京都造形芸大の「春秋座」にて
主人と長女と三人で 観劇をした。
河村 毅脚本の 「4」。
4人の登場人物は
裁判員制度で選ばれ 裁判員になった会社員。
死刑執行命令の権限を持つ 法務大臣。
死刑確定囚の世話をする拘置所の刑務官。
死刑確定囚。
これから執行される死刑という罰についての
4人の様々な思いを描いてて
深く考えさせられる演劇だった。
何が正しくて何が間違ってるか、
全くわからなくなってしまう難しさ、怖さ。
日頃、普段の生活では、
話ことばや 簡単な略語を
聞いたり喋ったりしているので
文学的で抽象的な言葉が 音で羅列されると
すっと理解するのが難しい。
帰りに パンフレットを求めようと思ったら
戯曲の本しかなかった。
読むと、よくわかる。
耳で聞き逃した 難しい台詞も
文字を追いかけると すんなり理解できた。
今回の公演も、大変厳重なコロナ感染対策をされていた。
どんな状況においても
心を豊かにする「文化・芸術」は
とても大切なもの。
感染に気を付けながら 公演に足を運ぶことで
応援したいな と思う。