北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【M-5撮影特報】練習艦隊江田島出航二〇二五,近海練習航海部隊・外洋練習航海部隊(2025-03-14)

2025-03-18 20:25:01 | 詳報 陸海空自衛隊関連行事
■練艦出航!!
 三月と云えば卒業式の季節ですが卒業式というのは大学の卒業式とともにこうした卒業式もあるのです。

 江田島の練習艦隊出航、今年も撮影して参りました。今年は土曜日に執り行われるとともに広島の宇品において広島みなと祭りが執り行われていまして、江田島に向かう途中も少し愉しめたのが今年の江田島で。

 広島駅に新幹線が到着した時点で既に雨天で、ぽたぽたと滴が新幹線ホームを濡らしていたところで、この雨天というのは2014年以来の練習艦隊出航となるのかなあ、と卒業生の気持ちを寂しく思いましたが。

 宇品からの高速艇は予定通り出航しまして、そして、自衛隊関連の写真を撮影する際に尊敬する写真を撮影されている方々と同船することになりまして、やはりこの撮影位置で正解だったのだなあとおもったり。

 練習艦隊、今年は掃海母艦を中心に近海練習航海部隊と外洋練習航海部隊で5隻が揃うと云うことで期待していたのですが、どこかの同人小説に出演して多忙なわけではあるまいし、練習艦しまかぜ、居ない。

 近海練習航海部隊は神戸港入港予定ですから、練習艦しまかぜ撮影はその際に、と考える一方で、はたかぜ型のターターにアスロックに艦砲とCIWSとハープーン、あの勇壮さを撮影できないというのはちょっとね。

 外洋練習航海部隊は、残念ながら1隻のみの参加となってしまい、たくさんの艦隊出航を観たいものだなあ、と思うものですから、5隻6隻とここ江田内に並んでくれれば、となにか期待してしまうのですよね。

 高田、練習艦隊の撮影はほぼほぼ江田島の高田港付近から撮影することとしています、この近くの高台に小さな公民館があって、公民館前が自動車の転回場のようになっていて、そこから撮影がしやすいのですね。

 みなと祭り、例年はこのあたりで空腹に悩みまして、もう少し高田港付近に港食堂とかラーメン屋とかビストロとか整備されないかなあ、とおもうところですが、今年は宇品の祭りで少し食べてから出発したゆえ。

 岩風呂神社という社殿が頂上に鎮座していますこの撮影地、丘陵地というくらいの高台ですので凄い標高というわけではないのだけれども、重い撮影器材を担いで登となりますと、毎年、坂には嘆息というもので。

 公民館の前、雨天となりましたがひさしがありましたので濡れること無く撮影準備が出来たのですが、雨天となりましたので天候偵察を行っただけで祝賀飛行はちょっと無理のような状況となってしまいました。

 艦隊出航、今年は土曜日におこなわれまして、今年もというべきでしょうか、しかし天候もありましたので撮影していましたのはわたしをふくめて3名、そして少し下の道中で撮影されている方が1名という感じ。

 雨天の撮影は久しぶり、もう少し防滴器材を準備してくるべきでしたが、この数年間、撮影の気象を選べる状況で撮影機材を組んできましたから、機材の再点検というのは課題だなあ、とおもった次第ですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【M-5撮影特報】小牧基地航空祭2025,C-17論争を傍目にC-130H後継機の模索(2025-03-02)

2025-03-08 20:23:33 | 詳報 陸海空自衛隊関連行事
■C-130H後継機
 輸送機の話題は航空祭だけではありません。

 小牧基地航空祭の最中に降って湧いたような石破総理の日米首脳会談でのC-17輸送機発言、共同通信などが報じたところですが衆議院予算委員会の答弁で、明言はしませんでしたがC-17,輸送機は大きければ大きいほどいい、という話が。

 C-130H輸送機はそろそろ後継機の選定が必要で、ドイツとフランスが行っているような、韓国などとのC-130J輸送機の共同運用基盤という話も全くありませんし、するとC-130H輸送機後継機はC-2輸送機あたりに統合すべきか、という時節で。

 C-17輸送機は既に製造を担ったロングビーチ工場が2015年に閉鎖されていますし、米軍は世界中で酷使していますので、余剰機を中古取得するというのも、そう長い期間運用できるものではなく、さりとてライセンス生産する訳にもいかない。

 ただ、首相は、“輸送機は大きければ大きいほどいい”という発言を国会で発言していますので、いっそ思うのはウクライナ支援の一環として、アントノフAn-225,世界最大の大型輸送機を日宇共同再生産する方法を模索しても、とおもったりします。

 An-225,世界最大の輸送機でしたがロシアウクライナ戦争の緒戦、アントノフ空港の戦いにおいて、退避できなかった世界で唯一のアントノフAn-225は胴体部分を中心に完全に破壊されてしまいました、An-225でなければ空輸できないものも多い。

 10式戦車であれば6両を同時輸送できる搭載能力を持つAn-225,設計図は残っているという話ですので、川崎重工とアントノフの合弁会社を、アントノフ川崎、芸名みたいな響きなのですけれども、岐阜に造りまして先ず日本で試作し、そのあと。

 ウクライナ支援ともなりますし、なによりAn-225の空輸能力、この輸送機が小牧基地に4機から6機程度あれば、有事の際の緊急展開に活用できます。どうせ十年前に製造修了となった機体を中古で探すよりは、こう、夢ある案をだしてほしい。

 C-1輸送機がいよいよ退役が間近となっている中で、C-130H輸送機の空輸能力の1.5倍の空輸能力を持つC-2であれば飛行隊所要数は11機、となる訳ですけれども、増産する意思がないならば、なにか夢ある選択肢を示してほしいものですよね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【M-5撮影特報】小牧基地航空祭2025,ブルーインパルスに来場者4万9000名の活況(2025-03-02)

2025-03-06 20:21:02 | 詳報 陸海空自衛隊関連行事
■混雑も祭りの華
 混雑していましたが岐阜基地航空祭と比べると来場者数は下回っていたのが意外な感じでしたね。

 小牧基地航空祭、来場者は4万9000名とのことでした。意外に少ないという印象でしょうか、ブルーインパルスが参加すると五万人プラスという印象がありましたものですから、通じょうは2万名程度の航空祭、もう少し来ているのかな、とおもった。

 総合予行とあわせた来場者が5万1000名ということですので、もう少し予行に招待者を招いてみては、と思うのですが、まあ、小牧航空祭は田舎の、名古屋近郊ではあるが、小さな輸送機部隊基地、という印象で受け止められているのかもしれません。

 小牧基地航空祭、かってに愉しみ方を考えているのですけれど、一番重要なのはこの基地が起伏に富んでいるので、必ずしも最前列を狙わずとも後ろの方からでも滑走路が見える、慣習と併せて迫力の構図が撮影できる、という点が航空祭を愉しむ秘訣なのかも。

 格納庫のあたりでも、滑走路が少し低い場所に整備されている関係で、下手な脚立使いよりも、脚立使用が禁止されているのはさて置き、充分に楽しめるのですね。そして不思議と後ろの方では混雑していない。岐阜基地とかにはない立地の地点といえる。

 767強化年間だった、そんな感じですね。KC-767空中給油輸送機に加えて最新鋭なので製造ミスが連発して米空軍から受け取り拒否が先週もあったKC-46A空中給油輸送機、E-767早期警戒管制機というE-3退役が見えてきた今次どうするのかという機体など。

 地上展示航空機が充実しているというのもこの航空祭の名物といえるのかもしれません、すると無理に最前列に固定陣地の様な撮影位置を確保するよりも、ゆっくりと一しゅう二周と地上展示航空機をみてまわりつつ、そのつど上空を往く飛行展示を眺め。

 飛行展示は戦闘機が殆ど参加しませんし、飛行展示の密度も濃密ではありませんので、ゆったりと撮影するのが基本です、ブルーインパルスがこないとしには。ブルーインパルスがやってくる年度にはこうして混雑するのですが、混雑を思い出にするという。

 C-1輸送機、今年の航空祭の主役なのですけれども、仕方ない事だけれど最後までC-1輸送機とC-130H輸送機の編隊飛行を視る事は出来なかったなあ、とおもう。まあ、所属部隊がことなりますのでもともと無理なのですけれど。そんな感じでたのしみました。

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【M-5撮影特報】小牧基地航空祭2025,今年最初の航空祭はC-1輸送機最後の航空祭(2025-03-02)

2025-03-03 20:09:25 | 詳報 陸海空自衛隊関連行事
■今年最初の航空祭
 C-1輸送機2機があたかも”退役したらどうしようか”とはなしあっているようにみえました。

 小牧基地航空祭2025、今年の航空祭はブルーインパルスが飛行展示をおこなうということで、昨年の航空祭とは比較にならないほどの混雑になるのだろうなあ、と考えていましたが、まあ、混雑するのは仕方ないですよね、的な。

 名古屋空港の隣接地域ということで航空機の轟音といえば仲良しだろう、と思われるかもしれませんが小牧基地は全国有数の苦情が寄せられて航空機の展示飛行が行いにくい基地として有名で、ブルーインパルスが来るのは驚き。

 70周年、驚きましたのは今日知った、今年は小牧城70周年、こういう節目の年ということでして小牧市が祭事をおこなう一環としてブルーインパルスを誘致といいますか、展示飛行を依頼したという構図があるようでした。

 C-130H輸送機の基地である小牧基地、今年のオープニングフライトはC-130H輸送機とKC-767空中給油輸送機が揃って二つの編隊を構成するという異例の展示から始まりました航空祭会場は、ときおり時雨に俄雨がフルという状況で。

 主役は、しかし影の主役は、今年いよいよ運用が終了するC-1輸送機だなあ、という印象で、入間基地から特別塗装のC-1輸送機2号機と、岐阜基地からC-1FTB、つまりC-1輸送機初号機が、C-1姉妹最後の顔合わせをしていまして。

 入間基地航空祭でC-1輸送機の量産機は見納め、という覚悟でいましたので、全国におわかれツアーを行っているというC-1輸送機をみることができましたのは幸いでした。しかし、なぜかこう入間航空祭を思い出すものです。

 小牧で何故入間を思い出すのかといえば、そう、この人口密度だ。ブルーインパルスがやってくる関係で昨年よりも確実に混雑は三倍くらいに膨れ上がっている、岐阜基地航空祭よりも来場者が多いのではないかとおもう。

 C-1輸送機、いよいよこの輸送機もその旅路の終わりがやってきましたようで、やはり人気を一手にあつめていましたのはの輸送機なのですが、そこにブルーインパルスもやってきましたので、それはもう混雑するのは、仕方ないですよね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【7D特報】岐阜基地撮影三井山山頂,飛行開発実験団F-4&F-15&F-2&T-4(2019-02-15)

2025-02-06 20:04:10 | 詳報 陸海空自衛隊関連行事
■冷戦時代防衛支えた航空機
 三井山へ、岐阜基地を俯瞰風景へ収められる撮影名所久々に登頂し撮影しました際の写真を懐かしい画像として紹介しましょう。

 F-4戦闘機と稜線、アンテナポールのようなものが背景に見えますが、よくよくみますと登山道のようなガードレールが稜線から少し下げたところに見えます。聞けばここからブルーインパルスを俯瞰風景で名古屋高層ビル群と共に撮影できるとか、上るのに二時間ほど。

 F-4戦闘機、各務原市街地を背景に着陸の様子です。撮影した三井山はかつて木曽川が眼下に流れ、眺望から南方警戒監視の要衝でした。各務原市街地は山間部を北方に南方は木曽川へ濃尾平野が広がりまして、遙かに岐阜城の頂き、犬山城の美しい城郭を望む街です。

 F-4戦闘機、着陸後にそのまま岐阜基地エプロン地区へ誘導路を進みます。岐阜基地のエプロン、小牧基地と名古屋空港のような撮影位置の関係で、T-7練習機にF-15戦闘機とF-2戦闘機が並ぶ中へ戦闘機最古参のF-4がすすむ評価試験部隊の岐阜基地らしい風景ですね。

 T-4練習機が進む。この背景にある工場は岐阜車体というトヨタ自動車の子会社で高機動車やメガクルーザーの車体を組み立てているという。岐阜基地周辺一周ぐるり工業地帯となっていまして、その背景に岐阜基地周辺は国道整備がすすみ、工場立地に最適といえます。

 CH-47輸送ヘリコプターが試験飛行を行います。CH-47はここ川崎重工岐阜工場においてライセンス生産が行われている。陸上自衛隊と航空自衛隊を合せると保有数世界二位、住宅街を背景に大型のヘリコプターが離陸する、なかなかに非日常風景ですがこれが日常だ。

 CH-47輸送ヘリコプターと航行度を飛行する旅客機が重なる瞬間を撮影、全国紙の投稿写真にここまでわかりやすくはないものの、重なった瞬間をニアミス、とかき立てた投稿が載った、ああいうのがフェイクニュースを生むようおもいまして、投稿は精査してほしい。

