石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

過ぎたるは・・・

2010-01-28 07:30:47 | Weblog
先日、新聞のサイエンス欄を読んでいて驚いたこと。

特定の遺伝子の働きを止めたりなど
植物のリズムを人工的に変えて
桜を冬に開花させたり 
冬でもお茶を収穫できたりするような研究が進んでいるそうだ。

まだまだ制御技術はこれから進んでいく余地が
あるそうだ。

暖かい春になってから咲いたほうが
次世代の種子を残すことができるということで
長いあいだに遺伝子に組み込まれた情報を
人工的に壊して突然変異を起こさせる研究。

成功したら、切り花として流通させるんだって。
人間の驕りを感じる。

研究が進んで、いろんなことに応用され
人間の生活にプラスになることが多々あるのかもしれない。

・・けど、「桜」には踏み込んじゃいけないんじゃないか?

春の一定の時期、華やかに咲き誇り
潔く散っていくことに
大昔から日本人は 「無常」や「はかなさ」を感じたのに。

外国人が驚くほど 「桜」にただならぬ愛着をもち
四季のうつろいや自然の美に敏感に反応する
繊細さが 日本人の売り物だと思うのだ。

冬にイチゴを食べるのは嬉しいけど
一年中 桜が咲くと 
日本人の心はカサカサになり、誇るべき「感受性」が鈍ると思う。

いろんなものが便利に快適になり過ぎて
でも、「豊か」とは到底いえない日本。
経済も発展しすぎて飽和状態となり、成長の余地をなくした。

過ぎたるは及ばざるがごとし
私だけの杞憂かしら??


コメント
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