J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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サッカーフリーク集まれ32

2020-10-04 00:59:10 | スポーツ文化・その他

 リスペクトコラムです。
 ついにやべっちF.C.が本当に終わってしまいました。1週間ほど前の話ですが、これで日曜の夜が寂しくなるし、Jリーグでいい試合があっても、おさらいができなくなりました。本当に次の存在が欲しいです。そうでないと今回の損失は大きいです。一応、東京五輪も来年実施されるとして、誰が日本サッカーを応援するのでしょうか。関東ローカルのスーパーサッカーでも、知識で支えるFOOT×BRAINでも、全国ネットで週末の試合を続けたやべっちFCの代役にはなりません。番組打ち切りにあたって、当ブログで最後の3回をリスペクトしたいと思います。
   
【9/13放送分】
 番組終了発表後はじめての放送。「どんな世界でも必ず訪れるターニングポイント」サッカー界では新天地へ、引退、指導者へ、クラブオーナーへ、そんなターニングポイントがやべっちF.C.にも。やべっちが緊急会見し、「やべっちF.C. 9月で放送終了」。2002年に日韓W杯イヤーにやべっちF.C.放送開始。以来、数多くのサッカー選手達が番組を支えてくれた。更に海外のスーパースターも数多く番組に出演。サッカーを愛する皆様に、サッカーの楽しさや感動を伝えるために、様々な企画を届けてきた。18年間、日本サッカーと共に歩み、走り続けてきた。
   
 確かにどんな事にもターニングポイントがあります。当ブログの好きな言葉の一つに「けがの功名」もあります。ここから日本のサッカー界は別の進化を遂げていきましょう。2002年の番組スタートシーンを覚えています。確か「やべっち」という呼び名はこの番組からじゃないですか。「ナインティナインの岡村の相方でサッカー部員だったんだ」から始まり、ハーイ!と呼びかけるコーナー演出に慣れるのに、少し時間がかかりましたが、18年半経って、巨大なスポーツ文化になってしまいました。駐車場での緊急会見は面白かったですね。やべっちらしい演出で。


〔そしてこの方からメッセージが・・・〕
 名波氏(2009年4月から5年半、解説者として活躍)。「矢部さんのトーク力とサッカーを見る力に注目されがちですが、実は矢部さんの足元の技術・戦術眼もこの番組では特筆すべきところだった」とコメント。矢部氏より、番組存続を願ってくれた選手、サポーター、関係者の皆さん、本当にありがとうございましたとコメント。週末のJ1全試合とJ2の結果紹介。

〔今週のハーイ!やべっちは、番組と深くご縁があった2人の選手から〕
 J2新潟のチョン・テセ選手(SNSで番組存続運動してましたね)と、J1川崎の中村憲剛選手。「Jリーグへの愛、サッカーへの愛をすごく感じられた番組だった」とコメント。矢部氏いわく、何かあったら連絡をくれる2人だそうです。

 この2選手は、名物コーナー「デジっち」のイメージが強いです。憲剛選手は毎年デジっちで、そのシーズンのゴールパフォーマンスを発表していました。テセ選手は番組の打ち切り話が出てから、先頭に立ってSNSで存続運動をされていました。
   
【9/20放送分】
 その週末のJ1全試合の結果紹介。魂のゴン中山解説(最後)。マルコス・ジュニオール選手の解説するっち(最後)。番組終了を聞き、今週もJ1各クラブからメッセージが・・・ 札幌の菅野選手が「やべっちF.C.2で、また会えることを楽しみにしています」とコメント。柏の瀬川選手の「僕のこと覚えていますか?(江坂選手と名前を間違えた)」のコメントに、「最後までいじられる・・・」と矢部氏。
 このメッセージは、Jリーグの方々が番組に何かできないかと考えて、各クラブにわざわざ連絡をして、クラブスタッフの方が撮影してくださったと女子アナが説明。
   
 この「解説するっち」は選手が自分のプレーを解説する画期的な企画。普通のフロントスタッフが必要以上に前に出て売り込もうという、どこかで観た事例とは違い、やはり選手は主役で一番面白いという事を証明する内容だと思いました。ゴン中山氏の熱い解説も聞けなくなるのも残念。そういえばまだ現役選手でした。菅野選手の「やべっち2」や、他の選手からも「違う機会」と、次のサッカー番組の登場、できればまた矢部氏にと期待している声もあり、この番組を観ている多くの人が、また何かしらやるんじゃないと思っているのではないでしょうか。結局何も起こらなかったなぁと思った頃に東京五輪開幕、みたいな流れにならない事を祈念します。

   
〔今週のハーイ!やべっちは日本期待の若手から〕
 ボローニャの富安選手、レアル・マドリードの中井選手が登場。今週のサブイボ(最後)の後に、数多く番組に出演し、お世話になったこの方々からも。オリンピック・マルセイユの長友選手、横浜Cの中村俊輔選手が登場。歴代登場回数が1位(53回)とのこと。

 ゴールデンエイジと言われた日韓W杯メンバーから、多くの日本代表選手を取り上げ、我々ファン・サポーターに選手の素顔をたっぷり見せてくれました。「鍋っち」とかで。今後そういう媒体が無くなるのが残念ですね。特にこれから露出すべきであろう、若い選手たち。久保選手しかり、中井選手しかり。
 歴代登場回数が1位が俊輔選手、2位が松井選手、3位が高原選手と元代表組が続きました。俊輔選手とのFK対決はずっと記憶に残っていますね。ああいう人気選手との「対決」企画が一気に無くなるのも残念しかり。

   
【9/27(最終回)分】
 レギュラー陣勢(矢部氏、ゴン中山氏、中田氏、アナウンサー3名)ぞろい。生花があふれているが、中にはジダン氏からも。日本協会会長からのメッセージあり。いつものようにその週末のJ1全試合、J2の試合の結果紹介。
 番組終了を聞き、今週もJ1各クラブからメッセージが届いた- 神戸のイニエスタ選手、今回が50回目の出演(歴代2位、3位は43回の高原選手)という横浜Cの松井選手など、各J1クラブからメッセージ。

 ついに本当の最終回。ジダン氏から生花が来ていましたが、世界の有名選手に「ハーイ!やべっち」と言わせ続けたのも、この番組の功績だと思います。あれで日本のファン・サポーターの多くが世界的な選手を身近に感じた事でしょう。イニエスタ選手が神戸さんから登場したのも良かった。
   
〔この方々から最後のハーイ!やべっち。〕
 元日本代表主将の長谷部選手、G大阪の遠藤選手(J2磐田へレンタル移籍発表)、そしてキングカズ・三浦選手登場。「ある意味うらやましい。僕は全国民から、もう辞めろ、辞めてくれと言われても現役を続けたいと思います!」とコメント。そして、歴代女子アナ(前田さん、竹内さん)からもメッセージ。

 カズ選手は今後は怪我との戦いですね。「うらやましい」というコメントがちょっと気になりました。ひょっとして本人は引退してもいいと思っているが、辞めさせてもらえないものを背負っていたりしてと思ってみたり。遠藤選手は今度Cスタで観れるかもしれませんね。歴代女子アナでは前田さんのイメージが強いですね。てっきり、矢部氏の奥さんになっちゃうのかなと思って観ていました。


〔番組の振り返り(すべては日本サッカーのために)〕
 2002年日韓W杯の年に番組スタート。通算3度のW杯決勝トーナメント進出。日本サッカー未来への興奮を多くの方と共有し、番組を作ってきた。時には絶望もあった。また新しい才能が日本中を奮い立たせ、未来を照らしてくれた。プレーだけではなく、選手の人間性も伝えた。サッカーを日本の文化として根付かせたい。
 矢部浩之、そして数々の解説者と共に、もっともっとサッカーで日本中の人と熱くなりたい! 日々の努力から成る選手たちの輝きを、脈々と受け継がれるサッカーへのリスペクトを、サッカーで繋がる絆を、たくさんの人に感じて欲しい! 番組は、ここで終わるが、日本サッカーの発展を決して止めないでほしい。生涯、日本サッカー応援宣言。この想いは・・・ずっと、ずっと胸に。
 最後に日本サッカーの父、デットマール・クラマー氏の言葉。「タイムアップの笛は、次の試合のキックオフの笛である」 18年6カ月、サッカーを愛するすべての皆さま、本当に本当にありがとうございました。スタッフ一同。

 この番組スタッフのメッセージに18年半の想いがすべて詰まっていますね。今回の打ち切りの要因の一つが、AFCの放映権の高騰のために、テレ朝さんで代表戦の映像の取り扱いが厳しくなった点。このメッセージにいかに、日本代表に対して並々ならぬ想いを持っていたのかがよく書かれています。まさに日本代表の泣き笑いを一緒に伝えてきた番組。
 この番組で、代表戦のあの名物テーマ曲がもう聞けなくなるのが残念。テレ朝さんで代表中継がゼロになる訳ではないでしょうが、聞ける可能性は極端に減りますね。日本代表を応援するムードが停滞化する懸念もあります。

   
〔フィナーレ〕
 レギュラー陣一人一人からのコメント挨拶。最終回という事で、Jリーグ村井チェアマン登場し、「日本サッカーのすべての気持ちを込めて」花束を贈呈。最後に矢部氏が「やべっちF.C.として、誇り、魂みたいなものは皆さんの記憶の中に置いてきました」「これからもサッカーに携わっていきたいと思っております。また!どこかで!」と挨拶。

 最後に村井チェアマンが出てくれて花束贈呈があったのは良かった。今後ですが、ぜひ、Jリーグ直営番組で新しく作るか、スーパーサッカーで全国ネットを復活させるかですか。粋な縦読みツイートメッセージがありましたが、うがった見方をすると、今後の何かの布石かと思ってみたり(すぐに自己否定)。
 FOOT×BRAINが、サイゲームスなどのスポンサーが付いて、全国ネットに復活した事例があるので、スパサカの件も可能性がゼロではありません。DAZNがスポンサーになっていますが、Jリーグがスポンサーになって、新しいサッカー専用番組をぜひ作って欲しいです。
 18年半だそうですが、実は当ブログは約15年。ぜひ、あと3年半は頑張って、やべっちF.C.の記録に届きたいと思います。個人的な戯言ですが、この番組の想いも受け取って、日本サッカーの発展に寄与したいと思います(サッカーブログではないですが)。矢部氏、新サッカー番組を期待して締めくくりたいと思います。「また!どこかで!」
やべっちF.C.打ち切り関連③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200913
    〃           ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200902
    〃           ①:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200704
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

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