 ベル412岐阜県防災ヘリコプターの上空を飛行するCH-47輸送ヘリコプター、ベル412に隣接する格納庫は岐阜県警航空隊と防災ヘリコプター飛行隊の格納庫となっていまして岐阜基地と滑走路を共用しています。岐阜基地遠景には噴火災害を起こした御嶽山も見える。

 T-4練習機の離陸、と平行してホバーリング試験を行うCH-47輸送ヘリコプターに着陸しているのはBK-117ドクターヘリ、この三機種はすべて川崎重工で生産されています、日本でも三本指に入る航空機生産数、各務原市は航空産業の街、とわかりやすい構図ですね。

 C-1輸送機がエンジンを取り外され部品取りとして再利用され、隣にはエンジンにカバーをかぶせたP-1哨戒機、置くには遮蔽壁の置くに量産が進む無塗装のP-1哨戒機と巨大なC-2輸送機のT字型尾翼も望む。此処に並んでいる航空機が川崎重工が量産する自衛隊機たち。

 F-4戦闘機の離陸、背景にニトリ。お値段以上ニトリを背景に、導入時は野党に税金無駄と云われつつ充分元を取ったといえる最古参のF-4戦闘機がJ-79エンジンから轟音が聞こえそうな迫力構図で上昇してゆく。三井山ならではの俯瞰風景といえるところでしょうか。

 F-4戦闘機、さらにもう一機が離陸します。C-1輸送機を背景に離陸する様子は冷戦時代の自衛隊を思わせるコンビですね、これも川崎重工、と思われるかもしれませんが、F-4は三菱重工でライセンス生産されました、戦闘機は基本、三菱重工がライセンス生産している。

 F-4戦闘機、世界中で運用終了が進むなかで航空自衛隊では運用を継続できている背景には、運用基盤、予備部品をライセンス生産とともに三菱重工が準備できるという強みがある、これがなければ今頃、部品不足から無理な後継機選定で機種が増え、難渋したとおもう。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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【M-5撮影特報】岐阜基地日常風景,飛行開発実験団銀色のC-1FTBフライトテストベットの発着(2024-09-11)

2025-01-09 20:09:09 | 詳報 陸海空自衛隊関連行事
■C-1FTB撮影
 熱い日がまだまだ続く頃合いに夏雲にさそわれ岐阜基地へ行って参りました。

 C-1FTBが岐阜基地へ着陸します。銀色の機体、現在のC-1輸送機は、とはいっても残るのは先日1機退役しましたので残り2機、減っていますが迷彩塗装となっています、が、これ迷彩が採用されるのは運用開始から少し後でして、これが原型塗装といえる。

 FTB,フライトテストベット、様々な装備品の評価試験をおこなうための航空機で、これまで急に三発機になったりした、それはP-1哨戒機用のエンジン評価試験を行うための臨時のものでしたが。機首のピトー管が伸びたり縮んだり取り外されたり。

 飛行開発実験団に配備されていますFTB,岐阜基地では、F-4ファントムが2021年に退役してしまいましたので、今いちばん注目度を集めている航空機、といえるのかもしれません。銀色で遠目にもああ、FTBだ、とわかるのがご愛敬、というところなのかもしれない。

 C-1FTB、タッチアンドゴーを繰り返してくれました。ここは空の公園かかみがはら、近傍の小学校が卒業式のころに植林をしまして、記念植樹もどれもものすごい木々と育っているのですが、視界が遮られ、X-2実験機のころはまだそれほど高くも無かったのだが。

 C-1FTB、1970年に初飛行したのがこのC-1FTBの前の名前であるXC-1,場所も岐阜基地に隣接する川崎重工岐阜工場、岐阜の空を70年代の文字通りあたまから飛行しています。考えればオイルショック前からこの岐阜を見続けているという、なにか、すごいなあ。

 C-2輸送機が初号機、そのまま岐阜基地に配備されていまして、飛行開発実験団の顔のように運用されている。昨年の航空祭ではC-1FTBは定期整備で飛べませんでしたが、今年の航空祭ではC-1とC-2の並びが編隊で見られるのかな、とおもったりもするのだ。

 T-4練習機頭上を飛行する。岐阜基地、滑走路上を航過飛行しましたのちにさっと切り返して、そのまま滑走路へアプローチする、航空無線をエアバンドレシーバーで聞いていなくとも、もうすぐ何かが降りてくる、その機種は、ということを知らせてくれる。

 T-4は尾翼に何も描かれていない、となると、川崎重工の定期整備で入っているT-4ということですか。T-4練習機は、ここから20kmのところにある小牧基地にもF-15やF-2,前はF-4のも、定期整備の際に操縦士の送迎でさまざまな飛行隊のT-4が見れるのだが。

 もう一機T-4が。岐阜基地の飛行開発実験団にもT-4は配備されていて、いや先ほどのオーバーヘッドアプローチの機体はそれかとおもったのですが。T-4はF-15などに先行して天候偵察で上がることも多いものですから、今度こそ岐阜のT-4が帰ってきたかな。

 市松模様、垂直尾翼には市松模様の部隊マークが。なんのことはない、浜松基地第1航空団のT-4が訓練飛行で立ち寄ったもの。操縦士を養成する第1航空団のT-4練習機は岐阜基地で撮影していますとよくタッチアンドゴーへ立ち寄る様子を撮影できます。

 浜松のT-4、岐阜基地飛行開発実験団はかなりの機種の航空機をそろえていますが、飛行機の数でいうとそれほど多くは無い、だから上がっている機体の数は覚えられるのですが、全部降りているので、と油断してランチに行こうとすると、市松模様が来る。

 F-2戦闘機、岐阜基地らしい航空機はC-1FTBが撮影できましたからほぼほぼ満足していたのですが、輸送機と練習機だけ、というのはちょっと物足りないのも事実でして、ここで岐阜基地らしい試作機塗装、試験機塗装のF-2を撮影することができたのでした。

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【7D特報】岐阜基地到着,F-4EJファントム最終IRAN(定期整備)完了機(2019-04-11)

2024-12-29 20:16:12 | 詳報 陸海空自衛隊関連行事
■ファントム定期整備完了
 岐阜基地航空祭はいよいよ今週末です。そこで岐阜基地の美しい戦闘機を。ファントム、自衛隊の一時代を構成した万能戦闘機として歴史へ残るでしょう。

 ファントムを見たければ岐阜基地へ、遠くない将来に航空自衛隊のF-4戦闘機運用は岐阜基地のみとなります。勿論1959年に原型機が初飛行果たし、1971年より航空自衛隊配備開始となった、云わば旧式機はこれ以上近代化は構造寿命限界で難しく、多用途機となる。

 F-4EJ戦闘機三菱重工最終IRAN終了、2019年4月11日の岐阜基地到着です。357号機は予定通り1230時に岐阜基地へ着陸しました。実に長かった、航空自衛隊のF-4EJ導入は1971年、自衛隊向けF-4は三菱重工小牧南工場においてライセンス生産を行っている。

 F-4EJ戦闘機357号機、予定では機首部分に最終IRAN記念塗装が行われる予定だったという、こういうのも実に長きに渡り実施されたF-4の定期整備最終機ですから。しかしこの前日に青森県三沢基地にてF-35A墜落事案が発生、自粛機運により塗装は取りやめに。

 F-4EJ戦闘機429号機、こちらは飛行開発実験団の機体です。357号機の着陸時には一瞬の密雲に順光状態が突如日陰となりましたが、飛行開発実験団所属機の着陸時にはまた青空背景の順光風景へ復帰しました。F-4も現在は岐阜基地と百里基地に残るのみとなった。

 F-4EJ戦闘機429号機、百里基地第7航空団のF-4EJと偵察航空隊第501飛行隊のRF-4偵察機は間もなく運用終了、F-4EJはF-35Aへ置き換わり、百里基地にはF-2戦闘機が配備されます、岐阜基地ではあと数年間だけ、天候偵察等の多用途機として活躍しましょう。

 C-1FTC、川崎重工により国産開発されたC-1輸送機の初号機をフライトテストベット機として岐阜基地飛行開発実験団において運用しているもの。初号機ということでいちばん古いC-1輸送機となるのですが、実戦部隊のC-1程酷使されておらず、もう少し運用は続く。

 C-1FTBはタッチ&ゴーを繰り返していました。岐阜基地は機体左側を撮影する経路が順光なのですが、着陸経路次第では右側を撮影した場合でも順光となる経路があります。実はこの日、F-4最終IRAN特別塗装機が塗装中止となり、次善の策、となったわけでして。

 F-15戦闘機とF-2戦闘機、この日はF-2戦闘機が新型のスナイパーポッドを搭載し飛行試験を実施していまして、離陸を極超望遠にて撮影しますと、機体右側に装着されていたのですね。装着F-2は写真機とは異なりますが、右側を撮影する必要から陣地変換を行った。

 F-15戦闘機とF-2戦闘機、撮影位置は歩いて探さなければ見つからない、とは2005年のWeblog北大路機関運用開始当時に、岐阜基地も小牧基地も舞鶴基地も厚木基地も横須賀基地まで、散歩道を重ねたものでした、当時は時間の余裕が大きく、今考えれば無理をした。

 F-2戦闘機540号機、スナイパーポッド搭載機です。文字通り最新鋭のセンサーポッドで超低空侵攻やレーザー誘導爆弾誘導とステルス機探知を行う。米軍機へ搭載されているものは横田や岩国で視ましたが、自衛隊機へ搭載されているのは、この日初めてみましたもの。

 F-2戦闘機初号機、この機が540号機と連携し、恐らくレーザーJDAM運用試験を行っていたと考えられます。そしてスナイパーポッドの搭載飛行試験はこの日が第二回目だったとも言われます。スナイパーポッドの性能と航空自衛隊採用の背景については既報の通り。

 C-1輸送機029号機、定期便輸送とも思いましたが垂直尾翼に部隊章が記されていませんので、川崎重工岐阜工場へ定期整備へ入る機体と考えられます。C-1は古い機体、ファントムもそうですが国内にライセンス生産か国産開発が行われていると、長く使えるのですね。

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【7D特報】イーグル北の空に機動飛行!千歳基地航空祭2019のF-15J(2019-08-04)

2024-12-28 20:15:15 | 詳報 陸海空自衛隊関連行事
■最強へ!戦闘機マフィアの夢
 F-15イーグル、航空自衛隊の主力戦闘機による航空祭機動飛行の迫力と情景をお伝えしましょう。

 F-15戦闘機の機動飛行、EOS-7Dの独壇場という印象でしょうか。F-15戦闘機は戦闘機マフィアと呼ばれたジョンボイド空軍大佐らアメリカ空軍と戦闘機メーカーの一派が構築した独自理論にもとづいて設計された機動性の権化というべき戦闘機の体系を構成する。

 E-M理論、エネルギー機動性理論という概念をジョンボイド大佐はバージニア工科大学での学位取得とともに構築してゆくこととなります。要するに機動性を最大限発揮するためのエンジン出力と機体形状というものを突き詰めた、科学の成果としての戦闘機、と。

 戦闘機マフィアという呼び名は揶揄された事を気に入っての自称ですが、ボイド大佐自身は、その軍歴を1945年の陸軍入隊から始めており、日本終戦後は進駐軍として日本にきました経験もあります。そして戦後復員し、元軍人援護法でアイオワ大学に進学しました。

 ROTC戦略将校予備課程、大学では学費を気にせず履修できるROTCにすすみ、意外にも経営学を専攻、卒業とともにアメリカ空軍少尉に任官、最初の赴任地はジェット機空戦激しい朝鮮戦争の第一線で、当時の最新鋭戦闘機F-86の操縦士として、従軍しています。

 F-100戦闘機、ボイド氏は戦後F-100の教官をつとめています。スーパーセイバーとして航空自衛隊でも検討されつつ、戦闘爆撃機としての運用は不要として採用されていませんが、教官として40秒間での不利な姿勢からの優位への転換にかんする操縦理論を構築する。

 航空攻撃研究。この理論は1958年に機動と対機動を包括し体系化されていまして、この理論の評価を経てF-100教官に続いて命じられたジョージア工科大学への研究単位取得が、F-15へとつながってゆきます。大学での熱力学理論の視点、戦闘機の操縦へ応用されます。

 トーマスクリスティ国防総省コンピューター技師は、この理論のコンピュータでの再現へ強い熱意を示し、ここで二人は意気投合、この二人組が戦闘機マフィア誕生の瞬間でした。熱力学と空気抵抗で戦闘機の航空戦における優位性が決まる、これはE-M理論というもの。

