石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

ひき続き読書ネタ

2008-01-12 23:15:00 | Weblog
面白い本を読んだ

携帯の無い青春

携帯の無い青春

でも、この面白さは年齢がかなり制限される面白さかも。

著者はベストセラー「負け犬の遠吠え」で有名な
酒井順子さん。
私より2歳年上の1966年生まれ
昭和41年生まれの彼女が 10代~20代の頃の文化を
思い出し 楽しいエッセイを書いた本

ピンクレディー・ユーミン・サンリオ・8時だよ全員集合
竹の子族・口裂け女・コックリさん・金八先生
角川映画・カフェバー・ワンレン・ディスコ

これらにまつわることを 本当にこまかくおぼえてる
(もしくは調べている?)酒井さん
ひとつの社会現象をそのころの時代背景とうまく
マッチさせて書かれている。

その深い洞察力と観察力、う~んと唸ってしまうくらい上手

あまりの懐かしさにノスタルジーを感じ
今まで記憶の彼方に消えていた些細なことを
いっぱい思い出した。

まるで同級生とお茶しながら、昔話をしているような感覚になった。

同じ青春時代を過ごした世代(上下2歳ずつくらいかな?)は
やはり、話しててもカラオケ行っても一番面白いと思う。
青春時代といっても もはや20年前になってしまうのだ

私達の若い時代は携帯電話がなくて
ボーフレンドから電話がかかってくると
家中の空気が変わり みんなの耳がダンボになった時代
電話をかけるほうもかかってくるほうも
かなりの勇気をもっていたと思うし
親のほうも微妙な空気に対応する術が必要だった

私はそれで思い出したことがある。
2コールして切ってから
もう一度かける電話は私からだから絶対とってね、と
ボーイフレンドと互いに約束していた

でも、何回かに1回の割りで彼のお母さんが出て
びっくりして思わず無言で電話を切ってしまったり・・・
そのころはナンバーディスプレイなんてものないし
思えば情緒あふれる時代だったなあ~と
懐かしく思い出した

そんな懐かしい思い出をたっくさん引き出してくれる
貴重で面白いエッセイでした
36~43くらいの方、是非ご一読を

コメント
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