石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

今どきケイタイ事情

2008-01-24 23:50:40 | Weblog
子供が通っている中学校に 警察署生活安全課の私服刑事さんが来られ
父兄対象に 講演をされたので聴きに行って来た。

青少年の補導などを主にしておられる刑事さんで
携帯電話をめぐる子供達の問題について話された。

この私服刑事さん、もともと東京の大手保険会社で
バリバリの営業職に就かれてた方だそうだ。
舞鶴に来られる前は 京都市の太秦署におられた。

なかなかのイケメンで 話もわかりやすく面白く
けれど職業柄、やはりどことなく凄みがあって
目ヂカラも鋭い

携帯電話のトラブル?
もちろんあるだろう・・と想像はしていた。
が、想像以上に携帯電話は
子供達の生活を浸食しているみたいだ。

内閣府の調査によると
全国の子供の携帯電話所持率は
中学生 58%
高校生になると 実に96%

一日の携帯電話利用時間、
25%の子供が
約5時間以上触っている。

にもかかわらず、自分がケータイに振り回されていると
感じている子供が40%近くいるのだ

ケータイ依存症みたいになっている子供達も
たくさんいる。

なぜかというと、友達と自分を
携帯電話が繋いでいるという若いひとの感覚。

特にメールの返信は即答(即レス)が37%
5分以内に返信が18%
私たち忙しい大人には信じられないことだが
来たメールに即答するのは 子供達(特に女子)の
常識みたいで、できるだけ速い返信が
相手を思う尺度になっているというか・・
だから、試験前でも女友達から
切実な恋の話のメールが来ると
夜中じゅう、延々とメールを打ち
一日のメール送信数が200通を越えるのだそう。

その気持ちは よくわかる
高校生のころの恋の話なんて夜通し喋ったって
時間が足りなかった。
ただ、私達の時代は 聞き耳をたてる親の存在、
「いったい電話代、いくらすると思ってるの!!」と怒られ、
電話を早く切れ!という親のジェスチャーに
渋々遮られてしまっただけのこと。

私だって、高校時代に携帯電話さえあったら
もっと恋の花が恋のチャンスが
いっぱーい咲いていただろうに・・と思う

また、このごろの子供達は心の核心に近いような
大事な話は 携帯メールでしか話さないそうだ。
学校で逢う時は明るく屈託ない関係が
下校してからのメールのやりとりでは
全く違う顔・・深刻な話はメールでするらしい。

私はまったく初めて知ったのだが
みなさん、「プロフ」というのを知ってました?

昨年夏から全国の中学生・高校生に大流行している
「プロフィール」・・通称「プロフ」
平成うまれの常識で 名刺がわりに使われている。
携帯電話上で 学校名やアドレス・写真・趣味など
自己紹介する名刺?みたいなもの。
これが 個人情報の流出や「なりすまし」といった
犯罪に結びついたり トラブルや落とし穴があって
要注意だそうだ。

ネットいじめや学校裏サイトでの生徒の誹謗中傷など
不登校やひきこもりの原因にもなる
辛らつないたづらも多発している。
いたづらというより、犯罪の領域に入るそうだ。

あまり子供に見せたくない情報が安易に見れたり
そろそろネット社会にも法律がどんどん介入してくるんでは
ないだろうか?

15~6歳くらいの女の子が お金欲しさに
自分の若さが十分、売り物になると知って
出会い系サイトで売春したり・・と問題はいっぱいある。

携帯電話は確かに便利で、一度使ってみたら
もう手放せない。
でも、若い中学生や高校生が
1と0の織り成す電子の世界でしか 
意思の疎通がはかれないのは
なんとも寂しいなあと思う

喫茶店でお茶をしているカップルがお互いケータイに
見入ってたり
カラオケ行って 歌ってるひと以外は
みんなそれぞれケータイでメール打ってる
なんて 寂しすぎるもんね

我々オトナの世代は自分の基盤がちゃんとしてから
携帯電話と出会ったから、割と大雑把に
ケータイと付き合えるが
物心ついたころからこの世に携帯電話が存在していた
中・高生は 友人との繋がりがすべてといってもよい
大事な思春期に ケータイの存在がかえって
うっとおしく思わないのかな?
電子の文字で気持ちを伝えるのは本当に難しいから。

いまどきの子供達も 大変だな~と心から思った。
考えることのいっぱいある夜でした





 

コメント
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