 東京五輪が開かれた1964年にE-M理論が完成、この理論が広まるとともにアメリカはヴェトナム戦争へ突入することとなり、戦闘爆撃を念頭に重量が肥大化した高性能な戦闘機が、近接戦闘では軽快な格下のMiG-19やMiG-21に敗北する状況が広がる最中、転機が。

 F-X開発、アメリカでは現在のF-15戦闘機につながる主力戦闘機開発が介しされました。1966年にF-X開発チーム参加を命じられたボイド大佐は当時、27tまで肥大化する計画であった戦闘機計画を推力をそのままに空戦以外の部分を切り離して18tまで軽量化します。

 F-15は、機動力を持って優位を獲得するという認識と、27tの戦闘機に搭載される最高性能のレーダーや27tの構造を支える強靱なチタン構造をそのまま、つまりGに強い、戦闘機を軽量化したものであり、この結果、空中戦に無敵という機動力を有するに至りました。

 空中戦では2020年に至るも無敵であり、万一主翼を片方全部失っても飛行して帰還できる、F-15はこうした戦闘機として今日も君臨しています。長くなりましたがいいたいことは何か、といわれますと、F-15の機動飛行でピンボケになるのは仕方ない事なのだよ、と。

 航空自衛隊の航空祭では安全第一で安全規則にがんじがらめの飛行展示枠内でも、ものすごい機動飛行を展示しています。だからこそ、ピンボケを量産するのは致し方ないのですね、戦闘機マフィアのものゆえ。そんな認識で写真などを見ていただけると、幸いです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
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【M-5撮影特報】桂駐屯地創設70周年記念桂駐屯地祭.極彩色に彩る京都の紅葉と自衛隊(2024-12-01)

2024-12-26 20:11:51 | 詳報 陸海空自衛隊関連行事
■桂の訓練展示
 紅葉と駐屯地祭というものをしっかり撮影出来たのは久しぶりでありがたいおもいがしましたね。

 訓練展示では、FH-70榴弾砲と16式機動戦闘車が参加していて、この二つの参加部隊が第13旅団であることに驚きました、こういうのも第3師団管区内で第13旅団の部隊が出てきますのは中部方面隊記念行事くらいかもしれないから。

 ヤラれた!想定では16式機動戦闘車が戦闘により損傷し、機動不能に陥ったという状況、16式機動戦闘車が16式戦闘車になってしまったわけだ、これを中部方面後方支援隊が回収、確かに、このシナリオでは今津からは来てくれない。

 パジェロも機銃を搭載するとこんな感じで見栄えがします、1/2tトラックという、73式小型トラックの呼称が切り替わった際になかなか12.7mm機銃を積んで展示に出なかった時期があって、いや2007年の大久保駐屯地祭は凄かったが。

 機銃を搭載したパジェロというものも迫力ある、と感じるところ。昨今、この種の車両が各国軍で少なくなっていて、フランス軍なんかは遂に市販車に迷彩塗装を施す、結構無茶な車両をこの種の野戦車両の後継に当てていた。

 高機動車あたりを、このパジェロの後継にすべきかもしれないけれども、大きすぎるという反論には素直に首肯する。するとスバルのインプレッサあたりを後継にしたいが、あれだとこんな感じで機関銃を積むことは出来ない。

 16式機動戦闘車を輸送車両に乗せる展開、自分なんかは自動車の運転が微妙な感じなので、こう、載せるまでにたっぷり10分は頂きたいところ、充分の十分ではなく10分ね、このあたりで自衛隊の車両への慣熟度合いを感じまして。

 パジェロ、機銃で警戒しているものの、運転手は後方で作業に当たっているわけで、いま敵の攻撃を受ければ身動きがとれないのか、というのは事実ではある。すると、もう少し硬い車両が必要になるのか、このままでいいのか。

 戦車は破壊されるものの、乗員が無事であれば戦車回収車でいちはやく回収し、後方で修理していかにはやく戦線復帰させられるかが、つまり戦車の破壊からの復帰をどのように迅速に行うのかが戦車部隊の強さの要諦のひとつ。

 機動戦闘車の場合は、例えば敵の対戦車火器による直撃を受けてしまった場合、これを修理して前線に復帰させるにはどのくらいの期間を見込んでいるのか、つまり長く戦える車両なのかな、という素朴が疑問が改めてわいてきます。

 回収車、考えると11式装軌車回収車なんかは戦闘車両としての形状を、なにしろ原型が戦車、維持していますが、重装輪回収車なんかは形状が戦闘を想定しているものではなく、すると16式機動戦闘車派生の回収車が必要なのかな。

 桂駐屯地祭は、規模は小さいものの工夫されていて、輸送部隊が攻撃を受けるとか、微妙に展示が変わっていまして、もっとも一般見学者の席も狭くなったり広くなったりで油断できないのだけれども、毎年違っていまして。

 京都市唯一の駐屯地、後方支援部隊ですから派手な射撃なんかはできないのだけれども、こんな感じでいろいろとみていますと、桂でなければ見られない展示は多いのだなあ、と実感します。ほかと重ならない限り、行きたい行事なのですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【M-5撮影特報】桂駐屯地創設70周年記念桂駐屯地祭,極彩色に彩る京都の紅葉と自衛隊(2024-12-01)

2024-12-15 20:03:30 | 詳報 陸海空自衛隊関連行事
■創設70周年記念
 桂駐屯地創設記念行事、京都市内唯一の自衛隊駐屯地ということで12月1日に行って参りましたさいの写真を少々遅くなりましたが紹介しましょう。

 桂駐屯地、阪急線の高架からその駐屯地の様子を見ることが出来るとともに、JR東海道本線からも駐屯地がトラックの車列というところでみることができまして、京都にも自衛隊という組織の存在感を示すことが出来ているとおもう駐屯地です。

 紅葉が素晴らしい、駐屯地は桜並木が素晴らしいと言うことは知られているのですが、この春の一般公開の季節がどうしても開花時期と合わないと言うことに残念に思ういっぽう、駐屯地祭はこのとおり、紅葉が祝福しているような感じ。

 中部方面後方支援隊の駐屯地となっていますこの桂駐屯地ですが、車両整備なども行われる武器科の駐屯地となっていまして、それは広さに端的に示されています、かんがえてみると、伊丹駐屯地や千僧駐屯地よりもはるかにひろい。

 記念行事、京都市内ということで足場や脚立というようなものはいっさいじゅんびせずに、なんとかなるだろう、という感じでカメラだけ手にして駐屯地まで来ましたが、今年は一般開放される場所が限られているなあとちょっとおどろき。

 観閲行進は、前に来た際には桜並木の、つまり観閲行進の部隊と駐屯地司令以下スタンド席の様子を撮影できる好立地が公開されていましたが、今年はこんな感じで、安全係の隊員さんばかり撮影する構図となってしまったところでした。

 行進車両も、これ、脚立でも準備していたならば、安全係の隊員さんの頭上ごしに撮影する構図を決められたのかなあ、と思うと、ちょっと準備というものを甘く考えすぎたなあ、と反省してしまうのですけれども仕方が無い。

 後方支援隊の駐屯地ですが、フォークリフトの観閲行進参加など、ここらしさ、というところが出ている感じでした。ただ、前述の通り、その様子を撮影できる撮影場所がほとんど開放されていないというのは残念ではある。

 FH-70榴弾砲、訓練展示は撮影位置を変更することとなったのですが、いきなりFH-70がやってきたのには驚いたものの、空包射撃は偽爆筒で代用していまして、これ結構大きな音が鳴ったのですが、無駄にEOS-7Dは閃光を撮っていたという椿事も。

 第13偵察戦闘大隊の16式機動戦闘車による訓練展示、さすがに105mmの空包射撃は行いませんでしたけれど、出雲駐屯地の第13偵察戦闘大隊は、さすがに遠い駐屯地ですのではじめて13RBの装甲車を見たなあ、とみょうにかんしんしてしまった。

 桂駐屯地の訓練展示は、後方支援部隊が攻撃を受けて防御戦闘と損傷車両の修理と回収をいかに迅速に行うか、という、これはけっこいうほかの駐屯地では見ることのできないシナリオが組まれているのが特色となっています。

 ヘリコプターも八尾駐屯地から参加してくれましたが、ちょっとだけ最新鋭のUH-2が来てくれないかなあ、と思ったもののさすがに其処までは難しい、けれども紅葉の風景の中にUH-1J多用途ヘリコプターという風景もなかなかでした。

 訓練展示は輸送の車列とともに戦闘により戦闘車両が損傷するという、これは近接戦闘部隊の宿命のようなものなのですが、その中からの立て直しの景況というものを組んでいまして、もちろん回収作業は戦闘では危険を伴う任務でもあるのだ。

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