生観戦レポです。
少し前になりますが先日、大阪へ行ってきました。ちょうど神戸あたりを歩いていて、「ガ●トでフォアグラ!」の表示に目が行き、「うまそうだなぁ」と思って観ていた時にメールが来ました。岡山の柏バカの方々からで、「フォアグラもいいが、フォルランを喰ってやらないといけんだろ!」と長居での黄色い試合のお誘いを受け、そのまま乗合車に同乗して、長居に向かいました。
大阪環状線からハルカスを眺めたり、大阪市内の道は狭いなぁ、人が多いなぁ、混んでるなぁと思いながらヤンマースタジアム長居に到着。ノエスタもそうですが、地下の巨大な駐車場があり、県外サポにはうれしい環境です。いつもの顔ぶれに加えて今回、ボランティアでご一緒する森氏が初参戦。J2時代にカンスタに来た試合の時に観戦しているそうで、興味があったのかな。
入場前にうろうろしました。スタグルに興味がありましたが、ホームエリアにあって注文できず。アウェー側のスタグルは正直残念な内容でした。Eスタやノエスタのようにアウェーサポも同じように買える形がいいなぁ。正面コンコースには、フォルランなどレギュラー選手の大きなタペストリーがたくさん掲げられていました。このタペストリーはシーズン終了後に、本人サイン入りでチャリティー販売されるとの事で、さすが付加価値の高いクラブだと感心。これはガンバさんも同じようにされていますね。こういうものがあると、ファン・サポーターが記念撮影できますね。
総合案内所には「Jマジ!20」の受付コーナーがありました。この日も多くの20歳のファン・サポーターが訪れているのでしょう。こちらほど観客動員ができていても、20歳の来場者を無料しているのですね。「ウチはタダ券は配らない」という価値観のみにこだわり続けるのではなく、しっかり堂々と若い来場者を開拓している姿は、さすが付加価値が高いクラブだと思います。参加クラブを観ると、付加価値が高いクラブはみんなやってますね。
後援会ブースには今回も区民デーが開催されている。この日は「城東区民デー」でした。本当に何か毎回見かけますね。ホームタウンデーを年にほんの数回やって終わりとは違います。やっぱ後援会の存在が大きいです。
アウェーゲートからスタジアムに入りましたが、写真撮影で遅くなって他のメンバーから遅れての入場。うろたん氏が手招きする席に座ってみると、これまた真ん中の方です。「入場した時に、コアサポの方が『席探しているんですか? こっちへどうぞ』と案内してくれたんですよ」と。そうですか、まあいいじゃないですか。
途中、柏シティへの永久就職に向けて移住を完了させたというみろっこさんが、挨拶に来られました。うろたんK氏と何やら立ち話。どうやらうろたんK氏が近々行くドイツの事でいろいろと情報交換している模様。いいなぁ。
ピッチでは前座のキッズSPマッチ(大阪市ジュネッスFC対門真脇田FCと、DREAM FC対吹田クラブ)が行われていました。万博もそうですが、毎試合前座の子どもたちの試合が行われています。正直、こうした地域を巻き込んだ前座試合がどれだけ多いかでも、当ブログとしては付加価値の尺度にしています。
向かってやや左に振った先の位置が黄色いコアサポさん達の立ち位置です。振られている大旗のデザインに目が留まる。歴史マニアとして最近知った家紋ですが、「揚羽蝶」に似ているなと。古くは平家から池田恒興、そこから岡山藩の池田家の「備前蝶」につながっていった家紋です。先日の「ダンディズム」で学んだ知識でしたが、似ているデザインだったので、岡山県民としてちょっと触れさせていただきました。(関係ない話でごめんなさい)
もうすでに黄色いゴル裏は活気づいています。皆さん指笛を鳴らせて試運転。とにかく最初から何かと賑やかな空間で、森氏も何かニヤニヤしています。そして、この日は我々の前にも後ろにも、いかにもというコアサポさんが陣取り、空き空間がない密集度の高さを感じる。先日のみや長さん(来られていましたね)ブログで「アウェーに行こう」と運動をされていましたが、影響があったのかな。
この試合は、「KINCHOサポーティングマッチ セルビア復興支援マッチ」で、オーロラヴィジョンでセルビアのビデオが流れていました。オシムさんも登場。セルビア駐日大使と㈱キリン堂社長がキックインです。
試合が始まって、思わぬ展開に。ちょうど我々のグループのちょうど前と後ろのグループの声量が大きく、四方八方から応援コールが我々の耳の中にガンガン入ってきます。とにかく皆さん声がデカい・・・ 何か鼓膜に響く感じで、20年もサッカーを見てきた中で初めての体験です。後で聞いたら他のメンバーさんも「ちょっと耳痛い?(笑)」という感想。まーさん親子は、隣にトランペッターがおられてたので、トランペットの音量にも圧倒されたとか。森氏もJ1のサポーター応援にすっかり圧倒された事でしょう。試合後もしばらく鼓膜の辺りで黄色いチャントが響いていた気がします(笑)。
試合前には、大谷キャプテンと相手主将によるフェアプレー宣言がありました。試合の方ですが、0-2で負けました。試合が終わってもどうしても敗因がわかりません。メンバーもそれなりの顔ぶれだし、相手との相性も悪くないし。とにかくボールがつながっていなかったですね。パスミス(相手にパスが何度も)も多かったし、何で負けたのかやっぱりわかりません。ここ数年は、リーグ戦よりもカップ戦など一発勝負のほうが勝率が高いので、黄色いチームはすでに頭の中はナビスコ広島戦モードになっていたりして。
後半37分にやっとフォルランが出てきましたが、遠いし印象は余り残っていなかったです。というか、インドリーグ移籍の噂もあるし。存在感は高くなかったですね。試合終了後、選手達が黄色いゴル裏にやってきました。ブーイングなのか拍手なのか、どうなるのか気になりましたが、激しい叱咤激励でした。最後には拍手が起こっていました。
帰り道で森氏に感想を聞いてみました。応援の声が大きすぎたし、チャントもこの日は同じものが何度も流れて、初参戦の人にはちょっとついて行けない部分もあったのではと聞いてみたところ、「いやぁ、面白かったですよ」といい反応。イメージどおりだったのかな。これでまた1人柏バカが増えたのかもしれません(笑)。皆さまお疲れ様でした。
この時はまさかこの後にネル監督の退任が知らされるとはみんな思っていなかったです。この時の負けっぷりも心理的に影響があったりして。思うに、ネル監督はこの黄色いチームと相性が良かったからここまで実績を残せたと思います。あの西野監督もガンバさんまでは良かったが、その後は神戸さんでも名古屋さんでも思うような結果を出せていません。いい監督ならどこへ行っても勝てるという事ではないかもしれません。ネル監督も次のチームでいい成績が残せなかったから、いつかまた黄色いジャージを着て下さい。
TV観戦レポといきたいですが、TV中継がありませーん。なのでマスコミ報道の抜粋になりました。
