石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

桜愛でるDNA

2006-04-05 23:58:19 | Weblog
ここ舞鶴は 桜の開花はもう少し先になりそう。
今年は例年より1週間ほど 遅くなるとか。
今日も肌寒く、なかなか暖かくならない。

少しずつ咲き始めているから、このままぱあっとあったかくなって
桜満開・春爛漫となってほしい~

3月の終わりから わたしたちは桜がめちゃめちゃ気になる。

車で走ってても 街を歩いてても
もうすぐかな・・なんて桜の開花を待ちわびている。
どうか 咲き誇るころに 悪戯に雨など降りませんように・・って。

日本人にとって 花とは・・そう、桜。

桜に敏感に反応して 桜の開花に一喜一憂するのは
遥か昔 雅な平安のころから 日本人に刻み込まれ受け継がれた
じゃぱにーずDNAのしわざでないか?

わずか 1週間あまり、命限りに 精一杯咲き誇る
あっぱれで潔い美しさに魅せられる。 心 奪われる


生まれてから一体、何度この桜の美しさを見てきただろうか。

そして、これからあと 何度 この美しさを目にすることができるだろうか

今日、友達のお母さんが亡くなった。まだ60代だったのに。

お父さんがアルコール中毒で、とても苦労されていた。
夫婦ふたりで 断酒会に入り、お母さんの支えと本人のすさまじい努力で
アルコール地獄から脱出され、晩年のひとときは穏やかに過ごされていたのに。

夥しいがん細胞が 彼女の体を駆け巡っていた。

いつも「すがきや」という ボロいラーメン屋さんで働いてて
高校生のころ、よく食べに行ってたっけ。
いつも笑顔で 一生懸命に働くおばちゃんだった。

知ってる人が亡くなると 本当に体から力が抜けてしまう。

死なない人は いないのだから
誰一人 「死」から 逃れることはできないのだから

わかってても ココロの中に深~いブラックホールが現れる

いつまでも永遠に このシアワセが続くと思ってるけれど
人間である限り、いつかは終わりがやってくる。

死は怖くないけど 死によって大切なひとを失くしてしまうのが
本当に怖い。
そして自分が死ぬことによって
遺されたひとに その悲しみを与えてしまうことが
本当に かなしい

うちの仕事は モロに 「死」に直面している仕事だから
毎日、毎日 「死」に関することばかり
何年か前に お墓の仕事をさせて頂いた方が亡くなり
そのお戒名を彫りこむ仕事をしたり・・

面識のあった方の お戒名は とても愛着がわきます。

あの方も亡くなったのか・・とか
この方も もう亡くなったの・・とか

一生懸命、この世からあの世へのお手伝いをしてる気がする。
この世は 慌しくせわしないなとも思う。

ま、でも生きてる限りは桜のように 精一杯 咲き誇りたい

というわけで・・・友達とフレンチのランチ
( 結局、行き着く先は・・そこかい!?)








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