事例紹介コラムです。
昨日のFOOT×BRAINで、「」というテーマでJリーグ2ステージ&ポストシーズン制特集でしたが、観終わった感想は「やはりこういう感じで終わったか」というものでした。ゲスト出演者が、大東チェアマンと中西本部長、サッカーマガジンの編集長、福田正博氏と聞いた時点で、賛成派ばかりじゃねえかと思っていました。こんな始まりのこんな結果になりましたが、まあ、せっかく取り上げられたので観てみましょう。以下、抜粋して紹介。
「最初はJリーグ開幕20年を迎えて、驚きの決定が下された」という言葉から始まり、サポーターからは猛反対を受ける、この突然の変更。なぜJリーグは大胆な策に打って出たのか。そこには、未来を左右する重要な課題があるとナレーションが続きました。「2ステージ制移行について、徹底的に議論する」という文句、今回考えたいテーマは「チェアマンに聞く、Jリーグ2ステージ制移行」という形でスタートしました。
MC勝村が、「このテーマは日本中のサポーターがみんな聞きたいテーマですね」と、番組にはこのテーマについて、400通近い質問や意見や集まったそうです。寄せられた質問や意見をチェアマンに直接ぶつけていきたいとスタート。
①【2ステージの概要】
大東C: サッカーの本来のあり方は1ステージ制で勝ち点1位が優勝と思う。
編集長: ベストの制度をなぜ変えなければいけないのかという事が、余りサポーターに伝わっていないのが問題なのではないか。
大東C: コアサポーター含めて、情報量の発信が少なかった事は申し訳なく思っている。
都並氏: いろんな意見が必ず訳で、100人に聞いたら100人1ステージがいいと言うし、2ステージだったらこういうのがいいと言うし、それはJリーグでこれから育てていく責任がある訳で、一所懸命に悩みながら考えられて、そこの価値観がある訳ですから、そこで決めれたのはいいと思う。ただ、この20年支えてきたコアサポーターに対して、説得を先にしていないから、不満だけが渦巻いている感じがする。先にきちんと(サポーター)説明してから進んだ方が良かった。説明責任の方法論だけが問題あると思う。
大東C: 反省点として情報の発信力が少なかったと、やり方も含めて申し訳なく思っている」
②【2ステージ制移行への論点:「なぜ」「今」「2ステージ制」】
ナレーション(以後N): 視聴者から最も多かった意見。
大東C: 2008年をピークに観客数が減少している。
中西本部長: 観客数が右肩下がりな事は事実で、これを止めなければならない。観客の平均年齢が毎年1歳ずつ上昇し、Jリーグ初観戦者の数が年々減少している。年間の平均観戦回数は上昇しているという事は、新しいJリーグサポーターが増えていない。これは10年先を考えると由々しき状態。
③【人々のJリーグへの関心が薄れてきている】
大東C: 放送権料、協賛金が減少している。右肩下がりを止めてV字回復をしたいというのが我々の大きな課題である。
N : 2012年Jリーグマイナス収支クラブは、J1で5つ(札幌、鹿島、横浜、名古屋、神戸)、J2で7つ(栃木、群馬、富山、岐阜、鳥取、福岡、熊本)であり、Jリーグ事業収入(協賛金・放送権・入場料・商品化分)も減少(2009年から2012年で1,586百万円減少)している。
N : 現在、クラブ配分金は、J1で4,500万円、J2で2,500万円の減額が見込まれるが、クラブの存続のために避けたいところ。
中西本部長: リーグ収入が減っている。2014年にマイナス13億円減少のリスクがあった。この事をそのまま口にする事が結構迷ったが、皆さんに理解できないので正直に報告した。リーグ収入減少の影響は、1つはクラブへの配分金に手を付けなければいけない。我々が戦略的投資と呼ぶものがあり、リーグ発展のために先を見越した投資が必要(例:2002年レフェリーのプロ化・育成)として手を付けた。適正な収入で先を見越した投資を行う事がサッカー界発展のために重要だと思うが、配分金に手を付けなければ、戦略的投資に少し手をつけねばいけなくなる。それも避けたい。この状態を改善するために、待ったなしの打ち手がどうしても必要になる。
④【経営状態の回復が期待できない「今」2ステージ制への移行を決定。では、なぜ2ステージ制だったのか】
大東C: 2ステージ制で山ができる。シーズン中に勝負所を増やして注目を集める。
⑤【2ステージ制移行 「どこ」から「どれくらい」のお金が入ってくるのか?】
大東C: 放送権料やスポンサー料で約10億円プラスになる。
都並氏: そこが必ずお客さんに反映されるのか?
中西本部長: 最後の試合(CS)がある事によって、マスコミはレギュラーシーズンも追ってくれる事になる。レギュラーシーズンも地上波の本数を増やせる。
N : 2ステージ制+ポストシーズン導入 → レギュラーシーズン放送増加 → 新規サポーター獲得 → 放送権料増加
中西本部長: FIFAランク50位内の国々の40%以上が2ステージ制もしくはポストシーズン制を採用している。
編集長: 個人的には4大スポーツがあり、競争が激しいアメリカが参考になると思う。
中西本部長: アメリカ(MLS)は観客動員数で日本(Jリーグ)を抜いてしまった。研究したが、メディア環境では日本はアメリカに似ている。
N : 欧州5大リーグを追うのではなく、独自の発展を遂げたリーグもある。しかし、Jリーグが選んだ2ステージ制にはシステム上、不公平が生まれるために批判が多いの事実。
⑥【ホーム&アウェーが成立しないのは平等ではない】
中西本部長: この点が一番問題なのだと思う。ここをキープしながらチャンピオンを決める方法はないのか随分検証して協議した。ここが一番悩ましいところです。
福田氏: ホームとアウェーの部分をきちんと調整できればやれる方法ができれば一番いいと思う。
⑦【年間勝ち点1位のホームが日本一になれない可能性が生まれる事は公平性がなくなる】
中西本部長: 年間勝ち点1位のチームはCSに出られるように決めた。
⑧【ポストシーズンについて選手から意見も】
中西本部長: 前期後期それぞれの2位よりも、年間勝ち点2位が出るというのはどうかという意見が出た。これを参考にしながら少し手を入れていく可能性はある。
まあ、こんなところです。他にもACLなどの意見が出ましたが、2ステージ制問題について直接関係ないとして省略させていただきました。今回の特集は話題の紹介だけで、討議も何もなされなかったのが問題だと思います。当ブログの反論として順番に観ていきましょう。
①で大東チェアマンは「反省点として情報の発信力が少なかったと、やり方も含めて申し訳なく思っている」と言っていますが、それで終わってはダメだろと強く思いました。それで終わりではなく、今度はファン・サポーターと意見交換をしなければならないはず。当ブログとしては、「Jリーグ サポーターカンファレンス」を提案します。今年の7月以降に全国4ケ所で分科会をやったように、4ケ所でサポカンをやるべきです。
②ですが、当ブログで何度も言うように、売れないからとレイアウト変更してもダメ。商品力を上げる努力をしなければすぐにダメになります。具体的には選手・チームへの馴染み、付加価値を強くし、日本代表ブランドに少しでも近づけるべきと。
③は、リーグ人気の低下をシステムのせいにしている感があります。プロ野球はどうでしょうか? クライマックスシリーズを導入しても地上波では余り放送されていない。シーズンで5割を切った広島が巨人と日本シリーズ出場権を賭けて決勝戦を演じるという珍現象が起きている。人気が下がったからCSをやっても一緒。まあ2年で「視聴率が思うように上がらないから」と番組を打ち切られるのがオチかなと。「5年契約だから」と放映しても、特に2位とかが出てくるSSは記録的な低視聴率で問題視されるのでは。収入も現在とほとんど変わらなくなると予想。
