文楽人形遣いの 吉田玉男さんのお話を聴いた。
昨年、2代目 吉田玉男を襲名されて今、大活躍なさっている
午前と午後の公演の合間に お忙しいなか、吉兆まできてくださった。
文楽は 人形遣い・三味線・浄瑠璃と
三つの要素から成り立っている。
しかも、ひとつの人形を 3人で操るのだ。
足を操るひと 左手を操るひと
そして 頭(顔)と右手を操るひと。
中学校や高校を卒業して、研修生になるとまず、足を操ることから勉強するそうだ。
約10年ほど(!) 足を勉強して
次に左手を15年
人形のかしらを あつかうには 相当の年月が必要になる。
私は、文楽を初めて観たときから その魅力にひきこまれた。
人形に魂を込めることのみ考えているとおっしゃる通り、
舞台を観ていると まるで人形が生きているかのように見えてくる。
でも、その芸を磨くには とにかく年数がかかるので、
たくさん若い方が 文楽に興味をもって、
多くの研修生が増えてほしい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます