J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

カリスマの存在148

2013-09-20 00:53:43 | カリスマの存在

 事例紹介コラムです。
 Jリーグの悲報もあれば、吉報もあるという事です。昨日の真夜中に、ACL準決勝2ndレグのサウジのアルシャバブ対日本のJ1柏の試合が、アウェー・リヤドの地で開催されました。今朝起きてから、その吉報を知りました。アウェーゴールのため、0-0では敗退するという厳しい条件の中、2-2で引き分けではありましたが、準決勝に勝ち抜けました。
 前半に先制され、まずい空気になったと思いますが、相手のオウンゴールで振り出しに戻り、ドゥー近藤の逆転弾が出ましたが、残念にも追いつかれました。まあ、結果オーライという事で。
   
 J's GOAL等で、試合レポを観ましたが、ネル監督の戦術が冴えている印象を受けました。大谷をアンカーにして、栗澤と田中でフェルナンドとアブドゥルマレクを消し、相手のビルドアップの時にそこを抑える、自由を与えないと同時に、前回の試合ではトーレスが我々の2ボランチの背後でフリーになっていたトーレスを大谷が抑えたというもの。当ブログでは戦術型の監督が好きですが、まさにネル監督は戦術に長けた名将です。なぜ2011年に優勝できて、2012年が勝てなかったのか、優勝した結果ACLなど年間試合が増えて、相手を研究する時間、その結果生まれた戦術練習を行う時間がなく、すぐに次の試合が来てしまうからと聞いた事があります。

 「なぜ、アウエーでここまで結果が出ているのか」という質問に対して、ネル監督は「ACLは、試合ごとの間隔が開いている。その間に相手のチームの分析し、準備をじっくりと進められている」と答えたとか。また、この前のナビスコカップ横浜戦は同じフォーメーションで仮想アルシャバブとして戦っていたとか。
 
 柏は無敗のまま、日本勢としては'09年の名古屋以来のベスト4に進出。準決勝の相手は中国王者で、全イタリア代表監督のリッピ監督が率いる、あの難敵広州恒大です。準決勝第1戦はすぐにやってきます。来週25日に柏のホーム戦、第2戦は10月2日にアウェー中国で開催されます。
 正直、この広州戦が事実上の決勝戦と思っています。それくらい強いのです。準々決勝はカタールのレフウィヤと対戦し、ホームで2-0、アウェーで4-1と圧勝しています。
 実は広州は昨年同じグループリーグで戦っており、ホームで0-0、アウェーで1-3で負けています。特にアウェー戦では観戦していますが、とにかくタレントが揃って強いなぁという印象でした。その中にクレオ選手もいたのです。でも、今年のACLでは浦和さんに2-3で負けた試合があり、少ない期待を持っています。

 相手の広州恒大は、正式名称が「広州恒大足球倶楽部」。2010年に中国甲級リーグ優勝。2011年に中国超級リーグ優勝。2012年はリーグ連覇し、中国FAカップも優勝。何とあのACミランと業務提携を結んでいます。香川元同僚バリオスの給与未払い騒動がありましたね。ちなみに、準決勝に進んだもう一つのグループはFCソウル(韓国)とエステグラル(イラン)。FCソウルは仙台に負けていますね。

【ACL準決勝:広州恒大戦】
第1レグ(ホーム): 9月25日(水)19:00キックオフ / 第2レグ(アウェー):10月2日(水)日本時間21:00キックオフ

広州恒大公式HP:http://www.gzhengdafc.com/
2012年ACLホーム広州戦レポ:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120407 
 〃      アウェー広州戦レポ:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120419

 2ステージ制を決めたJリーグもACL制覇に向けて、ベスト4入りしたJ1柏を全面支援する方針を固めたそうです。Jリーグは日本協会と組んで今シーズンから「ACLクラブサポートプロジェクト」を発足。参加クラブへの補助金額を増額し、準々決勝以降は協会が強化費を支給。柏が決勝に出場し、優勝すれば優勝賞金150万ドル(約1億5,000万円)に加え総額2億円超えのボーナスも支給するとか。
 Jリーグの公式HP上でACL準決勝に臨む柏の試合告知や激励サポートを展開する予定。'08年のG大阪以来となるJクラブのアジア制覇へ大東チェアマンは「Jのメンツにかけて頑張ってもらいたい」と力を込めたとありますが、せっかくJリーグの付加価値を上げても、2ステージ制で自ら下げてはダメだろと個人的には思っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Jリーグの話題49

2013-09-19 00:16:55 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 昨日の理事会は予定時間を大幅に約1時間超えたそうです。「地上波でのテレビ放送を増やし・・・」という部分では、ここ最近では耳にする事になかった文言で、スカパーへのアクションが限界である事を想像させます。開幕してから数年後、スカパーと「独占」契約を結び、地上波がほとんどなく、ひたすらスカパーへの加入キャンペーンを行ってきた姿に、どうなのかなと思っていましたが、やはり限界が露呈したのかな。
 今年最悪のニュースから一夜明け、いろいろと情報が流れています。平日でありながら、本郷へ行かれたサポーターの皆さん、お疲れ様でした。JFAハウス前には浦和や大宮、川崎のサポーター約20名が集合し、理事会が始まる頃に横断幕やメッセージボードを掲げて抗議を行っておられたようですね。理事会でもサポーターや選手、監督への説明不足を指摘する声が多かったそうで、中野専務理事は「時間がなかったこともあるが説明不足はおわびしたい。機会を通じて経緯について丁寧に説明したい」と話したが、具体的な時期や形式については言及しなかったとか。
 今回の騒動で、なぜか中野専務理事が出てこなかったので不思議に思っていましたが、昨日登場されました。まずは毎日新聞から。その中野専務理事のコメントがありますが、「元に戻す」「1ステージ制に戻す」という言葉が出ていますね。
           
 昨日は、7月に続いてJFAハウスの外にサポーターが集まり、「2ステージ制断固拒否」などの横断幕を広げていて、J1浦和の橋本社長は会議出席後に外で待ち受けた約30人のサポーターに囲まれ、CS導入について多くの指摘をされ、長時間にわたって「私もクラブも2ステージ制には反対してきた。だが、そうしないとスポンサーが離れたり、いろいろな事情がある」と説明していたとか。
 
「サポーターの方々の隅々にまでご理解いただく努力ができなかったことは申し訳ない。こうしたコアなサポーターの方々には感謝し、お詫びを申し上げたい。こうした熱心なサポーターの方々をもっと増やさないといけないという危機感がある。1ステージ制がいいというのは認識しており、(2ステージ制導入にあたって)ある一定の目標値を立てたい」と中野専務理事のコメント。

 中野専務理事の話では、「集客数やクラブの収入構造、経営状況」などに応じて目標を設定し、目標を達成しても、結果が芳しくなくても1ステージ制に戻し、達成できなかったら謙虚に再検討すべきという考えを示されました。目標を達成するための目途として「1、2年ではなく、(イメージとして)最低5年ぐらいはかかるのではないかと思っている」とコメント。
 中西本部長は、「大会の枠組み変更だけでは解決しないことが多い」と話したが、反対意見を振り切った分、顧客であるサポーターが「次の一手」を厳しい目で見ることを忘れてはならないと締めくくっています。
毎日新聞ニュース該当ページ:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130917-00000121-mai-socc

 C大阪のクルピ監督も18日に、2ステージ制に対する否定的意見をコメントされたそうです。
「個人的にはそのシステムの仕組みは好きではない。今の1ステージ制だと、1年を通して1番安定感があるチームが優勝するが、レギュラーシーズン終了後、短期決戦のプレーオフで年間王者を決めるやり方だとブレが出る」
 何でも母国ブラジルで過去に、上位8チームでプレーオフを行い、リーグ8位だったチームが優勝したことがあったとか。「確かによりエキサイティングにはなるが、あれはサッカーが発展していない国が取っていたシステムだ」と首をかしげたとか。
日刊スポーツWEB該当ページ:http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130918-1191405.html