⑤でCS導入で、レギュラーシーズンもマスコミは追ってくれると言っていますがはっきり言って甘い! プロ野球はどうか。どこのチームがマスコミに取り上げられていますか? しかし、過去の北米リーグの失敗などアメリカでのプロサッカーは成長が難しいと今まで思っていましたが、意外な事実でした。正直、この特集でこの事だけが収穫でした(笑)。
⑥はこれからずっと永遠に言われ続けるでしょうし、はっきり言って2ステージ制で改善は無理でしょう。中西氏は「悩ましい」と言って終わっていますが、終わってはいけません。答えを出さなければ2ステージ制を実行してはいけないと思います。
⑦は前に言ったように、前期と後期の完全優勝はもちろん勝ち点も1位。絶対にSSをやりたいはずだから、前期も後期も3位が出てくる。そうするとCSはリアル№1と3位のチームの試合になる可能性があり、おかしくねえかという世論が巻き起こってくる。プロ野球は「下剋上」などどあきらめているが、サッカーはそうはいかないと。
⑧については選手会からの声という事で評価されますが、選手会総会なり役員会なりを開かれての対応なのか疑問が残ります。当ブログで言う諮問組織がありますが、今まではクラブに対しての存在を口にしてきましたが、今後はリーグそのものにも必要なのかもしれません。企業社会には「チェック機能」というものは当たり前に存在しています。という事で今回はこの辺で。
ライブドア該当記事:http://news.livedoor.com/topics/detail/8177325/
Jリーグ組織問題関連(2ステージ関係)⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131010
〃 ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130928
〃 ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130923
〃 ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130919
〃 ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130918
〃 ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130916
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130915
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130914
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130913
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130818
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130712
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130711
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130710
Jリーグ組織問題関連 (その他)⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130824
〃 ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130704
〃 ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130614
〃 ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130518
〃 ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130125
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121228
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121217
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121216
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121215
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121214
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121108
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120730
事例紹介コラムです。
おととい、地元J2岡山と県の方で、ブドウ「紫苑(しえん)」を通じて、お互いのPRでコラボレーションする事を発表されました。地域貢献活動として、いい事例なので紹介させていただきます。以下、山陽新聞の記事を抜粋して紹介。
今回、11月に岡山市内で行われるファジのホームゲーム会場で、旬を迎えた紫苑を試食してもらい、ファン層の拡大を図ると岡山県が発表。紫苑は、色がファジレッド(ワインレッド)で楕円形で種がなく、強い甘みが特長。岡山県は、ピオーネなどに続く次世代フルーツと位置づけて売り出しているが、知名度は低い。県はファジの集客力に着目し、同じ色を持つ縁で連携を持ちかけたところ、「地域貢献につながれば」とクラブが快諾。
県は、周知用のポスターを2,000枚作成し、サポーター開拓に一役買い、11月にあるホームゲーム(2試合)では、チームエンブレムを入れたオリジナルパッケージに紫苑を入れて販売。紫苑の成熟期は10月上旬から11月中旬であり、「これからおいしくなる紫苑のように上り調子で頑張って欲しい」と県農産課のコメント。
山陽新聞WEB該当ページ:http://www.sanyo.oni.co.jp/feature/sports/fagi/news_wmsr/pc/2013/10/16/20131016202651.html
ワインレッドのブドウでコラボですか、いいですね。ホームだけでなく、アウェーサポーターも喜ぶのでは。知名度が低いとありますが、正直この果物は知りませんでした。形もやや細長で特徴がありますね。種なしというのがいいです。県のHPを観てみました。以下、抜粋です。
気品漂うワインレッドの美しい姿をしたぶどう紫苑。肉質がやわらかで独特の食感をもち、大粒で種がないので大変食べやすいのが特徴。ジューシーで甘味と酸味のバランスが絶妙の日本人好みの味。岡山が誇る初冬の味覚で、日本でも珍しい冬のぶどう。
【特徴】
・収穫期:10月下旬~12月上旬
・岡山県で主に生産
・種がなく、糖度が高い
・大粒で皮離れがよくジューシー
【紫苑のおいしい食べ方】
常温で保存し、食べる30分ほど前から冷蔵庫で冷蔵しておき、房ごとサッと水洗いして、皮のまま口に含んで食べられる。皮はスルッと取れる。
※生もののため、暗所にて保存し、なるべく早く食べて欲しい。紫苑は脱粒しやすいため、到着時に脱粒していることがあるが、品質・鮮度には問題は無し。
JA全農岡山公式HP該当ページ:http://www.014okayama.jp/fruits/colman_shien/
食べ物という事で、基本的に生食でのPRになるでしょうが、例えば関連メニューコンテストなどファジフーズに絡めても面白いのではないでしょうか。J2松本は毎年「スイーツフェスタ」を開催されています。運営内容の違いもあるでしょうが、山雅さんのこのイベントは「地元」をテーマにオープンな運営で好感が持てます。相手にちなんだメニューもいいと思いますが、地元産品にちなんだメニューも面白いかもしれません。
このニュースを観て思いましたが、試合結果だけだとそれだけの報道ですが、こういう地域性のあるニュースは、別枠で広くマスコミに流れています。地元マスコミもこういう話題もたくさん取り上げたいのではと。さて、明日の愛媛戦が楽しみです。
地元クラブなので、もっともっと紹介したいと思っています。なので、当ブログ好みの地域貢献や社会貢献ネタがもっともっと出てきて欲しいと思っています。他のクラブを紹介しながら、時々「そういえば、このブログの名前って・・・」と思いながら記事を打つ事があるので。
今日は記事的に物足りないなぁと思っていたら出てきました。宴会帰りで岡山駅の一番街を千鳥足で歩いていて、ふと頭上を観ると思わぬ告知がありました。アウェーのパブリックビューイングってすっかり死語かと思っていたら、今年も開催されるそうです。そうだった、そういえば今シーズンのアウェーPVって一度もなかった、やるんだなって。開催内容は以下のとおり。
ちなみに当ブログ的には、この日はサッカーを語る会と絡めて、ウルトラスさんにてPV観戦の予定です。さて、当日どうしようかなと。
【岡山一番街パブリックビューイング】
日時: 10月27日(日) 18:00キックオフ
場所: 岡山一番街いるかの広場
相手: ザスパクサツ群馬
違う話ですが、ここ3、4日どうも急に訪問者が増えているようです。1週間前までよりも100人ほど多い状態(閲覧数は関係なし)。また、どこかに取り上げていただいたんだろか。どなたか教えて下さい。
録画観戦レポです。
FIFA U-17ワールドカップ UAE 2013のグループDのロシア戦です。昨日深夜にOHKで放送しており、留守録していました。ちょっと起きて生観戦までは元気なかったです。朝、トイレに行った時につい、携帯でヤフートップニュースでチラッと何か観えてしまいましたが、まあいいや。
グループDですが、日本は4大会連続7度目、アジアU-16選手権2位です。ロシアは13大会ぶり2度目で、UEFA U-17欧州選手権1位、チュニジアは3大会ぶり3度目、アフリカU-17選手権3位、ベネズエラは初出場で南米U-17選手権2位となっています。この顔ぶれを観ると、ロシアがヨーロッパ王者という事で一番の強豪のようです。
キックオフです。'96年か'97年生まれの選手で構成されているU-17の大会。日本代表は「96ジャパン」という名前が付いているようですが、フジテレビもいろいろよく考えますね。前回の2011大会はベスト8。7年後に東京五輪がある訳ですが、この世代はちょっとずれるのかな。解説ではU-16世代がちょうど対象になるため、このチームの何人かが東京五輪に出ているという事になります。
ロシアは長身で堅守という事で、ロシアのトップリーグで活躍している選手もいるそうです。GKは広島ユースの白岡ティモシィ選手。柏U-18の会津選手(№15)も先発で出ていますね。15番も追いたいと思います。監督は「10人がボランチでもいい」と口にする吉武監督。
ロシアはヨーロッパ予選の決勝ラウンド5試合で1失点しかしていない堅守だそうですが、日本ボールになると、ロシアは1人残して一気に下がります。日本は崩せるか。
吉武監督は大分の方。大分U-15コーチから県トレセンコーチ、日本協会ナショナルトレセン九州担当チーフコーチから、U-15日本代表監督に就任して現在に至る。2011年U-17W杯で18年ぶりにベスト8に進出し、フェアプレー賞も受賞と書いていたら、№17瓜生選手(筑陽学園高)の見事なミドルシュートが決まる。★★★日本 ゴォール!!! 瓜生ゴール!★★★ 1-0。日本先制しました。堅守のロシアもビックリした事でしょう。あれはGKも獲れないでしょう。
ここで、U-17W杯の歴代の成績を観てみましょう。
【2011年メキシコ大会】:ベスト8 南野(現J1・C大阪)、中村、秋野(現J1柏)
【2009年ナイジェリア大会】:グループリーグまで 宇佐美(現J2・G大阪)、柴崎(現J1鹿島)、高木(現ユトレヒト)、宮市(現アーセナル)
【2007年韓国大会】:グループリーグまで 廣永(元J2岡山・現J1・F東京)、鈴木(現J1柏)、柿谷(現J1・C大阪)、山田(現J1浦和)、齋藤(現J1横浜)
【2005年・2003年大会】:アジア予選敗退
【2001年Tトバコ大会】:グループリーグまで 藤本(現J1名古屋)、矢野(現J1名古屋)
【1999年・1997年大会】:アジア予選敗退
【1995年エクアドル大会】:グループリーグまで いわゆるゴールデンエイジ世代。小野(現Wシドニー)、稲本(現J1川崎)、高原(現J2東京V)
【1993年日本大会】:ベスト8: 中田英寿、宮本恒靖、松田直樹、戸田和幸(現シンガポールリーグ)
【1991年~1985年大会】:アジア予選敗退
前半ですが、ずっと日本ペースで進んでいます。吉武監督の大きな声での支持がよく聞こえます。昔の大熊監督を思い出しました。日本サポーターも大勢行っているようですね。大きな声援がよく聞こえます。解説では不気味な静けさとも言っています。つまり、日本が前へ攻勢に出てくると一気にカウンターで反撃を食らうかもしれないと。三好選手(川崎U-18)の惜しいシュート。このチームでは面白いレフティが多いようです。試合を観る限り、日本の方が全然ポゼッションは強く、試合を支配しています。ここで前半終了。
さあ、後半スタート。当ブログではサッカーはどのカテゴリも全部好きという事で、こういう若い世代も普通に観ますが、この世代の観戦がいいのが将来の未来像を思い描きながら観られる点です。その典型的な例が、昔ユースの国際大会だったが、現A代表の川嶋選手が活躍していた時に、この選手はいいぞ、将来絶対にA代表で活躍すると思って観ていました。そうしたら現在の通りです。今回の96ジャパンもそういう見方をしながら観戦するのが楽しみです。ゴールデンエイジが準優勝したワールドユース大会が一番印象に残っていますね。
ロシアはマイボールになっても単発な攻めですが、解説では不気味と言っています。守って守って相手が疲れたところを一気に反撃に出ようというのは、どこかのチームみたいですね。
96ジャパンの出場メンバーはとにかく毎回変わるようです。獲れないロシア、獲らせない日本という展開です。ポゼッションは負けていないし、ロシアのプレスも緩いですね。後半16分にロシアペースになり、GKへのバックパスの処理ミスから攻め込まれましたが、ラッキーに防ぎきれました。GKの白岡選手はファンブルもあって少し荒削りな印象ですが、将来が楽しみな存在です。
後半はシュートが少ないです。吉武監督は「ポゼッションは点を取られないためと同時に、点を取るため」と話されています。ここで3人目の交代。先制点をあげた瓜生に替えて投入したのが、アジア予選MVPの杉本選手(帝京大可児高)で、最後を締めるようです。杉本は既にJ1鹿島に入団が内定している注目の選手とか。
という事で、そのままホイッスル。1-0で日本勝ちました。ヨーロッパチャンピオンのロシアから金星を上げました。90分を通じていいサッカーでした。吉武監督のポゼッションサッカーがよく出ていた試合だったと思います。
D組ではチュニジアがベネズエラを2─1で下し、日本とチュニジアが勝ち点3としました。96ジャパンは21日にベネズエラと、24日にチュニジアと対戦します。将来のA代表であり、東京五輪の選手も含まれている96ジャパンをみんなで応援しましょう。
話は変わり、今晩のFOOT×BRAIN(19日23:30より)は「Jリーグ2ステージ制は是か?非か?」というタイトルで、当ブログでも強く注目しているテーマです。ゲスト出演者はどちらかと言えば賛成派ばかりで、単なる告知や宣伝に終わる可能性があって微妙ですが、読者の皆さんぜひご覧下さい。当ブログの提案が出てきたりして。
事例紹介コラムです。
昨日、天皇杯3回戦が開催されました。仕事の移動途中に、ネットで試合状況を時々チェックするくらいしかできませんでしたが、当ブログにとっては、「お馴染み」対決(表現難しい)として面白く観させていただきました。また、録画DVDで語る会くらいで観る事になるでしょうが、今回はネット情報を中心に紹介してみたいと思います。
観客数は2,838人と少なかったですが、岡山はレン選手がフル出場となり、エキセントリック工藤と「同期対戦」が実現しました。シュート数は柏・岡山で16と4と一方的な数字になり、テキストで観る限りは一方的に攻められていた印象でしたが、また試合映像を観てみたいと思います。
今朝の山陽新聞のスポーツ欄には「ファジ惜敗」と大きなタイトルでデカデカと載っていました。気のせいだと思いますが、先のACLにしろ柏絡みの時は扱いが大きい気がして、「ひょっとしたら、担当が柏ファンだったりして」とちょっと思ってしまうほど(笑)。以下、記事の抜粋です。
序盤からペースを握られた岡山だったが、体を張ってしぶとく守備。再三のピンチを耐え、延長戦に持ち込みたいところだったが、後半44分に後藤選手のハンドで与えたPKから痛恨の失点。チーム初のJ1勢からの勝利と4回戦進出はならず。序盤から個人技に優れる相手にボールを支配され、再三攻め込まれたが、組織的な守備で決定打を許さず、終了間際までしのいだが及ばなかった。カウンターでゴールに迫るが決定機には至らず。
全員が連動し、一丸となってボール奪取に動く、J2で貫いてきたスタイルで真っ向勝負で挑む。後半は、攻勢に出た柏押し込まれる時間は長かったが、守備が破たんする場面もなく、決定機も与えなかったが、攻撃面で好機も作れず。
一方の柏は攻守の切り替えが速く、球際にも強さを発揮したが、前半は攻撃にリズムがなく、大谷選手や田中選手のミドルも不発。後半は相手エリアでボールを保持し続けたが、決定機は作れず。去年は3回戦から決勝までの5試合をすべて1点差で勝利して優勝しているが、今年はどうか。
山陽新聞WEB該当ページ:http://www.sanyo.oni.co.jp/feature/sports/fagi/news_wmsr/pc/2013/10/16/20131016233159.html
昨日の試合で今年の水曜日開催もやっと終了。これからはずっと中6日です。昨日夜に更新された「日立台広報日記」に早速レポが出ました。いつもながら早い仕事です。これぞ広報。記事には「やはり簡単ではなかった。守備が堅く安定している岡山相手に、前半で先制できる展開にならなければ、厳しい試合になることは想像できた」とありました。レン選手も昨日の試合はフル出場。広報日記にもちゃんと登場しています。特にクドーと競り合う写真がすごいです。さすがだ。レン選手の感想は「上手くて強かった」ではないかと。(勝手に想像)
ちなみにスポニチによると、「ボールを保持する時間が極端に短かった。もっと攻める回数を増やさないと、上のリーグではやっていけない」、J's GOALでは「もっと奪って前でシュートで終わる場面を増やしたかった。ボールを奪ってからスペースに流し込んだり、崩し切ることもそうだけど、強引にシュートを打ってもいいかなと思った」とコメントしています。
戦前から注目していた、仙石選手が日立台に帰ってきた。「故郷」で勇躍、試合前には工藤選手と「レイソル戦に合わせて来たなって言ったら、『そんなことないよ』って笑ってました」とつかの間の再会を少しだけ楽しんだそうだが、試合になれば一変。彼の最大のストロングポイントである長短のパスと展開力はもちろん、守備でも奮闘。工藤選手と激しく競り合い、U-18のボランチ直系先輩の大谷選手に後ろから激しいスライディングタックルを見舞いイエローカードをもらうなど、激しく「闘って」いました。「ピッチで一緒にプレーできる喜び、とても楽しかった。こういう機会が増えるよう、お互いの場所で高めていきたい」とクドーのコメント。
日立台日記該当ページ:http://blog.reysol.co.jp/koho/16_1.php
同じ3バックという事で、ネル監督のコメントによると、この先、同じシステムの相手との2連戦があるため、このシステムで経験を積む意図があったようです。岡山の印象については「スピードのある、カウンターに切れのあるチームだと思う。蹴るだけのサッカーではなく、パスの技術、個人の技術も私は今日認めましたし、監督の戦術が整理されているチームだという印象」との事。
個人的には、去年の名古屋戦ではもう少しで勝ちそうだったという印象があり、昨日も接戦になったのかと思いましたが、報道や結果を観る限り、一方的な展開になったようですね。それでもPKの1失点のみで決定機を与えなかったのは、J2中位の面目を保ったのかなと。ただ、当ブログとしては、岡山は守りを固めた相手、ポゼッションが強い相手は苦手としている印象があり、昨日の柏はまさにポゼッションサッカーであり、しんどい面もあったのかと。ただ、前がかりに来る強豪には相性がいいはずなのに、昨日はちょっと勝手が違ったのかな。
柏絡みのニュースといえば、現在J2熊本でプレーするキタジ選手が引退表明。ネル監督が来シーズンも続投決定の報道が流れていましたね。J1柏には、岡山の悔しさも背負ってぜひ、天皇杯連覇からACL優勝に向けて突っ走って欲しいと思います。よくある言い方ですが、仮に来シーズンにACL優勝すると、「去年、その柏に惜敗だった」と言えますから。
そして、ファジ☆スタ。レン選手への「古巣との対決いかがでしたか?」という質問に、「ずっとスタンドから見ていた。小さい頃から応援してきたクラブで、やっぱり楽しみでした」と。「(工藤選手は)強かったです。ボールを奪おうかなと思ったが、余りきれいに奪えるシーンはなかったので・・・ 守備では踏ん張れたが、まだまだボールを持って攻撃でシュートが少なかった。そこはまだまだ上を目指さなければいけない」と。
あと、柏のグルメのチェックもありました。まずは「ホワイト餃子柏店」のホワイト焼餃子(420円)と「セキグチ肉店」の「ミルフィーユバーガー」(260円)。無茶苦茶旨そうでした。柏に行く機会があったら、ぜひ食べてみたいと思います。
レン選手の「子どもの頃からスタンドで応援していた」というインタビューを聞いて、レン選手はやはり今も心の中では黄色サポであり、憧れのチームなんだなと思いました。そういうシーンを目にすると、現役引退後はぜひ黄色いコーチになって欲しいと思いますね。
事例紹介コラムです。
先日、スポナビに「Jリーグの理念を体現する地域貢献 奇跡の甲府再建・海野一幸会長 第4回」のというタイトルで、J1甲府の海野社長について触れるコラムがありました。さすが、プロヴィンチャの雄の甲府さんだと、親企業のない地方クラブの望ましい姿である事を実感する内容でした。以下、抜粋して紹介。
【勝てない中で集客力を高める戦略」】
強化資金が潤沢でない小クラブは簡単には白星を重ねられない。どうしても負けが先行する。そういう中で集客力を高めるにはどうしたらいいのか。「負けても、お客さんが来てくれる阪神タイガースのようにならなければいけない。それには、ただサッカーを見せるだけではなく、地域貢献活動を徹底的にこなすしかない」と海野社長。もともと、それがJリーグの理念でもあるとしています。
コーチによる巡回スポーツ教室。選手の小学校への学校訪問。子どもたちの田植えや稲刈りを実施する食育活動。お年寄りの健康増進を図る介護予防事業。’12年に選手やマスコット等が参加した地域の祭りやイベントは396を数えたとか。
地域貢献の柱としている活動が「ヴァンタス実育山梨」。’11年には佐久間GMの発案で「ヴァンくん体操」をつくり、年30回のペースでヴァンくんが幼稚園、保育園を巡回して子どもたちと踊っているもの。「1回踊れば、すぐ覚えてしまうもので、2歳児でも踊っている。ヴァン、ヴァン、ヴァンという連呼がボディーブローのように効いて、みんな甲府のサポーターになるでしょうね」という声も。訪問を終えたら、クラブは公式サイトの「ヴァンフォーレ日記」に子どもたちの写真を数多く掲載。ヴァンくんに再会したくてスタジアムに足を運ぶ園児も多いとか。
【選手にも活動への積極的な関与が求められる】
地域貢献がクラブの生命線であることは選手の頭に普段たたき込まれているそうです。海野会長は毎年、新加入選手を含む全選手が集まる始動日に、苦しかったクラブの歴史を講演し、「我々のクラブは地域に支えられている」と強調。「生き残って行くには地域に根ざしていく必要があり、選手にはサッカーだけでなく、地域貢献活動をしてもらう」と説明。
選手による地域・社会貢献活動には選手の社会教育の側面もあるとしています。地元の特別養護老人ホームに毎年、新人研修を兼ねて高卒、大卒の新人選手を派遣。単なる慰問ではなく、看護師の手を借りながら、お年寄りを風呂に入れるなど介護作業まで手伝うとか。
「施設の利用者は選手から元気をいただいている。スポーツのエリートが介護の現場を見るのはムダではない。老いを身近なものとして感じ取り、1日1日を大切にかみしめてほしい」と施設理事長のコメント。お年寄りと触れ合ううちに、選手に意識改革を生むいい影響が出ているようです。
【スタジアムで仲間意識が芽生える】
甲府が地域貢献活動、特にハンディのある子どもたちの慰問に力を入れ始めた原点と言えるのが、地元の児童養護施設との交流。虐待を受け、心に傷を負って入ってくる子が多く、入園当初はなかなか心を開いてくれない子ども達をクラブは県を通して試合に招待し、選手が施設に足を運んで交流会を実施。コミュニケーション能力に問題があり、乱暴を働いてしまう癖がある子がいつしか心を開くようになったという効果も。
「スタジアムでみんなで応援していると仲間意識が芽生えるのでしょうね。人とコミュニケーションが取れなかった子なのに、チームに夢中になって、話の輪に入っていけるようになった」という声があり、試合の翌日はみんなで新聞のスポーツ面を開くようになったとか。
【クラブの活動が地域に浸透】
'03年からは山梨大学付属病院小児病棟への慰問を継続実施。この年7月に行った甲府の選手による慰問は当時としては特殊なケース。プレールームで5選手の演技と子どもたちとの質疑応答。その後、サイン会と記念写真撮影を実施。選手は、個々の病室を回って対応。慰問を続けて10年がたち、選手は子どもたちとの接し方が上達してきたとか。
「どうしたら喜んでもらえるのかをよく考えていて、ベテラン選手はやはり言葉の掛け方がうまい。そういう姿を若手が見て学んでいる」とクラブ運営部のコメント。慰問による交流会は父兄や看護師にとってもリフレッシュの機会になっているとか。「この会の対象は子どもたちだけれど、その周りにいる大人へのプラスの効果も大きい。ヴァンフォーレが子どもたちとコミュニケーションを取る際の格好の材料にもなっている」と元小児科病棟医長のコメント。
クラブの試みが、小児病棟の意識改革にもつながったともあります。選手の慰問をきっかけに、外部の人を招いた病棟内でのイベントが増えたとか。選手たちの慰問が医療の現場のあり方にも変革をもたらしたことになるとしています。
一連の活動は地元で確実に評価されているとされ、Jリーグによるスタジアム観戦者調査の観戦動機に関する問いで「クラブが地域に貢献しているから」という返答の割合を見ると、J1甲府は'12年までの9年間で7度、全40クラブの中でトップになっています。
【地域貢献活動が身を結び、入場者数は増加】
クラブが地域のための活動に精力的だから、人々の共感を呼ぶ。活動は地元企業の経営者の琴線にも触れて、その地道な地域貢献活動を耳にし、クラブへの支援を厚くする。地域貢献活動は海野会長の狙いどおり、入場者の増加に結びついているそうです。
クラブは地域貢献活動をマスコミに取り上げてもらうように積極的に働き掛けておられます。フロントスタッフは地元企業などへの営業の際に「我々はサッカーだけをしているわけではないんです」と訴え、地域貢献の内容を説明。
「いいことをしたときに、それを宣伝するのは美徳ではないという人もいるけれど、甲府は、Jリーグの理念は地域貢献であるということを世に知らしめたと思う」と海野会長のコメント。地域貢献こそがJリーグが生き残り、発展していくためのキーになるということを知らしめていると締めくくっています。
スポナビ該当記事:http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/jleague/2013/columndtl/201309120002-spnavi
この記事、甲府さんの活動の中に、偶然ですが当ブログで日々口にしているキーワードが散りばめられている気がします。勝ち負けに関係なく、来場者を増やすには「地域貢献活動を徹底的にこなすしかない」という海野会長の言葉にまず目が行きます。どこでもやっているコーチ中心の巡回スクールだけでなく、選手による学校訪問など地域貢献活動は年間400近くってすごいです。「ヴァンタス実育山梨」は以前に紹介済み。
海野会長自ら毎年、「クラブが生き残って行くには地域に根ざしていく必要があり、選手にはサッカーだけでなく、地域貢献活動をしてもらう」と説明され、選手による地域・社会貢献活動には選手への社会教育に加えて相手への波及効果も大きいとしています。老健施設での介護作業、小児病棟等への慰問など頭が下がる思いです。そうした中で、観戦者調査で9年間で7回、地域貢献度が全40クラブで№1を獲得しています。それらの活動が観客動員やスポンサー獲得にも大きく貢献しているようです。まさに素晴らしい限りなり。「地域貢献こそがJリーグが生き残り、発展していくためのキーワード」まさにそのとおりです。選手にはサッカーだけやらせる方針が、選手のためとする価値観が見受けられますが、このコラムを読むと、それがいかに愚かな価値観かよくわかりました。「我々はサッカーだけをしているわけではないんです」と訴え、地域貢献の内容説明が、スポンサー営業ツールっていいですね。
ちょっとこれ、読んで欲しいなという顔がいくつか浮かんでしまいました。たぶん、そのうち読む事でしょうけど。甲府さんにはこれからも、親企業のない地方クラブの雄として頑張って欲しいですね。
J1甲府関連⑯:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130811
〃 ⑮:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130609
〃 ⑭:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130530
〃 ⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130510
〃 ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130406
〃 ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120713
〃 ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120422
〃 ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090129
〃 ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090126
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090125
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070630
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070328
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070113
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061122
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060830
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060819
話は変わり、今日天皇杯3回戦が開催されました。仕事の移動中に時折ネットでチェックしておりました。明日、その様子を紹介できたらいいですね。
TV生観戦レポです。
代表欧州遠征第2戦ベラルーシ戦です。今日も生書き込みです。FIFAランクで日本は42位に対してベラルーシは80位です。ベラルーシは数日前のW杯予選最終節で、スペイン相手に1-2で接戦を演じていますが、今日は少し顔ぶれを替えてきたようです。でも、今日は勝たないとね。先発発表になりました。前回と一緒で、今時点のベストメンバーのようです。柿谷もそろそろゴール決めないと。人気だけになってしまいます。キックオフ。
今日のスタジアムは3,000人と小さなスタジアムで、相手サポーターの声が1人1人よく響きます。チャントはもちろん聞こえませんが、おじさんサポが吠えているように聞こえましたが、どうやら選手の声のようです(笑)。ゴール前で柿谷の惜しいシュート。惜しいだけではそろそろ通用しません。
今日も出場する遠藤は現在Aマッチキャップ数は、歴代最多の138試合で更新中です。W杯本番では枠数の関係で、どのグループに入っても必ずヨーロッパのチームと対戦します。そういう意味でも今回の遠征があるようです。ベラルーシは中央を固めています。内田のミドル、惜しい。今日の日本は連動性が高いです。FOOT×BRAINでも言われた、ワンタッチプレーが比較的見られます。
気温は11.7℃で、ちょうどいい高さです。ベラルーシはボールに対するプレッシャーは少ないようです。こういうチームには日本は強いはず。柿谷には2人マークがついて、やりにくいようです。柿谷は早く動いてしまって、パスの出してとタイミングがまだ合っていないようです。ベラルーシのFKでブレ球打ってきました。川島は昔、ブレ球をファンブルしてゴールを献上した事がありますが、手で弾くという事を覚えたようです。
今日の日本はよくボールを奪われますね。また、ゴール前で危ないシーンが多かったと書いていたら・・・ 前半44分、日本痛恨の失点・・・0-1。見事なミドルシュートが決まってしまいましたが、失点は失点。どうも、最近のザックジャパンは失点が多いですね。いけません。ここで前半終了。
後半スタート。ベラルーシは4人替えてきました。すべてW杯予選メンバーです。日本は交代なしです。ベラルーシはよくミドルを打ってきますね、要注意。ベラルーシはヨーロッパの強豪と戦っているので、守備のバランスも良く、ボール回しも上手いです。ここで柿谷に替えて森重投入。やはり、柿谷はプレーが今イチだったのか。3バックにチェンジです。
解説でも言っていますが、3バックでは今まで結果が出ていないので心配です。「皆さんは3バックというが、3トップをやりたいのだ」とザック監督のコメント。また、危ないシュートを打たれました。3バックにして日本側が戸惑っているようだと解説。大丈夫かい。セカンドも全然拾えていないし。ベラルーシは球際は強いです。ここで、長友に替えて酒井高投入。
長谷部に替えて山口投入。森重がもう一つです。ミスパスからFK。内田に替えてハーフナー投入。ここで、4バックに戻しました。今日は本田も調子が今一つに見えます。ボールをすぐに取られるし。相手の寄せも早いです。ここでホイッスル。悔しい2連敗です。どうした日本。次は11月のオランダ戦ですが、これまた相手は強いね。もう少し固定メンバーから、いじってみてはどうだろか。
ふと自分なりに考えてみました。ひょっとしたら、香川と本田の組み合わせがいけないのかもしれないと。そういえば、どちらかが出れなかった試合では、どっちが出ていても活き活きとしてプレーしてチームも強かった時期があったなぁと。あと、元セレッソのチームメイトである柿谷と香川の相性も良くないのではと思ってみたり。能力の高い選手ばかり固定して使い続けるのも良し悪しかもしれませんね。こういう時はラッキーボーイの登場が必要ですね。
J2岡山の公式HPによると、前にJ2岡山でプレーしておた服部公太氏が、功労選手賞を受賞されたようです。おめでとうございます。今はJ1広島のユースコーチをされているそうです。
事例紹介コラムです。
昨日、カープガールを紹介しましたが、サッカークラブでもファッション性までは言えないかもしれませんが、面白いチームがあるようです。関西リーグで活躍し、この度Jリーグ準加盟の承認を得た奈良クラブですが、どなたかのコラムでも見かけた話題で、何とあの岡山選手も所属して盛り上げているとか。以下、紹介。
'91年に都南クラブとして創設。'97年に県1部リーグ昇格。'08年にチーム名を奈良クラブに改称。奈良県に縁のある元Jリーガー等で強化し、関西2部リーグへ昇格。'09年に関西1部リーグに昇格。2010年に「ソシオ」制度を発足し、NPO法人に認証。2011年に関西1部で優勝し、全国地域決勝大会に出場。2013年にJリーグ準加盟承認。
総合型地域スポーツクラブとしての道も着々と歩まれています。トップチームの下に「奈良クラブソシオス」という県3部リーグに所属する下部チームと、2010年創設のジュニアチームを所有。また、チアリーディングとして、「奈良クラブdoes」という社会人チームと、「奈良クラブTwinkles」というジュニアチームを所有。また、電動車椅子サッカーでは、強豪「ビクトリーロード奈良」と2009年に提携し、「奈良クラブVICTORY ROAD」として、日本代表選手も擁するチームとして活動し、2010年に全国大会で優勝。サッカーにとどまらず総合スポーツクラブをめざし、活動を広げておられます。
クラブカラーの「青」と「赤」は、奈良の枕詞「あをによし」に由来し、特にユニフォームに大きな特徴があり、2011年から日本の伝統文様を取り入れたユニホームを毎回リリース。シャツと靴下に入っている模様は大和蹴球吉祥文。縁起の良い謂れを持つ生き物(八咫烏、鹿、兎、とんぼ、狸、跳ね鯛、左馬、鶴)が小紋としてあしらわれ、亀甲状に配列され、ストッキングには、2013年が巳年にちなんで鱗を配しているとか。2011年のユニフォームの模様は風呂敷のような蔦蔓文様を採用。それは奈良時代にシルクロード経由で渡来した文様であり、唐草模様の原型となったそうです。2012年は、水玉が入った霰小紋のデザインだったとか。
昨年の天皇杯で対戦したC大阪のクルピ監督から「ぜひ私にも一枚分けて欲しい」と依頼され、ユニホーム交換してクルピが経営するブラジルのレストランに展示されているとか。今年の大和蹴球吉祥文のデザインは発表直後にクラブの公式HPがダウンするくらいに話題沸騰したようです。
「やっぱりウチは地域リーグのクラブですから、奈良クラブの存在を県外にも知ってもらうためには、こういった話題性は必要だと思います」と矢部GMのコメント。歴オタとして気になるのが「あをによし」。正式には「青丹よし」になり、奈良に古くからある表現で、奈良を象徴する言葉(和歌の枕詞)だそうです。奥が深いですね。
そして、「奈良劇場」を作り出した岡山選手。当ブログでも柏時代の岡山選手が「カリスマの存在」として、2006-2007年頃の記事にいっぱい登場し、J1柏にとっては恩人と言うべき存在だと思います。岡山選手は、'96年のJ1横浜から始まって、昨年まで実に9クラブ(他に大宮・C大阪・川崎・福岡・柏・仙台・浦項・札幌)に所属し、昇格請負人として4チームのJ1昇格に貢献し、またファン・サポーターと選手連帯感を深める「岡山劇場」の立役者として、昔から大活躍でした。
その岡山選手は昨年に一度引退しましたが、今年奈良クラブにアマチュア選手として入団して現役復帰した訳ですが、矢部GMから「奈良クラブをフロンターレのようなクラブにしたい」と入団を呼びかけたそうです。
川崎時代と同じ背番号32番を背負い、アマチュア選手兼クラブ職員として仕事をしている訳ですが、役職名は「奈良劇場総支配人」。この辺りはクラブとして、矢部GMのセンスの良さが光ります。
クラブ公式HPを観ると、「岡山一成の奈良劇場」というバナーページがあります。観てみました。何でも10月から、ならどっとFMで新番組として「奈良劇場ラジオ」がスタートしています。岡山総支配人が、毎週金曜日の13:30から13:45に奈良劇場の一コンテンツとしてラジオでクラブ情報をしゃべっているとか。このFM局はサイマルラジオ(レッズウェーブと同じ)でも放送しているので、ネットで聴けます。面白そうなので、今度聴いてみるとしよう。
また、USTREAM番組を持っているようです。「DEERs NARA Channel(インターネット放送:USTREAM)」の「ならスポHEROs」として、毎週水曜日(19:00~20:00あたり)に生放送されていて、選手の素顔が覗ける内容だそうです。
いいクラブですね。クラブとしてこういう素晴らしい価値観なのは、長い目で見て地域に密着したいいJクラブになっていくと個人的に思います。まだ、口にするのは早いかもしれませんが、百年続くクラブのような空気を感じます。何となく山雅さんの雰囲気も感じます。当ブログとしても今後も注目していきたいと思います。
サッカーだけやっていればいいという価値観からは、サッカー以外の部分に力を入れているという目で観るかもしれませんが、これはチームや選手の個性を強くして「馴染み」を増やすとてもいい事だと思います。「ブランド化」を意識しているところもあるかもしれませんが、ブランドというのは商品あってのブランドだと思います。ブランドだけがカッコよくても商品の付加価値が低ければ、そのうち消費者は去っていく運命でしょう。
奈良クラブ公式HP:http://naraclub.jp/
事例紹介コラムです。
昨日のYAHOOニューストップに「なぜカープは女子にウケる?」というタイトルの記事が上がりました。とても意味深なタイトルで興味を持ちました。現在、開催されているプロ野球のクライマックスシリーズ第一ステージで広島が勝ったようですが、当部ブログ的には全く関係ありません。 当ブログも一昔前は、パリーグのチームについて少し取り上げた事はありますが、めったにプロ野球を紹介する事はありません。その中で、面白い事例として今回紹介させていただきます。広島カープには、「山ガール」や「鉄子」のように「カープガール」なる女性ファンが増えているとの事。女性ファンも元々いるでしょうが、こういう社会現象化している事は注目点です。以下、抜粋して紹介。
広島カープには「カープガール」なる熱狂的広島ファン女子が急増中で、ひそかなブーム。この「カープガール」ブームには3つのキーワードというか、3つのアクションが見られます。まずは1つ目の「Capital」。
"10年に首都圏で女子大生2人が創刊したフリーペーパー「Capital」は、女性向けの色合いが濃く、当初の発行部数は1,000部だったが、8月の最新号では5,000部と急成長。カープガールの「増殖」は、'11年ごろから一部で話題になっており、例えば神宮球場では、アウェー(ビジター)の観客数は広島が一番多い状態とか。女性ファンが増えた理由としては、球団自体がイケメンを推したり、印象が変わってきたからという声も。今まで女性1人で広島戦を観戦していたのに、最近は女性同士の観戦が普通に増えている状態もあるとか。
なぜカープは女子にウケるのか。「ずーっと負け続けているカープって、ダメな子って感じ。母性本能くすぐるんですよ」という声も。「Capital」は関東カープファンをつなげるためのフリーペーパーで、関東のカープファンの情熱をもっともっと広げてつなげて大きくしていきたいという思いに突き動かされて創刊されました。このフリーペーパーは、現在大学生14名で、活動は4年目に入ったそうです。
「Capital」公式HP:http://capital21.web.fc2.com/
2つ目は超画期的野球マンガの「球場ラヴァーズ」。少年画報社の「ヤングキングアワーズ」で連載中のコミックです。2010年から連載されており、プロ野球を「応援席」「ファン」の視点から描いた広島カープ応援漫画になります。主人公の女子大生人探しのために始めた東京ドームでの売り子バイトを通して、プロ野球と広島カープの切ない魅力に取り付かれていく過程が描かれていくストーリーです。作者の石田敦子さんは広島出身で、。小さな頃からのカープファンで、狂おしいまでのカープ愛と野球への情熱が全話を通して描かれているコミックです。
少年画報社「球場ラヴァーズ」公式HP:http://www.shonengahosha.jp/comics/?c1=204002
3つ目は「CARP-girl-CARP」というカープ応援ブログ。広島が勝つごとに、女の子ファンにユニフォームを着せて、記事をアップしていくブログとか。若い子やお洒落な女の子にも興味を持てもらおうと企画。モデルさんは通称「勝ち子」として登場し、連敗が続いたためにやむなく、別バージョンの「泣き子」も採用。さすが、応援ルックを女性ファンの「応援ファッション」にしている、クオリティーの高いブログに仕上がっています。
「CARP-girl-CARP」:http://ameblo.jp/new163-1119/
プロ野球とJリーグは、スポーツそのものの形態が違うために、比較もできないし、評価もできませんが、「カープガール増殖中」とYAHOOニュースに出るくらいの社会現象になっています。となると、Jリーグクラブも参考にすべき部分はあるのではないでしょうか。
特にプロ野球チームに興味はありませんが、この社会現象には興味があります。女性ファンをターゲットにしている点、ファッション性に注力している点、若い女性ファンが自主的にPR媒体を作った点など注目できる部分は多い事例です。この「赤」というチームカラーが女性のファッション性を呼び起こしているのではという論調もあるようですが、このブログを観ると黄色など他の色も出てきますね。観客動員やファンクラブ登録数に頭を痛めているところも、一つ参考になるのではないでしょうか。Jリーグルートでも、いろいろとファッション性のあるアパレル商品が出てきていますが、こちらを観るとまだまだと思ってみたり。いいですね、カープガール。
話は変わり、脱線ネタです。「八重の桜」観てます。尊敬する山本覚馬府議会議長が、京都府知事の誤った価値観をマスコミを通して主張した後に、府知事が議長他議員の身辺を探る密偵を放つシーンがありました。去年言っていた「かむろ体質」がまた出てきたなと。どうして、こういうタイプは監視したがるのか、自分に自信を持ってどうどうとやればいいのにといつも思います。余談でした。歴オタの戯言と一蹴下さい。
事例紹介コラムです。
愛視聴している「FOOT×BRAIN」ですが、前回の番組で「勝つための観戦術 徹底解剖」
というタイトルで、ワンランク上を行く観戦術についての特集でした。さすが、FOOT×BRAIN、目からうろこという内容でした。以下、抜粋して紹介。
①ボールを持っていない選手に注目せよ!
【攻撃面での観戦ポイント】
1試合の中でボールを持っていない2分よりも、持っていない88分の動きに注目する。攻撃選手の距離感の良し悪しはダイレクトパスの数で判断できる。距離感判断の目安として、日本代表が良いリズムで攻撃した時は、ダイレクトパスがつながるシーンが多いとしています。
リズム良くダイレクトがつながっている場合は、距離感は良いと判断、逆にダイレクトがつながらないか、出来ない場合は距離感が良くないとしています。特に1トップの場合、距離感が悪いと孤立してしない、相手DFにつぶされてしまう。ダイレクトでつなげる距離に味方がいると、ボールを奪われるのを防ぎ、攻撃にリズムを生む。
【相手のダイレクトパスでの攻撃に対して、ディフェンス面での観戦ポイント】
ボールを供給する選手のパスコースを消す。シュートが外された場合には、ミスをさせた相手がいる。シュートを外した選手に注目が行きがちだが、ミスをさせた相手選手に注目。DFやGKのポジショニングを見るのが良いとしています。
ゴール前の攻防で注目すべき場所は、シュートコースを消すDFやGKの動きを見る。シュートコースを消す方と、コースを変える方。股抜きシュートでは、攻撃と守備の駆け引きがよくわかる。距離が近づけば股抜きはやりにくいが、距離は出ればやりやすくなり、DFは詰めようとし、攻撃は離れてでも狙おうとする動きがある。
【セットプレーでの観戦ポイント】
セットプレーの壁のほころびに注目。セットプレーを知れば、もっと日本代表を楽しめる。セットプレーは、守備面でも壁の高さや配置が重要で、GKが指示を出す。セットプレー時のポジショニングは、シュートコース(右端)に1人(A)置き、更にその右に1人(B)置き、(B)の左2人には背の高い選手を置く。左のキッカーの場合は、壁の上を通ってゴールされる可能性があるので、左2人目を一番背の高い選手にする。右キッカーの場合は、(A)を背の一番高い選手にする。
例えば、DFが左キッカーを警戒して選手を並べたところで、右キッカーがFKを決めるシーンがあり、DFの壁のどこに背の高い選手がいるかで観ると面白い。GKがジャンプしたがゴールになったのに対して、ジャンプしなくても入ったというシーンひゃ、果たして壁の作り方が正しかったのかという見方ができるとしています。
最後に「FWの子どもを持つ父兄さんの観戦ポイント」として、岡崎のダイアゴナルラン(斜め走り)に注目というのが出ていました。DFの裏から斜めにゴール前に駆け上がるのが「ダイアゴナルラン」で、これは岡崎に限らず、黄色いエキセントリック工藤いつも見せているプレーですね。
あと、スタジアム観戦は2階席がいいというのも出ていましたね。ピッチ全体を見渡せて、オフザボールも含めて、試合全体が見える観戦位置という訳です。そういえば、普段は余りこういう位置では観た事はないですね。レベルの高い代表戦とかはいいかも。
そして番組最後に、例の2ステージ制番組アンケートの告知が流れました。てっきり、今夜の放送で流れるのかと思っていましたが、どうやら違うようです。どういう結果になるのかすごく楽しみです。
今日ふと思ったのは、例えば前期後期で完全優勝したら、もちろん勝ち点も年間最多になる。そうすると、SSとCSの組み合わせはどうなるのかという事。強い商業主義のために、何がなんでもSSとCSやるでしょうから、CSの片方が年間№1のチームになる。SSはそれぞれ2位のチームしかないのだから、それぞれ3位のチームが繰り上がる。そうすると、例えばCSは完全№1のチームと、前期3位のチームで年間王者を決める決勝となるかもしれない。完全№1のチームも、ファン・サポーターも「これって、おかしくねえか?」という反応が起こり、「おかしい」という世論が高まった結果、ポストシーズン制廃止論が高まるというシュミレーションです。いつから、日本サッカーはこんなにレベルダウンの道を歩むようになったのでしょうか。他にもそういうところが見受けられますが、強い商業主義というのは良くないと本当に思います。
話は変わり、今日ナビスコカップの準決勝第2レグが開催され、浦和と柏が決勝駒を進めました。赤サポの篤氏から「やりました! 優勝するのは浦和」というメールが来ました。両チームの皆さん、決勝進出おめでとうございます。ナビスコカップ決勝については、また後日触れましょう。
TV生観戦レポです。
日本代表の欧州遠征、セルビア戦です。今日は生書き込みですよ。FIFAランクで日本は42位、セルビアは43位と拮抗していますが、セルビアはヨーロッパ予選で、ブラジルW杯出場を逃しています。先発が発表されました。柿谷1トップ、現在考えられる最強の先発メンバーだと言えます。サブにはやってやれ酒井がいます。
フォーメーションは3バックを試してくるかと思いましたが4バックでした。何とミハイロビッチ監督も、主将のスタンコビッチ選手も、何とザックの教え子のようです。セルビアのスタンコビッチ選手(元インテルで長友と3シーズン一緒にプレー)の引退試合も兼ねているとか。セルビアのDF陣はセリエAやプレミアの所属選手ばかりとか。キックオフ。
セルビアは11人中9人が180cm以上という高身長の選手を揃えています。前半9分でスタンコビッチ選手が交代になりましたが、何と試合が一時中断です。チームの選手が花道を作って、スタンコビッチ選手を送り出しましたが、代表戦でここまで中断するのも珍しいです。本田は3連続ゴール中で、今日ゴールを決めると、三浦カズ選手以来20年ぶり、史上4人目の記録になるとか。
強豪相手という事で、今日はDFラインが深いので、なかなか攻撃にいけない状況のようです。日本はまだシュートを打てていません。またしても吉田のDFが中途半端になり、ゴールを狙われました。何度も観た危ないシーンです。
セルビア代表監督には、あのピクシー監督が就くという噂もネット上で目にしました。そういえば、あのオシム元監督もこの試合を観ているのでしょうか。1ついいプレーが出ました。いい形でゴール前で香川が抜けてシュート。これが今日ファーストシュートでした。吉田はプレミアで7試合出場がないようです。
セルビアのサポーターは、ブーイングもなければ声援もなく、ただ静かに試合を観ている印象があります。スタジアム自体は余り観客数は多くないようです。J2の試合みたい。しかし、セルビアの試合で、電光掲示のスポンサーボードに日本企業の名前がずっと流れているのは不思議な光景ですね。やはり、日本企業がたくさんこの試合のスポンサーになっているのかな。柿谷が裏への飛出しを見せましたが、DFとの距離があるので、孤立している感があります。柿谷ですが、東アジア杯では得点王になりましたが、欧州組と合流してからは5試合ゴールがありません。ここで思う印象は、FIFAランクで拮抗しているチーム同士、いい試合だなという感じです。前半終了。
後半は選手交代は無し。後半スタート。日本は後半からやや前がかりに行くと、早速カウンターで攻め込まれます。このパターンはまずいです。ザック監督は年内にW杯代表メンバーの骨格を決めたいと言っているそうです。柿谷は向こうのDFに子どものように扱われているようです。国内で人気は高いが、そろそろ持ち味から結果を出さないと・・・ それでも日本も何度かゴール前に迫り、前半と違って攻められるようになってきました。遠藤のいいシュート。現在連続2ゴール中。遠藤は137試合目で歴代最多出場記録を更新しています。
後半14分、日本痛恨の失点・・・0-1。ここでセルビアは一気に3人替えてきました。セカンドボールを奪われ、攻め込まれるシーンが増えてきました。今日はパスミスも少し目立ちますね。ここで、長谷部に代わって細貝投入。続いて柿谷に替えて清武投入。C大阪トリオ、カルテット実現せずでした。
突如、セルビアサポーター側から野太いチャントが聞こえてきました。これぞ欧州という感じでしたが、すぐに止んでしまいました。日本もセカンドボールが拾えるようになってきました。
しかし、日本代表戦がこうして地上波で流れ、代表チームの人気が出てきて、観客動員も増えて行く訳ですが、これはやはりチームの内容もいいからであり、地上波で流れているから人気が出たのではないと思います。例えば、昔の岡田ジャパンの弱い時のようにふがいない内容であれば、いくら地上波で試合を流しても人気は出ていないと思います。実際、観客動員数が目減りしていた時代がありましたね。
そういう面では、ザック監督の力量であり、代表チームの内容の良さだと思います。確かに最近負け試合が多いですが、それは相手が強すぎるからという面もあると思っています。地上波で流せば人気が上がるというのは、短略的な考え方だと思います。内容が悪ければ視聴率が下がるだけと。なので、2ステージ制のCSはともかくSSがどこまで視聴率を取れるのか、5年間ちゃんと放送してくれるのか大いに疑問です。脱線しました。
岡崎は現在35ゴールで、3位タイです。ここで、香川に替えて乾投入。C大阪トリオ実現かと思っていましたが、実現せず。今日の香川はパスミスなど精彩を欠いていました。やはりユナイテッドで出場していない影響か。ここで、岡崎に替えてハーフナー投入。本田から背は高いが足元が弱いと言われたハーフナーです。
カウンターから早い攻撃。上手く合わせられました。日本痛恨の失点・・・0-2。やはりセルビアは強豪で強いです。3人であっという間に決められてしまいました。ここでホイッスル。0-2の完敗でした。コンディションが悪かったのか、コンビネーションが出来上がっていなかったのか。課題は残ります。が、ここで好成績でピークが来てしまうよりは、まだまだ足りない状態のがいいと、個人的には思っています。