かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

CLAPTON

2011年01月26日 | Music
soccerball昨晩は、ワールドカップ以来初めて、サッカーの夜中のゲームを最後まで見た。熱戦で、どちらが勝つか最後までわからなかったが、PKでの大差には、びっくりした。川島の顔の勝利?日本の総合力は、着実に上がっているように見える。



ECが、ニューアルバムを出している。
まぁ、変わったというか、元祖に戻ったというか。
リスナーも、平行して年をとってきてるから、いいのだけど、それにしても、本アルバムは、ほとんどブルースアルバムと言っていいのだろう。

いっしょに演奏している面々も、お馴染。若いメンバーも交えていい感じ。シェリルもボーカルに入っている。そして、ラストソングは、枯葉。Autum Leaves。

あれっ?これってシャンソン?
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1900年への旅

2011年01月25日 | Books
モスクワのドモジェドボ空港で、自爆テロがあった。一度使ったことがあるが、大国の表玄関の空港とは思えない、ひどい空港だった。2年前の話で、今は、ちょっとはよくなっているかもしれないが、とにかく狭すぎて、どこもかしこも押し合いへし合い。警備どころではない感じだった。ロシアは、北方領土などに来る前に、国内でやることがもっと沢山あるのではないか。



寺島さんの本はそこそこ読んだが、本書は、結構前の本だ。10年以上前の本だが、今なお、面白い。100年前(今からだと、110年前)、日本が西欧(米国ではない)から、何を学んだのか。

寺島さんは、本書を書いて、何を感じたか。①近代史の深層底流において、いかに日本が欧州の影響を受けたかという歴史の再確認である。②100年前を生きていた日本人がいかに偉大だったかという感慨である。③20世紀を性格づける要素の萌芽は、19世紀の末にはことごとく地中に内在しており、決して歴史は、脈略なく突然に変わるものではないということである。

寺島さんは、本書を書くにあたって、ケインズを調べた。ケインズというと経済学者だと思うが、デビューは、時事評論家としてであった。その他にも、学術雑誌の編集者、事業経営者、教授兼会計官、古銭・古書の収集家であったそうだ。やりたいと思うことを、着実にやり遂げた人と言える。
そして、寺島さんは、今こそ「新しいケインズ」をという。
英国経済の成熟と行き詰まり、とりわけ米国の台頭のなかで、英国の投資が米国に吸い寄せられ、「産業の空洞化」が進行している状況を前提とし、大幅な「需要不足」を背景とした理論として、「財政金融政策主導の経済活性化構想」が浮上したのである、と述べる。
英国を、(日本を含む)欧米、米国を亜細亜と読みかえれば、今の世界情勢と瓜二つではないか。10年以上、前に書かれた本だ。

南方熊楠は、世界の本質を追い求めるスケールの大きな人物だった。大英博物館の書物を、53冊のノートに抜き書きしたという。寺島さんは、「脳力」が開花したのではないかという。
現代人は、情報過多と情報欲求過剰の中で、寸刻も休みなくテレビ、新聞、雑誌、書籍、コンピューターに向かい、たさいもない会話と雑事に「多忙」を装っている。おそらく、目が覚めている間は十分とまともに沈思黙考することなどないのではないか。
耳が痛い。

今の日本をどうしたらいいかを考える立場にある人向け。もちろん、歴史好きのビジネスマンにもグー。


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ボブ・ディラン自伝

2011年01月24日 | Music


ボブ・ディラン自伝は、結構前に買ったが、まだ読んでいなかった。黄ばんでしまっている。紙質はよくない。
三部作の第一作というが、その後の二冊は、出たのだろうか?

自伝と思って読むと、びっくりするだろう。ふわふわ浮遊している感じで、時代も行ったり来たり、話題も行ったり来たり、登場人物も行ったり来たり。当時のドメスティックな話題も多く、注釈のない本書を理解できる人は、そう多くないだろう。

それでも、ディランが、自ら語ったということで、どこまで本当かわからないが、ディランを理解するのには、必須のアイテムとなっている。

ディランの名の起こりも自ら語られている。中山さんの本でも出てきたが、本人が語っているのだから、たぶん間違いない。

ビートルズが出て来るのは、2回。
最初は、1968年の社会情勢を説明する際、ビートルズがインドにいたと語っている。
2回目は、時代が下って、Do You Want Know a Secret? がラジオで流れてきた時の状況が語られている。
”ビートルズはわかりやすくてすばらしい。わたしはビートルズが登場した時のことをおぼえている。彼らは、ほかにはない親近感と仲間意識を感じさせるグループだった”と、述べている。賛美しているが、自分の分野ではないなという雰囲気も出ている。
最大の賛辞を送っているのが、ウディーガスリーと、ロバートジョンソン。ちょっと古い人で、どんな人かコメントできないが、ディランの音楽に大きな影響を与えたことは間違いない。もちろん、ジョーンバエズも出てくるが、業界の先輩として、さらっと出て来るだけで、それ以上のことは語られていない。リッキーネルソンも出て来る。もちろん、ロイオービソンも。

ディランが、ヘンリーフォードの家に住んでいたのは、初めて知った。トルーマンの演説を聞いたことがあるが、ケネディのは、すれ違いで、聞き損ねたということも。
フォークソングへのこだわり、プロテストソングへの関心が当初からあったことも語られる。エレキギターを、フォークギターに買い換えた場面も象徴的に語られている。

本書の分析本が必要?

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イスラーム帝国のジハード

2011年01月23日 | Books



興亡の世界史シリーズの中で、本書は、まだ紹介していなかったと思う。
イスラームというと、9.11以来すっかり悪者。ただ、日本人からはやや遠い感じでよくわからないというのが、大体のイメージだろう。
私も、受験の時、世界史の中で勉強して以来、ほとんど縁がなかった。

イスラームという言葉に再会したのが、シンガポールでの生活だろう。国内でも、3割ぐらいの人がイスラム教信者だし、マレーシア、インドネシアというイスラム教国の中でも、重要な二国に完全に取り囲まれている。
表面では、民族対立はないが、9.11の時も、イスラム教の人々は、陰で喝さいしていたと聞く。
それだけ、世界的に、根深い対立が続いてしまっている。

解決のためには、やはりお互いを知るところからという意味で、本書は、まさにイスラムの起こりから、その発展と衰退、そして将来の姿まで予測してくれていて、うってつけの書と言える。

そのキーとなるかもしれないのが、「ジハード」という言葉の捉え方。何となく、聖戦という意味と捉えられているが、本書によれば、三つの側面があるという。「内面のジハード」と、「社会的ジハード」と、「剣のジハード」だ。
イスラム→十字軍→ジハード→9.11という思考回路になっていないか?

それにしても、何もなかったアラビア半島に生まれ、ヨーロッパを飲み込まんとした大帝国を築き、帝国は消えたが、イスラム教は、今も絶大な力を誇っている。仏教とはえらい違いだ。これも、「ジハード」の多面性によるものだろう。イスラム教は、政治と深く結びついているケースが多い。

本書で、思い知ったのは、イスラムの高い文明性だ。例えば、アラビア語源の英語がいかに多いことか。コーヒー、レモン、キャンディー、バナナ、ブラウス、ジャンパーetc. 日本で、当たり前に使われている片仮名言葉にもたくさん紛れているのだ。

もっと、お互い知りあおう!

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Treasures of the Beatles

2011年01月22日 | The Beatles



先週に引き続き、ゴルフだった。先週よりも寒いところだったので、ちょっと着こんだら、何故かまずまずだった。
ということで、これから冬のゴルフは、冬用のキャップと、右手の甲を寒さから守るプロテクターを着用することにした。
朝の富士山と満月らしき月の2ショットだったはずなのだが、月がほとんど見えない。もう10分前ぐらいだったら、もっとはっきり写っただろうに。



ザ・ビートルズ・トレジャーズという本をGETした。本というより、ビートルズ関連のお宝箱といった方が実態に合う。
著者は、Terry Burrow 氏だが、よく知らない。音楽家兼、音楽関係の本を書いている人みたいだ。書いてあることに新味はない。
やはり、本書をGETした人の目当ては、付録のお宝のFAKE(レプリカ)だろう。

ハンブルグ巡業公演時の契約書(1960年)→火事で燃えた跡まで忠実に再現!
ブライアンエプスタイン手書きのアメリカコンサート日程メモ(1964年)→Daily Express の封筒らしき紙に殴り書きされている。こんなイージーに会場が決められていたのか?!
ビートルズの日本公演のチケット(1966年)→日本語版では、チケットとあるが、イギリス版では、Flyerとあり、イギリス版が正しい。裏にスポンサーだったライオンのbanの宣伝があり、ロールオン型が、400円・250円と、当時にしては、高かったことがわかる。

こんな感じの付録が、18点も付いている!!
本物だったら、下は10万円程度のものから、上は、たぶん1000万円以上のものまで。
結構似せて作ってあるが、一応全てTOTB(Treasures Of The Beatles)の通しナンバーが振ってあり、レプリカであることがわかるようにはなっている。



実は、既に、イギリス版は持っていて、今回は比べてみたくてGET。
末竅A装丁は、かなり忠実だが、意訳部分で、前述のビートルズの日本公演のちらしのレプリカの説明などのような、間違いも見られる。

イギリス版では、BOXの表に、Unofficial and Unauthorized と、大きく書いてあるが、日本版には、それがない。イギリスでは、ビートルズ関係者の目に留まるかもしれないから、大きく断っておいたのだろうか。

一番違うのは、値段。
イギリス版は、25ポンド。それを、シンガポールのKinokuniyaで買ったら、S$87.5。そして、日本で買ったら、12,000円。
物好きしか買わないだろうから、翻訳も入って、こういう値段になってしまうのだろう。

ビートルズ大好きの、物好きな人のみにお勧め。

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