 思い違いかもしれませんが、昨日の大東チェアマンの行動、今の時期になっての中野専務理事の発言、1時間延長になった理事会など、やはり執行部は一枚岩になっていない印象を持ちます。個人的には新潟出身でもある中野氏のスタンスが一番ファン・サポーターに近いのではと思ってみたり。
 やはりこのシステムは、「我が国はサッカー界全体のレベルアップを放棄して、商業主義に走る後進国です」と、しゃべって回っているようなイメージです。結果論になりますが、2ステージ制に決まるくらいなら、スプリット制の方がまだ良かったのにと思っていました。反対反対と口にしているだけで対案はあるのかという論調になると思います。当ブログなりに前から思っていた私案をまとめてみました。あくまで個人的なアイディアなので。参考にして下さい。

①選手・チームの付加価値アップ
 決してタレント化ではなく、「名物化」を図る事。最近、J1広島で「こやのん」というクラブ社長をゆるキャラにしてグッズを作る戦略が見られます。これは社長の話ですが、公共財の管理人であるクラブ(運営会社)にとって、商品は選手であり、チームだと思います。別に芸達者になれとか、TVにどんどん出ろという話でなく、もっと選手1人1人にスポットを当てたらというものです。例えば、選手後援会やチームの地区後援会の結成や活動を奨励するとか。
②Jリーグ戦略会議での140の改善策のオープン化
 どんな改善策が出ているのかを情報開示し、委員だけでなく有識者やサポーター代表も交えて検討会議を実施する。実現性は高いのか、低いのかをみんなで一緒に考えていく。机上の論理だけではなく、現場であり消費者当事者であるファン・サポーターを加えれば、組織力はアップするものと思われる。
③コンサルティングの利用
 ちょうどJ2山形の事例がありますが、なかなか実績が上がっていません。ただ、公益法人から株式会社化したばかりで、本当にこれからの話でしょう。広告代理店もいいですが、しっかり経営を支援してくれるコンサルを活用されてはいかがでしょうか。そうすれば、改革すべきは仕組みではなく、商品開発だった事がわかるのではないでしょうか。
「ホームタウンミーティング」構想
 ホームタウン(個別もしくは中四国などの地区)ごとにファン・サポーター等が集まり、地元のJリーグ試合を盛り上げるためにどうしたらいいかを話し合います。まさに地域を挙げて人気アップについて取り組んでいきます。
⑤「J日本代表チーム」(日本代表Bチームもしくは日本代表U-25)の常設化。
 先の東アジア杯での活躍で、柿谷などC大阪選手がブレイクして、C大阪のアウェー試合が各地で券売り切れ状態になっていると聞きます。年に何回かは欧州組の入らない、Jリーグ主体の日本代表(題して「J日本代表」(ネーミングがおかしいかもしれませんが、気にしない)を編成して、試合をしてはどうか。
⑥東アジアリーグ出場構想
 東アジアサッカー連盟で代表戦ではなく、ACLのようにクラブ選手権をやったらどうかという話です。ヨーロッパリーグのように、ACL出場に準じるカテゴリとして、Jリーグの4位から8位までを出場権を与えれば、中位も盛り上がると思いましたが、2ステージ制ではオジャンな話ですね。

 以上です。一連の連日特集もひとまずこれで終わります。今後もいい情報がある日など、ピンポイントで情報開示していきます。さて、中東で戦っている黄色い日本代表はどうだったのでしょうか。
Jリーグ組織問題関連(2ステージ関係)⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130918
   〃                    ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130916
   〃                    ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130915
   〃                    ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130914
   〃                    ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130913
   〃                    ④:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130818
   〃                    ③http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130712
   〃                    ②http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130711
   〃                    ①http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130710
Jリーグ組織問題関連 (その他)⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130824
   〃                ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130704
   〃                ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130614
   〃                ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130518
   〃                ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130125
   〃                ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121228
   〃                ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121217
   〃                ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121216
   〃                ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121215
   〃                ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121214
   〃                ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121108

   〃                ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120730

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Jリーグの話題48

2013-09-18 00:54:34 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 今日、悲しい知らせが入りました。Jリーグ理事会で2ステージ・プレーオフ制度が決まったそうです。ちょうど、トイレに入っていてその中で携帯を観ていて知りました。まさに糞ったれという感じでした。これでこの話題は一区切りになります。ただ、これで終わった訳ではありません。来年の7月が、2015年運営方式を固める最終期限だと思います。何しろ再来年の話なので。
 あれだけ全国のスタジアムでダンマク主張したJ1サポーターの皆さんの一途な思いがこれで終わるとは思えません。Jリーグ執行部にはたくさんのお手紙も行くでしょうし、有識者のご意見も届くでしょう。署名運動も起こるのでは。まさに第2ステージのスタートだと思います。それにしても残念ですね。仕事帰りの中で「やっぱりJリーグには常識が残っていました!」という文言で書き始めるつもりだったのですが、こうなって本当に口惜しいです。
 当ブログ的には、頂戴と手を出すのが先か、何か実行成果を示すのが先か、お金か世界基準か、商業主義と付加価値主義の戦いだと思っていました。これで日本サッカーは弱体化の道に入っていくのかもしれません。ファン・サポーターとついに一度も対話せずに禁断の道に入ってしまったなぁと本当に思っています。さあ、J1サポーターはこれからどうするのか。
   
 Jリーグ公式HPにこの件が正式にリリースされています。おとといまでたっぷり紹介してきたので、いちいち紹介しません。見るだけでも悔しいので。どうぞ。
Jリーグ公式HP該当ページ:http://www.j-league.or.jp/release/000/00005333.html
 〃       大東チェアマンコメント:http://www.j-league.or.jp/release/000/00005334.html

 決まった後で、今日は少し悪いタイミングになったのかもしれませんが、今回の件でコラムがいくつか出ていました。来年7月までの第2ステージ記事という事で紹介させていただきます。まずはチェーザレ・ポレンギGOAL JAPAN編集長。この記事は今日のYAHOOニューストップに出ました。以下、抜粋して紹介。

 現時点で、2ステージ制は日本のサッカーにとって正しい選択肢ではないのではないかと考える理由がいくつかある。第1の理由はフェアな制度ではないから。サッカーには、2つのタイプの大会がある。ひとつは、ノックアウト方式の大会。もう一つはリーグ方式の大会。幸運や不運が全体的にはおおむね均等化されることで、タイトル獲得に最もふさわしいチームがタイトルを手にすることができる。
 Jリーグの優勝決定戦をノックアウト方式に変更するのは、事実上、シーズンを通してどのクラブが最も良い仕事をしていたかを決める機会が日本のサッカー界から失われてしまうことを意味している。
 例えば、第1ステージで2位に終わったチームが幸運な形で最後の2試合に勝利し、「日本の王者」と呼ばれることになってほしいとはまったく思わない。ノックアウト方式の興奮が味わいたいのなら、すでに2つのカップ戦が存在している。

 第2の理由は、観客数の減少という問題に対して、これが的外れな対応策ではないかという不安があるため。新制度導入の背景にある根拠は、それが観客増加につながるという期待だが、2011年以降の観客減少は、2つの単純な理由によるものだと考える。東日本大震災と人気選手の欧州へ移籍し全体的なクオリティーが引き下げられていること。
 Jリーグには一定数の固定ファンがおり、結果にかかわらず来場する。だがスタジアムの来場者数をさらに増やしたいのであれば、世界中で共通するごくシンプルなルールは、試合のレベルをできる限り高く保たなければならないということ。観客は、優れた選手たちを見るために試合に来るもの。マンチェスター・ユナイテッドの来日、日本代表の試合しかり。

