事例紹介コラムです。
先日、ノエスタに行っていますが、エコロジーなクラブとして感銘を受けました。ルーツ的に岡山と無関係でもなく、お隣の先輩J1クラブとしてとても参考になる存在です。こちらの事例を知ると、見た目等で満足するのではなく、「本当の社会貢献」が必要が一番大事な事を実感します。記事タイトルですが、2006年に使っていたものを復活させました。以下、抜粋して紹介。
J1神戸と楽天㈱は、J1ホーム開幕戦より「楽天×ヴィッセル神戸 エコプロジェクト」3rdシーズンを始動させる事を発表。3年目となる今シーズンも「サポーターの応援が地球環境を守る!」をテーマに、サポーターをはじめヴィッセル神戸に関わるすべての人が気軽に取り組めるエコ活動をより一層充実させるとともに、エコ活動が定着していく環境づくりを提案。
今シーズンは、ペットボトルキャップと紙コップを再生させる2つのリサイクル活動を新たにスタート。ペットボトルキャップの再生は、これまではポリオワクチンを寄贈する活動への協力に充てていたが、今シーズンから固形燃料に再生する活動へレベルアップ。再生された固形燃料は製紙会社やその他施設にてボイラー燃料として活用。固形燃料は、化石燃料に比べCO2排出量の削減に貢献できるほか、埋立処分を削減することによる環境破壊の抑制にも貢献。
紙コップの再生は、スタジアム内コンコースに「紙コップ回収BOX」を新たに設置し、使用済みの紙コップを再生紙へとリサイクルする活動で、ゴミの分別回収を行うことで、再び資源としての活用の呼びかけを実施。
加えて、スポーツ界で世界初となり導入時から人気を博す床発電システムにより、電気の大切さの呼びかけを継続。更にリサイクル品の回収を継続するなど、ホームズスタジアムに訪れることで、何らかのエコアクションに参加できる機会を様々な形で提供。楽天とヴィッセル神戸は、「楽天×ヴィッセル神戸 エコプロジェクト」の発信により、地域にエコの輪が広がることを期待し、神戸市の協力を得て活動を推進。
【「楽天×ヴィッセル神戸 エコプロジェクト」3rdシーズン詳細】
・協力:楽天㈱
・エコパートナー:楽天銀行㈱/楽天証券㈱
・ホームズスタジアム神戸での活動
①ペットボトル及び紙コップ分別回収の徹底
神戸市のペットボトル回収の品質評価を向上させるべく、ペットボトルのキャップやラベルを外し、飲み残し等を分別して捨てられるように専用回収BOXをスタジアム内に設置し、啓発活動を実施。また、紙コップ専用回収BOXを新たに設置し、使用済み紙コップを再生紙へのリサイクルに繋げる活動を実施。
分別:(1)紙コップ、(2)ペットボトル、(3)ペットボトルキャップ、(4)ラベル、(5)飲み残し
②ペットボトルキャップの回収
ペットボトルのキャップを回収し、回収したキャップを固形燃料に変換し、市内各所の製紙会社やその他の施設にてボイラー燃料として活用。
目標:300,000個 ※2011年の実績:272,440個(ポリオワクチン339本分)
③床発電システムの導入
スポーツ界では世界初となる「床発電システム」を導入し、応援中にサポーターズシートにて起こる振動を電気エネルギーに変換し、試合後に使用する誘導灯などの電力として活用。発電量は、随時コンコース内の発電量表示パネルにて掲示。サポーターの応援による振動が発電につながるため、サポーターが楽しく参加できるエコ活動。
場所:ノエビアスタジアム神戸 南スタンド(サポーターズシート内) / 席数:44席
④リサイクル品回収ブースの設置
使用しなくなった衣類や靴などを回収し、資源へのリサイクルや世界の恵まれない子どもたちに送る活動に協力。同ブースでリサイクル品の回収への協力者に、エコサポーターズポイントカードを配布し、エコポイントを貯めることで抽選会に参加出来るような、楽しくエコ活動に協力できる取り組みを実施。
場所:ノエビアスタジアム神戸 場外アプローチ広場内 / 時間:毎試合キックオフ3時間前~キックオフ迄 / 協力:藤定運輸㈱
・ホームズスタジアム神戸以外の活動
①ホームタウンクリーン作戦
選手・スタッフをはじめ、クラブに関わる全ての人と、神戸の街をより美しくする為の清掃活動を定期的に実施。また、清掃活動により収集したゴミを分別し、様々なリサイクルにも協力。
②エコ募金
ペットボトルキャップ回収BOXや、床発電システム用マットの購入など、神戸の街の美化やサッカー観戦を通じ取り組む本プロジェクトの拡大に活用。
方法:楽天CSRページ内エコ募金ページ(http://corp.rakuten.co.jp/csr/ecology/ecoproject/)より
③ペットボトルキャップの回収
「いぶきの森球技場」やクラブ本社等でも積極的にペットボトルキャップを回収。回収したキャップは、固形燃料に再生し活用。
J1神戸公式HP該当ページ:http://www.vissel-kobe.co.jp/news/article/3211.html
J1神戸公式HP「エコプロジェクト」ページ:http://www.vissel-kobe.co.jp/club/ecoprj/
また、昨シーズンの事例になりますが、J1神戸では、試合会場で「未来の宝 架け橋プロジェクト」が主催する「東北の子どもたちとの交流事業」への協力のため、募金活動を実施されています。当日の募金活動には選手も参加したとか。集まった募金はNPO法人日本福祉美容協会の「東北の子どもたちとの交流事業」に寄付。
【募金実施概要】
・実施試合:
6月22日(土)J2第20節 長崎戦 / 7月7日(日)J2第23節 愛媛戦
・実施時間:
ともに16時~18時頃まで
・実施場所:
メインスタンド、バックスタンド、サポーターズシート(南サイド)、各入場ゲート付近
・その他:
当日の募金活動に、ヴィッセル神戸の登録外選手が参加する予定です。
【東北の子どもたちとの交流事業について】
・事業名:
宮城の子どもたちを大阪・神戸に呼ぼう!!
・活動趣旨:
宮城の子どもたちを神戸に招き、交流を深めるとともに、同じく震災を経験し復興している神戸の街並みや防災施設を見学してもらい子どもたちに元気をプレゼント。
・日程:
2013年7月30日(火)~8月2日(金)
・主催:
未来の宝 架け橋プロジェクト(代表:NPO法人日本福祉美容協会)
・協力:
楽天㈱、㈱楽天野球団、ヴィッセル神戸選手会、㈱クリムゾンフットボールクラブ他
・主な見学先:
神戸市役所、兵庫「人と防災未来センター」、須磨海浜水族園、いぶきの森球技場など
かつての被災地にあるJクラブとして、やはり存在感が違います。親企業である楽天のCSRページを観ましたがスゴいボリュームです。価値観の違いを感じます。楽天グループもJ1神戸よりはどちらかと言うと、楽天イーグルスの方が活発な印象を受けます。
そんな神戸さんも、現在の順位は3位。ACL出場圏に入っています。やはり、こういう社会貢献性が強いところは、社会(地域)からパワーももらってクラブ力を付けるのでしょうか。「サッカーだけやってればいい」というところがあれば、それはパワーをもらえないから強くなれないのかと思ってみたり。順位でいえば、同じ昇格組のガンバさんが降格圏の16位まで下がってしまいましたね。まだ6節なのでわかりませんが、ガンバさんも地域・社会貢献活動が盛んなので、ぜひ上昇して欲しいところです。
楽天グループ公式HP該当ページ:http://corp.rakuten.co.jp/csr/
J1神戸関連⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140209
〃 ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120114
〃 ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111229
〃 ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111215
〃 ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20101017
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090803
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070817
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061210
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061209
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061207
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061206
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060323