州野戦防空の中枢を担う部隊で、もう一つが大村市の竹松駐屯地祭、第7高射特科群の駐屯地です。

Img_0787 陸上自衛隊の駐屯地祭は、他には第28普通科連隊の函館駐屯地祭、第13偵察隊の出雲駐屯地祭、第43普通科連隊の都城駐屯地祭が実施されます。普通科連隊行事は訓練展示などを師団行事等よりも詳しく見ることが出来ます。偵察隊行事ですが、こちらは沿岸監視任務を重視している部隊ですので、これら器材も注目ですね。

Img_5652 そしてこのほか、土曜日に西部鉱区方面隊司令部の置かれる春日基地開庁記念行事が実施、土曜に春日基地で日曜に築城基地というのもありでしょう。このほか、紀伊半島南端のレーダーサイト串本分屯基地でも開庁記念行事が行われます、紀伊半島南端は交通難所ではありますが、地元の方は是非どうぞ。

注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関

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岐阜基地航空祭2012 飛行開発実験団岐阜基地HP飛行展示スケジュール発表

2012-10-25 22:32:20 | 航空自衛隊 装備名鑑

◆岐阜基地航空祭2012プログラム

 岐阜基地航空祭2012の飛行展示予定が発表されましたので、本日はその内容を紹介します。

Gimg_3197 岐阜基地航空祭は北側メイン会場と南側会場とで飛行展示が行われるのですが、地上展示機が並ぶメイン会場と飛行展示を順光で撮影することが出来る南側会場、どちらから撮影するか、というよりもどのタイミングから移動するのか、との観点から航空祭を散策しなければよい写真が撮ることはできません。

Gimg_9867 0830時天候偵察、T-4がもちいられます。飛行展示最初は0830時から0850時までの天候偵察から開始されます。飛行展示を行うには視程がどの程度確保されているかにより左右されます、そしてそれは実際にT-4練習機を発進させ直接航空機から実施するのが望ましい。

Gimg_5106 0855時より航過飛行、小牧基地から展開する救難教育隊により実施されます。この写真は2011年の航空祭で展示した様子を撮影した写真ですが、UH-60J救難ヘリコプターとU-125捜索救難機が編隊を組み飛行しています。救難飛行展示では別枠で飛行するのですが、まずここで飛行するということ。

Gimg_8669 0910時第一回展示飛行、岐阜基地の飛行開発実験団と小牧基地の第一輸送航空隊より展示飛行が行われます。この展示飛行ではT-7練習機とF-15の編隊飛行や、航空自衛隊の各種戦闘機と支援戦闘機による編隊飛行も行われ、これぞ岐阜基地という展示と言えます。

Gimg_2571 第一回展示飛行は0910時から1010時に行われ、小牧の機体が参加しますが、恐らくC-130H輸送機かKC-767空中給油輸送機一機による機動飛行が展示されるのだと思います。ちなみにこの第一回展示飛行では飛行開発実験団が運用する各種機体の機動性や操縦特性の相違が展示されますので、こちらの方もお楽しみに。

Gimg_2897 第二回展示飛行、これは1055時から開始されます。大編隊、多機種による異機種大編隊の飛行です。編隊の組み替えを行い三回程度上空を飛行します。ちなみに広角ズームレンズでないと上空を飛行するときにフレームをはみ出してしまい、泣きを見ます、当方の経験から参考までに。

Gimg_0425 1055時から1145時まで。ちなみに大編隊では各種航空機が二機編隊による編隊離陸を行います。次々と行われる編隊離陸は一機ごとの離陸とは全く違うほどの迫力なのですから撮影するには絶好の瞬間の連続なのですが、難点はF-4以外の機体はエンジン出力に余裕があるので、圧倒いまに高度をとってしまう、ということ。

Gimg_6778_1 1245時から1315時まで、行われるのが第一輸送航空隊による訓練飛行、訓練飛行なのですが過去の岐阜基地航空祭ではC-130H輸送機による不整地発着訓練展示として滑走路外に降りるほか、KC-767空中給油輸送機による空中給油の展示などが行われました。今年は何が行われるのでしょうか。

Gimg_0772 1340時から1410時まで訓練飛行は続いて救難教育隊により行われます。これは救難教育隊のUH-60JとU-125による救難展示が行われるのでしょう、想定救助者を捜索機で発見しヘリコプターで救出する展示です。航空祭ではおなじみですが南側会場からは物凄く遠くほぼ見えない他、航空宇宙博物館からは山が障害となり全く見えません。

