「ハーバード白熱日本史教室」を読んだ
32歳の若き女性が、ハーバード大学で日本史のクラスを持ち
大人気講義にした。
小さな国、日本の歴史など、ハーバード大学生の興味を引かないのが普通で
当初、受講したのは、1クラス16名。
それが、3年目には、1クラス251人に
助手15人をつけて、2階建ての大ホールでの授業となった。
さまざまなツールを駆使した、彼女の授業は
まさにプレゼンテーションの勝利
「人に教える・伝える」ことを最も効果的にやろうと努力した結果だ。
約2100人おられるハーバード大学教授陣から
毎年40人ほどが選ばれる「思い出に残る教授」にも選ばれた。
「ベスト・ドレッサー賞」も
(着物姿での講義もあるそうだ)
世界の名門大学で日本史を教えることは「外交官的役割もある」と
いう彼女、北川智子さんの快挙に拍手を送りたい
また、聡明な彼女は
この本が、
ハーバード大学で日本史のクラスが栄えていったという単なる話で
終わるのではないと巻末に書いている。
私たち日本人が、歴史に興味を持ち
「日本とはいったいどんな国で
世界の人々にどんな見方をしてほしいか。」
確固たるメッセージを持ち、それを伝えることができること・・・
今、緊急に必要とされている。