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Jリーグの話題51

2013-09-28 00:49:36 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。 
 2ステージ制反対論について、まだ紹介していない記事があったので、まとめて紹介します。いろいろ論調がありますが、当ブログは反対派なので反対論を中心に紹介したいと思います。まずは、「フットボールチャンネル」での「チェアマン不在・ファン猛反対の中、発表された2ステージ制移行。Jリーグに今後求められることとは?」という記事です。以下、抜粋して紹介。
   
 ※9月21日浦和サポ及び22日C大阪サポによって掲げられた反対横断幕の様子
 Jクラブのサポーターは、2ステージ制が噂に出る頃から、各試合会場で反対横断幕等で意志を表明。当サイト(フットボールチャンネル)のアンケートでも93%が反対。記者会見でJリーグへの関心が落ちていることが再度説明され、新規のファンだけでなく、反対横断幕を掲げる真剣に考えてくれるコアなファンももっと増やしたいと述べるのであれば、なおさら既存のファンと向き合わなければならない。
 Jリーグが確固たる地位を築いてこられたのも、熱心にスタジアムに足を運んだサポーターが存在したためであり、サポーターは苦楽を共にした一種の共同体。包み隠さず、すべてを明らかにすべき。

 2ステージ制によって、どれくらい収入が得られ、ポストシーズンでどれくらいの視聴率が見込めるのか、正確な数字を示していく必要がある。試合数の増加によりACLはさらに厳しい戦いを強いられ、そこに2つのカップ戦を加えると日程はぎゅうぎゅう詰めで余裕がなくなる。水曜日開催が増えることも考えられ、その結果、観客動員数は落ち込み、収入減は必至。Jリーグは懸命に説明していくと述べたが、個々の疑問点をあやふやにすることなく解答してくれることを期待。

 記者会見で最後まで質問者と回答者が噛み合わない場面が見られた。「なぜ2015年に変更することを今決めるのですか? 当初は2014年に変更予定で、それを7月に決定しようとしていましたよね?」という質問。
 7月に決定可能なら、2015年での変更を今決めなくともいいはずという質問者の意図。質問者は3回同じ質問をしたが、明確な回答を得らず、一部記者から失笑が漏れたとか。なぜ2014年スタートと2015年スタートでは準備期間が違うのか。次回、直接に聞いてみたい。
 非常に残念なことに大東チェアマンが記者会見を欠席。今、ファン・サポーターと向き合わず、一体いつ向き合うのか。それくらい重要な案件であるはず。カメラのある場になぜ登場しないのか。これが、この先サポーターに理解を求めていく立場として適切な姿勢なのか。まずはそこから変わっていって欲しいと切に希望。
「フットボールチャンネル」該当記事:http://www.footballchannel.jp/2013/09/19/post8819/

 なるほど、記者会見でそんなやり取りがあったのですね。情報開示がないから全く知りませんでした。Jリーグ百年構想などの部分では、しっかり情報を共有できているのに、今回の2ステージ制騒動では本当に情報が少なく、今回情報統制の噂が普通にささやかれるくらいに、不思議な空気でした。そして、次は「THE PAGE」の「論スポ」から、抜粋して紹介。

 2ステージ制復活に対して、主役の選手達の間では時間の経過とともに困惑が広がっている。J1川崎の武田社長が、首脳陣や所属選手への説明会を開催したが、選手達から質問の類は出なかったとか。スポンサー料収入や地上波でのテレビ生中継数の変化に至っては、プレーする選手たちは知る由もなかったからこそ、Jリーグは日本プロサッカー選手会(JPFA)を通じて、危機的な状況を早い段階から共有するべきだというのが選手達の本音。

「今さら賛成も反対もないし、事後報告だから質問の出しようもない。選手はやるしかないけど、もうちょっとみんなに分かるようにしてほしかった。サッカーファンとしては寂しかった」と中村憲剛選手のコメント。
「1ステージ制と2ステージ制のどちらがいいのかは、オレら選手には分からん。だけど、やっぱり決まる前に言ってほしかった。決まってから言われても選手は納得するしかない」と大久保選手のコメント。

 今回のプレーオフで最大で3節分が追加になり、そこへナビスコ杯や天皇杯(決勝戦が元日から前倒し化)が入り、更にACLがある。
「個人的にはカレンダー自体が破綻していると思っている。そこでサッカーの質を上げてほしい、いいものを見せてほしいと言われても…・・・」と中村憲剛選手のコメント。
「オレらは一応プロだし、入った時から上手いヤツがもっと上手くなりたいと思っているわけだから、質をよくしろとか言われる筋合いもないのかなと。ダメなヤツは落ちていくだけだし、そういう点はみんな自覚しているでしょう」と大久保選手のコメント。

 そして、選手たちが何よりも肌で感じているのが、サポーターたちの反対の声。こうした「うねり」を決して無視できず、
「どこのチームもサポーターが反対しているでしょう。そうなると、もうJリーグの試合には行かない、という人も中には出てくるかもしれない。全部が一つになって決めれば、ここまで問題にならなかったかもしれない」と大久保選手のコメント。

 大久保選手が言う「全部」とはJリーグ側、JPFA、サポーターを指しているが、Jリーグ側は今後の労使協議会でJPFA側に状況を説明したいと言うにとどめており、サポーターに対してはメディアによる報道や各クラブを通じて丁寧に説明していくのが理想というスタンス。これまでサポーター側との意見交換会などを実施してこなかった点についても、「決してサポーターと向き合いたくなかった、という意味ではなく、(Jリーグと)サポーターとの向き合い方というのが非常に難しい」と中野専務理事のコメント。
「THE PAGE」該当ページ:http://thepage.jp/detail/20130920-00000001-wordleafs

 なかなか厳しい論調ですが、ファン・サポーターの立場からすれば当たり前の事であり、なぜファン・サポーターを対話しなかったのかという話にどうしてもなります。という事は、ファン・サポーターは商業でいう消費者であり、消費者を無視した店舗作りは成功しないかもしれないと個人的に思います。

 前にも言ったように、いくら店舗改装しても商品力、付加価値が高くならなければすぐに消費者に飽きられるのではないでしょうか。目先の売上・利益だけ追い求めた結果、全体のクオリティと商品レベルが落ちるという恐れは多分にあると思います。例えば、先のACLの試合、本当にクラブの事を思い、アジアに勝ってリーグのレベルを上げたいと思えば、新潟戦の日程変更もできたのかもしれません。他の3チームが調整できて、日本だけが調整できないというのはやはり悲しいですね。上のコラムにあるように来シーズンは更に、天皇杯の前倒しもあって、更に過密日程になり、ACLも今シーズンよりも更に過酷になるようです。まさに無理な店舗改装で、全体の商品力、付加価値が下がる典型的な例ではないでしょうか。次にいい論調があれば紹介したいと思います。
Jリーグ組織問題関連(2ステージ関係)⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130923
   〃                    ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130919
   〃                    ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130918
   〃                    ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130916
   〃                    ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130915
   〃                    ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130914
   〃                    ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130913
   〃                    ④:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130818
   〃                    ③http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130712
   〃                    ②http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130711
   〃                    ①http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130710
Jリーグ組織問題関連 (その他)⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130824
   〃                ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130704
   〃                ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130614
   〃                ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130518
   〃                ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130125
   〃                ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121228
   〃                ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121217
   〃                ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121216
   〃                ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121215
   〃                ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121214
   〃                ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121108

   〃                ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120730

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