Gimg_8727 1355時より1425時まで、飛行開発実験団の機体により航過飛行と機動飛行が展示されます。今年度の岐阜基地航空祭はブルーインパルスの飛行展示が行われませんので、こういう年は飛行展示予定が変則的になるのですが、午後からも飛行開発実験団が飛行する、という事ですね。

Gimg_0046_1 そして1440時より外来機の帰投飛行が開始されます。岐阜基地は多数の航空機が配備され、C-2輸送機など岐阜でしか見ることが出来ない航空機も展示され、外来機が少ない航空祭なのですが、それでも外来機は展開するため、文字通り帰るまでが航空祭、この時点から徐々に一般公開区画の閉鎖が行われます。岐阜基地航空祭、今年の展示はこのようなものであると発表されていました。

北大路機関:はるな

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防衛省、平成24年度上半期対領空侵犯措置任務緊急発進実施状況を発表

2012-10-24 22:58:10 | 防衛・安全保障

◆回数は微増、南西方面の緊急発進は減少傾向

 防衛省は平成24年度上半期におけるスクランブル発進、対領空侵犯措置任務緊急発進の実施状況を発表をしました。

Simg_3280 緊急発進回数は209回、上半期の回数としては2012年の209回は昨年度の203回と比較して微増、という傾向にありますが、上半期毎の回数は2010年度が186回、2009年度が146回、2008年度が106回ですので、2012年度の209回は2008年度とだけを比較すれば倍増近い、昨年の高い状況がそのまま推移していることが分かります。昨年度全体の緊急発進は425回でしたが、おれはソ連崩壊により緊張が高まった1992年の488回以来の規模で、今年は昨年を上回る勢い。

Simg_2103 周辺国の接近はロシア機が64%、中国機が33%、その他が3%となっており、依然としてロシアが占める割合が非常に大きいことが分かります。中国との尖閣諸島を含む南西諸島の緊張が報じられる昨今ですが、尖閣諸島上空へ中国空軍の航続距離が大きくない戦闘機が最短距離で接近するバイは、必ず台湾北部に大きく接近することになりますので、台湾空軍の要撃を受ける事になり、実のところ中国軍機の接近は沖縄県北部と鹿児島県島嶼部南部の境界線に集中していることはあまり知られていません。

Simg_1929 この緊急発進を航空方面隊別にみてゆきますと北海道と青函地区を防空管区とする北部航空方面隊が77回で昨年度の77回と同数、首都圏と京阪神中京地区を含む中部日本を防空管区とする中部航空方面隊が32回で昨年度の20回と比較し六割増大、九州を防空管区とする西部航空方面隊の緊急発進回数も28回ですが昨年の17回と比較してかなり増大していることが分かります。対して南西諸島を防空管区とする南西方面航空混成団だけは72回となっており、昨年の89回と比較し減少傾向となっていました。

Simg_7354 国別の回数でゃロシア機が134回で昨年の106回と比較し増大傾向、特にロシア機は長距離飛行など実施するため、依然として長距離打撃能力が健在であることが分かります。中国軍機が69回であり、昨年度の83回と比較し減少傾向、展開も近海に限られ、ロシア機のような長距離飛行は実施していません。一方で台湾軍機へは昨年の上半期に4回実施されていますが今年度上半期は0回でした。北朝鮮ですが、空軍の稼働率が低いようで0回であり、昨年の上半期も0回でした。

Simg_2079 我が国領空への接近経路ですが、今年度上半期はロシア軍機による東京急行、太平洋岸を首都圏へ南下する長距離飛行は実施されませんでした。日本海上空に対するものが大半を占めています。しかし、ロシア機の南下経路で特筆すべきものがありました日本海を南下し対馬海峡上空の公海上を飛行し沖縄本島北部沖、具体的には中国の上海沖を飛行し杭州方面の沖合を飛行する経路を採りました、東京急行に対し上海エクスプレスという経路でしょうか。

Simg_7837 対照的に中国機は飛行が東シナ海に限られ黄海方面からの接近はありません。ただし、日中間の国境での緊張と共に中韓間でも韓国側が島と自称する海面下の環礁を巡り大陸棚の自然延長を境界線とするかで紛争状態となっており、今後この方面の緊張が高まる場合、我が国では九州南部方面への緊張が増大することも予想され、警戒が必要でしょう。

北大路機関:はるな

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岐阜基地航空祭2012いよいよ今週末 航空機撮影ポイント北側メイン会場と南側会場の比較

