石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

母べえ

2008-04-11 18:55:54 | Weblog
4月の初めは、いつも肌寒い。
美しい桜も昨日の雨で ずいぶん散ってしまった。

昨日から 子供たちそれぞれ、給食やお弁当が
はじまって 普通の生活が戻ってきた。
家のなかに子供がいないっていう
静かな落ち着いた時間があるだけで、
心がリセットされるような気がする。

ムーミンパパさんがコメントで書いてくださってましたが
子供たちの進学進級によって自分の青春を
追体験できるのは 楽しいことだ

自分の歩んできた道を もう一度 子供に重ねて
辿っていくのは 子育ての醍醐味のひとつだろう

手のひらから零れ落ちた記憶の断片が
何かの拍子に思い出されたりする。

子供の頃に読んだ本を 大人になってからもう一度読むと
そのときに見えなかった風景や心情が
全然違う角度で見えたりするように
大人の視点で 追体験すると
そのときには感じられなかった 心の機微に触れることができる。

主人と末っ子と私の3人で
吉永小百合さんの映画「母べえ」を観に行った。

母べえ

NHKスペシャルで この撮影風景を特集していたのを見て
絶対、観に行きたいと思っていた映画。

NHKスペシャルについての私のブログ

とても良い映画だった。
吉永さんが 心を込めて丁寧に演じているのが
ひしひしと伝わり、素敵だなあと思った。

ふたりの姉妹を演じている子役の子供も
とても可愛らしくて、涙もそそる。

しっかり者の長女と天真爛漫の次女
思春期にさしかかった長女の心の様子も描いてあり
「わかる!」「わかる!」と
涙を流しながら うなずいてました

昭和の母・戦時中の母・・本当に強くて優しくて
子供を守るのに必死になっていた姿をみて
今の私たちなんて 子供みたいだなって思う。

生死にかかわるような悩みも苦しみもなくて
温室のような環境でぬくぬくと暮らしている現在。
悩んでいることなんて ちっぽけなことなのに・・

あんなお母さんになりたい・・と思うよりも
あんなお母さんに思いっきり甘えてみたい・・と
思ってしまった私です


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スタートの季節

2008-04-10 00:14:42 | Weblog
昨日、次男ケイの中学校入学式
本日、長女アキの高校入学式
連日の入学式出席となった。

今日のアキの高校入学式は感慨深いものがあった。

今まで 子供が通っていた小学校・中学校は
嫁ぎ先の校区であり、主人の母校であるが
私の母校ではなかった。

子供達が歌う校歌は 私にとっては
子育てを通じて
新しく出会った歌である。

でも、アキが進学した高校は 私の通った高校。

入学式の「校歌斉唱」で懐かしい校歌が流れてきたとき
思わず口ずさみ、終わりまで完璧に歌えたことに
とっても驚いた。
懐かしくて嬉しかった

入学してから1学期のあいだは
音楽の授業のときに ずーっと校歌の練習ばかりしていた。
梅雨のしめっぽさや制服のシャツが汗ばむのを
気にした初夏のころを はっきりと思い出し
なんだか熱いものがこみ上げてきた。

おまけに式の司会進行をしておられた副校長は
私の高校時代の憧れの先生
あの頃、先生は確か27歳くらいだったと思う。
野球部の監督をしていた先生で
高校生の私は、先生と結婚がしたいと真剣に思っていた。
(奇しくも、先生の誕生日と私の主人の誕生日は一緒です!)
爽やかな好青年だった先生は50歳間近になり
白髪まじりで貫禄も出ていて
感無量の私は 泣きそうになってしまった

校舎のなかも昔とほとんど変わらず
20年前にタイムスリップしたような錯覚に陥る
もう1回、高校生に戻って青春してみたいような・・

ドキドキと、新生活に希望をもっているような娘に
20年前の自分が重なり、私もうきうきしてくる
今から、人生のうちでも一番楽しい季節を迎える子供を
ちょっぴりうらやましくも思える。

桜に見守られて さあ!スタートです
子供達に負けないように
私も新しい気持ちで いろんなことに挑戦しよう

それにしても、新学期の学校の書類の多さ
毎晩、4人分の書類書きに追われてます
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桜日和

2008-04-07 23:56:07 | Weblog
雨が降り、寒い一日だった。
中途半端に咲いた桜も寒そうで少し可哀想
明日は子供の入学式なので
桜の映える天気になってほしいな

今の季節にぴったりの「桜日和」という日本酒のお披露目会に出席した。

越州・久保田などで有名な新潟・朝日酒造さんのお酒。



ラベルもネーミングもお味のほうも女性好み
ほんのりと甘い香りに
フルーティーな口当たりで
果実酒のような飲みやすさがある。





お料理ともとても合っていて、お酒がすすんだ。
さまざまな文化的な催しのなかでも
こういう日本酒の会は私は大好き
ワイン会もサントリー会も好きだけど
「日本文化の伝承」や「日本の米・水・自然」を
一生懸命、伝えている感じがすごく好き

お酒を飲みながら ほんわかと楽しいひとときを
過ごす・・今まで知らなかったひとと
お酒のことを話しながら その場を楽しめる
そんな雰囲気が心地いい

若いころって、「お酒」って
恋愛の小道具とか手段とか 脇役的な役割だったように思う。
恋愛から だんだん遠ざかっていくにつれ(悲しいケド
「お酒」だけで
主役を張れるようになっていく

好きなひとと飲むお酒がいいとか
好きなひととお酒を飲む時間がいいとか
そういうレベルの問題だったのだが
最近は
お酒がつくられた背景や文化や 微妙な味そのものに
奥深い芳醇さを感じて ひとり悦に入っている
私、オトナになったんだね~


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日本人の美徳

2008-04-05 16:57:46 | Weblog
今日は 24節気のひとつ
清明(せいめい)
草花がだんだんと咲き始め、
万物が息吹き出す4月のはじめ
日本語には・・ 日本の季節には・・ 
美しい響きがあるなあといつも思う。

車での移動中も 陽気に浮かび上がったピンクの桜に
目を奪われる

春になれば
平安の遠い昔から 
日本人は桜をみて 切なさで胸いっぱいになってきた。
日本全国、いろんな人がいろんなところで
桜を眺めて胸焦がしている このDNA連帯感
ますます桜が好きになる


櫻井よしこ「日本人の美徳」読んだ。



長いあいだ、「きょうのできごと」のキャスターを務め
ここ10年ほどは文筆活動・講演活動をされていた
櫻井よしこさん

薬害問題やさまざまな国際問題などの著書は
専門的で固い感じで 今まで敬遠していたが
今回の本は 文体も柔らかくて女性的
大変読みやすかった。

おだやかな声と美しい髪
以前、何かで読んだのだけど
櫻井さんの家には毎朝、美容師さんが来て
いつもと同じようにセットしてくれるのだそうだ。

「完璧」という文字が似合う櫻井よしこさん
そんな彼女のドジな部分やおっちょこちょいの
部分もちらちらと登場して、ホッとする。

櫻井さん曰く・・・
1プラス1が2になるような働きでは効率が悪い。
1プラス1が4や5になるような働き方を工夫しないと・・。
その工夫というのは 
後ろ向きに悩むのをやめることだそうです。

本のなかで 櫻井さんの母上がおっしゃった言葉が印象的だった。

「よしこちゃん、一日はどの人もみんな同じ24時間なのよ。
 そして、人は誰も皆、だいたい同じくらいのエネルギーしか
 持っていないのよ。だから、できるだけそのエネルギーを
 全部、前向きに使うようにしたほうがいいわね。」

素晴らしい人には やはり素晴らしい母親の教えがある。

ネガティブでマイナスなことにエネルギーを消費するより
前向きで 力強いことにエネルギーを使わないと
与えられた時間とエネルギーには限りがあるのだから



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花冷え

2008-04-01 22:31:03 | Weblog
1月 いく
2月 にげる
3月 さる
本当に早い。今日からもう4月
第1四半期が風のように過ぎていった

4月なのにここんところ とても寒い。
桜も寒そう・・早く満開の桜を見たいな~

アキも無事ポーツマスから戻ってきた。
家族全員が揃い、うんざりするほど
賑やかな毎日が再開した。



本日は第7回目 お香の会
東山寺の門の桜は 少し咲き始めている。

香袋のひも結び、今日は「ちょうちょ」を習う



組香は 京の柳と桜をメインにした
華洛香という春らしい香遊び



そして源氏物語の読み合わせも終わりのほうへ
進んできた。
来月、第8回目のお香の会は
源氏物語をたずねる旅として、バス小旅行を計画している。

京都文化博物館の「源氏物語千年紀展」を鑑賞し
京都御所のなかにある 茶室にてお食事をして、
お香遊び「源氏香」をする予定。
お抹茶とお菓子をいただいて
御所の特別拝観をして帰ります
会費 12,000円です

気候のよい5月に あちらこちらで源氏物語に
うきうきしているイベント満載の京都に出かけるの
とっても楽しみです

もし、この日だけ参加してみたいという方が
おられましたら 定員まであと少しありますので
是非、ご参加してくださいね
組香が初めての方も大丈夫
当たらないのがフツーです
みんなで源氏物語に浸ってみませう

お申し込みは香ギャラリーほのか

本日のお菓子
主菓子・新蝶屋製 銘 初桜   干菓子 桜の落雁 

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