かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

虎の穴

2011年01月11日 | TV Program
boardテレビの話題ついでに、今はやりのタイガーマスクについて一言。

タイガーマスクも、言わずもがなだが、かぶりついて見た番組の一つだった。
伊達直人さんのことも、もちろんはっきり覚えていたが、今朝のTVを見たら、20代の人は、1/4ぐらいしか知らないそうだ。
40年ほど前の番組だから当たり前かもしれないが。

今回の報道で、取り上げて欲しいのは、エンディングテーマ。オープニングテーマは、レスリングのアニメにふさわしく、勇ましい音楽なのだが、エンディングテーマは、子供向けの番組に似つかわしくない、マイナー調の曲だった。

”暖かいぃ人の情けぇも。胸を打つぅ熱い涙ぁも。知らないで、育ぁった僕は、みなしぃごぉさぁ。”

とても、子供向きの番組のテーマ曲とは思えなかった。
この曲こそが、タイガーマスクの本当の顔である、伊達直人のテーマ曲だったのだ。

伊達直人は、虎の穴で、悪役レスラーとなるべく特訓を受けたが、みなしごのために、お金を使わざるを得ず、虎の穴を裏切ることになり、正統派レスラーに変身して、虎の穴の送り込む刺客レスラーと死闘を繰り広げた。
亡くなった馬場さんや、この前、胆石になったアントニオ猪木さんも、実名で出てた。
その後、本物のタイガーマスクが出てきてしまったから、アニメの方は、影が薄くなった感もあるが。

ちなみに、この虎の穴という言葉も我々の世代では、よく使われるのだが、若い人は、使わないのだろうか。
秘密の特訓施設というイメージだ。
昔鎌倉に住んでいた時、とんでもない山の中に、某証券会社の巨大シンクタンクがあって、我々悪ガキの間では、虎の穴と呼ばれ(勝手に呼び)、秘密めいた遊び場だった。
流石に、通勤が不便だったようで、今はなくなって、鎌倉市に寄贈されたらしい。
今から思えば、高度成長期ど真中の、日本の姿だった。

コメント
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