2012-10-23 23:48:12 | 航空自衛隊 装備名鑑

◆年々進む南側会場の縮小

 今週末はいよいよ岐阜基地航空祭です。そこで、思い出したかのような岐阜基地航空祭撮影ポイントについて2012年版の紹介をしてゆきましょう。

Gimg_3020 岐阜基地と言えば飛行開発実験団の基地であり、航空自衛隊の装備開発及び装備試験を行う技術開発の中枢、したがって航空自衛隊の主要装備を一度に見ることが出来る貴重な航空祭で、しかも日本最古の飛行場という事もあり滑走路に並走し名鉄各務原線とJR高山線が走り名古屋からも近い好立地の基地です。これは航空祭へ鐵道、大量輸送機関鉄道を利用する際に百里基地と違って徒歩で行ける、入間基地と違い一つの駅に乗降客が集中しない。

Gimg_5021 しかし、この岐阜基地航空祭、会場が駅からほど近くエプロン地区を開放している北側メイン会場と、駅から少々歩くのですが正門から入る南側会場とに分かれていまして、北側会場はメイン会場というだけあり地上展示航空機のすべてが展示され面積も大きい半面、滑走路正面が完全に逆光となってしまう、逆光になれば写真のように空は青空ではなく白く映り、機体そのものも太陽の逆光で真っ黒になってしまう、という難点があります。こればかりはどうにもなりません。

Gimg_2634 そこで、南側会場、もちろんメイン会場では無人機や新型爆弾など各種、岐阜基地でなければ見ることが出来ない装備が並びますので、午前と午後どちらかを北側会場に行かなければ貴重な装備品を見る機会を逃してしまうのですが、北側会場に足を運んだ後に、航空機の撮影条件の良い南側会場へ進むという選択肢、午前と午後の逆方式もあるのでしょうが、採られます。他方で、滑走路南側では、滑走路に近く真下に近い条件で撮ることになり迫力がありませんので、基地の外にある航空宇宙博物館から撮ることもあるとのこと。

Gimg_7280 真下から、というのはこの写真のような配置で、本日掲載記事の一枚目にあるような編隊の写真は航空宇宙博物館から撮影したものです。この写真、じつは数年前までは航空宇宙博物館と岐阜基地の境界線にある南門が開放され、そこから南側会場と北側メイン会場へシャトルバスが運行されていたので行き来が容易だったのですが、ここ数年は南門が開放されなくなっているため、いったん正門を出てタクシーを利用するか折畳自転車でも持ち込むしかありませんでした。

Gimg_7422 そこで、ここ数年は南側会場が良い、という記事と共に南門の点を記してきたのですが、一方で南門会場そのものが縮小されてきている、という点を記しておきましょう。写真は管制塔を背景に着陸してきたF-2支援戦闘機の写真、ここが航空基地だ、という勇壮な、もしくは基地らしい一枚になっているのですが、この写真は南側会場の奥に或るバス専用駐車場のさらに奥に或る、在った、と今は記すべきでしょうか、撮影位置から撮ったものです。昨年もこの写真は用いましたが、この撮影位置当日は入れませんでした。

Gimg_7066 こちらが昨年の写真、南側会場で滑走路が見える区画がほぼ閉鎖されていまして、滑走路を正面から見ることが出来る撮影ポイントですが、かっろうろで停止することが出来なかった航空機を逸脱から防護するバリアーが大きな障害物となって写りこんでしまい、滑走路の末端部分を、バリアーのワイヤーの隙間から撮影する、400mmクラスの超望遠レンズでも非常に厳しい、35mm換算で600mmや700mmクラスのものでなければ撮れない、という条件になっていまして、少々残念です。

Gimg_0400 F-4の編隊離陸を北側メイン会場から撮影したもの、逆光の立地ではあるのですが、岐阜基地の南側には直ぐの境界線の場所に小山が並んでいるので、この山陰では逆光の条件となりませんし、高度が取れるまでは写真のように、順光ではありませんが、機体の形状がしっかりと映る構図、逆光の影響を受けない構図で撮ることが出来ます。もっとも、この撮影地はエプロン地区の最前列付近で、開門から20分ほどで満杯になり、人垣越しに撮れる二列目三列目も開門から45分ほどで満員ですので、注意せねばなりません。

Gimg_9490 南側会場から、同じ位置を撮影すると、まあ、こんな写真が撮れる、と昨年の岐阜基地航空祭撮影ポイント情報では紹介しました。なんといいますか、F-4の美しいラインが浮き上がった、そして航空自衛隊の迷彩塗装と共に青空がくっきりと浮かんだ構図です。こんな写真が撮れるのだろう、と思い南側に足を運ばれた方も多いと思います、実は航空宇宙博物館から撮影しますと岐阜基地と航空宇宙博物館との間に或る小山が、編隊で離陸する様子を理想的な角度から撮影するうえでの大きな遮蔽物となってしまうということ。

Img_6948_109 F-4の編隊離陸を昨年南側会場から撮影した構図です。まあ、曇っていた、という事があるのですが、南側会場が縮小して真下のあたりからしか撮影できなくなった、という条件の変化を端的に示すことが出来る写真です。もっとも、今年は岐阜基地南側会場がどこまで開放されるのか、現時点では未知数ですので、この写真ではなく一つ上の理想的な編隊離陸の写真と同じ構図が撮れる可能性もあるのですけれども、少なくとも昨年の開放された撮影区画ではこれが限界でした。

Img_317909 こう考えますと、むしろ飛行展示に撮影に重点を置いて離陸の構図を断念し、航空宇宙博物館側へタクシー等を利用して展開する、ということが順光で撮影できる方法でしょう。上記の通り今年何処まで立ち入りできるかにより左右されるのですが。他方で、南側会場では模擬店などが営業してお手洗いもあり、航空機地上展示はありませんが保存展示機があり、陸上自衛隊の装備品展示なども昨年は行われていました、これが航空宇宙博物館となりますと、航空宇宙博物館内部まで行けばあるのですが、その周辺にはありません。

Img_035409 北側と南側、どちらがいいのか、と問われれば、南側会場の縮小を考えますと、北側会場で滑走路を加えた展示を見る、という選択肢も、比較的に良い条件であるのではないでしょうか。ただ、逆光のほかにもう一つ北側会場の実情を記しますと、此処に一番来場者が集中します。人口密度もかなり大きくなり、最前列付近に撮影位置を求めるのならば、知人友人愛人誰でもいいので数名で行き、交代で食事に手洗いに、という手法を取らねば、撮影位置を維持できなくなってしまうのですが、ね。

Img_6728_109 メイン会場も中々、と一瞬思わせては見たのですが、飛行展示の機体を逆光で撮りますとご覧の通り、飛行開発実験団には試作機塗装のF-2が何機もいますから、これが逆光で黒くつぶれてしまうのは少々残念だなあ、という事に。航空宇宙博物館方面へタクシーでの移動を考えつつ、HPなどで航海される、もしくは当日配布されるプログラムと共に、どの飛行展示をメインで撮影するのか、考えつつ移動する、これにつきるのでしょうか。

北大路機関:はるな

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ソマリア沖海賊対処任務第12次派遣水上部隊の護衛艦いかづち・さわぎり帰国行事

2012-10-22 22:32:55 | 海上自衛隊 催事

◆森本防衛大臣出席と佐世保地区部隊視察

 防衛省によれば24日水曜日と25日木曜日、アデン湾海賊対処任務へ派遣された艦艇の帰国行事が行われるとのことです。

Kuramaimg_8596 今回の帰国する部隊は第五護衛隊を中心として編成さた派遣海賊対処行動水上部隊第12次水上部隊で、護衛艦さわぎり、が母港佐世保基地へ、護衛艦いかづち、が母港横須賀基地へ帰港します。さわぎり帰港は24日水曜日、いかづち帰港は25日木曜日で、第五護衛隊司令山崎浩一1佐と、いかづち艦長鈴木雅博2佐以下180名、さわぎり艦長西澤俊樹2佐以下190名が帰国します。

Img_4134 この帰国行事への出席に合わせ森本防衛大臣は東京市ヶ谷の防衛省から佐世保へ部隊視察を行う予定とのことです。森本防衛大臣の部隊視察は23日火曜日と24日水曜日に実施され、なお、今回の部隊視察については24日のみ宮島防衛大臣政務官が同行するとのこと。

Kuramaimg_8693 森本防衛大臣は23日に航空自衛隊下甑島分屯基地を視察、続いて24日水曜日に派遣海賊対処行動水上部隊第12次水上部隊の帰国行事に出席したのち、海上自衛隊佐世保地区部隊を視察、続いて同じく佐世保は陸上自衛隊相浦駐屯地部隊を視察します。相浦には西部方面普通科連隊が駐屯しており、精鋭部隊として知られています。

北大路機関:はるな

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