 第3の理由は、サポーターの大部分が、その導入に強く反対しているという事実。現時点で存在している顧客の大部分から反感を買いながら、その顧客の数を増やすことを期待するというのは理解に苦しむと言わざるを得ない。
 この国には独特の団結力を持った、健全で活発なサッカーコミュニティーが存在。ピッチ上でも、この20年間で日本ほど急速に成長してきた国は世界に他に見当たらない。それでもまだ不十分だと言うのなら、一緒に頑張って、さらに良くしていけばいいだろう。だがそうする上では、どんな声も議論の一部として受け止められることが必要。

 以前の記事で、J1新潟社長が反対している記事を紹介しましたが。地元マスコミである新潟日報に「J1大会方式変更 リーグ理念に反しないか」というタイトルで的確な指摘をするコラムが載りました。以下抜粋して紹介。

 2ステージ制とポストシーズンには多くの問題点がある。現在は18チーム2回戦総当たりで、ホーム&アウェーでそれぞれ17試合、計34試合を戦うが、2ステージ制だと各ステージ17試合となり、本拠地での試合数が9と8のチームが出てくる。多くの地元サポーターの応援を受けて有利とされるホーム試合数が異なるのに、それで順位を決めてしまっては公平性が保てない。
 各ステージが比較的短い期間となるため、シーズンを通してチーム戦術を練り上げ、魅力あるサッカーを追求できなくなる恐れもある。即戦力が優先され、有望な高卒新人や若手選手を試合に出し、育ていくことも難しくなるかもしれない。
 ポストシーズンも、年間を通して最も多い勝ち点を挙げたチームこそが総合力のある最強チームといえ、実施する意義自体が問われよう。リーグ戦の日程が過密となり、平日開催の増加や、開幕時期が早まる懸念もある。このため多くのサポーターが反対し、2014年シーズンからの導入は見送られていた。

 Jリーグの理念は、日本サッカーの水準向上や豊かなスポーツ文化の振興などである。活動方針の第一には「フェアで魅力的な試合を行うことで、地域の人々に夢と楽しみを提供します」と掲げている。今回の改革はその理念を捨て、その場限りともいえる盛り上がりを優先させたと言えまいか。Jリーグが目指すのは「地域に根ざしたスポーツクラブ」のはずだ。
 付け焼き刃的な改革ではなく、試合そのものの価値を高め、誰もがサッカーを楽しめる環境をクラブと一体となって整えていくことこそが優先されるべきではないか。
新潟日報サイト該当ページ:http://www.niigata-nippo.co.jp/opinion/editorial/20130916066833.html

 「THE PAGE」では論スポの藤江氏が「Jリーグ 複雑怪奇なスーパーステージの矛盾」というタイトルで、より具体的な矛盾点を突いています。このサイトも、「気になるニュースをわかりやすく」というテーマで、いいサイトです。以下、抜粋して紹介。

 11年ぶりに復活する2ステージ制は従来の形態とは異なり、第2ステージと年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)の間に「スーパーステージ(SS)」を新たに創設し、最大で5チームがポストシーズンに進出する仕組み。
 そうした観点に立った一連の議論の過程で導き出されたのが「2ステージ制+スーパーステージ+チャンピオンシップ」となるが、賛成を唱えた実行委員の中からも「分かりにくいのではないか」とファンへと浸透度を懸念する声が上がったとか。
【トーナメントが成り立たない】
 過去3シーズンにおけるJ1を①年間総合勝ち点1位、②第1節から第17節までの1位と2位、③第18節から最終節までの1位と2位の3点に分けてみると、実行委員が指摘する「分かりにくさ」を生みだす「矛盾」が露呈。
<2010年>
①名古屋、②1位:清水・2位:名古屋、③1位:名古屋・2位:G大阪
<2011年>
①柏 、②1位:横浜・2位:柏、③1位:名古屋・2位:柏
<2012年>
①広島、②1位:仙台・2位:広島、③1位:広島・2位:横浜

 年間総合勝ち点1位のチームと、両ステージの2位以内のチームのいずれかが重複し、トーナメントそのものが成り立たなくなるケースは、上記3シーズンに限らず、2ステージ時代の2002年の磐田、2003年の横浜のように両ステージで優勝するチームが現れた場合、ポストシーズンの出場チームをめぐる状況はますます煩雑。
 Jリーグ側は、CS開催を大前提とした上で、「年間勝ち点1位のチームはSSには出場しない」と規定。その場合はSSを何チームで開催するか、4チームで行う場合には、どのチームを繰り上げで出場させるかといった点は継続審議とし、11月までに結論を出したいとしています。しかし、どのような善後策を用いても、分かりにくさは解消されないと思われる。
【ファンを無視した2シーズン制復活】
 年間総合勝ち点1位のチームを「スーパーシード」的に扱う背景には、最も安定した力を発揮したチームをリスペクトするというサッカーの原点に立つだけでなく、サポーターを中心とするコアなファンの不満を和らげ、同時にテレビ局側の要望を満たす狙いも見え隠れする。
 しかし、一連の議論では、一般のファンをいかに引きつけ、スタジアムに足を運ばせるかというテーマも俎上にあげられてきた。 あらゆる方面へ八方美人的な配慮を施し、その結果として「2ステージ制+SS+CS」は複雑怪奇で分かりにくい開催方式となりつつあり、これでは一般のファンの拒絶反応を呼び起こし、本末転倒とも言える結果を招きかねないのではないか。
THE PAGE該当記事:http://thepage.jp/detail/20130917-00000001-wordleafs

 さあ、第2ステージのスタートですね。最悪でも東京オリンピックまでには1ステージ制に戻さないと。世界から笑われます。それにしても今のままなら、2015年から数年は「暗黒時代の失われた○年」になりますね。何でこんな事になっちゃったのか。賛成決議も理事会だが、撤回決議も理事会です。まだ、あきらめてはいけませんよ。それにしても、大東チェアマンはどうして記者会見に出席せずに帰られたのかな、何かあったりして。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボランティアの力187

2013-09-17 00:06:32 | ファジアーノ岡山

 ボランティアレポです。今回もシマカズ氏とろんぱ氏に写真をお世話になっています。
 昨日、カンスタで開催された、ファジのホーム松本戦にボランティア参加してきました。昨日はとにかく雨でした。台風の影響でずっと激しい雨。駅に向かう足元がすぐにぐちゃぐちゃになりましたが、どうせ撤収作業とかでこうなるからと、最初からあきらめていました。奉還町入口から中を観てビックリ。緑色の方々が何人も視察しているかのように何人も歩かれていました。他のチームの時はない光景です。さすが、山雅サポは研究熱心だなと感心して、その場を過ぎて出勤路を急ぐ。

 今回は学生さんくらしき作陽大さんやインターン生もやや小振りな人数。昨日は知った顔が多かったです。あと、チームバモスのサブマネージャーさんが、ボランティア体験参加されました。ご挨拶で「自分達は後から行く身なので、同じ事をする以上に更に前に進みたい」という趣旨のお話で、自信を持って活動されている気持ちが伝わってきました。当ブログでもバモスさんは日本一のレベルと思っています。個人的には、参加人数と研修内容が他より勝っているのかなと。

 ミーティング前に、パンフレット用?の集合写真をロビーで撮りました。今回の担当はBゲート。下委員長らと頑張ってこなしました。ただ、Bゲートは基本が出ていく人に、手にスタンプを押す作業と、入ってくる人の手をブラックライトでかざして、スタンプを確認する作業なのですが、特に確認作業はもぎりとか配布よりも目を凝らして集中する部分が多いため、人数が多いと結構疲れました。ただ、少しですが岡山・山雅ファン・サポーターさん達と言葉を交わせて良かったです。
 下委員長と、ふと「松本さんは、テントに入る時にきちんと傘をたたまれる方が多いね」という話になる。まあ、人数が絶対的に違うので簡単には言えない話ですが、違う色の服で県外の方々なので、余計にイメージが湧いたのかもしれません。
   
 さて、昨日の試合ですが、まずは、スクール生大会が前座に開催されました。カンスタへの出勤時にDゲート?付近のテントに大勢人がいましたが、これだったのかと。U-6とU-8を対象に大勢の参加があったようです。
 Jリーグホームゲーム100試合記念試合でした。Aゲート横にメモリアルブースが設置され、数か月ぶりに参加した、赤サポの篤氏が担当されていました。過去の写真パネルやトロフィー、ユニフォームの展示があったようです。また、PENALTYデーという事で、専用ブースで限定コラボグッズが販売され、長い列ができていました。あの「EU」という意味がよくわかっていなかったです。ヨーロッパを目指せでもないでしょうし(笑)。選手によるTシャツのスタンドへの投げ入れも行われたようです。あとはハーフタイム抽選会くらいか。
   
 今回、山雅さんとの試合でしたが、休憩室にも応援の声が届いてきました。声を聞くだけでしたが、整っているいるなぁという印象をみんなとしていました。前まで山雅ボラブログ「蹴刊バモ通」の編集長をされていたA氏が挨拶に、Bゲートに覗いて来られました。取り込み中で全然お話しできませんでしたが、お元気そうでした。あと、小振りになったTEAMASONE募金箱君も頑張っていた模様。もう一つライバル箱が登場するかも。
 アウェイ席は完売だったそうです。結果ですが、2-1で逆転勝利でした。TV中継があり、応援団・浅口用に留守録をしたのですが失敗・・・ DVDとかとどうも相性が悪い。これで9位に一つ上がりましたが、山形さんが台風で中止になっており、勝てば抜かれます。松本さんにもまだ勝ち点1点差がついています。6位までは相変わらず差が大きい状態ですね。
   
 試合後の撤収作業。エコステーションの管理から物資の倉庫への運搬を行いました。途中、木村社長も合流されて一緒に汗を流しておられました(そういえば、Jリーグ戦略会議の委員さんでしたね)。雨の中、みんなで頑張ったかいもあり、早めに作業が終了した感じです。撤収作業も終わり、終わりのミーティングの前で篤氏と2ステージ制反対論を交わす。赤サポの篤氏は「あったり前だろ~」と。改めて赤サポである事に誇りを持っておられましたね。応援団・浅口の引率のために、ここ数年は月イチ参加状態である事に、久々参加の篤氏もなるほどという表情。 
   
 一緒にボラをした山雅サブマネ氏から、FSSへ「雷鳥の里」のお土産をいただきました。ありがとうございます。あと、100試合という事は、ボランティアも100試合。100回皆勤はおられないだろと思っていたら、田氏が該当。我々OSS委員会メンバーはJリーグ参入のずっと前からボランティアをやっているので、期間としては最長ですが、2009年からすべて参加というのは素晴らしい事だと思います。お疲れ様でした。
 この日は、先の集合写真や記念パンフなどを出口で配布され、気持ち良くいただいて家路に就きました。皆さまお疲れ様でした。奉還町ファジストリートを見ると、タペストリーは10位のままでした。

 さて、明日は運命の17日。今日は一息ですが、明日もまた「2ステージ制反対」特集ですね。強行突破されても、来年夏ごろまでは続いていくでしょう。理事さんから「反対意見が目立つ。執行部はもっとサポーター側と対話するように」と声が出て、という結果とかいいのですが・・・
 関係ない話ですが、昨日も何とか山さんが、おかしな事を口にされていました。季節の変わり目というのはこういうものかもしれないなぁという話に・・・ すいません、個人的なツイートです。

J OKAYAMA MOM(マンオブザマッチ)
1位: 近藤選手    2位: 中林選手  

きさん: 田所選手。ホーム100試合も変わらず、力を出し続けているから。
シマカズ氏: 近藤選手。決勝点も含め、勝利に大きく貢献したから。
寝ても覚めても・issan: 中林選手。セットプレーからの得点が多い松本ですが、ことごとく止めてくれました。
しまくん: 中林選手。好セーブを連発して、ファジの勝利に大きな貢献をしたから。
B太氏: 押谷選手。ボールの奪取力からキープ力、ドリブルどれも素晴らしかった。
雉人・F原氏: 近藤選手。安定度最高!
吉備ファジ会・Oご夫妻: 近藤選手。3試合連続のゴールで、松本を突き放してくれて、気持ち良かったです。
雉楽・シンジ氏: 中林選手。難しいコンディションの中、多くのピンチを防いでくれました。
山やん君: 中林選手。何度もゴール前を脅かされながら、好判断で最後まで最少失点でゴールを守り続けました。
江氏: 石原選手。足元が悪い中でも走っていた結果の先制点が素晴らしかったです。


 あと、観戦者の皆さん、ファジ☆スタMVPもお忘れなく! 実施期間:9/14~9/20
ファジ☆スタ公式HPアンケートページ:http://www.clubohk.tv/enquete/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Jリーグの話題47

2013-09-16 00:03:24 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 今朝の山陽新聞に「愛想が尽きた」というタイトルで、2ステージ制反対の横断幕に関する記事が出ました。さすが地元山陽新聞さん、いい仕事されます。タイトルもいいですねー センスいいです。以下、抜粋して紹介。

 14日に開催されたJ1試合会場で、各クラブのサポーターから「2ステージ制」も反対する横断幕が掲げられた。FC東京対浦和戦では、浦和サポーターが「20年共にした俺達の声は無視か? もう愛想が尽きた サヨナラ」などと2ステージ制とポストシーズン制の大会方式を痛烈に批判。
 2ステージ制制に反対だった浦和の橋本社長は「1シーズン制が望ましいのはJリーグでも共有。サポーターの思いを反映させる改革をすべき」とコメント。川崎、広島、仙台、清水、名古屋等のサポーターも反対を示す横断幕を掲出。
山陽新聞WEB該当記事:http://www.sanyo.oni.co.jp/news_k/news/d/2013091401001689/


 そして、ネットを観ていたら昨日反対ダンマクを上手くまとめられた素晴らしいサイトを発見しました。今日、サポティスタでも記事になっていました。非常に良いサイトで写真も良かったです。下のマスコミ記事とともに写真を使わせていただきました。
【Jリーグ】サポーターは2ステージ制移行に反対!!各地断幕まとめ(9/13~14):http://matome.naver.jp/odai/2137915915393492201

 7月6日の国立に続いての行動で、「目先の金を選んだJリーグより打球がよく飛ぶプロ野球」などと皮肉まじりのものや、「もう愛想がつきた サヨナラ」といった過激な内容のものも。浦和の橋本社長は「1ステージがいいとは言ってはきている。経緯やステージ移行の内容がすべては伝わっていないかもしれない。いつとは言えないが、サポーターと情報交換をしたい」とコメント。

浦和(産経):http://sankei.jp.msn.com/sports/news/130914/scr13091423080004-n1.htm
   
 FC東京-浦和の試合後、浦和サポーターが2ステージ制への変更に反対する横断幕を掲出。「中西大介氏、貴方の辞任がJの改革だ! 即刻辞任せよ!」と、2015年からの実施を推し進めたJリーグ競技・事業統括本部長を名指しで批判。1ステージ制の続行を支持したが力及ばなかった浦和の橋本社長は、「クラブとしても説明の機会を設けたい」とコメント。
浦和(サンスポ):http://www.sanspo.com/soccer/news/20130915/jle13091505040008-n1.html

       
 川崎―広島戦では川崎Fサポーターが、「大東さん新制度のルールぶっちゃけよく解らん」とポストシーズンの方式の分かりにくさへの疑問を投げかけ、広島サポーターは「2ステージ制に日本サッカーの未来はあるのか?サポーターの声を無視した愚策に断固反対!」と主張。
川崎&広島(スポニチ):http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/09/15/kiji/K20130915006619830.html

 仙台-大分戦で仙台サポーターが試合後、2ステージ制とチャンピオンシップ導入を決めたことに対する反対の横断幕を掲出。横断幕には「去年2位の悔しさは、1シーズン制じゃないと晴らせないよな?」。手倉森監督は、13日の練習後、今後検討される詳細について「W杯の予選とかで中断期間が入ったら各ステージの長さをどう調整するのか」「ファーストステージで優勝したチームの中には後半戦を若手の経験の場にしようとするチームも出てくるんじゃないか」など、報道陣へ矢継ぎ早に逆質問。
仙台(日刊スポーツ):http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130915-1189482.html

   
 清水―名古屋の試合前に、両チームのサポーターがJ1の2ステージ制への変更に反対する横断幕を観客席で掲出。名古屋側では「2ステージ制??? ファンの声は届かないの?」,清水側では「ファン、サポーターの声を無視するな! 2ステージ制反対!!」などと疑問視するメッセージ。
清水&名古屋(goo):http://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/20130914spq000002004000c.html

      
 他に昨日では、「ファンを無視してまでリーグ価値を下げるレギュレーションに意味はあるのか?」というC大阪、「サポーターより10億円?」という鹿島、「2ステージ NO」というFC東京、柏(一昨日の記事)のものがありました。
 Jリーグ側はコアサポ層を軽んじて、ライト層を重視しているようですが、コアサポさん達を軽んじて本当にいいのでしょうか? 札幌だろうが、大分だろうがどんなに遠い会場でも駆けつけて、きちんと声出し応援をされるのはコアサポさんであって、ライト層にはできないのでは。仮にコアサポさんがアウェーに来なかったら、ホーム側だけの声出し応援(というかライト層ではそのものができないのでは)という事になり、一気にアマチュア試合の雰囲気になって魅力が減り、お客さんも逃げていくのではないでしょうか。
 応援部分では素人の戯言という事でお許しいただきたいですが、そこは強く思います。今まで20年、Jリーグを盛り上げ続けてくれたのはコアサポ層である事を、Jリーグの一部の方は忘れているのではないでしょうか。

 あと、ネットを観ていたら、「コアサポを怒らせると、中には強い粘着クレーマーになる人が出るよ」という論調がありました。そう一言でくくらずに気持ちの強い人という事で、味方にするとこれほど面倒見の良い頼もしい存在はないが、敵にすると徹底的に牙をむく恐ろしい存在になると思います。すごくわかるなぁと思いました。ネットの活動をしている場合は特に。一昔前に「掲示板荒らし」というのがいましたね。心当たりのある読者の方は、気持ちの強い方とは上手く付き合って下さい。

 上で名前の出た中西本部長さんですが、エルゴラのインタビュー記事があります。これを読むと、Jリーグ戦略会議で改善策が140くらい出てきているとあります。なぜ、情報開示しないのかと思います。ファン・サポーターも交えて一緒に考えていけば、よっぽどいい方向に向かうはずなのに。このあたりの手法も価値観なのでしょうか。
 やべっちFC(「はーい、やべっち」は宮間主将でした)でこの反対横断幕が紹介されましたが、大東チェアマンは強行突破の雰囲気。次の行動は起きるのでしょうか。7月はJFAハウス云々がありましたが。仮に強行突破されても、最終リミットの来年7月までは、署名活動等もできるでしょうし。まだまだ続きますね。
中西本部長インタビュー:http://blogola.jp/p/26297
Jリーグ組織問題関連(2ステージ関係)⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130915
   〃                    ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130914
   〃                    ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130913
   〃                    ④:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130818
   〃                    ③http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130712
   〃                    ②http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130711
   〃                    ①http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130710
Jリーグ組織問題関連 (その他)⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130824
   〃                ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130704
   〃                ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130614
   〃                ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130518
   〃                ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130125
   〃                ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121228
   〃                ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121217
   〃                ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121216
   〃                ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121215
   〃                ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121214
   〃                ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121108

   〃                ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120730

 今日、カンスタで開催された、ファジのホーム松本戦のボランティアに行ってきました。その模様は・・・・ 明日にしたいですが、18日以降になるかも。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Jリーグの話題46

2013-09-15 00:09:50 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 週刊サッカーダイジェスト9/17号に、「Jリーグ改革の是非」という特集記事がありました。すぐにレジダッシュです。この記事には「本誌編集長の見解」として、サカダイ編集長の文で「2ステージ制復活の『NO』」と明確な意思表示が載っています。昨日のすぽるとには、サカマガ編集長は、カンファレンス制を押していて首をかしげた分、改めてサカダイが好きになりました。以下、抜粋して紹介。
   
 話題性の乏しいJリーグに刺激を与える上で、ポストシーズンの導入は現実的な選択肢だが、2ステージ制の復活には反対。年間獲得の勝ち点が尊重されない制度にはやはり違和感あり。分科会で検討された案は以下の4案。
①ポストシーズン制:  レギュラーシーズン後にチャンピオンシップ(CS)等の優勝決定戦を実施。
②カンファレンス制:   東西などでリーグを分け、優勝決定プレーオフを実施。
③スプリット制:      シーズン途中で上位と下位グループに分かれて戦う。
④プレミアリーグ構想: 有力クラブを厳選し、最高峰リーグとして格を上げる。
   
 2005年から2012年で2ステージ制で実施された場合、'00年に起きた年間勝ち点1位の柏がCSに出場できない状況が'05年と'08年、'11年に起きている事が判明。特に'08年は年間7位(前期:清水)と5位(後期:浦和)によるCSという受け入れがたい状況。ここで柏は、'00年に続いて'11年にも同様の事態になる結果となっていた。
【2005~2012年が2ステージ制で実施された場合の状況(サカダイ誌面より)】
2005年: 
前期: 鹿島(年間3位)/後期:C大阪(同5位)/年間1位:G大阪(前期2位・後期?位)
2006年: 前期: 浦和(年間1位)/後期: 浦和(同1位)/年間1位:  浦和(前期1位・後期1位)
2007年: 前期:G大阪(年間3位)/後期: 鹿島(同1位)/年間1位:  鹿島(前期3位・後期1位)
2008年: 前期: 浦和(年間7位)/後期: 清水(同5位)/年間1位:  鹿島(前期2位・後期3位)
2009年: 前期: 鹿島(年間1位)/後期:G大阪(同3位)/年間1位:  鹿島(前期1位・後期?位)
2010年: 前期: 清水(年間6位)/後期:名古屋(同1位)/年間1位:名古屋(前期2位・後期1位)
2011年: 前期: 横浜(年間5位)/後期:名古屋(同2位)/年間1位:     柏(前期2位・後期2位) 

2012年: 前期: 仙台(年間2位)/後期: 広島(同1位)/ 年間1位: 広島(前期2位・後期1位)

 (今回発表されたSSでは)1位同士でなく、2位まで広げた形式になるほど一般ファンにはわかりにくいレギュレーションになる。Jリーグ側が新規開拓したい一般ファンにとってはますますわかりにくいシステムになる。
 編集長が個人的に興味深く思っている制度はスプリット制。ベルギーやスコットランドが代表格。上位、中位、下位グループに分かれて試合を実施。1シーズン制に近く、年間を通した継続性が求められる方式で、どのグループも盛り上がる予想。ただ、チーム数が現在18と多く、16くらいに減らさないと困難で、「J1のチーム数を減らす」発想がないJリーグでは、「地方の小クラブが昇格しにくくなる」と実現性は低い。

 当ブログでは上の4つの制度そのものが反対ですが、拒否反応が一番薄いのが実はスプリット制でした。確か以前のサッカー雑誌(サカダイ?)に載っていたのを初めて読んで、こういう制度もあるんだなぁ、上手い事考えるなと思っていました。2ステージ制は論外です。
 あと、ネットを観ていたら、「交渉術説」というものを見つけました。反対運動を受けて、「前後期優勝と年間勝ち点1位のCS」と、「10億円のクラブへの分配」を修正案として出してくるというもの。そういうシナリオを描いていたという事ですが、なるほどなぁと感心しながら読んでいました。
 わかりやすく、ラーメン店で例えてみましょうか。今回の重大な問題をラーメン店(3パターン)で例えるのは不謹慎かもしれませんが、お許し下さい。

①見てくれが今イチでも美味しいお店 → コアな定着ファンが支えており、時々マスコミで紹介されるので売上安定。
②見てくれも味も普通だが駅に近く、競合店もない → 立地が抜群なので平日に来るサラリーマンで一応安定。競合店ができたらアウト、もしくはジリ貧化。
③見てくれは良いが、味は今イチ → 話題性で最初は客はくるが、すぐに飽きられて閑古鳥。
 今回の件はまさに③だと思います。②は何かそこら辺で聞くような話だな。①でも売上アップを図って2号店を出してみるがあえなく失敗するというパターンがありますね。女性客とか幅広い客層を求めて、味を少し薄くしたりするが、「店が増えて、味が落ちた」と噂が広まり、結局はダメになるパターン。背伸びをせずに、地道に味と店を守っているのが一番という結論に。すいません、素人の戯言ですので。そうしていたら、ZAKZAKにポストシーズンの契約が内定している話が出ていました。具体名が出ているので、抗議の標的になるかもしれませんが。以下、紹介。

 ポストシーズンの放映権料は2億円といわれ、新ポストシーズン全試合をゴールデンタイムで生放送することが「条件」だが、すでにその1社にTBSが内定しているとか。TBSのこれまでの業績では手をあげるのは厳しかったが、「半沢直樹」効果でJリーグをアシストすることができるようになったと。だが、余りにも早急に決まったことで多くの反対意見があり、どこから「倍返し」が飛んでくるかわからない状況と締めくくっています。
ZAKZAK該当記事:http://www.zakzak.co.jp/sports/soccer/news/20130914/soc1309140731001-n1.htm

 今日開催されたJ1の試合で、予想通り多くの試合会場で、2ステージ制反対の横断幕が掲げられました。その詳しい模様は明日。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Jリーグの話題45

2013-09-14 00:45:34 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 今日の「フットボールチャンネル」のコラムに、鈴木康浩氏の「強行される“2ステージ制”への移行。Jリーグに足りないファンへの理解と説明責任」というタイトルで、とても読み応えのある記事が出ていました。以下、抜粋して紹介。
    
 ※今年7月の反対運動の様子
【公式発表の前に漏れた「2ステージ」】
 11日のJリーグ実行委員会で15年シーズンから大会方式が変更され、2ステージ制およびチャンピオンシップが導入される合意がなされた。この時点でJリーグにお願いしたいのは今後もできる限りの数字や情報をオープンにし、しっかりと説明責任を果たして欲しいという事で、オフィシャルの発信を強化すべき。
【サポーターの生の感覚を理解しているか?】
 この情報が流れ始めた5月下旬にすぐにサポーターから反発の声が挙がり、7月Jリーグ実行委員会が開催される頃にはその声もピークに達していたが、この一か月間、Jリーグはサポーターに対してほぼ説明責任を果たしていなかった。既存の常連客を大事にせず、新しいお客を取り込むことばかり考えているお店が成長・発展するはずがない。まずは足下を固めよ、新規顧客はそれからだ、のはずである。
 サポーターは、当初のJリーグの姿勢や、インタビューの言葉の節々から中西本部長と自分達との距離を敏感に感じとってしまう。その距離を縮めるために、中西本部長や大東チェアマンが現場に顔を出してサポーターとコミュニケーションをとるべきだ。中西氏が分析するJリーグの現状認識は、現時点では机上で算盤を弾いたような話といった印象。まずは現場目線に立って「なぜサポーターはスタジアムに集うのか」「サポーターがリピートする理由はどこにあるのか」などを肌感覚で理解する必要がある。
 その上で、大会方式の変更で何が成功で何が失敗か、その数値や現場感覚を包み隠さずにオープンにしながら説明責任を果たしていって欲しい。
【協会はJに協力的なのか?】
 2ステージ制で新たに10億円以上の原資が得られるとあったが、代表戦が潤っている日本サッカー協会からお金を引き出すことができなかったのだろうか。ドイツサッカー連盟(DFB)とブンデスリーガは相互補完の良好な関係にあり、双方がそれぞれに果たすべき義務を綴った契約書まで存在するとか。日本代表選手の活躍で日本協会はJリーグの恩恵を受けてので、Jリーグが危機に瀕している今こそ、その恩を返すのは当然だが、現時点では、協会が傍観している印象。大金持ちの協会にしてみれば、「たったの10億円ではないか」
「フットボールチャンネル」鈴木康浩氏コラム:http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130912-00000001-footballc-socc

 そして、スポニチに「2ステージ制に疑問の声 新潟・柳下監督『若手が伸びない』」と、J1新潟社長の声が載っていました。現場の生々しい声です。以下、抜粋して紹介。

 J1の2ステージ制について、J1新潟から12日に疑問の声が相次いだ。J1・J2合同実行委員会に出席したJ1新潟田村社長は「今のやり方が公平で分かりやすく、これが本来のやり方」と1シーズン制を支持。柳下監督も「チームづくりが難しいところもあるし、あまりいいことではない」と話し、収入増をもくろむリーグに対し「単なる収入のためなら長続きしないのではないか」と苦言を呈したとか。
 2ステージ制になると1年を見据えた選手起用が難しくなるという事で、柳下監督は「短期決戦になるのでチームを早く仕上げていかないといけないし、若手を長い目で見て使えなくなるので伸びていかない」とコメント。また、第1ステージで不振だった場合に「お金があるチームは(補強で)選手を入れ替えてくる」と格差が拡大する可能性にも言及。2人が口をそろえたのは、観客動員や増収へ「もっと各クラブでやらなければならないことがある」という事実。J1を土曜に限定せず日曜開催を増やすほか、選手による学校訪問など地域に根付く地道な活動を続ける必要性をコメント。
スポニチ該当ページ:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130913-00000086-spnannex-socc

 上のフットボールチャンネルではJリーグの情報の閉鎖性について触れています。私は「Jリーグ百年構想」のイメージが強く残っているので、こういうムバラークなのはごく一部の人(執行部の事務方とか)ではないかと思います。「既存の常連客を大事にせず、新しいお客を取り込むことばかり考えているお店が成長・発展するはずがない」って、昨日の当ブログの論調と同じです。まあそうでしょう。ファン・サポーター不在の部分にも触れていますね。
 スポニチの方は、新潟社長の勇気あるコメントを紹介しています。11日の委員会が反対意見がある中、多数決か何かで強引に決議された印象を持ちます。確かにどう決まったのかが書かれていなかったです。「単なる収入のためなら長続きしないのではないか」「観客動員や増収のためにもっと各クラブでやらなければならないことがあり、選手による学校訪問など地域に根付く地道な活動を続ける必要性」を言われています。この辺りも当ブログの論調と同じです。もっともっとこういう声が高まる事を期待しています。
 また、
issanのブログ記事にいい文章が載っていました。最近、プロ野球は余り観ないし、全然詳しくないのですが、2ステージ制についてとても参考になりました。以下紹介。

 NPBのパ・リーグがかつて人気回復の起爆剤として2シーズン制を導入。前期と後期に優勝争いが観られ、観客動員に大きな効果が見込まれるとされたが、年に2回優勝争いがあるということは裏を返せば年に2回消化試合を見せられるということで観客数は減少の一途をたどり、結局現行の1シーズン制に戻らざるを得なくなった経緯がある。
 2シーズン制が導入された年の昭和48年のように前期優勝した南海が後期シーズンでは後期優勝の阪急に全敗。そしてプレーオフで阪急を下してリーグを制覇した、いわゆる「野村の死んだふり」事件のように勝つために手段を選ばなければ短期決戦は何とでもなるという事。
 このまま上層部の独断で運営が進んで行くようなら、Jリーグは崩壊するでしょう。JにはJの文化があり、それは奇策によって良い方向に向かうことは決してないことを再認識して欲しいと結んでいます。
issanブログ該当ページ:http://ivory.ap.teacup.com./issan/3907.html

 どうもJリーグ執行部の独断専行の匂いを強く感じます。「分配金が減ってもいいのか」という殺し文句で、無理やり納得させている印象がどうしても出ます。どうして、「お客様」「一般消費者」であるファン・サポーターの声を聞こうとしないのか。商業での鉄則ですが、「客の事は客に聞け」だと思います。

 今日の、柏対磐田戦が開催された日立台バックスタンドで、2ステージ反対の弾幕が出されたが、スタッフに撤収されたという情報が入りました。2枚くらい出されていたが、1分も立たずに撤収させられていた映像が流れていたとか。こちらこちらのサイトに掲載されています。ネット情報によると「2ステージ制断固反対! 小さな世界へと進むな! Jから世界へ! それを見せつけろ柏」という内容だったようです。
 勇気ある行動に拍手です。しかし、残念ですね。前にも柏サポの2ステージ制反対のダンマクが掲示できなかったという情報を耳にしています。ダンマク掲示場所じゃなかったからもあるようですが、移動して掲示できなかったのは、柏フロントなのか、Jリーグ職員の指示なのかは不明。そこまで統制するのかと。ただ、やはり今日から始まったなという印象です。
   
 ちなみに、昨晩のすぽるとで「2ステージ制特集」やってました。賛成論も紹介される中で、清水秀彦氏は「世界に合わせるために騒いで実施したのに、なぜそういう事が出てきたのかよくわからない」と辛辣でした。「わかりやすく魅力を伝えること」がすべてのコンテンツに共通する当たり前の事。本当に危惧すべきは世間の無関心であるという論調。ツネ氏は「議論と透明性の中で行われ、難しい状況になれば戻すという柔軟な決定が必要」と優等生コメント。柏対磐田戦では、「新制度に関する横断幕は見当たらず」とありましたが、これって・・・

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Jリーグの話題44

2013-09-13 00:23:58 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 昨日の山陽新聞に「J1、15年から前後期制」というタイトルで、2ステージ制などポストシーズン制の導入についての記事が出ました。まあ、この時期にはどこにでも出るだろと思って読んでいました。山陽新聞さんは図解入りで、このテーマについて関心が高い事がわかりました。以下がその要約。
    
 ※今年7月の反対運動の様子
 Jリーグが2015年シーズンからJ1の前後期制と、各期優勝クラブや年間最多勝ち点のクラブなどが年間優勝を争うポストシーズン方式を導入することが確実な事が10日複数の関係者の話で判明。昨日のJ1、J2合同実行委員会で意見をまとめられ、17日の理事会で決定する方針。
 ポストシーズンはまず前期優勝-後期2位、後期優勝-前期2位で実施。勝者が対戦した後に年間最多勝ち点クラブでのチャンピオンシップ(仮称)を実施。
                   
 そして今朝の山陽新聞では、「J1『2ステージ制』復活へ 実行委変更方針」というタイトルで、J1J2合同実行委員会での決定内容が報じられました。以下がその要約。

 Jリーグは、J1、J2合同実行委員会でポストシーズン制を実施する方針を固め、17日の理事会で正式決定。年間最多勝ち点のクラブがシードされ、年間優勝を決めるチャンピオンシップ(CS)に出場。CS進出クラブを決めるスーパーステージ(SS)については、上記のとおり。J2へは年間勝ち点の下位3クラブが降格。
 この制度では必ず年間王者を決める試合がある仕組みで、以前のCS(前後期とも優勝すれば実施されず)とは異なる。対象クラブの重複が多い場合を想定し、年間勝ち点3位クラブの繰り上げを求める案も出たとか。「この変更で約10億円の増益が見込まれ、増える前提がない改革はしないと大東チェアマン」のコメント。

 今まで慎重論が多かった中、流れが変わったのが、8月下旬に各クラブの事業担当者を集めた会議だとか。リーグ側は現行方式を維持した場合の収入減の具体額を提示。'14年の収入は協賛金が約10億円、TV放送権が約3億円減少し、各クラブへの分配金がJ1は4,000万~5,000万円、J2で2,000万~3,000万円減額という試算だったとか。観客数や関心度等の数字も今後の現象傾向を暗示。
 新制度は見せ場が多く、注目を集める機会を増やし、新規のスポンサーや放送権契約の呼び水にする狙いがあり、某民放は「大歓迎。そうしないと我が局では放送できない。アプローチしてきたので、放送権獲得を前向きに考える」と変更を高く評価したとか。
 一方で、「昨シーズンのJ2プレーオフでも新スポンサーが取れるという話だったが、獲れていないので心配」と効果に懐疑的なJクラブ(J1新潟)社長の声もあるとしています。

 
今日のYAHOOトップニュース(隣は代表工藤選手結婚のニュース、おめでとうございます)に出ていましたね。なお、この制度を実施する場合はポストシーズン(PS)制は12月に実施され、前後期やPSの名称には命名権を公募。増収分は育成年代の強化や優勝賞金の増加など、リーグの強化を図るとしています。
  各ステージの1位、2位チームが重複した場合などにSSやCSのやり方、ACL出場権等の詳細は今後も検討を続けていくそうです。分配金については維持することにとどめ、収入が増加した分を分配金にまわさずに、メディアへの露出や、選手の育成に使い、Jリーグそのものの価値を高めていきたいとしています。サポーター側から反発を浴びていることについては、「ここ数年、Jリーグの観客数が減っている中、今、手を打たなければならないことを各実行委員に理解してもらった」と説明。

 上の記事の中でいきなり大きな問題が見えます。「某民放は大歓迎。そうしないと我が局では放送できない。アプローチしてきたので、放送権獲得を前向きに考える」と。分配金ありきの発想で、Jリーグ側のスカパーへのアプローチが限界に達し、地上波に矛先を変えたが、CSやればOKと言われて、ファン・サポーター不在の暴挙に走った。そんな軽い小手先の手段は長続きせず、視聴率を理由に何年かしたらすぐに打ち切られた。抜本的な解決にならず、1シーズン制よりも悪化したというシュミレーションを想像します。数年前にスカパー向けの「イレブンミリオン」運動がありましたが、チーム数を増やすだけであの頃に何も改善できていないから、こうなったと思います。

 今日考えていたのは、今回の2シーズン制は商売に例えると、レイ変(レイアウト変更)かなと。来店客が減ってきて、知名度も低くなってきたから、何度もレイ変したがるが、商品の付加価値が上がっていないから、来るのは一見さんばかりでリピーターにならない。これと同じ話かなと思います。いくら見てくれをいじっても、ちょっと棚をカッコよく見せても、コンテンツや商品の魅力が増さない限りは一緒。Jリーグで言うと、個々のチームであり、個々の選手がコンテンツ・商品であると思います。それを店側(リーグ側)が店舗のそのものの魅力を増せばいいと思っているが、そうではないと。
 例えば、J1のC大阪戦ブーム、J2のG大阪ブーム、これってJリーグの魅力が増したから券が売り切れになったのではなく、選手と所属チームの付加価値が高くなったからです。そこではないでしょうか。明日からJ1サポーターの動きが始まるのではないかと思っています。今回17日に悲願が達成できなくてもまだ日にちはあります。最終期限は来年の7月だと思います。そこでひっくり返ってもいいのです。 ・・・続く

 Jリーグ2ステージ制に反対する有志の会に参加しています。以下告知させていただきます。
 
 Jリーグ2ステージ制反対のネット署名運動をしています。 署名頂ける方はこちら http://chn.ge/19GuiOw  運動のお手伝いをして頂ける方はこちら http://bit.ly/151YPAG をご覧下さい。
◆署名運動の進捗状況◆
本日までに、ご賛同頂いた方が、1000人を超えました!
 徐々にではありますが、2ステージ制について取り上げるメディアが増えておりますので、引き続き、署名運動を取り上げて頂けるように、働きかけていきます。
Jリーグ組織問題関連(2ステージ関係)④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130818
   〃                    ③http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130712
   〃                    ②http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130711
   〃                    ①http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130710
Jリーグ組織問題関連 (その他)⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130824
   〃                ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130704
   〃                ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130614
   〃                ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130518
   〃                ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130125
   〃                ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121228
   〃                ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121217
   〃                ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121216
   〃                ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121215
   〃                ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121214
   〃                ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121108

   〃                ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120730

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本代表のこと・・・210

2013-09-12 00:24:21 | サッカー(日本代表、W杯等)

 PV生観戦レポです。
 昨日、ウルトラスで開催された、日本代表ガーナ戦のPVイベントに参加してきました。自宅でゆっくりと生書き込みをやっても良かったのですが、モリカツ店長からお誘いを受けてメンバーに告知したところ、シマカズ氏と山やん君から参加希望が来たので、申込みました。参加費はワンドリンク制1,000円です。受付で粗品をもらいました。何であってももらうとうれしいものです。
   
 出張移動帰りで19時前にお店に到着。以前のW杯最終予選の時よりは、いくらか空間がある様子。奥の方に行ってみると、すでにトークショーが始まっていました。MCはダイナマイト・イシムラ氏、安田大サーカス団長氏とともに、真ん中にはSPゲストの元代表選手の小倉隆文の姿。
 すでに観客数は多く、遠くから背伸びしてやっと表情が見える状態でしたが、しばしトークショーを楽しめました。昔のスパサカから思っていましたが、オグちゃんはトークが上手いですね。指導者の道よりもタレントの道の方がいいのでは。

 ほどなくして、試合開始。先発はマスコミ予想通りの顔ぶれでした。前半はグアテマラ戦と同様にボールは保持して回すが、決定力がない状態。何かバランス悪いなぁとか、ひょっとして香川は柿谷がいるから、実はやりにくいのではとかいろいろと思いました。
 あと思ったのがガーナの精度の低さ。パスミス、トラップミスが多く、動きは独特のリズムがあるが足元の技術に精度がない。後で監督が「若い選手が多かったので、集中力がかけてしまった部分はあった。」と言っているし、直前になって主力メンバーが来日しない事が判明したりと、FIFAランクよりも大幅なレベルダウンを感じました。
   
 前半に失点し、吉田がひきつった顔になるし、変な雰囲気になりましたが、後半になって香川、遠藤、本田が決めて3-1で勝ちました。香川のゴールは良かったし、遠藤も渋みのあるプレーを見せてくれました。あと、「足元は上手いが、点を決めれないFW」発言で、批判されそうになった本田も、ゴール決めていましたが、前半に何回か決定機をはずしたシーンを見ると・・・期待の柿谷もいいプレーでしたが、結局は実績残せず。何かオフサイドにかかるのが多い印象でした。(エキセントリックはそうはかからないと思う)
 今回はエキセントリックの出場はなく、山口や斎藤、槙野など次々と義務感のように交代枠を使い、最後の3バックの布陣を見ると、出番はないなと思いました。可愛そうなのが槙野。後半1分のロスタイムでのまさかの投入。残り30秒くらいで、いじめのような交代でした。水飲みなどマナー面でザック監督は好みじゃないという情報がありましたが、象徴するようなシーンでした。
   
 お店のイベントとしては、トークショー以外にサイン入りユニレプが当たる抽選会をやっていました。安田団長がFC東京ファンなのか、やたら権田の名前を発していました。第3GKという事で、今後頑張って欲しいと思います。
 ダイナさんは、選手交代のアナウンスをカンスタのMCのようにやっていて、ちょっと雰囲気が出ました。あと、いつものようにモリカツ店長が後ろの「応援台」で太鼓を叩いて、コールリーダーを務めておられました。試合終了後に、オグちゃんとの撮影会という事で、ほんなら3人で映るかと言っていたら、入場者用のリストバンド(紙製)が赤色の人のみと知る。自分達は青色。聞くと、お店で代表ユニレプを買った人が赤色だとか。残念~、だがしょうがないかと。
     
 オグ氏は試合後のトークで、自分は3バック反対派という意見をしゃべっていました。シマカズ氏や山やん君が「さすが、いい解説だった」と褒めていました。帰り際、「ご無沙汰しています」と声をかけられて見ると、エイコースポーツの社長さん(女性)で、そういえば、このイベントのスポンサーでした。昔、チーム岡山でご一緒した事があります。あと、ファジの元選手で、当初チームレッスンでお世話になったT氏もおられました。

 さて、今朝の報道で2ステージ制の話題が出てきました。ちょうどサカダイでも特集記事があった事だし、17日までの1週間徹底的に戦っていきましょうか。明日からやってやります。J1サポーター(浦和さんとか)はいつ立ち上がるのかな。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

頑張れ!オリンピック15

2013-09-11 00:59:33 | ファジアーノ岡山

 事例紹介コラムです。
 まだまだオリンピックフィーバーは続いており、最近は競技毎の具体的な情報も流れてくるようになってきました。今日、日本代表のガーナ戦がありますが、合宿中の各選手もコメントを発しています。特に香川。本当にマジで東京五輪に出たいようですね。マスコミ報道でも「OA枠の争奪戦勃発」と言われています。以下、簡単に紹介。

 香川は開口一番「東京五輪を目指します」と宣言。「出られるように、今後は(OA争いのライバルとなる)25歳以下の選手は削っていきます」とのビックリ発言。香川だけでなく、本田、長友など北京五輪組にとって思い入れがことのほか強いようです。’08年の北京五輪ではOA枠を使わず出場し、3戦全敗で1次リーグ敗退。
 現在代表合宿中の代表組の中では、食事時等で東京五輪の話題で持ち切りだとか。他にも北京だけでなく昨年のロンドン五輪にOA枠で出場した吉田にとっては4位に終わった雪辱、遠藤は北京、ロンドンとOA候補に挙がりながら体調不良と所属クラブの事情で出場を断念していて、3度目の正直を狙うところ。母国開催というのが心をくすぐるところでしょう。
   
 前回の記事でU-15の事を紹介しましたが、U-16世代も絡むようです。U-16日本代表の実績が出てきました。

 今年3月にフランス、4月にイタリア遠征、5月にアゼルバイジャン遠征を行い、7月には豊田国際ユースに出場。イタリア遠征ではチッタディグラディスカ国際大会に参加して見事優勝。
 主なメンバーとしては、イギリス人ハーフでトッテナムの下部組織に所属するサイ・ゴダード選手、U-17代表入りも期待される三好選手(川崎U-18)や鈴木選手(前橋育英高)、坂井選手(大分U-18)、小川選手(浦和ユース)、杉森選手(名古屋U18)など。

 この他に東京五輪の主役になりそうなのが、バルセロナの下部組織に所属し、先日凱旋試合で活躍した久保建英選手で、東京五輪開催時は19歳となっているそうです。

 久保選手は、川崎U-10に在籍していた’11年に、カンテラと呼ばれるバルサ下部組織の入団テストに合格。13歳未満の契約は地元カタルーニャ州出身だけという内部規定があったが特例での入団で、スペイン紙でも「得点感覚が鋭い日本のメッシ」と特集記事で紹介。昨シーズンはスペイン国内のリーグ戦で30試合74得点得点王を獲得。今年8月に日本で開催されたU-12国際大会ではバルサの優勝に貢献。

 7年後という事で、まだ話をするのは早い気もします。今脚光を浴びている選手がそのまま7年後も脚光を浴びているとは限らない事は読者の皆さんもよく知るところでしょう。一番いいのは、この7年間で次々と新戦力が台頭し、全体のレベルアップができている事。例えば7年後のフル日本代表はどうなっているのでしょうか。今よりももっと欧州で活躍する選手が多いのか、沈滞しているのか。ちなみにオリンピックの国内開催という事で、すぐ周りにいる人もみんな、「観に行きたい」と口にする人ばかりですね。

 話は変わり、今日日本代表のガーナ戦がありました。本来ならば生書き込みをするのですが、今回はウルトラスに参戦してきました。その模様は明日。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする