北原みのり著 「毒婦。木嶋佳苗100日裁判傍聴記」 を読んだ。
あまりの面白さに ぐいぐい引き込まれ あっという間に読了。
ご存知、婚活詐欺で つぎつぎに周りの男性が
練炭が焚かれるなか 一酸化炭素中毒で不審な死をとげる事件だ。
婚活サイトで たくさんの男性と知り合い、
結婚をにおわせながら 巧妙に多額のお金を振り込ませる。
美人に人生を狂わせるのなら こんなにニュースにならないのかも。
不美人の木嶋佳苗が どうしてこんな詐欺ができるのか・・・。
その秘密が面白い。
木嶋佳苗ほど 自分に自信がある不美人はいないだろう。
美人・不美人っていうのは 定義があるわけではない。
他人を美しいと感じるのは 人それぞれの感性であるから、
相手に美人だと思い込ませるテクニックを持っているみたいだ。
裁判傍聴を続けた著者は だんだん佳苗に惹かれていく。
声・オーラ・しぐさ・ふるまい・・・顔だけでない佇まいに
美しさや色っぽさを感じていく。
多いひとでは この佳苗に1億円近いお金を貢いでるのだから・・
びっくり仰天の 小説のような事件記録だった。
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