石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

恋愛読本

2008-04-27 10:24:34 | Weblog
藤田宣永著「恋愛不全時代の処方箋」読む。



藤田先生というと、美人作家・小池真理子さんのご主人で、
夫婦で直木賞作家を受賞されて話題になった。

恋愛小説の名手である(・・私は、小説は読んだことがないけど)

雑誌ananで、小悪魔蝶々の人気エッセイが連載されているが
そのエッセイのなかでも、最近よく藤田先生が出てくる。

恋愛の大家のように書いてあり、ポスト渡辺淳一かな
って思ってます
長年パリに住んでらしたので(エールフランス勤務)
恋や愛についての考えも 洗練されててお洒落

でも、今更、恋愛読本読んでもなー と思いつつ一気に読み終えた

なかでも、「恋に役立つ男学」と「恋愛と結婚の微妙な関係」という章は
面白かった。
私達女性には 不可解な男性の行動心理学が丁寧に
解説してあり、ほんとに男の人って子供と一緒だなあと納得。
遺伝子レベルにさかのぼった解説は 既婚者にもオススメです

男の子をもつ母親も必見かも

どんな恋愛も、必ず終わりが訪れます。
ひとつは失恋、もうひとつは結婚です

素晴らしい一文じゃないですか!

数年も一緒に住んでると、ありのままの自分が出て
馴れ合いになり、不満や喧嘩や「飽き」がきて・・
でも・でも・社会的動物である私達は
折れたり、丸め込んだり、溜飲を下げたり・・
お互いの価値観をなんとか摺り合わせて
社会生活を営まなきゃいけない。

だから、夫婦になったら「恋愛」は終わりで
そのかわり、家族としての「情愛」に変化すると思う

小池真理子氏と藤田先生は 軽井沢に住んでおられ、
月に3分の1は、バラバラに東京で生活するそうだ。
お互いに、相手が東京で何をしているのか
全く干渉・詮索しないそうだ。

でも、一緒にいるときは 話題が絶えず
ずーっと楽しくおしゃべりをされるらしい。
なんて、風通しのよい 素敵な夫婦なんだろう

文中、奥様への愛情が全体的に伝わるような
優しさがあるし、信頼関係が強固なのでしょう。

とくに 奥さんのほうが先に直木賞を受賞されたし
昔から、奥さんのほうが有名だったから 
無名時代が長かった藤田さん、
男性としては面白くない時期もあっただろうに。

うちも結婚17年目を迎えるにあたり
大いに参考になった章だった

最後に文中より・・
結婚・・それは、いかなる羅針盤もかつて航路を発見したことのない荒海である
   ドイツ詩人 ハイネ







コメント
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