J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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Jリーグの話題50

2013-09-23 00:04:14 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 あれから、毎日のように2ステージ制についてコラムが掲載され、ほぼ毎日のように読んでいます。どうして9/17の前に出なかったのか、もしあの時に今のように論議が出ていたら、また違った結果になったかもしれないと思います。ただ、最終リミットは来年7月なので、まだわかりません。当ブログで言う「第2ステージ」状態です。ポジティブな論調、ネガティブな論調いろいろでしたが、当ブログは反対派なので、特に読み応えがあったものを2つ紹介します。まずは、セルジオ越後氏。当ブログでは一昔前よく紹介しました。期待どおり、「2ステージ制は独裁的な感じで進んでいる」というタイトルで辛口でぶった切ってもらいました。以下、抜粋して紹介。
   
 ※21日浦和サポ及び22日C大阪サポによって掲げられた反対横断幕の様子

 2ステージ制になることが発表されたが、誰のためのやるのか根拠が伝わってこない。Jリーグは将来のためにと言っているが、2ステージのやり方で若手が育つとは、世界で聞いたことがない。やってみて5年を目処に元に戻すという話も意味不明。
 心配なのは、ファンのみんなが離れて行ってしまう事。リーグの魅力はキャスティングで決まると思っている。新たに入ってくる10億円をどこに投資するのか、マスコミは資金作りをして何をするのか物申すべき。なぜ5年で元に戻すのか。有望選手が海外移籍し、いい外人選手もいない今のJリーグでは何ステージ制になっても盛り上がらない。しっかりしたキャスティングであれば、何ステージでも盛り上がると思うと。
 
 また、若手の育成についてもJ3をU-20のリーグにするとか、JリーグでU-20の選手を必ず2人使う事を決めるとかであれば納得がいくが、決め事もなしに動くのは危険。ただでさえワールドユースに出られなくなっている。日本代表が強くなるためのリーグが、選手の強化が後回しになってしまわないか心配。
 発表された当日、サポーターがJFAハウスに来て反対の抗議をした事実をマスコミは伝えていない。外で訴えている人たちを無視して会議室の中で決めてしまっている。2ステージ制はそういう声を無視して独裁的な感じで進んでいるように映る。
 当日、かなりのサポーターが行ったと聞くが、マスコミはどっちの味方か不明。双方の意見を報じるのがマスコミの仕事ではないのか。 サポーターがひれ伏してサッカーを見るという日になった。これではリーグのやりたい放題。どんな形にしても日本のサッカーは危ないと改めて思ったと締めくくっています。
ゲキサカ該当コラムページ:http://web.gekisaka.jp/403392_3585_cm
       
 これを読むと、1ステージ制に5年で戻すという論調になっています。中野専務理事も目標の達成の有無に限らず、最低5年後に再検討というコメントでした。仮に5年後に本当に戻すにしても、2015年から2019年は「失われた5年」となり、この5年が日本サッカー界の歴史の中で、負の遺産になる恐れがあります。よく、教育の世界では「ゆとり世代」が同じように言われていますが、この5年間はまさに、日本サッカー界の「ゆとり時代」になるのではないでしょうか。そうならないためには、論議をもっともっと盛り上げていき、市民運動化する事です。
 次は「フットボールライフ・ゼロ」発行人の中山淳氏。

 2ステージ制の議論は、やや一方的な報道によって、問題の本質がすり替えられてしまった印象があり、議論が早くも収束しつつある最大の理由は、そこにあるのではないだろうか。本当に議論すべきことがなされないまま、まるで導入することが既定路線かのように正式発表されたことに違和感を覚えてしまう。
 レギュレーション変更の発端はどこにあり、このタイミングでリーグ戦のレギュレーション変更に踏み切るに至った理由、原点は何なのか? 「観客動員の微減に歯止めをかけたい」という危機感からであるが、現場に行くファンやサポーター達からなぜなら今回の改革に賛同する人が少ないのか。導入理由を聞いた者が、それを素直に評価でないのはなぜか。サッカーを誰よりも愛してやまないファンやサポーターたちがそれを受け入れないのは、どうしてなのか。

 その原因は、Jリーグ本部が問題の本質を覆い隠すための装飾として、綺麗に見える言葉を並べているからだと不信感を持っているからではないか。観客動員数の微減について十分に認識し、数年前から対策を打っており、今回レギュレーション変更で並べられた理由は数年前から言われてきたことであって、2ステージ制移行の理由としては説得力を欠いている。'07年の「イレブンミリオン・プロジェクト」は、Jリーグ本部が多額な予算を使ってPRをして、実際は各クラブが実働隊としてノルマを課されただけのものだったと思われる。ノルマ達成を果たすために某クラブが観客動員数を水増ししてしまうという事態に発展したことは記憶に新しく、目標をはるかに下回る数字となって大失敗。しかし、Jリーグ本部は、事業報告がなく、うやむやな格好でフェードアウトさせてしまった過去が存在。
 ファン・サポーター達は、クラブにお金を使っているのであって、Jリーグ本部のためにお金を使っているわけではなく、予算確保のために各クラブを消耗させてしまうのは本末転倒。そもそも各クラブは、Jリーグの理念に沿って地元密着型の身の丈経営を行っており、観客動員数の減少で困っていたのは、各クラブではなくJリーグ本部だったことがはっきりと見て取れる。

