リスペクトコラムです。
今日はバレー界の活動です。医療従事者へ弁当を無償提供するための資金集めの活動。選手OB、OGが中心になってチャリティーオークションが行われたようですね。153万円というのはよく頑張られたと思います。岡山のチームではJ2岡山を筆頭に「チャリティーオークション」というのは今まで縁が無かったキーワードですが、シーガルズのOGさんが実施してくれました。昔見たどこかの報告会で、参加者に等しく権利を与えたいという事で、ひたすら抽選会ばかりでオークションをやろうとしなかった事例を思い出します。東日本大震災の時もそうですが、1円でも多くの義援金を集めるべきで「価値観ずれているなぁ」と思って観ていたものでした。シーガルズは中庄のマルナカで、いつもチャリティーオークションをやってますね。
【バレーボール界が協力、医療従事者に弁当を無償提供】
「新型コロナウイルス感染拡大を受け、バレーボール界の現役選手やOB、OGが協力し、医療従事者に弁当を無償提供する『デリバレープロジェクト』のチャリティーオークションが6日に終了した。目標金額100万円を大きく上回る、合計153万6219円に到達。企画した元女子選手で現在は大阪市内でスペイン料理店などを営む米村信子さん(36)は「OB、OGが自発的に動いてくれた」と感謝した。
このプロジェクトは、新型コロナ感染拡大を食い止めるため奮闘する医療従事者に弁当を届ける企画。材料費や協力店への謝礼などの資金を集めるため、現役選手らの私物を持ち寄り2日からチャリティーオークションが開かれた。元女子代表の木村沙織さん、大山加奈さんや元男子代表の加藤陽一さんなど47人が協力した。
オークションでは迫田さおりさんが出品したサイン入りTシャツが、落札金額は20万円余りと最高額だった。出品者の1人で元女子選手の谷口雅美さん(43)は「彼女(米村さん)なりに何ができないかと考えた企画を聞き、ぜひ協力したいと思いました」。オレンジと紫色のサイン入りエコバッグを出品し「(米村さんは)7つ後輩ですが、いろいろなことに挑戦する姿に刺激をもらってます」と話した。
企画した米村さんは、大阪国際滝井高卒業後、Vリーグのシーガルズ(現・岡山シーガルズ)へ加入。アタッカーなどで9年間プレーした。現役引退後は好きだった料理の世界へ飛び込んだ。オーナー兼シェフとして2012年に大阪市内でスペイン料理店を開業した。訪日客向けのゲストハウス2軒とともに経営している。」
「感染リスクを抱える医療従事者の奮闘ぶりを知るうちに、米村さんは何かできないか考えるようになった。『人命のために必死となって戦う人たちに、感謝の思いを伝えたい』と弁当の無償提供を発案した。ボールをつなぐように思いをつなぐ願いを込め『デリバレー』をプロジェクト名にした。
米村さんは今後、知り合いの医師と相談しながら、今月中に東京と大阪の医療機関で働く人たちへ弁当を届ける考えだ。落札者へ商品の発送、弁当を作ってくれる協力店舗への依頼、配達先の選定など、まだまだやることは多い。」
引用:日刊スポーツ
デレバレープロジェクト公式ツイッター:https://twitter.com/Deli_Volley
【米村信子元選手】
大阪府出身。小学3年よりバレーボールを始める。大阪国際滝井高校時代はインターハイなどで活躍し、2002年に岡山シーガルズに入団。サーブレシーブの要として、チームに貢献し、2011年5月に退団。
シーガルズの選手の引退した後はとんとその後の話を聞きません。ご結婚をされた例が多いのでしょうが、料理店を開業というのは異色ですね。防護服や医療用マスクの提供も重要ですが、差し入れするお菓子やお弁当も、看護師さんなど前線で戦っておられる医療従事者の方々に癒しを与えられるのはいい事ですね。
産経新聞に「シェフになったVリーグアタッカー」という米村さんの紹介記事がありました。記事を読むと、東日本大震災の後に引退されたんですね。ちょうど入れ替え戦が無くなって、1部残留が決まって良かったとみんな思っていた頃ですね。米村さんすごいです。海外留学の世話役やビーチバレー界でも活躍され、セカンドキャリアを謳歌されていたようですね。今回の貢献活動もまさに適任。バレー界の功労者の1人ではないでしょうか。大阪のそのスペイン料理のお店に行ってみたいです。と書いていたらネットで、その店が出てきました。大阪中津にあるスペイン料理「ラコンチャ」というお店だそうです。食べに行きたい。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers