事例紹介コラムです。
Jクラブもこれからは情報化を推進していかなければならないのは当たり前の事であり、特にLINEなどのSNSは若いファン・サポーターを取り込むツールとして大変重要であり、公式フェイスブックページ(また特集しましょうか)は、ほぼすべてのJクラブが導入しているものです。
その中で、新しい情報化ツールについて2つのクラブが導入されました。横浜FCさんも川崎さんも地域に根が張れており、元々情報化面でも優れたクラブです。以下、順番に紹介。
【J2横浜FC】
アジアに対し、ホームタウンである横浜市の情報発信とクラブの認知度向上を目的とし、日本プロスポーツ団体初となるアジア最大のソーシャルメディア「新浪微博(シナウェイボー)」の公式アカウントを開設。
・横浜FC 公式アカウントページ:http://weibo.com/yokohamafc
・新浪微博(シナウェイボー):http://weibo.com/
J2横浜FC公式HP該当ページ
ウェイボーについて調べてみました。
ウェイボー(微博)は、中国語でミニブログという意味で、140文字の情報発信や画像・動画の投稿など、ツイッターを真似た機能が多い上、拡散性の高いプラットフォームとしているところから、「中国版ツイッター」とも呼ばれているとか。中でも、中国ポータルサイト最大手「新浪公司」が’09年8月にサービスをスタートさせた新浪微博(シナ・ウェイボー)は、約5億人が利用する中国最大のウェイボー(微博)と言われているそうです。
シナウェイボー(新浪微博)は、中国全体のミニブログユーザーのうちの57%、投稿数にして87%を占めるサイト。‘09年のウイグル騒乱後、中国共産党によって、当時運営されていた中国内のマイクロブログサービスの閉鎖が行われた上に、ほとんどのツイッターやフェイスブックに代表されるマイクロブログサービスへのアクセスを遮断。この後に開発されたサイトのようです。
【J1川崎】
J1川崎は新たなサービスとして、写真にスマートフォンをかざすと、画像や動画を見ることができる「AR(エー・アール)」(Augmented Realityの略)を試験的に開始。「AR」は実際の写真などに映像情報を付け加える形で、さまざまな演出を行う事が可能。
「AR」第1弾として、すでに川崎市内に配布されている「試合ポスター」に導入。その際はAR対応アプリ「Aurasma」をインストールして活用して欲しいとの事。
J1川崎公式HP該当ページ:http://www.frontale.co.jp/info/2014/0331_6.html
J1川崎公式HP Aurasma(オーラズマ)アプリページ:http://www.frontale.mobi/aurasma/
まずは横浜FCさんのウェイボー。サイトを見ると、中国語ばかりで決して日本人のファン・サポーター向けではなく、中国マーケットを狙ったサイトである事がよくわかります。最近、アジア戦略を進めているクラブがありますが、中国というのは最近の政治ニュースを観ていると微妙な空気ですが、頑張って欲しいと思います。そういえば、Jの中国人選手というのは久しく観ていませんね。
そして川崎さんのAR。ピントが合わせると、渦巻きのようなものが出てきて、画面上に浮かび上がるように選手等の映像が出てくるサービスのようです。面白いですね。川崎さんは協賛店制度でJリーグ№1の店数と立派な紹介サイトを持っています。親会社も富士通でまさに情報化の申し子クラブですね。
ネットを見ていたら、公式ブログの更新が遅いとか、公式戦以外のTM等の情報が公式HPに出てこないとか、情報化について遅れを取っている事例を見かけます。もし、情報開示はよくない事という価値観があれば、それは頭が痛いところですね。読者の皆さんの地元クラブの状況はいかがでしょうか。
話は変わって、前にも紹介したみゃ長さんブログ、無茶苦茶面白いです。当ブログ的には「日本一面白いサッカーブログ」だと思っています。個人的にも「こういうブログを書いてみたいなぁ」と思わせる憧れの存在です。読者の皆さん、ぜひどうぞ。当方は毎回笑って読んでいます。
柏市公式HP みゃ長ブログ「嗚呼、柏レイソル!かく語りき」: http://www.city.kashiwa.lg.jp/fanfun/bloghakunchu/bloghakunchu5/