石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

ナラタージュ

2008-06-25 12:48:11 | Weblog
ずいぶん長い時間かかって
島本理生著「ナラタージュ」読み終わった。



純恋愛文学
島本理生さんは 1983年生まれの25歳。
高校在学中に書いた本が芥川賞候補となり、
史上最年少で野間文芸新人賞を受賞された。

この「ナラタージュ」は 理生さん22歳の作品で
恋愛文学として絶賛されている。

大学1年生の主人公・泉と 高校時代の恩師・葉山先生の
痛いほど切ない恋愛物語。

22歳という年齢を考えると 驚くべき筆致力
文章の構成や 細かなところも丁寧に書いてあり
とても力のある作家さんだなと思った。
恋愛小説第1位になったりして、前から読んでみたいと
思っていた本。

確かに読み応えあるんだが 
途中で、自分の時間と
読後の満足感を天秤にかけてしまった。

面白い本だと、時間を忘れて読むことに
没頭してしまう。
でも、そうでない場合、
今この本を読んでいる時間の価値以上に
読後に満足感を得られるだろうか・・と考えてしまう。

読み出した本を途中で あきらめるのは勇気がいる。
気色も悪いし。

ラスト近くになって どんな盛り上がりが出てくるか
わからないし。

結局 「ナラタージュ」は最後まで読み終えた。
ラストシーンも 大変上手で 唸った。
読み終えてよかった

私が20代なら 笑ったりナミダして
没頭して読んでいたに違いない。
ラストで 胸にジーンとこみ上げてくるものを感じ
心に残る本として 忘れられくなっただろう。

でも。
40代突入して 結婚16年・4人も子供のいる私には
悲しいかな、純恋愛文学にどっぷりと
浸かることが できなかった~
どこか冷静な眼で 読んでしまい
主人公の泉チャンと 心を重ねることができなかった。

最近、恋愛小説を読んでいないせいもあるかな。
なんとなく心がカサカサしているようで
寂しい気がした。

恋愛小説や映画で 心の琴線をいつでも震わせることが
できるような女性でいたいけど。
渡辺淳一小説でも熟読しようかな


コメント (6)
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嬉し~

2008-06-25 12:20:12 | Weblog
保険屋さんが 挨拶にこられ
「里のほうのお酒です、ご賞味ください」と 紙袋をいただいた。

帰宅して開けてみると。



里のほうって・・・新潟だったのね~

越乃寒梅とか虎屋の羊羹とか・・
もらうと すごーく嬉しい
ブランド力だね
コメント
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