 結局、約10億円という収益が、すべてJリーグ本部の予算に入る事が、絶望感の最大の原因。プレーオフに出場する選手はタダ働きである事実を、選手、現場のスタッフ、ファン・サポーターは、どんな気持ちで受け入れればいいのだろうか? 問題の本質にメスが入るまで議論を続けるべきであり、問題の本質とはこういう事であり、本来リーグ活性化のために改革すべきは、リーグシステムの変更ではなく、体制システムの変更であるべき。
 いつまでもリーグ本部ありきの体制システムを維持しようとすれば、いずれクラブはこのシステムの矛盾に耐え切れず、消耗して消滅する可能性は否定できない。本部からの分配金頼りのクラブ経営は悪しき経営構造であり、今回の議論の中で各クラブの代表者がメディアの前で口を閉ざすのは、そんな見えない力が働いているからなのだと想像。

 Jリーグ本部は「1シーズン制がいいことは認識している」上での改革だと言っており、彼らはおそらくこの変更によってレギュラーシーズンの価値が著しく低下することも承知し、観客動員数が大して伸びないことも十分理解しているという事になり、彼らが今必要としているのは目先の利益であって、Jリーグの将来ではないということではないか。
 本質が置き去りになったままそれぞれのレギュレーションのメリットデメリットを語ったところで、問題の解決にはならないということだけは肝に銘じておくべき。このままでは、Jリーグはまた5年後に同じような問題に直面することは火を見るより明らか。正式決定を覆す事は難しいのかもしれないが、議論は問題の本質にメスが入るまで続けるべき。
 Jリーグ本部の人達には、自らの体制をリストラする勇気を持ち、その情熱を、目先の利益ではなく、本来目指すべき未来とその方向性にエネルギーを注いで欲しい。
中山淳コラム該当ページ:http://bylines.news.yahoo.co.jp/nakayamaatsushi/20130919-00028242/

 ここでも、「5年後」という表現になっています。やはり、5年後に元に戻るのか、論議が起こるのか。もう2つ紹介したいコラムがありましたが、すでに長くなったのでここで切りたいと思います。このテーマはこれからずっと紹介し続けると思います。それこそ5年後まで。紹介記事が多ければ多いほど、巷では2ステージ制の論議が多いと思って読んで下さい。
 ちなみにKリーグ(正式にはKリーグクラシック)は、昨シーズンからスプリット制を導入していたのですね。2ステージ制よりはまだましな制度だと思いますが、まだ韓国の方がファン・サポーターに近い価値観でした。「何やってんの、Jリーグ」と影で笑っているのではないでしょうか。
Jリーグ組織問題関連(2ステージ関係)⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130919
   〃                    ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130918
   〃                    ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130916
   〃                    ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130915
   〃                    ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130914
   〃                    ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130913
   〃                    ④:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130818
   〃                    ③http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130712
   〃                    ②http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130711
   〃                    ①http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130710
Jリーグ組織問題関連 (その他)⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130824
   〃                ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130704
   〃                ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130614
   〃                ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130518
   〃                ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130125
   〃                ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121228
   〃                ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121217
   〃                ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121216
   〃                ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121215
   〃                ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121214
   〃                ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121108

   〃                ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120730

 思えば、昔Jリーグ特命PR部に所属し、部員として【J特】をつけた記事の発信という部活動をしておりました。月間MVPもいただきました。あの頃は「お手伝い」している「身内」のような立場だったので、仮に今回のような事態があったら多少は自重していたかもしれません。ただ、部そのものが終わり、遠慮する存在が無くなっているという事ですか。身内意識のブレーキ効果って大きいなと、個人的に改めて思いました。関係ない話でしたね。

 話は変わり、今日J2の試合があり、岡山は北九州に1-2で負け、10位に転落しました。残念ですが、負けは負けですね。今日は所用でウルトラスに参戦できず、全く観ておりません。あと、中国リーグ、ネクスファジ初優勝おめでとうございます。
 あと、これまた関係ない話ですが、半沢直樹終わっちゃいましたね。勧善懲悪のドラマで、誤った価値観を情報開示という手段で正していくように見えますが、とても共感を覚えます。
今日で最終回、残念です。「やられたら倍返し」いいですねー! 

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