アジア大会の日本代表の戦い。まずは昨日開催された、男子(U-21)のイラク戦。昨日はひたすらスポナビの速報ページを目で追っていましたが、最後に「U-21日本、難敵イラクに完敗」というタイトルが出ました。1-3でイラクに負けてしまいました。イラクに先制されましたが、前半36分に中島が同点弾と、ここまでは良かったですが、後半に2失点してそのまま完敗となりました。
序盤からイラクがペースを握り、日本はセカンドボールが拾えない状況が続き、最終ラインまで圧力をかけてくるイラクの素早いプレスに苦しみ攻撃の形を作れず、逆にテンポの速いパスワークに後手に回り押し込まれる時間帯が続いたそうです。イラクは日本とともに優勝候補に挙がる強豪で、U―23での出場でオーバーエージ枠も活用しています。球際の強さで日本を上回り、厳しい戦いになったようです。
第3戦のネパール戦で勝ち、イラクと勝ち点6で並んでも、当該チーム同士の対戦成績が優先されて順位が決定するレギュレーションのために、日本の首位通過の可能性は消滅。
イラクは'12年のU-19選手権準々決勝、今年1月のU-22選手権準々決勝で敗れている因縁の相手であり、初戦クウェート戦の5-4-1から4-3-3にシステムを変更し、4バックで臨みましたが力負けでしたね。
一方の女子(なでしこジャパン)ですが、これまた地上波の放送がなかったです。BS-1で放送があったようですが、仕事で全く観れず。途中経過で前半8-0と知ってビックリでした。帰宅して改めて12点取ったのを知ってまたビックリでした。個人的には、美人キャプテンを画面で確認できなかったのが残念。
FIFAランキングで日本の3位に対し、ヨルダンは53位。結果としては、菅沢と阪口がハットトリックを達成するなど大量点を上げ12―0で圧勝し、1勝1分けの勝ち点4となりました。宮間主将もダイビングヘッドで点を決めています。ヨルダンとは5月のアジア杯で対戦して、7―0で勝ってますが、それを上回る大量点です。12点は'06年のアジア大会で同じヨルダンに13―0で勝利して以来、佐々木監督体制では最多得点となってます。
ちなみに、前にニュースで聞いた美人キャプテンはステファニーという選手ですが、いろいろ情報を探しましたが、なかなか出てこなかったです。残念。しからば台湾の美人キャプテンに期待。あと、ちなみにヨルダン代表の監督は日本サッカー協会から派遣された沖山監督です。確か台湾もそうだったかな。次の試合は、男女とも地上波で観たいですね。
事例紹介コラムというか、ニュースですね。
今日は、アジア大会男子のTV中継も無いし、熊本さんの素晴らしい事例(また今度)を紹介しようと思っていましたが、大きなニュースが飛び込んできました。他のサポーターにとっては、そうなの?というニュースですが、某黄色いチームを長く紹介してきた当ブログにとってはやはり大きいニュースですね。ネルシーニョ監督との契約を今季限りとするとの発表があったのです。まずは、J1柏の公式HPで発表された情報です。
J1柏の萩原社長より、契約満了に伴う退任で、ネルシーニョ監督との契約を今季限りとすることを発表。なお、ネルシーニョ監督はJ1リーグ終了戦まで指揮を続行。
J1柏公式HP該当ページ:http://blog.reysol.co.jp/news/2014/012872.html
ネルシーニョ監督のコメント
「すべての勝利とタイトルにストーリーがあった。できることはすべてやって来た。後悔はしていない。フロントと選手の支えと理解があってやってこれた。レイソルで仕事ができて良かった。私は満足感に浸っています。
決めたことは引き出しにしまうのではなく、公式に出しておきたかった。双方が話し合った結果。クラブと私がお互いの道を進んでいくポイントだった。やり残したことはない。これ(会見)は私の送別会ではないが、決めたことは引き出しにしまって置くものではない。(今後も)日本で続けて仕事をしたいと強く思っている。オファーがあればオープンに聞きたい」
今回、契約満了の3か月前に今後の契約についての話し合いが持たれた結果、両者の合意のもとで契約を延長しない旨が確認されたようです。ふと思い出して、1年前の記事を探してみると、ちょうど1年前に「辞任&撤回騒動」がありました。すなわち、あれからちょうど1年経った時期なのです。思えば、普通は1年前のあの時にネル監督は辞任されていたのに、異例の撤回でもう1年戦ってくれた事になります。その間にナビスコ優勝という大きなプレゼントを与えてくれました。
ひょっとしたら、あの時にフロントから「ここでお別れになるのは、余りにも残念過ぎる」と慰留され、「なら、もう1年だけ続けよう」と決意され、その1年が経ち、リーグ戦も順位が何となく見えてきて、なおかつ自分の辞任でナビスコ優勝に向けて発奮して欲しいという気持ちがあるのかもしれません。去年は異例の人間臭い撤回がありましたが、今回はそれはないでしょう。つまり今シーズンでお別れです。
ネル監督はJ1昇格即優勝(2011年)、天皇杯優勝(2012年)、ナビスコ杯優勝(2013年)と3年連続で3大タイトルを獲得しており、更に広い表現で萩原社長の言葉を使えば「2009年途中からの5年半で、J2、J1、天皇杯、ナビスコ、スルガ銀行チャンピオンシップのタイトルを獲得。更ににクラブワールドカップ4位、ACLでベスト4。レイソルの黄金時代を築いた」という実績を残されています。当ブログの読者ならおわかりだと思いますが、3大タイトルの3試合とも優勝を決めたその場にいました。特に2011年のリーグ優勝が本当にいい思い出でした。楽しい思い出をありがとうと感謝の気持ちが湧き出てきます。当ブログは、アギーレ監督もそうですが、引き出しの多い戦術家の監督が好みです。ネル監督はまさに豊かな戦術を持つ「策士」でした。
日本で監督をしたいという事なので、来シーズンはJ1のライバルチームを率いて、日立台で相対するかもしれませんね。そうそう、個人的にはここでどこかのチームを率いてもらって一つ間隔を開けて、少し何年かしたらまた黄色い監督になってもらうのもいいじゃないかと思ってみたり。
まだ早い話ですが、次期監督は絶対に内部昇格をしてはいけません。その失敗例を2回観ましたから。経験豊富な外国人監督でこそ、5つ目の星をユニフォームにつけられると思います。今後、いろいろな報道で様々な情報が流れる事でしょう。1年前に学んだ事は、マスコミ報道は「ええ加減」。マスコミほ報道に踊らされず、じっくり次期監督のニュースを待ちたいと思います。ネル監督、今までありがとうございました。
J1柏広報ブログ該当ページ:http://blog.reysol.co.jp/koho/post_1966.php
2013年ネル監督辞任&撤回騒動関連②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130902
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130906
庭瀬レポです。
昨日、本町公民館で「吉備ファジ会」が開催されました。Oご夫妻より「今回は参加者が多いです」というメールをもらっており、楽しみにして会場入りすると、懐かしい顔がありました。吉備・陵南地区在住で、FSSの初代代表のTAN氏です。現在は1サポーターとしてバックスタンドで時々観戦されています。カンスタ等でちょっと顔を合わせた事はありましたが、ここでは本当に久しぶりでした。
思わぬボランティア談義になりました。当時の裏話も聞かせてもらって、「やっぱそうだったのですか」と何度も納得。未だにFSSには代表が就いていない事を聞いて微妙な表情に見えました。また、参加して欲しいですね。
他にも松本帰りのろんぱ氏、大阪に単身赴任中の広島サポ兼任のO畑氏、商工会議所の管理人としてお勤めのA氏、翌日に健康診断を控えて、お酒を飲めなくて残念そうな専務理事さんなど、いつもの顔勢ぞろいです。最初に専務理事さんから開会挨拶です。何と、J-GREEN堺のTシャツを着ておられます。いいなぁ、自分も着たくなりました。
今回、ニューカマーがお二人参戦です。同じ苗字だが夫婦ではなく同僚というnori氏と、えりさんです。水島のJ○○系の会社という事で、同じく水島方面で働かれているTAN氏と意気投合されていました。そもそもは、本町公民館近くにお住いのnori氏を、ファジの試合に行こうとえりさんが誘い、nori氏からこういう会があるらしいと、今回誘われて揃って参戦された模様。名字も一緒だし、最初はご夫婦での参加と思っていました。
最初にOご主人から、ケガ?の妹尾選手のご実家からの差し入れのお披露目。ありがとうございます。また、元気な姿をピッチで見たいですね。専務理事さんから、皆さんに差し入れ。何と熊本の馬刺しです。美味しかったです。専務理事さんは、県協会の仕事で、今後も富山や札幌に行かれるとか。うらやましい。
でも、翌日が健康診断のためにアルコール厳禁の上に、9時までの食事制限という事で、面白くないからと早めに早退されました。でも、健康が第一ですよ。O畑氏が「うちの職場に、健康診断の前にボクサー生活をする人がいるが、それって意味ないでしょ?」と。そういえば、うちの職場にもいたのを思い出しました(笑)。
この日、モニターで流されたのは先日のホーム磐田戦です。ひたすらどしゃぶりで、上から下までびっしょりの記憶しかないです。ハーフタイムになり、まずはO娘さんから、エコキャップ運動の報告。横からOSKに勤務されている武女史から、エコキャップの入った大きなビニール袋が何個も出てきました。
そして、ファジグッズが当たる恒例のくじ引き大会です。今回はお箸だったり、湯呑みだったりユニークな物が続きましたが、何と言っても妹尾選手のサイン色紙ですか。ご実家のお隣に住んでいるOご夫妻だからこそ、手に持てるグッズなのでしょうか。当方は茶碗が当たりました(笑)。ご飯を美味しくいただけそうですが、塩分の取り過ぎに気を付けたいと思います。
この会も長らく、参加者の顔ぶれが変わらなかったために、正直長い目で見たら不安な気持ちもありましたが、今回大幅に目新しい顔ぶれが加わったので、ちょっと安心でした。今回顔を出された方々はまた来て欲しいと思います。
縁もたけなわになって締める時間です。この日はなでしこジャパンの試合があったので、途中からチャンネルが替わるかなと思っていましたが、なでしこのなの字も出なかったです。それくらいに、この場にいたメンバーの皆さんにはファジしか視界に入っていないのでしょう。当方も電車の時間もあって、閉会後は早々に退散いたしました。お疲れ様でした。
TV観戦レポです。
まずは昨日の男子(U-21)クウェート戦です。先発メンバーですが、J1柏から現在J2千葉にレンタルで行っている山中(早く帰ってきませんかねぇ)、J2からも大勢召集されています。昨日やべっちFCの「1人デジっち」に登場したJ2湘南の遠藤、愛媛(京都)の原川、富山(東京V→F東京)の中島の他に明大の室屋、サブにはJ1柏の秋野、J2福岡の金森、札幌の荒野の名前があります。J2チームでリオ五輪世代に選手を輩出できているという事は素晴らしいと思います。2014明治安田生命J3リーグにU-22選抜チームがありますが、J2岡山にはネクストという試合出場の場があるから、参加選手がいないのかと思っていますが、こういう世代別代表に選手を輩出できてこそ育成クラブの完成度が増すのだと思います。いつの日かヤタガラスを背負う岡山の選手を観たいものですね。そういう面では上に出てくるJ2クラブは育成に成果を出しているのかなと思います。
後、注目はジャマイカ人の父と日本人の母を持つJ1新潟の鈴木武蔵選手ですか。ジャマイカっぽいルックスは目を引き、高校の時は50m走が5秒9とか。素顔はサービス精神旺盛で、物まねが得意で明るいキャラのようですね。あと、明大の室屋は、長友や柴崎の後輩にあたり、唯一の大学生選手です。
今回も得点後にボルトのライトニングポーズのパフォーマンスをやっていますが、どうしてもやりたい理由があったそうです。J1新潟でこのパフォーマンスをやっている事を知ったボルト本人から、1週間前にテレビを通して「W杯を目指せ。点をとり続けろ」とエールをもらったからとか。画面では何かボルトがサッカーをやっているようですね。噂ではアギーレ監督も、仁川にやってきているという事で、鈴木選手は今回の結果でA代表に近づいたのではないでしょうか。
試合ですが、まずはキャプテン大島(J1川崎)が原川のパスを受けて先制点。大島はプレースタイルから「憲剛2世」の呼び声も高いとか。この大島はA代表に飛び級え召集される可能性があるとか。もし召集されても実際は11月の強化試合からでしょうが、日本協会が調査しているとか。アジア大会で得点第一号を決めた選手は将来が確約されるデータがあります。'94年のカズ三浦、'06年の本田らがいます。U-23が設定された'02年大会以降、登竜門の位置付けとなっている大会のようです。昨シーズンからJ1川崎で稲本から低位置を奪って、現在も中心選手です。おととい、アギーレ監督が川崎戦を視察に来ていますが、本人はいなかったが、大島のいるチームという意識もあったのかもしれませんね。
報道ではグループDは「死のグループ」とも言われているそうですが、日本は余裕で突破しないといけないでしょう。今回のフォーメーションは3-4-2-1で3バックですね。確か、アギーレジャパンの4-3-3をやるという情報がありましたが、実際は少し違っていました。後半5分に鈴木がヘディングで押し込む。ボルトパフォーマンス炸裂。とここで、クウェートの激しい攻勢で失点。ちょっと緩さが残った結果ですね。続いて、後半29分に原川が流し込んできたボールをCBの岩波が上手く決めました。そして、後半39分に鈴木2点目。キレイなシュートでした。2点目はパフォーマンス無しでベンチに下がりました。前半シュートの精度が低かったために、ハーフタイムで手倉森監督の喝が入ったみたいですね。
クウェートは結成して2カ月の若くて新しいチームで、主力のアタッカー2人をけがで欠いたのという背景もあったようです。次は難敵のイラク戦ですね。昔から因縁を感じます。なでしこも含めて、これから約1ケ月は「アジア大会マンスリー」ですね。当ブログでもしょっちゅう、アジア大会記事が続くと思います。
そして、今晩なでしこジャパンの第一戦中国戦がありました。宮間主将曰く「決勝のつもりで戦う」相手です。FIFAランク3位の日本に対して中国は13位と、日本と少し順位差がありますが、アジアで最強の相手でしょう。最多金メダルのチームのようです。
先発はガーナ戦と変わらず、宮間主将、川澄ちゃん、高瀬などに加えて、初招集の臼井理恵、増矢理花がありました。序盤は日本が主導権を握りましたが、立ち上がりから均衡し、お互いチャンスを作れない状態が続きました。ボール支配率は6対4で日本の方が多かった模様。結果はスコアレスドローでした。相手も強いし、ガーナ戦から中1日というコンディションもあったのかもしれません。
ところで、TBSの中継番組の中で、後に対戦する2チームの特集がありました。ヨルダンと台湾ですが、美女キャプテン対決と紹介されていました。確かに両チームともキャプテンが確かに美形選手です。次の対戦が楽しみです。
きょうはうっかり留守録を忘れて帰宅し、結果を確認しましたが、スコアレスドローで特に注目点も無しという事でやれやれでした。アジア大会、早くもあさっては男子の次の試合が行われます。アジア大会マンスリー忙しいです。
PV生観戦レポです。
今日、ウルトラスブルーで開催された、ファジアーノのアウェー松本戦のPVに参加してきました。所用で10分くらい遅れて入店したところ、店内はほとんどフルハウスで、人で溢れていました。画面を観ると、まだ0-0で試合は動いていなかったです。真ん中のいつもの位置に目をやると、メンバーさん達が座っていました。この日は、サッカーを語る会と兼ねた観戦会という事で、8名が座っていました。今回、お一人初参戦のメンバーさんがおられます。
先日、当ブログ宛てに「次のサッカーを語る会に参加したい」と連絡が来た方なのですが、いろいろ聞いてみると、数年前に、ふくちゃんの会でご一緒した方(たぶん、この時の粒江の親子さん?)で、当時は親子さんで来られていました。何となく思い出しましたが、実際にお会いしてみると記憶どおりの方で、HN:八氏という方です。
試合の方ですが、この日は上田選手が欠場で、「大丈夫か」「今シーズンの最初の頃に戻った感じだな」という空気が漂っていました。最初のうちは松本さんに押し込まれていましたが、今日の岡山は球際の強さがありました。徐々に流れを引き戻してくると、前半20分に片山のスローインから石原が、左サイドから中へ切れ込んで鮮やかなロングシュートを決めて先制。GKも見送る見事なシュートコースでした。その後は一進一退の攻防が続いていましたが、この日の岡山は終始プレーでは勝っていたように見えました。ただ、何度も得点機があったのに、ゴールの枠をはずして店内に何度もため息が流れました。そして、後半36分にはゴール前の混戦から交代したばかりの山本選手に同点を決められる。何度も神セーブでしたが、ついに破られました。
今日もドローかなぁと思っていた中、荒田が9節以来に途中出場し、終了間際にでカウンターのスルーパスから上手くゴールを決めました。この日の岡山は全体的に試合内容では松本さんに勝っていましたね。2-1の快勝でした。
途中で観客数が発表されてビックリ。何と1万7千人強です。岡山サポが陣取るアウェー席も真っ赤に埋まっていましたが、とにかく画面からは松本さんのチャントがずっと聞こえてくるし、相手ゴール裏のサポーターは前から後ろまで、右から左までみんな跳ねているし、サポーターの景色はJ1仕様に映りました。今日の試合では、元岡山の喜山選手が元気に先発出場していました。田中隼磨選手も体を張ったプレーで、相対したタナソー選手に途中口頭注意していて、誰かが「田中が田中を叱ってるぞ」と、面白い表現だなと。
松本さんは13試合ぶりの敗戦で今季5敗目だそうです。それでも、現在2位と自動昇格圏内ですね。岡山も今日の勝利で、プレーオフが確実に近づいてきました。J2平均額(約10億円)と同じくらい予算のクラブが、平均予算額が全然多いJ1の舞台に、現実的に今昇格すべきなのか等の部分自体は、意見がいろいろと分かれるところなので、ここでは語りませんが、この日試合に臨んだ選手・スタッフの頑張りは画面から十分伝わってきました。
とここで、気になる情報が入りました。順位が一つ上の北Qさんと千葉さんの試合に、アギーレジャパンのゲリングコーチが視察に来ていたそうです。報道では「選考の対象がJ2にも広がる中、MF風間(前J1川崎)、DF星原(前G大阪)ら若手が熱い視線を感じながら躍動した」とあります。「リーグ戦と天皇杯で吹き荒れる北九州旋風は、さらに勢力を増していく」ともありましたが、うらやましいですね。いつか、代表コーチくらいがカンスタに視察に来る日が来て欲しいですね。もちろん、相手チーム選手の視察ではなく・・・
試合後は、もう1時間アジア大会の男子(U-21)のクウェート戦の後半をみんな(ファジの試合観戦のみで帰ったメンバーもいましたが)で観ました。その中で、いろいろと代表談義など、いろいろ話をしました。江氏もアギーレジャパンについて、熱く語っていました。以前に出た「○○に行こうか」という話題がまた出ました。そういう話がOSS委員会の中で出ていると言うと、Fリーダー(一応OSSです)も「俺も行きたいな」と。○○がどこなのかは、正式に決まった時点で読者の皆さんにお知らせしたいと思います。ビックリすると思いますが。
八氏と、今は無き「ふくちゃんの会(お店での交流会)」について、懐かしく語る。あの時はどうだったとか、あれからこうなったとか、浅口さんや庭瀬の会は今も変わらず開催されていますねと褒めてもらったりと。確か、あの会の第1回は語る会を兼ねてやったんだっけ・・・
U-21はある意味新鮮な試合でしたね。一番印象に残ったのは、J1新潟の鈴木武蔵選手。ボルトポーズがやたらインパクトありました。そのうちにA代表にも呼ばれるかもしれませんね。その模様は明日です。松本まで行かれた皆さん、お気をつけて帰ってきて下さい。
【PV情報】 9/14:ウルトラスブルー(急遽変更!)にて、アウェー松本戦のPVあり
事例紹介コラムです。
今週末からアジア大会が始まります。たぶん、当方も含めてまだ皆さんピンと来ていないのではないでしょうか。情報が今イチ取りにくく、わかりづらいので、日本協会HPから抜き出して整理してみました。読者の皆さん、一緒に予習してみましょう。サッカーでは男子がU-21(リオ五輪代表)、女子がなでしこジャパンが出場します。男子も女子も前回大会で初優勝しており、ともに連覇がかかっています。女子はこの時優勝した勢いで、翌年のW杯での制覇につながったようです。そして、今回第17回仁川アジア大会の概要です。
【男子(U-21)の日程】(全29チーム)
・グループステージ/グループD(日本・クウェート・イラク・ネパール)
日程: 9/14(日):クウェート戦(19:30)/9/17(水)イラク戦(20:00)/9/21(日):ネパール戦(14:00)
・ラウンド16(グループD1位対グループC2位) ※1位通過と想定
日程: 9/26(金):グループC(オマーン・パレスチナ・シンガポール・タジキスタンのいずれか)2位(16:00)
・準々決勝 ※ウズベキスタン、韓国、サウジアラビアを予想
日程: 9/28(日):(グループB1位対グループA2位の勝者)(17:00)
・準決勝
日程: 9/30(火)(17:00)
・決勝(3決:17:00)
日程: 10/2(木)(20:00)
日本協会公式HP該当ページ:http://www.jfa.jp/national_team/u21/asiangames_incheon_2014_men/schedule_result/
【女子(なでしこジャパン)の日程】(全11チーム)
・グループステージ/グループB(日本・中国・ヨルダン・チャイニーズ・タイペイ)
日程: 9/15(月):中国戦(20:00)/9/18(木)ヨルダン戦(20:00)/9/22(月):チャイニーズ・タイペイ戦(20:00)
・準々決勝
日程: 9/26(金):(グループAまたはC3位)(20:00)
・準決勝
日程: 9/29(月):(グループA2位対グループC2位の勝者)(17:00)
・決勝(3決:17:00)
日程: 10/1(水)(20:00)
日本協会公式HP該当ページ:http://www.jfa.jp/nadeshikojapan/asiangames_incheon_2014_women/schedule_result/
【男子(U-21)の主な召集メンバー】 ※J2中心に紹介
室屋(明大)、牲川(磐田)、ポープ・ウィリアム(東京V)、原川(愛媛)、金森(福岡)、中島(富山)、荒野(札幌)、山中(千葉)、遠藤(湘南)、秋野(柏)
シーズン中であることが考慮され、原則として1クラブ1選手の選出。同じグループのイラクとは、今年1月のAFC U-22選手権と2年前のAFC U-19選手権で対戦し、いずれも準々決勝で敗戦。クウェートとは1月のU-22アジア選手権で引き分け。基本的にA代表と同じ4-3-3のシステム採用。
日本協会公式HP該当ページ:http://www.jfa.jp/national_team/u21/asiangames_incheon_2014_men/member.html
【女子(なでしこジャパン)の主な召集メンバー】
宮間(岡山)、猶本(浦和)、羽座(日体大)、増矢(INAC)
今回、福元、澤の他に海外クラブ所属選手らが召集されず。臼井(浦和)、増矢(INAC)、羽座(日体大)が代表初選出。代表戦出場10試合以下の選手が8人含まれる構成。ヨルダン、チャイニーズ・タイペイには日本人指導者が所属。
日本協会公式HP該当ページ:http://www.jfa.jp/nadeshikojapan/asiangames_incheon_2014_women/member.html
さて、今日はなでしこジャパンの強化試合ガーナ戦がありました。佐々木監督の地元になりますね。試合前に「差別・暴力のない世界を!」と書かれたフェアプレーの宣誓ダンマクで記念撮影です。今日も主将は岡山の宮間です。ガーナはFIFAランク48位。初召集のINAC増矢(18歳)と100mを6秒台で走る浦和臼井が先発。交代枠は6人。
開始15秒のファーストプレーで、宮間主将のパスから「DFラインがバラバラで裏が取れそう」と高瀬が抜けて、ループで先制点。早い! 続いて宮間主将から、ワンツーで抜けてボールを受けた阪口の浮き球で2点目。3点目はサイドからのセンタリングを、高瀬がダイレクトで決める。さすが、なでしこリーグ得点王。この日2得点。左CKの流れからMF北原のパスからこれを長船が冷静に決めて4点目。代表初ゴール。中島のミドルシュートがGKの前でバウンドして入って5点目。
後半から5人(海堀、阪口、増矢、宮間、高瀬→山根、猶本、菅澤、木龍、吉良)を交代。菅澤はなでしこリーグ得点王2位。やっぱり、山根さんはデカいですね。テクニックを身につければ代表固定なのですが。若い選手に経験を積ませたこともあって、後半に追加点は挙げられませんでしたが、終始ボールを支配できていました。でも相手は格下なので、余り参考にはならず、今回の強化試合は若返りでの選手発掘の意味合いが強かったと思います。サイドバックで出場した羽座、臼井も持ち味の運動量をPRできた様子。INACに帰ってきた川澄ちゃんは最近レベルが上がったアメリカMLSで、昨シーズンにベスト11に選ばれたそうです。
今週末から、アジア大会が始まりますね。明日夜は男子のクウェート戦、あさって夜はなでしこの中国戦。忙しいので、あさってにまとめてレポしたいと思います。
事例紹介コラムです。
少し前ですが、昨年のJクラブの経営状況が発表されJ1・J2各クラブの経営情報が開示されました。あるコラムで、「Jリーグ健全経営ベスト3、稼ぐチームはここが違う」というタイトルのものが出ました。その中でのJ1浦和の経営内容が素晴らしいという話になっています。まずは健全経営ベスト3クラブから抜粋して紹介。
【Jリーグ健全経営ベスト3】
クラブライセンス制度に対して、3期連続赤字となるクラブは、名古屋、栃木、群馬、神戸、福岡の5クラブ。債務超過となるクラブは、横浜FM、鳥栖、大分、札幌、栃木、群馬、岐阜、神戸、福岡、北九州、熊本の11クラブ。さらに、両者を満たすのは、栃木、群馬、神戸、福岡の4クラブ。
Jクラブの決算が公開されるようになった'05年度以降、債務超過ではなく、黒字決算である経営的に優秀なクラブとして、9年連続の黒字決算のJ1川崎とJ1甲府があり、Jリーグで営業収益1位のJ1浦和があります。
【J1川崎】
J1川崎の昨年度の決算は増収減益。営業収入が'09年度の3,604百万円をピークにマイナス基調へと転じる中、営業費用を圧縮して黒字を堅持。人件費は、5年間で394百万円も削減。人件費削減はチーム成績の低下につながりやすいが、'11年度11位、'12年度8位、'13年度3位と成績は徐々に向上。しかしながら、J1川崎の営業収益のうち、広告料収入が53%もあり、その多くが親会社(富士通グループ)からの収入。したがって、今後安定的な収益を確保するためには、親企業以外のスポンサーの開拓や入場料収入、グッズ販売を伸ばしていく事が必要。川崎の入場料収入およびグッズ販売収入は、'15年に等々力陸上競技場の改築が終わって席数が増えるため、増加が今後は期待。
【J1甲府】
J1甲府は'98年に債務超過となり、かつては深刻な経営危機に直面。'00年に山梨日日新聞社から来た海野社長がチーム存続に成功させ、'01年から'02年以降、黒字額は広告収入と共に増加。J1甲府は徐々に地域社会へ定着し、'04年には平均観客数がクラブサポーター会員数より多い状態に。'06年のJ1昇格以降も甲府の営業収益は増加を継続。「ヴァンフォーレ甲府経営委員会」の開催によって、クラブ経営の安定化を推進。出資者である山梨県、甲府・韮崎両市役所などと経営危機への対応や協力関係について協議。
【J1浦和】
昨年度のJクラブの経営状況の中で、浦和の入場料収入は2,132百万円で、J1(18チーム)の中で断トツ1位。2位の横浜FM(1,069百万円)の2倍に到達。J1(18チーム)の入場料収入の平均は、693百万円で、営業収益に占める入場料収入の割合が、浦和は37%、J1の18チーム平均が23%と、入場料収入の占める割合が非常に高いことがわかります。観客動員数は浦和が68万人(1位)、横浜FMが51万8,000人(2位)と2倍も差が無いのですが、入場料の単価が、浦和が3,132円(1位)、横浜FMが2,064円(9位)と1.5倍もの差があります。浦和の入場料収入の多い要因は、観客動員数が多く、定価にほぼ近い入場料が得られているからだと予測。
また、入場料単価がJ1(18チーム)中1位であるのは、浦和がチケットの割引販売や無料配布をほとんど行っていないため。このように入場料収入の多い浦和は、ファン、サポーターに経営を支えられているサッカークラブであると言える。ファン・サポーターを増やすには、チームが地域密着型になることが重要であり、'05年にクラブは地域のみんながスポーツを行うための総合スポーツランドとして「レッズランド」をオープン。また、浦和には「サッカーを通して技術ではなく心を育むプログラム」として「ハートフルクラブ」があり、子供たちの思いやりやコミュニケーション、工夫する力などを養い育む活動を推進。
【まとめ】
J1川崎には富士通グループからの広告料収入というアドバンテージがありますが、身の丈にあった経営で黒字を維持。J1甲府は地域に密着し、ファンを増やして黒字を確保。J1浦和は入場料収入やグッズ販売収入の構成比を高め、広告料収入に依存しない経営に成功。
サッカーキング該当ページ:http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20140903/228497.html
続いて、「20億円超え!浦和レッズ J1ダントツの入場料収入に見るプロモーション戦略」というコラムがあります。入場料収入が多く、そのプロモーションの上手さについて触れています。以下、抜粋して紹介。
【入場料収入の多い浦和レッズ】
昨年度のJ1浦和とJ1平均の営業収益およびその内訳は以下の通り。J1浦和は、他のチームに比べて入場料収入が多い事が顕著。入場料収入は 2,132百万円で、J1(18チーム)の中で断トツ1位。営業収益に占める入場料収入の割合が、J1浦和が37%、J1(18チーム)平均が23%と、J1浦和の入場料収入の占める割合が非常に高いことが顕著。
[浦和レッズ 2014年1月期決算] (単位:百万円)
営業収益 5,786 (100%)
広告料収入 2,319 ( 40%)
入場料収入 2,132 ( 37%)
Jリーグ配分金 258 ( 4%)
アカデミー関連収入 15 ( 0%)
その他収入 1,062 ( 18%)
[J1(18チーム)平均] (単位:百万円)
営業収益 3,078 (100%)
広告料収入 1,417 ( 46%)
入場料収入 693 ( 23%)
Jリーグ配分金 219 ( 7%)
アカデミー関連収入 158 ( 5%)
その他収入(グッズ収入含む)590 ( 19%)
【浦和レッズの入場料収入の多い要因】
J1浦和は、ファン、サポーターに経営を支えられているサッカークラブであり、営業費用のひとつであるチーム人件費が2,016百万円と、入場料収入 2,132百万円よりも少ない数字となっており、選手の報酬・人件費を入場料収入で賄っている事を象徴。J1平均では、チーム人件費は入場料収入のおよそ2倍なので、いかにJ1浦和が健全なチーム人件費と入場料収入の割合となっているかがわかる。
【浦和レッズのプロモーション戦略】
J1浦和は、チームにお金をかけることにより魅力あるチームとなり、それにより入場料収入が増加。そのお金を再びチームに投資する事により魅力あるチームへとつながるサイクルが理想的に回転。また、営業収益の内、入場料収入やグッズ販売の構成比を高め、ファンやサポーターからの収入を増やし、広告収入に頼らない収益構造にすることを目指している。J1浦和の営業収益の内、広告料収入40%、入場料収入37%、グッズ販売を含むその他収入18%となっている一方、J1平均では、広告料収入46%、入場料収入23%、グッズ販売を含むその他収入19%という状態。広告料収入が46%に対して入場料収入が23%しかありませんので、景気が悪くなると、企業の広告宣伝費が削られ、サッカークラブの経営に大きなダメージが及ぶことになる。このようなJ1浦和の基本的な考えから、入場料収入やグッズ販売を増やしていくプロモーション戦略が立案され、実行。
【浦和レッズのプロモーション活動のうまさ】
他のJ1チームに比べ、J1浦和には収容人数の多いスタジアム(埼スタ)を使用できる優位性があり、入場料収入とグッズ販売が拡大する「器」が存在。華のある選手を抱え、良い試合を行えば、必ずファン・サポーターは来てくれるはずだという信念が存在。ファン・サポーターを増やすには、チームが地域密着型になることが重要であると考えている。
「経営者online」該当ページ:http://keieisha.zuuonline.com/archives/2538
Jリーグで営業収益1位のJ1浦和の他に、9年連続黒字決算でJ1川崎とJ1甲府が出てきました。3チームとも当ブログの「Jクラブの付加価値」で評価するクラブであり、売上・利益追求だけでなく、しっかりと選手による地域・社会貢献活動もしっかりされています。例えば、商業主義だけを追求していたら、一時の出来事にはなってもこの3クラブほど発展継続はしないという事か。浦和さんはレッズランド、川崎さんは選手との地域貢献契約、甲府さんは特に強い地域貢献活動と、しっかり地域に密着した事業をされています。全くうらやましいですね。
少し遠回りになっても、まずは公共財として地域に密着し、選手による貢献活動を行っていれば、結果的に経営も発展してくると思います。地域と距離を置き、目先の売上・利益だけに走っていると、今は良くても何かトラブルがあった時に、あっという間にファン・サポーターに去られる事態になります。昔から言う例えですが、見てくれは立派でも根が張れていなければ、大風が吹けば倒れるのはあっという間。逆に見てくれは地味でも、しっかり根を張っていれば、大風が吹いても地域がしっかり守ってくれるという事でしょう。
では、「地域に根を張る」とは具体的にどういう事なのかという点ですが、わかりやすく事例を挙げると、甲府さんのように県民クラブとして、県下市町村とくまなく連携が取れている事、新潟さんのように地域の後援会がくまなく組織できている事や、山雅さんのようにいくつもの地元ホームタウン行政から出資をもらっている事などでしょうか。読者の皆さんの地元クラブはいかがでしょうか?
J1浦和関連:26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 / ⑳ / ⑲ / ⑱ / ⑰ / ⑯ / ⑮ / ⑭ / ⑬ / ⑫ / ⑪ / ⑩ / ⑨ / ⑧ / ⑦ / ⑥ / ⑤ / ④ / ③ / ② / ①
浅口レポです。
先日の里庄会場で、AIM氏より今回の秋ポスターで、いつも行っているローラー作戦が今回は余りできそうにないので、応援団・浅口の方で行けるところでいいので行って欲しいという要請がありました。事務局グループで要請を受ける事にしました。
先日、メンバーであるM永奥さんが経営するM鴨方駅前にあるお店(食料品店)に集合し、打ち合わせを行いました。事務局グループのうち他に、AIM氏からポスターを預かったF澤税理士が参加されました。同級生であるT田司法書士は仕事で来れないために、F澤氏が一緒に聞いて帰るとの事。
AIM氏から預かった配布表を元に検討です。大小のポスターは全部賄いきれる数はなく、行けるところからチェックしていきました。そして、それぞれ割り当て枚数を手に持ち、お店を後にしました。M永奥さんは、普段選挙のお手伝いをしている事もあって、ワッポンの扱いなど手慣れた様子です。
そして、仕事帰りなどに少しずつ個人ローラーにまわって行きました。まずは里庄地区。一番にスポンサー様でもある、カフェサンラヴィアンさんに。こちらのお店は去年、ベーカリー工房が増設されて目新しくなっていました。パン商品が特に美味しそうでした。他に2号線沿いのお店を中心に回りましたが、すでに個人ローラーで行っていたお店がいくつもありました。
中古車販売店に行ったのですが、顔を覚えておられました。こちらにローラーで来たのはもう3年以上も前なのに・・・ やはり覚えやすい顔のようだ。悪い事はできません。
いつも応援団・浅口の応援募金箱を置いていただいている鴨方のお肉屋さんにも行きました。奥さんが笑顔で出迎えてくれて、いつも背の高い息子さんにポスターを貼ってもらうんだけどと言いながら、脚立を用意していただけました。
違う日には金光地区を少し回りました。年季の入ったクリーニング店さんを訪問。「もし、古いポスターがあったら欲しい。学生さんから頼まれている」と奥さんに言われる。ちょうど、こちらのお店の前の道は金光学園高校の生徒さん達の通学路でした。突然そんな事を言われてちょっと戸惑ってしまいました。
地区内のローラー作戦は、GATE10サポーターの方々にお任せきり状態で、普段はメンバーさん相手の個人ローラーを少しやって終わってしまうのですが、今回はまあまあ件数を廻りました。面白かったです。また、困ったら声をかけて欲しいですね。次にこういう機会があったら、メンバーさんにもう少し声をかけて、複数でローラーができたらと思います。ただ、皆さんお忙しいから、結局は個人ローラーの形になるのかもしれませんが。
8月30日(土)に続いて、9月7日(日)に後期ポスターローラー作戦を、FSSとサポーター合同で実施しています。以下、参加したシマカズ氏のレポです。
【第2回後期ポスターローラーレポ】
午後1時前にドレミの街7階会議室に着いて、サポーター有志の方が15人くらい、ボランティアは思ったより少なく(意外と年輩の方が多かったですが)5人で、フロントが3人でした。
サポーター有志の方とボランティア、フロントの二手に別れましたが、今回の担当エリアの東側は、シンフォニーホール付近からロフト付近、中山下、柳川の一部でした。西側は、一風堂や岡山寺、後楽ホテルなどの数件でした。約2時間くらいの活動で終了しました。
話は変わり、クラブ公式HPにホーム愛媛戦のイベントで、目新しいものが登場しました。「蹴って蹴って蹴りまくれ!大玉蹴り出し大会」というものです。久々に目新しい企画を観た気がします。以下、抜粋して紹介。
ペアで大玉を蹴ってゴールするまでのタイムを競う競技で、上位入賞者に、その日行われる愛媛戦のエスコートキッズもしくはフラッグベアラー(フェアプレーフラッグ・PRIDE OF 中四国フラッグ)の参加特典を進呈。
・時間: 16:45〜17:30※集合16:30
・場所: スタジアムピッチ内
・募集人数:ペア30組
※親子・友人同士など組み合わせは自由。参加対象は、小学生以上。
・参加特典:ファジアーノ岡山「秋の勝点大"蹴"穫祭」オリジナルはちまきをプレゼント。
クラブ公式HP:http://www.fagiano-okayama.com/news/index.php?c=topics_view&pk=1410230867
試合前にピッチでの運動会といえば、ヴェルディさんと山雅さんの「開幕3本勝負」を思い起こしますね。こういうコラボができるところがスゴいです。いよいよ今度の日曜日は、アウェー松本戦ですね。公式HPを観ていたら、「ホーム3連戦。アルウィン4万人計画」という企画記事があり、内容に目を引かれました。来場者特典で、選手のサイン入りグッズをもらえたりしますが、一番目に留まったのは「毎試合入場時に選手が皆様をお迎え致します」という部分。岡山戦だけでなく、3試合とも選手が出迎えてくれるとか。すごいですね。Jクラブでは他に聞いた事がありません。選手のお見送りというのは2年前の高梁の試合を思い出します。
当ブログでは選手の貢献度でクラブの付加価値の高低を評価させていただいていますが、素晴らしいです。街に選手を出したがらないと思えるところもあれば、山雅さんのようにJクラブでありながら、入場ゲートに選手を置けるところもあるんだなと思いました。こういう素晴らしい事は今後もやって欲しいですね。
J2松本公式HP該当ページ:http://www.yamaga-fc.com/news/2014/09/08/1410150907242.html
事例紹介コラムです。
ここ最近の大きな話題といえば、錦織君の快挙でしょうか。当ブログの古い読者の方はご存じですが、昔の記事にテニス関係の話題が時々出ていました。当ブログがスタートした2005年は岡山国体の年で、テニス競技の成年男子の国体選手が優勝しており、個人的に観戦に行った事があります。テニス関係(団体等)の知り合いも多く、実は馴染みのある種目でした。そんな中で全米オープン準優勝というのは当時から見たら信じられない事です。
そんな中、今朝の山陽新聞にいろいろと錦織君絡みの記事があったので紹介したいと思います。サッカーだけでなく、岡山のスポーツ文化自体を大事にしていかなければなりません。そういえば錦織君は、同じ中国地方の島根県出身でしたね。実はすごく身近でした。
【快進撃 異次元の反響】
<テニス界活性化に貢献>
戦後最初のテニスブームは現天皇ご夫妻の「ミッチーブーム」の1958年頃。近年も漫画「テニスの王子様」で人気が出たが、景気後退とともに人気は低下。日本テニス協会の昨年の報告書によれば、テニス人口は10年間で50万人減って373万人で、コート数もテニス用品も出荷額も右肩下がり。全米オープン前のランキング100位では、アジア勢では11位の錦織を含めて2人のみ。パワーある長身選手の中で、178cmの錦織は体格差を技術で補うスタイルを確立。
日本協会副会長は、「錦織は商業ベースに乗って飛躍した一つの成功例」とコメント。盛田前会長が私財を投じて選手を育成する「盛田ファンド」で'03年に渡米。IMGのアカデミーで開花し、有名選手を育てたボロテリー氏に引き上げられる。
「IMGは有望選手に先行投資し、成功後のリターンで採算を取る。残念ながら公益法人の日本協会では税金による協会費を1人に集中投下するリスクは負えない。生きている間に二度と出会えない才能で、環境も整っていた。今、ジュニアが海外に出たいと相談に来たら絶対に止める」と副会長のコメント。国内での強化育成に限界を認め、海外進出が成功に直結するという安易な見方にくぎを刺す。
<岡山での錦織選手との関係>
県庁通りにあるテニスショップのオーナーストリンガーは、4大大会で錦織選手を担当する事が多い。今年の全仏でもサポート。岡山大付属中学3年時にアメリカのアカデミーに留学。2年間一緒に練習した岡山市出身の富田玄輝氏は、留学前には岡山でプレー経験があり、'01年に県内大会で優勝。'02年で、RSK全国選抜ジュニア大会で準優勝したとか。
紙面によると、ウルトラスでPVを行ったようですね。問い合わせが殺到し、午前6時の試合前に大勢の観客が集まったとか。やってないだろうなぁと思っていましたが、そうですかやっていましたか。さすが、T森店長。錦織選手の偉業がどれほどすごいかですが、男子プロ(ATP)の登録選手数は約1,900人、女子プロ(WTA)の登録選手数は確か男子と比べたら全然(桁が違う?)少なかったと思います。すなわち、同じ全米オープンの準優勝でも、女子に比べて選手層が厚い男子の方が全然価値が高いのです。まさに雲の上の存在です。当方も優勝争いまで行くのは女子の方が先と思っていました。
昨日、今日といろいろ情報を集めていたら面白いように情報が出てきました。サッカー界と比べてテニス界は苦労しているんだなと実感しました。様々な情報を順番に紹介。
【錦織を育成したのは「テニス界の虎の穴」】
米・フロリダ州にあり、テニス界の「虎の穴」とも言えるIMGニック・ボロテリー・テニス・アカデミー。広大な敷地にはテニスコートが50面以上広がる。プロを目指す子供たちが世界各国から集まり、シャラポワやヤンコビッチらも卒業生。錦織は13歳でアカデミーに留学。授業料は、寮費も含めて年間約450万円。3年目からはプライベートコーチもついたため、その費用も含めると相当な金額。多くの子供たちは奨学金を受給し、錦織も盛田正明氏が私財を投じて設立した「盛田正明テニス・ファンド」からの支援を活用。
アカデミーに在籍する利点は、最高の環境のもとで卒業生の練習を間近で見られることに加え、練習をともにすることができること。錦織は現在アカデミーを拠点とし、近くに住居を構えて練習生活送っているとか。
サンスポ.COM該当ページ:http://topics.jp.msn.com/sports/general/article.aspx?articleid=5764198
IMGアカデミー公式HP:http://www.imgacademy.com/
【マイケル・チャン式ドリル練習】
錦織のトップ10入りの秘訣は「M・チャン式ドリル練習」とテニス関係者は口を揃えるとか。練習時のチャンコーチ(元世界ランキング2位)は、自らラケットを手にして練習コートで球を出し、一球ごとに、「腕の位置は、ここだろう」「もう少しボールの後ろにしっかり入るんだ」と細かく指示を。打っては修正し、反復して球打ちを継続。同じことを延々繰り返すドリル練習だが、錦織は、「反復練習の重要性を感じている」と認識。「ドリル練習」の成果は、本人曰く「安定感が増し、ミスが減った。左右どちらからでも、攻撃的に攻められるようになった」とストロークの向上を自認。
Sportiva該当ページ:http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/otherballgame/2014/05/13/10_7/
公式HPを観ると、IMGにはサッカーアカデミーもあるようですね。未来にはこのアカデミー出身の有名選手が輩出されるかもしれません。よく施設を見てみると、様々なスポーツのアカデミーがあります。ドイツのスポーツシューレであり、日本でいう総合型地域スポーツクラブですね、民間の。
チャンコーチに依頼するきっかけは、東日本震災のチャリティーで一緒になった事。理由は2人の体格が似ているからというのが理由とか。欧米の屈強な選手と比較すると、恵まれたとは言えない体格で、史上最年少で全仏オープンを17歳で制覇した経験に基づいた指導を期待して、コーチの打診をしたそうです。コーチに就任する際に出した条件は「家族は常に一緒」のようです。現在、家族ぐるみで錦織選手を行動をともにしているようです。練習は高校のテニス選手がやるような反復練習だそうです。そして日本の育成事情もいろいろあるようです。
【錦織の快挙を喜べない日本テニス界の育成事情】
<父親が13歳の息子を単身渡米させた理由>
5歳からテニスを始めた錦織は、小学6年で全日本ジュニア選手権や全国選抜ジュニアなどに優勝。日本テニス協会の盛田正明会長が運営するテニス基金によって13歳で渡米。
父清志さんは、「日本人選手が世界で活躍できないのは個性が弱いため。日本の中学、高校の部活動では、個性を大事にして育てたり、伸ばしてくれるとは思わなかった」とコメント。
<指導者の考え方、スケールにも差>
米国の広大な練習環境や強力なライバルとの切磋琢磨もさることながら、指導者の違いが大きい。日本の指導者は、選手の個性を見ずに自分の型にはめようとする。過去に例がないこと、自分が知らないこと、経験したことがないことは最初から否定。だから、その人の指導枠から飛び出る凄い選手は、日本からはなかなか出てこない」
錦織は日本人初のグランドスラム準優勝で、確かに日本テニス界の歴史を変えたが、指導者が変わらなければ、日本テニス界の強化、底上げにはならないと父清志さんの言葉は重い。
ライブドアニュース該当ページ:http://news.livedoor.com/article/detail/9237538/
という感じで珍しいテニスネタでした。錦織選手は「盛田さんの前で優勝したい」という言葉をもらしたそうです。盛田ファンドで自分を育ててくれた生みの親、盛田氏の前で4大大会の初優勝を決めたいのでしょう。錦織君はまだ24歳。とりあえずは来年1月の全豪も十分狙えるし、来年の4大大会の優勝、特に全米はリベンジマッチに最適です。今後も錦織君は日本のスポーツ界を盛り上げてくれることでしょう。
ちなみに錦織君は、テニス以外でやっていたスポーツはサッカーで小学校の1年生から6年生までは本格的にやっていたとか。今でもサッカーが好きで、テニスボールでリフティングをするのが得意だとか。今後の活躍を祈念しております。
錦織圭公式HP:http://www.keinishikori.com/
錦織選手関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080222
テニス関連⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070304
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070226
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060923
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051027
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051023