J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

Jリーグの話題165

2019-05-11 00:01:56 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 昨日照会した「Jリーグジャッジリプレイ」ですが、改めてDAZNで観てみました。よくわかりました。1つの番組として、前節の5つの誤審疑惑プレーを順番に分析解析していくものでした。昨年リニューアルされたそうですが、その説明がありました。
   
■リニューアルポイント
その① 不定期掲載でしたが、10月16日(火)からはなんと、原則毎週1本を公開いたします!※12月11日(火)まで毎週火曜日を予定。
その② 週末に起こった事象について解説する動画を、原則翌火曜日には公開!これまでに無いタイムリーな内容となります!
その③ 番組で取り上げて欲しいシーンをハッシュタグ「#Jリーグジャッジリプレイで取り上げて」を付けて投稿ください。J.LEAGUE.jp編集部がその中から選び、番組内で取り上げます!

■『Jリーグジャッジ「リプレイ」』とは? レフェリングに関する疑問やルールをわかりやすく解説し、審判についての理解・関心を深めてもらうことを目的に制作された動画コンテンツです。 出演はMC:平畠啓史/解説:原博実(Jリーグ副理事長)・上川徹(JFAトップレフェリーグループシニアマネジャー)。 配信場所はJ.LEAGUE.jpの動画コーナーおよびJリーグ公式Youtubeチャンネル
   
 去年の6月からはじまった番組で、毎試合、Twitterのハッシュタグ「#Jリーグジャッジリプレイで取り上げて」で気になるジャッジを募集し、出演者により気になるジャッジを解説してくれるという内容です。 誤審に関しても明確に断言しながら、主審にどのような判断ミスがあったのかなどを丁寧に解説する番組となっています。今回の番組の内容は以下のとおりでした。原副理事長が不在で代わりに特別ゲストが出演。
   
会 場: JFAハウス特別会場
出演者: レイモンド・オリバー:JFA審判委員会副委員長、平畠啓史:Jリーグウォッチャー
     播戸竜二:特別ゲスト(元日本代表FW)
①湘南対名古屋/44分/シミッチ選手(名古屋)のタックルはファウル?
 審判はいい裁定をした。批判をされるべきでない。審判が明らかなミスと言えないから、VARを適用されないシーンではないか。意見が分かれて結論付けられないという事は明らかなミスではない。PKは正しかった。
②湘南対名古屋/50分/名古屋の決定機にアドバンテージの適用は?
 ドグゾ(決定的な得点の機会の阻止)かどうか。反則とゴールとの距離、プレーの方向、守備側プレーヤーの位置と数、ボールをキープできる、またはコントロールできる可能性という4つのポイントにどれも該当するのでレッドカードではないか。
③川崎対仙台 /37分/長谷川選手(清水)の得点はオフサイド?
 明らかなオフサイドだった。選手が副審の視界を遮っていて見えなかったのでは。その後オーロラヴィジョンでゴールシーンが流れてしまったが、審判には映像を観て欲しくない。VARだったら覆っていたが。
   
④鹿島対清水 /3分 /中村選手(清水)のFKはノーゴール?
 GKのボールタッチの位置は、ゴールラインを割っていたのではないか。ゴールラインテクノロジーかVARが適用されていれば、絶対に見直しされていた事象だった。 
⑤広島対横浜 /90+5分/川辺選手(広島)のシュートはノーゴール?
 GKのボールタッチの位置は、ゴールラインを割っていたのではないか。ゴールラインテクノロジーかVARが適用されていれば、絶対に見直しされていた事象だった。
Jリーグ公式HP動画ページ該当ページ2019 #10-1https://www.jleague.jp/video/detail/16948/
   〃              2019 #10-2:https://www.jleague.jp/video/detail/16949/


 去年は上川徹氏でしたが、今年は外人の日本協会の審判委員会副委員長さんで、解説に説得力がありました。一応播戸氏がコメントをしていますが、オリバー副委員長が正式に見解をしゃべるというスタイル。JFAは、今回のYouTube番組と同様の取り組みを2017年から「JFAレフェリーブリーフィング」としてメディアなどを対象に実施している。 Jリーグは2017年から判定に関する異義があった場合、試合終了後に審判アセッサー(審判の評価などを行う人)とクラブの代表者が意見交換を行う取り組みを開始しており、ここであげられた事例の中から代表的な事例を「JFAレフェリーブリーフィング」で解説している形のようです。
 VARもそうですが、誤審判断をするのは小さな石を探しに行くのか大きな石を探すのかというのがポイント。明らかな誤審を指摘するのはいいが、微妙な判断はVARを登場させるべきでないという見解。番組は見方を変えたら、今後VARが登場する前に、ファン・サポーターに周知PRをする目的、布教活動をしているようにも映りました。
 ゴールラインテクノロジーが高価で使用頻度が少ない。費用対効果を考えたら、あらゆるシーンで活用できるVARが効果的ではないか。現在、VAR導入に向けて、審判の講習を昨年からずっと行っている。すべての試合に導入するには審判の人数が不足している。仮に導入可能になっても、シーズン途中から導入するのはフェアではないと語られていました。
 この番組を観た感じは、来季からVARが導入されるような雰囲気でした。当ブログとしては早く導入して欲しいです。VARに反対する人はVリーグ、テニスなどビデオ判定が普通に導入されている他のスポーツを観てから語って欲しいです。
VAR関連⑧https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190510
 〃   
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180830

 〃   ⑥:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180523
 〃   ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171115
 〃   ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171025
 〃   ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170428
 〃   ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161216
 〃   ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160912

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Jリーグの話題164

2019-05-10 00:01:59 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 このミスジャッジというのは昔からあります。ただ、マラドーナの「神の手」に象徴されるように、真実が実証されることなく伝説化し、硬直化していつの間にか終結しています。大体は該当チームが抗議文を出してそのまま終結化してしまうケースをよく見ました。
 今回のように一気に3試合も誤審を認めるケースは珍しいでしょう。今までだったら珍しかったですが、今後は増えていくかもしれません。そんな中でJリーグ自らDAZN番組で審判の検証が行われているのですね。
   
【J1の3試合、得点絡みの誤審認める 審判委副委員長】
「(5月)3日に行われた明治安田生命J1で、3試合でゴールに絡む疑惑の判定があった。Jリーグが作っているインターネット番組「Jリーグジャッジリプレイ」で取り上げられ、日本サッカー協会審判委員会のオリバー副委員長が、いずれも誤審だったことを認めた。番組は議論のあった判定を検証したり、ルールを解説したりすることを目的に、動画配信サービスのDAZN(ダ・ゾーン)で配信されている。7日の配信で、疑惑があった三つの判定も検証された。
 そのうち二つは、ゴールラインを割ったように見えたが、得点が認められなかったもの。鹿島―清水の前半3分、清水MF中村が蹴った直接FKは、映像で確認するとゴールに入ってからGKがかき出していた。」
「その上で、「VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)か、(ボールがゴールラインを割ったかどうかを判定する)ゴールラインテクノロジーが導入されていれば、見直される事象だった」と見解を述べた。」
「Jリーグは、J1のリーグ戦での本格導入についても検討している。ただ、オリバー副委員長は『全ての試合に導入するだけの(審判の)人数は不足している』と課題を挙げた。」
引用:朝日新聞デジタル

 何と日本協会の審判委員会副委員長が正式に誤審を認めたとか。一つの番組の中でリプレイで検証するって、昔だったら泣き寝入りだけで考えられなかった行動です。時代は変わりましたね。

【2019シーズンも『Jリーグジャッジ リプレイ』お届けします!】
「レフェリングに関する疑問やルールをわかりやすく解説し、審判についての理解・関心を深めてもらうことを目的に皆さまにお届けしている動画コンテンツ『Jリーグジャッジリプレイ』が、大好評につき2019シーズンも配信が決定いたしました。
 今シーズンは、火曜日午前にDAZN(ダゾーン)で先行配信し、金曜日にJ.LEAGUE.jpの動画コーナーおよびJリーグ公式Youtubeチャンネルで配信となります。また、番組で取り上げて欲しいシーンをハッシュタグ「#Jリーグジャッジリプレイで取り上げて」を付けて投稿ください。
■配信日 ・火曜日 DAZN先行配信 ・金曜日 J.LEAGUE.jpの動画コーナーおよびJリーグ公式Youtubeチャンネルで配信
■出演者 メインMC:桑原 学さん 出演者:JFA審判委員会、Jリーグ原 博実副理事長、平畠 啓史さん」
引用:Jリーグ公式HP

 こちらのスポニチの記事によると、多くのクラブからVARの早期導入を求められる中、オリバー副委員長は「ゴールラインテクノロジーよりもVARの方が多くの選択肢を提供できる」とし、VAR導入に備えて主審のトレーニングを昨年から開始していることを強調したとか。加えて「VARを使うならばシーズンの最初から使った方が綺麗だ。公平な状況で使える」と今季中の導入の可能性は低い様子。
 当ブログは昔からVAR早期推進派です。それはサッカー以外のスポーツでは普通に実施され、正確なジャッジで的確に運用されているのを知っているからです。ネットを観ていたら、昔の有名選手OBなどが、VARは味気ないから反対と口にされているのを目にしますが、それはきっとサッカーしか見てこなかったからだと認識しています。そういう方はこれでもかというくらいに、ビデオ判定が常用化されている他のスポーツを見て欲しいですね。とにかく、この面ではサッカーはメジャーなスポーツの中で最も後進状態だと思います。
 審判員が足りないとか、カメラの導入の費用が多額と言い訳のようなコメントを聞きましたが、じゃあラグビートップリーグが開催されたCスタの試合は何なのでしょうか。アマチュアのそういう試合を目にしたら、いかにサッカー界の抵抗勢力が多いのかを実感します。
 「フェアプレイ」がサッカーという競技の金科玉条なら、まずはビデオ判定を導入しましょう。さて、DAZNの「Jリーグジャッジ リプレイ」を観てみる事にしよう。ある意味、こういう検証番組をオープンに取り組み始めたJリーグは素晴らしいと思います。
VAR関連⑦https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180830
 〃   ⑥:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180523
 〃   ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171115
 〃   ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171025
 〃   ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170428
 〃   ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161216
 〃   ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160912

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頑張れ!オリンピック22

2019-05-09 00:01:59 | スポーツ文化・その他

 リスペクトコラムです。
 今朝の山陽新聞朝刊のスポーツ欄に、東京五輪のチケット購入ガイド記事が載っていました。ポイントを押さえて、とてもわかりやすく解説されています。いよいよ明日なんですね。さて、当ブログは東京五輪の観客席に座れるのか。それともTV観戦で終わってしまうのか。
    
【東京五輪チケット あす受付開始 公式サイトで28日まで】
「2020年東京五輪のチケットの抽選販売の申し込み受け付けが、9日午前10時にインターネット上の公式販売サイト(https://ticket.tokyo2020.org)で始まる。国内在住者向けで、期間は28日午後11時59分まで。申し込み順は当選確率には影響しないため、慌てて手続きをする必要はなく、大会組織委員会はじっくり選んでほしいと呼び掛けている。
 抽選の対象は、実施が凍結されているボクシングを除く32競技と開閉会式。申し込みにはメールアドレス、住所、氏名、電話番号などを登録する「ID登録」を行い、観戦したい試合や席の種類を選ぶ。」
「抽選結果は6月20日に通知される。受付期間中の申し込み内容の変更やキャンセルは可能だが、当選したチケットの購入手続きは7月2日までに一括で済ませる必要があり、当たった中から選ぶことはできない。都合が悪くなり観戦できなくなった人向けに、定価で転売できる公式再販売制度を設ける。」
引用:山陽新聞
    
〔申し込み手続きQ&A まず「ID登録」必要 第2希望も設定可能〕
Q:具体的な手続きは。
A:(ID登録の後に)IDが付与されたら申し込みができます。チケット販売サイトで観戦したい試合を探し、A席、B席などの席種と枚数を指定して申し込みます。
Q:当たるかどうかが不安です。
A:第1希望のチケット1枚ごとに、違う試合で第2希望も設定することができます。また、ある試合のA席が外れても、B席が空いているなら観戦したいという人のために、ランクが一つ下の席も抽選の対象にできる『カスケードサービス』も用意されています。
Q:申し込みはいつまでですか。
A:28日が締め切りです。申し込み順と当選確率は関係ないので慌てなくてもいいでしょう。締め切り後に抽選があり、結果は6月20日に発表されます。7月2日までに現金かカードで購入手続きを済ませないと、当たったチケットでも1枚も買えなくなります。

 まずはID登録ですね。申し込みが早い遅いは、当選確率には影響しないそうなので、とにかくまずはID登録のようですね。気を付けなければならないのが、当選後の支払いですね。13日間しかないので、後でいいやと油断しているとうっかり期日を過ぎてしまいます。公式彩販売制度や、第2希望の設定、カスケードサービスなど観客向けの手厚いサービスがあるようですね。
 実際に販売サイトを観に行ってみると、システムメンテナンス中で何も情報は得られませんでした。システムメンテナンスの終了時間が5月9日(木)10:00 予定という事は実質、その再開時間がスタート時間ですね。ただ、実際は平日の昼間で、仕事中にそんな事できるかいなというところで、帰宅後に少しずつ触ってみるかなというものか。どうしても土日が観戦日になってしまうという事も踏まえて、よく調べておかないといけませんね。日韓W杯は完敗、ラグビーW杯は一応チケットゲットできました。さて、東京五輪はどうかな。
 と、試しにID登録画面に行くと、あれよあれよという間に登録完了できました。あとはじっくり競技別のカレンダーを眺めてみたいと思います。

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Jリーグをつかおう! Jリーグ社会連携(シャレン)4

2019-05-08 00:01:36 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 ネットを観ていたら、米田理事の記事がありました。米田理事は当ブログでは、ぜひ次のチェアマンになって欲しい人材。今回の記事を読んで、米田理事の成り立ちから価値観までよくわかりました。ちょっと長いですが、お読みください。付加価値の高い内容です。
   
【「Jリーグを使い倒せ!」若き女性理事が熱狂を生み出す】
「(Jクラブは)選手や関係者が地域貢献の活動に参加するホームタウン活動を展開している。その数は、年間1万8000回超。Jリーグの『豊かなスポーツ文化の振興および国民の心身の健全な発達への寄与』という理念を体現するものだ。ただ、その活動は、広く一般の人にまで周知されているとは言えない。クラブには、継続していくことへの限界を訴える声もあった。
 そこで米田は、ホームタウン活動を、地域の人たちと一緒に取り組む『共創モデル』へと移行することを打ち出した。それはJリーグにとっての経営戦略でもある。人口減少を迎えるこの時代、『地域が持続可能であることはクラブの安定的継続にも繋がる』からだと話す。
『サッカー観戦をしたい人は人口の1〜2%が限界値と言われていますが、地域を良くしたい人はもっといる。社会の価値観がソーシャルグッドに寄っていくなかで、地域という接点から、徐々にサッカーやチームを好きになってもらうという流れがあってもいいのではないかと思ったんです』
 米田はもともと公認会計士で、さらに組織開発に携わってきたキャリアをJリーグの村井満チェアマンに買われて、昨年3月現職に就いた。だが米田は、一旦はオファーを固辞したという。村井が望む組織の健全化と改革のスピードアップを進めるためには、憎まれ役を担わなければならない。しかも若い女性で、サッカーに関わりのない人間とくれば、反発を招くのは必至だ─そんな葛藤があった。」
「そんな過酷な仕事になるとわかっていながら、覚悟を決めたのはなぜか。
『地域を豊かにするJリーグのポテンシャルに可能性を感じたから。それが私の人生のミッションとも繋がると思いました』」
「どうしたら社会のシステムを良くできるか─原点の問いはより広範なものとなっていった。そして、『当事者意識のなさ』が社会課題の解決を阻む要因だ、という思いが、反省も踏まえて強まった。そんな折、米田の運命も、Jリーグという思いがけない方向へと転がる。」
「『自分の人生を語る機会が3日後にあるんだけど、それを文字で残しておきたい。誰かライターを紹介してくれないかな?』
 プロスポーツの経営人材の養成や輩出をめざす組織での講演だという。米田が『私が書きましょうか』と言うと話が決まった。迎えた当日。メディアを入れない場で、村井はそれまで話してこなかったことも『すべてを開示する』と宣言し、2時間弱の講演が始まった。米田はその話をノートパソコンに打ち込みながら、幾度も涙がこみ上げてきた。全身全霊を傾けて参加者に語りかけ、そのなかから次の経営者を出すという村井の熱量が伝わってきたからだ。帰宅後も興奮がさめず眠れぬ夜を過ごした米田は、村井の講演を一気に18枚のレポートにまとめた。最後に自身の感想も記した。
『私は、組織というのは社会にとっての公器であり、人にとっての成長の場であると思っています。そんな理想の組織を、命を削って創り上げてきた村井さんの生き様に触れられたことに感謝し、メッセージを受け取った者の1人として、私も同じ時代を生きる社会の乗組員として頑張ります』
 翌朝、米田はそのレポートを村井にメールした。今度は村井が米田の熱量に驚く番だった。『お前、仕事早いな!』。さらに『おれが話した以上にしっかり言葉にしてくれた』と喜んだ。奇縁は重なる。翌月、知惠屋にJリーグのクラブから、経営理念の浸透について依頼が舞い込んだのだ。村井から刺激を受けたばかりの米田は張り切って、100枚を超える紙芝居風の提案書をつくり上げた。そして、軽い気持ちで、村井に見せた。
『なんじゃこりゃ!』と興奮した村井は、それをJリーグの経営陣に見せてまわった。そして後日、『ここに書いてあることをリーグのほうでやってくれないか』とJリーグの風土改革を打診してきた。それが3月末のこと。新年度から、米田はJリーグの社外フェローとなった。フェローに就任してすぐ、米田はJリーグのデューデリジェンス(企業価値をはかる調査)を行い、組織のマネジメントがうまく機能していないことを痛感した。意思決定の軸が明確ではなく、道筋が見えにくい箇条書きのような経営施策。目標設定が曖昧で、達成度は検証されにくく、人材育成の概念も乏しいように映った。
 米田は18人の幹部を集めて、マネジメント力の向上や、経営上の論点を共有する会議を毎週開き、月ごとに総括を配信した。そこでたびたび指摘したのが、かねてから社会全体を覆う課題だと思っていた『当事者意識の低さ』だった。
『当時は幹部でも、「チェアマンが」「上が」「してくれない」という言い方をしていたんです。不満があるなら闘えばいいし、ちゃんとコミットしていれば人のせいにはしない。自分が主体者、当事者であるという自覚をもっと持とうと、繰り返し発信しました』
主体性のなさや個で考える力の弱さは、Jリーグの組織だけでなく、日本サッカーの弱点でもある。」
「1年が経つ頃、米田はチェアマンの村井から『意思決定の中に入って軸を明示してほしい』と、理事の話を持ちかけられた。理事の任期は2年。前半が終わったいま、米田は『共通の地図』である経営ビジョンの策定や、事業・経営基盤を強化するための仕組みづくりは大枠で片付いたと話す。各人各様だった伝票処理や決裁基準をルール化するなど次々メスを入れる米田に、自由を奪われたと感じたり、『何も知らない若い者が』と不快感を示したりと反発が出たのは当然とも言える。米田自身、『血だらけになっている』と苦笑する。それでも怯まなかったのは、監査法人で働いていた時代と同じ思いがあるからだ。
『皆を信じているんです。できるはず、と期待しているから。愛がないとぶつかれないですよ』
 相手への『愛』があるから『クレイジーなほどの本気』が生まれる。それは人でも組織でも、地域活動でも同じこと。そう考える米田は、理事として担当する社会連携のスローガンとして、“LOVE&CRAZY”と掲げた。
 任期の後半では、社会連携のプロジェクトを軌道に乗せ、仕組みの運用を本格化するという。リーグ内の立て直しという水面下の作業から、クラブを回って対話し、ビジョンを接続するという段階に入る。
「効果が出るのはおそらく中長期』と米田は語る。彼女の仕事の意義や成果が可視化されていくのは、これからだ。」
「“LOVE&CRAZY”は企業にも伝播し、コミュニティパートナーシップ協定(川崎フロンターレとAmazon)や、共同イベント開催(FC町田ゼルビアと小田急)といった新たな動きが起こりはじめた。」
「『Jリーグは当事者を生みだしていく装置になれるし、最終的にこの社会にオーナーシップ(当事者意識)の価値観を根付かせたいというのが、私の人生の大事なミッション。クラブをハブにして、自分にもできることがあると挑戦する人が増えて、そこから誰かの役に立っている感覚を持ち、地域や人との関係性を築いていく。Jを通じて、そんな共生社会ができていくといいなと思っています』」
引用:Forbes JAPAN

 長い記事になりました。今日を持った読者の方は、ぜひ元文章をお読みください。いつもは読みやすいようにカットしていって、ちょうど良い長さにまとめるのですが、今回はカットしにくい誠に内容の良いコラムでした。Jリーグやサッカーをテーマにしたもので、これほど優れたものも珍しい。米田理事が村井チェアマンにヘッドハントされたと聞いた時、どういう馴れ初めなのか不思議でしたが、前勤務先の知惠屋の中村代表がリクルート時代に村井チェアマンのかつての部下で、その縁で3人で会った時があったと。なるほど、そういう縁だったのかと。
 当ブログでは開設当初から「草の根」「地域に根を張る」などの表現を使ってきましたが、米田理事が口にする「共創」や「社会連携」がまさに同義語だったので、ものすごい共感を覚えました。それは、かつての傍士元理事が唱えた「Jリーグ百年構想」の考え方とリンクしているので、米田理事が傍士さんの再来にも思えます。そんな人材を抜擢した村井チェアマンも改めて尊敬します。

 その「100枚を超える紙芝居風の経営理念の提案書」を読んでみたいものです。いつかオープンにして欲しいです。「公器」という言葉、昔よく使いました。今は「公共財」という言葉になっていますが。米田理事は現在血だらけになりながら組織改革に取り組まれているのですね。クレイジーなほどの本気か、当ブログも時に論調が辛口になる事がありますが、まさにそうかもと。米田理事は今は、クラブを回って対話し、ビジョンを接続するという段階に入っているのかな。
 本当に米田理事にはチェアマンになって欲しいです。何でしたら村井さんの次でも。MLSかぶれの人材(前にもいたような)が就くよりはよっぽどいいかなと。いくらいい数字が出ても、個人オーナーを礼賛するアメリカ方式はダメでしょう。
 という事で米田理事、今後も頑張ってください。応援しています。悔やまれるのが、地元J2岡山のホーム開幕戦。米田理事がCスタにやってきたのにすれ違い。ぜひ早く実物を拝みたいです。うちのブログも読みに来てもらっていると勝手に思い込んで、今後も精進していきたいと思います。
シャレン(Jリーグの社会連携)関連③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190121
    〃            ②:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190107
    〃            ①:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180521

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次に向けて頑張りましょう199

2019-05-07 00:01:55 | ファジアーノ岡山

 PV観戦レポです。
 昨日、ウルトラス倉敷店で開催された、ファジのアウェー山形戦のPVに参加してきました。子チェチェに行っても良かったのですが、多そうだったので、倉敷に行きました。誰か知った顔がいるだろうと思って行ってみると、いつも10番ゲートで応援している岡ちゃんがいました。岡ちゃんにいろいろ、現在のサポーター事情について聞かせてもらいました。現在、ゲート10には3つのグループがいて、「GATE10 UNION」を形成して、合同で協力し合って声出し応援活動をされているとか。老舗の「クルバローザ」の他に、あゆ店長がリーダーの若手集団「クルバ エスト」ともう一つ「DRB」というグループが活動しているそうです。
 前にスタジアムでDRBのTシャツを岡ちゃんが着ていたのを見た覚えがありますが、やはり現在岡ちゃんはDRBに参加している様子。昨季はゲート10付近がちょっとまとまっていなかったそうですが、今季は3グループでしっかり連携して応援を盛り上げているとか。「今季の観客数の目減りはゲート10のそういう面が影響しているかもしれない」とか「土曜日開催が多いから」とか岡ちゃんはコメントしていましたが、筆者は要因はそれだけではなく、地域に根が張れていなかった影響もあるのではと個人的に思っています。
   
 試合の方ですが、山形さんにうっちゃられた印象です。前半のボール保持率が60%を超えて、一見岡山が試合を支配したように見えますが、実際は山形さんが岡山にボールを持たせて、5バックでしっかり守り、疲れてきた岡山の隙を狙ってカウンターで仕留める戦術だったのかな。GKには元岡山の櫛引選手がいましたね。ポゼッション、足元のテクニックも山形さんの方が上で、総合力で向こうの方が上だったかな。喜山選手が久しぶりに先発し、前半に目の覚めるミドルシュートを打ちましたが、後半には消えてしまい、途中交代となりました。10番のレオ・ミネイロ選手が途中出場しましたがイマイチ。活躍するのは韓国人選手ばかりで、ブラジル人選手はすっかり影が薄くなりましたね。ふと、昔口にした「クワシン化(活躍しない10番という意味)」を思い出す。岡山は10番と11番がなかなかブレイクしませんね。

 あと、今回IPadを持参して、二元中継で楽しみました。試合前に目の前で町田戦が流されていたので、そういえばと思い、AbemaTVを出してみると、確かに町田戦の中継が放送されていました。こんな感じで流しているんだと。DAZNは有料ですが、AbemaTVは無料ネットTVなので、Jリーグの試合が無料放送で観れるってすごい事だなと改めて認識しました。
   
 ネットの戦評です。【ハイライト:ファジアーノチャンネル
「山形は今日も堅守を披露し、虎の子の1点を守り抜いた。前半21分にセットプレーから中村の今季初ゴールで先制。しかし、その後は岡山の猛攻を受けることに。後半からはセカンドボールも相手に握られて自陣内でのプレーがほとんどになる。だが、開幕してからここまで7失点の守備陣は焦ることはなく、中央を固めて冷静に相手の攻撃をはね返す。決定機を与えても、体を張ったディフェンスで最後までゴールを守り抜き、今季7回目となるクリーンシートを達成。」
引用:スポーツナビ
エルゴラッソ採点
武田選手:6.5 スルーパスやサイドチェンジの質が高かった


 今朝の山陽新聞朝刊の「ファジ一撃に沈む」というタイトルの記事の戦評です。
「中盤の出足で勝り、ボールを保持する時間が長かっただけに、カウンター1本でCKを与え、決勝点につなげられた一連の流れが悔やまれる。攻めては引いた相手をこじ開けるアイディアも思い切った仕掛けも足りず、ゴールが遠かった。」
「今シーズンの失点の大部分を占め、有馬監督が常々課題に挙げる、セットプレーでのつたない対応が敗因だ。堅守を誇る上位山形に対し、序盤の失点が重くのしかかった。」
「今回を含む14失点中、セットプレー絡みは実に9を数える。この日は失点シーン以外でもスローインから簡単にシュートまで持ち込まれたり、CKでマークを外したり・・・。勝負が決まるゴール前で相手を自由にしてしまっている。」
引用:山陽新聞
   
 これで順位は11位まで下降。次節勝てば最良で8位まで戻りますが、負ければ最悪で16位まで転げ落ちます。次節はアウェー京都戦。京都さんは昨日の試合でも横浜さんに3-1で快勝。現在5位と上り調子のチーム。昨季は全然ダメな成績でしたが、今季は戦術が変わったのかすっかり蘇生しています。
 あと、ふとJ3の順位表を見てちょっとビックリ。たまたまネット情報を知って観たのですが、最下位18位までの3チームの監督で、いずれも元岡山の指導者が率いているのです。最下位のFC東京U-23は長澤前監督、17位の相模原さんは次期監督の噂もあった三浦HC、16位の群馬さんは布元岡山コーチ。こうも下で揃うと複雑な感情が出てきますね。まだ、シーズンは長いので踏ん張って欲しいですね。

 あと、昨日突然残念なニュースを知りました。あの子チェチェが5月いっぱいで閉店するとか。またしてもスポーツバー(子チェチェはタイ料理店ですが)がクローズするのかと。確かに「こんなに安くていいの?」と思ってはいました。J2岡山のアウェー戦をPV観戦できるお店、語る会で利用できるいい店だったのに。短いお付き合いでしたが、やはり寂しくなりますね。また、5月のどこかでお店に行ってみるとしよう。

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研修会・勉強会17

2019-05-06 00:23:05 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 現在、J2で18位と低迷している福岡さんですが、少し前にちょっと面白い事例を知りました。チームが行うジュニア世代向けのキャンプはどこでもよく見られる活動ですが、福岡さんはちょっとユニークなスタイルで実施されています。ある意味わかりやすいです。それにしても、小学校と同じカリキュラムというのは面白いですね。
   
【アビスパ学校!】
「【目的】サッカーの技術力アップだけでなく、様々な体験を通じて協調性や自立を学び、豊かな人間性を育むことを目的とします。
【開催期日】2019年4月28日(日)
【募集対象】小学校3・4年生
【内容】
 時間/教科/内容
 9:50/開校式
 10:00:1時間目/オリエンテーション/仲間と協力して様々な課題にチャレンジしていくASEプログラムを行います。
 10:50:2時間目/体育/「攻撃」をテーマにサッカーのトレーニングを行います
 11:40:3時間目/総合学習/ブラインドサッカーの体験を通して、思いやりの心を育みます
 12:30:昼食
 13:20:4時間目/体育/「守備」をテーマにサッカーのトレーニングを行います
 14:10:5時間目/国語/コミュニケーション能力向上を目指した学習を行います
 15:00:6時間目/クラスマッチ/参加者でチームを作り、カップ戦を行います
 15:50:7時間目/クラスマッチ
 16:45:閉会式
【先生】アビスパ福岡サッカースクールコーチ
【会場】九州電力香椎競技場 (福岡市東区松香台1丁目4-1)
【定員】先着24名(最小催行人数12名) ※定員に達した場合は、申し込みを締め切らせて頂きます。
【参加費】スクール生:8,640円(税込) スクール生以外:9,720(税込)」
引用:J2福岡公式HP

【アビスパ学校!(開催報告)】
「▽1時間目 オリエンテーション  仲間と協力して様々な課題にチャレンジしていくASEプログラムを行いました。
 ▽2時間目 体育  攻撃の「突破」をテーマにサッカーのトレーニングを行いました。
 ▽3時間目 総合学習  ブラインドサッカーを通して、思いやりの心を育みました。
 ▽4時間目 体育  守備の「ボールを奪う」をテーマにサッカーのトレーニングを行いました。
 ▽5時間目 国語  コミュニケーション能力向上を目指した学習を座学で行いました。
 ▽6・7時間目 クラスマッチ  4チームに分かれ、カップ戦を行いました。」
引用:アビスパ福岡ホームタウン活動blog

  福岡さんはボランティア活動も活発のようです。当ブログではJクラブのボランティアは、情報公開を積極的にやって、ボランティアはこんなに楽しいという情報発信をすべきで、それができていない多くのJクラブボランティアが慢性的な人員不足に陥っているという持論ですが、福岡さんのスタイルは理想に近いですね。よく確認したら、後援会が運営しているものでした。ここに後援会の必要性がまた出てきました。福岡さんは公式ツイッターが開設され、メンバーさんのツイートをリツイートしたりしています。活動報告は後援会公式ブログにしっかり出ています。いいですねー ここまで情報開示されると、活動の雰囲気とかバッチリわかるし、新規参加を促せるいい効果を出せますね。
   
【アビスパ福岡ボランティア】
アビスパ福岡ボランティア公式ツイッター:https://mobile.twitter.com/avispavolunteer
J2福岡公式HP該当ページ:https://www.avispa.co.jp/news/post-22267

 後援会ボランティア組織の活動内容を確認しました。構成グループは3種類で活動時間はA班が基本。試合を観戦したい人は、B班かC班で参加して欲しいとあります。3班一律で交通費(一律1,000円)が支払われるとか。参加特典もあるようですね。どうしても地元岡山と比べてしまいますが、コメントはしません。平均人数はどれくらいなのかなと。班ごとの活動時間と各班の特典は以下の通り。
・活動時間:A班:キックオフ4時間前~試合終了後30分程度、B班:キックオフ4時間前~キックオフ15分後
      C班:キックオフ4時間前~キックオフ15分前
・特典:
 ①クラブ主催の選手との交流イベントへ参加[年5回以上活動したメンバー対象]
 ②観戦チケットを進呈[A班での活動5回または活動(時間を問わず)10回につき1試合分(年間最大2試合分まで)クラブが指定した試合が対象]
 ③サイン入り公式試合球を贈呈[年間にA班17回以上活動したメンバー対象]
J2福岡公式HPボランティアページ:https://www.avispa.co.jp/support
J2福岡後援会公式HP:http://avispa-socio.jugem.jp/?cid=3

 交通費の支給やSNSによる積極的な情報は山雅さんを彷彿させますね。確か山雅さんは試合開始前までコースがあったと思いますが、福岡さんは開始後15分までコースか。確かにキックオフ時間付近が込みますが、アイディアだと思います。
 後援会公式ブログを読むと、ボランティアで意見交換をする懇談会、懇親会に選手が参加していたりと、地元岡山よりも活発な印象を持ちました。懇談会も写真を見る限り、参加者が多いようです。ちょっとうらやましく思いました。

J2福岡関連:22 / 21 /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  / 

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ようこそファジアーノへ88

2019-05-05 00:52:54 | ファジアーノ岡山

 リスペクトコラムです。
 昨日の山陽新聞朝刊の第2全県版にJ2岡山の関連の記事が載っていました。ボランティア参加の時(Aゲートの時)にいつもお世話になっているN女史です。紙面は実名なので、実名で紹介しても良かったのですが、活字で打ち込んでしまうと、検索で拾われやすくなるし、今までは実名表記はしない方針(画像を見ると伏せる意味が無いのですが)で来たので、やはり以前の記事と同様にN女史で紹介。
    ※下左画像をクリックすると拡大します。
      
【ファジ初の外国人(マレーシア出身)スタッフ 母国選手支援や観客対応】
「勤務は3年目ながら、暮らして20年目を超えた大好きな岡山を、『この仕事を通じ、精いっぱい盛り上げたい』。フロント業務やホームゲーム運営に加え、今年から同国出身選手のサポートも務めるクラブ初の外国人スタッフは、気持ちを新たにしている。担当が一つ増えたのは、U-23(23歳以下)マレーシア代表のハディ・ファイヤッド(19)の加入のため。クラブが初めて獲得した東南アジア選手が取材を受ける際、通訳を担う。イスラム教の戒律に沿ったハラル食品を扱う店を紹介するなど生活面でもアドバイス。」
「マレーシアの高校から1998年、土木技師を目指して岡山大の環境理工学部に進学。卒業後は総社市のALT(外国語指導助手)や英会話教室の講師を務めた。教室生にファジアーノの選手がいた縁でサポーターになり、スタジアムで一喜一憂する家族連れの姿に「誇りのある仕事だと感じた」と入社試験に応募。2017年はパートで働き、18年1月に正社員になった。
 普段はサポーターらの個人情報を管理し、ホーム戦では流ちょうな日本語で来場者の困りごとに対応する。今後は英語版ホームページを作成したいとし、『海外にファジアーノのファンをつくるのが今の目標。岡山に多くの方が来てもらえるよう頑張りたい』と話している。」
引用:山陽新聞

 子チェチェのあゆ店長から、ご主人が表町?でお店をされていて、時々ご夫婦で食べに来られると聞いて、ボランティアの時にN女史に「どういうお店ですか? 食べに行きますよ」と聞いたら、「食べれる店はなくて、●●のお店」と言われたのですが、すいません何のお店か忘れてしまいました。飲食店だったらすぐにリスペクトできたのですが。またの時に聞いてみるとしよう。
 N女史のクラブを想う気持ちは強いと思います。N女史の思い描くクラブ像が実現すれば、もっと付加価値の高いクラブになるかもしれないと、そんな事を思った日もありました。ボランティアでフロント社員と距離感が近づく日になっても、実は作業に追われてじっくり語り合う機会はわずか。山雅さんのように「ホームタウンミーティング」(一連のシンポジウム類についての当ブログの表現)があれば、もっとクラブ側と語り合い、理解し合えるのにと思います。ファン・サポーターとして見れば、サポカンか。クラブが何を考え、どうしたいのかファン・サポーターとリスペクトし合う事ができれば、足が遠のいた人はスタジアムに帰ってきて、新規来場者も増えるのではないでしょうか。
 堅苦しい事を書いていたら、N女史にとって残念なニュースが発表になりました。ハディ選手がけがとか。N女史も心配される事でしょう。

【ハディ・ファイヤッドが故障】
「ハディ ファイヤッド選手
【受傷日】 2019年4月29日(月・祝) 育成マッチデー ガイナーレ鳥取戦 試合中
【外傷名】 右大腿部肉離れ
【全 治】 4~6週間」
引用:クラブ公式HP

 Jクラブでは最近、アジア戦略を進めています。札幌さんや神戸さんは積極的にタイの選手を獲り、活躍させています。単に選手として雇うだけではなく、タイでキャンプを実施したり、現地の旅行会社が日本ツアーを組み、大勢のタイ人が日本にやってきたとか、波及効果を生み出しています。Jリーグとしてもアジア進出を進めていますが、タイに対して貢献されたのかなと。
 地元岡山も、マレーシアとの関係が始まってもすぐにそういうレベルまでは難しいでしょうが、雇って終わりではなく、もう一歩が今後必要なのかもしれません。そういえば、シーガルズは日本貿易振興機構(ジェトロ)岡山貿易情報センターを通して、最近宮下ファンが急増しているインドネシア・タイを訪問して出展しています。そして、VリーグがタイのCATVで一部試合が放映されることとなり、シーガルズの試合も2試合が放送されたとか。こういうPR部分ではシーガルズの方が一歩先を歩いていますかね。

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栃木SCの話19

2019-05-04 00:01:07 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 昨年くらいから何かと話題が多く、クラブの蘇生感が強い栃木さん。先日SNSを観ていたら、「たぶんJリーグ初」という文言に目が引き付けられました。個人的にどうもこういう文言に弱い。「初」の大盤振る舞いも良くないですが、適度な活用はキャッチ力が強まって効果的なのかもしれません。
   
【(たぶん)Jリーグ初!クラブ乗り換えキャンペーン】
「他プロスポーツチームのグッズをご持参いただくと、対象試合のホームゴール裏チケットを500円でご購入いただます。
■対象試合
 5/12(日)甲府戦 栃木県グリーンスタジアム 16時キックオフ
 5/26(日)岡山戦 栃木県グリーンスタジアム 14時キックオフ
■受付方法
 ⑴ 他スポーツチームのタオルマフラー、レプリカユニフォーム、ファンクラブカード、シーズンパスのどれかをグリスタに持参
 ⑵ 栃木SCファンクラブブースで他チームグッズを見せ受付。
 ⑶ Jリーグアプリで栃木SCをお気に入り登録
 ⑷ 500円でチケットを購入!
 ⑸ ホームゴール裏で栃木SCグッズを身につけて熱く応援!乗り換え成功!
■対象席種
 ホームゴール裏
■価格
 500円(中高生も同価格)
■注意事項
 ホームゴール裏は、栃木SC以外の応援グッズを身につけた方はご入場できません。持参された応援グッズやレプリカは着用しないようお願いいたします。栃木SCから他スポーツクラブへのお乗り換えはおやめください。」
引用:PR TIMES

 栃木さんも、競合する他のスポーツチームが多い土地柄。田伏選手を要するBリーグ栃木、日光アイスバックス、BCリーグ栃木を筆頭に自転車競技もありますね。岡山みたいに横の連携もなく、今のままで行くと全くの競争関係に陥る予想を抱く事例もありますが、栃木さんは付加価値が高いです。Jクラブ自ら連携の取り組みを進めています。
 一つだけ個人的な感想を言わせてもらえば、「乗り換え」という言い方だと(携帯メーカーにそういう表現無かったかな)、「元のチームの応援を辞めて、栃木さんに乗り換えて応援して下さい」にも聞こえなくもないと。実質は横の連携で、「栃木県内のチームの応援者だったら、お手軽な条件でグリスタで一緒に応援できますよ」だと思っています。

 栃木さんの他の事例も紹介しようと思って、手持ちネタでいつの間にか溜まって情報がいくつもあります。ちょうどいい機会なので、一気に紹介したいと思います。主にえとみほさん絡みが多いですが。あと、えとみほさんの面白い画像もキープしていたので勝手に貼らせていただきました。ナイスですね。
        
【J2集客、司令塔は元IT社長 SNS駆使し声を拾う】
「東京・渋谷のITベンチャー社長から、地方のJクラブ職員に。昨年5月に転身したJ2栃木の江藤美帆マーケティング戦略部長(46)は、そんな異例の経歴を持つ。ツイッターのフォロワーは4万人以上で、インターネット上で影響力を持つ「インフルエンサー」としても知られる。人件費をかけずに、SNSを駆使して集客を図る。」
「『クラブの公式ツイッターのプロフィルには「ご要望やご意見は #栃木SC をつけてツイートしていただければ、拝見して運営の参考にいたします』と加えた。」(続く)
引用:朝日新聞

【栃木SC橋本社長がJ3降格からクラブを立て直すために一番大事にした事】
「復活を遂げた栃木SCが最近、別の意味でにわかに注目されている。「えとみほさん」をご存じの方は少なくないだろう。栃木SCマーケティング戦略部長である江藤美帆氏は、“渋谷の元IT社長”インフルエンサー“としてメディアに引っ張りだこ。SNSを軸とするマーケティングの手法や考え方が注目され、すると同時に栃木SCの名前も世間に流通し始めた。凄腕の元IT社長が栃木SCへの入社を決めた理由に一つはこうだ。」(続く)
引用:フットボールステーション

【noteでクラブの情報を効率的に発信する】
〔「IT活用でJクラブは変わる」第5回〕
「「ファンを巻き込むデジタルマーケティング」の一例として、クリエイター向けプラットフォーム「note(ノート)」の活用についてお話ししたいと思います。」
「週刊栃木SCのような、外部の投稿をかき集めて作られたメディアを「キュレーションメディア」と言います。数年前に一世を風靡(ふうび)したメディアの作成手法ですが、さまざまな権利関係の問題が露呈し、最近はあまり聞かれなくなっていました。ところが、今回noteというプラットフォームを使ってキュレーションメディアを使ってみたところ、予想外のメリットがたくさん見つかりました。」(続く)
引用:スポーツナビ

【選手にSNS活用術をレクチャーする】
〔「IT活用でJクラブは変わる」第4回〕
「『プロアスリートはSNSをやるべきか否か問題』
 今回のセミナーを開催することになった最初のきっかけは、私がnote(ノート)にこんなエントリーを公開したことがきっかけでした。『全てのアスリートはインスタグラムをやるべきだと思う理由』 詳細はリンク先をお読みいただきたいのですが、ざっくり言うと、SNSのフォロワーはチームを移籍したり引退したりしても残る個人の資産になるので、現役のうちに資産をストックしておいたほうが良いですよ、そのためにはアスリートなら炎上しづらいInstagram(インスタグラム)から始めるのが良いのではないですか?といった話が書いてあります。」(続く)
引用:スポーツナビ 

【ヒューチャーカンファレンス】
「以前よりご意見をいただいておりましたチーム名称の件などについてサポーターの皆様と意見を交換する会を開催いたします。なお、今まで開催していたサポーターカンファレンスとは異なり、今後は不定期ではありますが、クラブの未来を皆さんと考える機会を設けていきたいということで、「フューチャーカンファレンス」といたしました。」
引用:J2栃木公式HP

 という事で、蔵出しのような感じで貼っていきました。直接お会いした事はありませんが、インフルエンサーのえとみほさんが、栃木さんに入社して確実にクラブは変わったと思います。もし社長さんやえとみほさんがいなかったら、クラブは1年でJ3に舞い戻っていたかもしれません。ひたすら数字にこだわる、無料入場企画をどんどん出すという方針とは違い、栃木さんは地に足を付け、SNSを武器にファン・サポーターを1人1人着実に獲得していっている印象があります。どこかで大化けして一気にJ1に行ってしまうかもしれません。イメージ的にちょっと山口さんにも似てきたかなと。これからもえとみほさんなど栃木さんに注目していきたいと思います。たぶん、えとみほさんもこのブログを読みに来てもらっていると勝手に思い込んでいますが、今後も精進していきたいと思います。
J2栃木関連⑲https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181214
  〃       ⑱:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181019
  〃       ⑰:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180902
  〃       ⑯:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171215
  〃       ⑮:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151205
  〃       ⑭:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140424
  〃       ⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140424
  〃       ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131219

  〃       ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130111
  〃       ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121213
  〃       ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120215
  〃       ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120120
  〃       ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111109

  〃       ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111106
  〃       ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080524
  〃       ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060621

  〃       ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060616
  〃       ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060316
  〃       ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/e/aa9b4e42f0ae1ef0409aa7a5af213fde

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クラブ経営について83    

2019-05-03 00:01:28 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 ここ最近、各Jクラブの経営面の決算報告が続いています。そうでした、前から紹介しようと思っていて、時間が無くてできなかったネタ。時間がかかるが、この連休で何とかできそうと思い、記事作りをやってみました。Jクラブの中で、ここは良い、ここは悪いと評価指標がいろいろあります。特に観客動員数などは、最寄り駅から遠い近い、他のプロチームの有無、ホームタウンの人口が微妙に作用するため、動員数が多いクラブイコール優れたクラブとは言えないという持論があります。そういう流れで独自に評価基準として「Jクラブの付加価値というものを設けています。そんな中、また違う指標がある事を知りました
    
【Jリーグマネジメント杯、浦和が2年連続優勝 経営戦略、財務状況でトップ】
「監査法人デロイトトーマツ・ファイナンシャルアドバイザリー合同会社は28日、Jリーグマネジメント杯2017の結果を発表し、浦和が2年連続3度目の優勝に輝いた。2位は川崎F、3位は鹿島、4位は磐田、5位は横浜。J2は1位が名古屋、2位が松本、3位が千葉、4位が大分、5位が山口、J3は1位が鹿児島、2位が北九州、3位が栃木、4位が沼津、5位が長野と相模原だった。
 7月にJリーグが公表した17年の財務情報を中心に(1)マーケティング(平均入場者数、スタジアム集客率、新規観戦者割合、客単価)(2)経営効率(勝ち点1あたりチーム人件費、勝ち点1あたり入場料収入)(3)経営戦略(売上高・チーム人件費率、SNSフォロワー数、SNSフォロワー数増減率、グッズ関連利益額)(4)財務状況(売上高、売上高成長率、自己資本比率)の4部門を数値化した。浦和はマーケティングは8位、経営効率は6位だったが、経営戦略、財務状況はともにトップ。リーグ随一を誇る入場者数がスポンサー収入やグッズ販売を押し上げていることが優勝の要因となった。」
引用:スポニチ
     
 全国的に名前が通った監査法人ですね。こりゃ本物だと。J2は面白いですね。山雅さん(昨季)、山口さんなど当ブログで名前が出てくるし、J1では川崎さん、J3は鹿児島の名前が出てきます。細かい評価基準は4本柱。マーケティング、経営効率性、経営力、財務状況というところか。詳しく観てみましょう。

【Jリーグ マネジメントカップ 2017】

〔クラブマネジメントの2つの側面〜FM・BM〕
 データ分析とチームマネジメントという組み合わせは、ビジネスとの親和性が高く、現在発展途上のスポーツビジネスという領域を大きく発展させる有効なツールであると考えられる。クラブチームのマネジメントには、いかにゲームで勝つかという「フィールドマネジメント(FM)」だけではなく、いかにビジネスとして収益を上げ、また事業拡大をするかという「ビジネスマネジメント(BM)」という側面がある。
〔数値化方法〕
 マーケティング、経営効率、経営戦略、財務状況のそれぞれのステージにデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリーが設定したKPI(重要業績評価指標)を設定。
・マーケティング: 平均入場者数、スタジアム集客率、新規観戦者割合、客単価
・経営効率: 勝点1あたりチーム人件費、勝点1あたり入場料収入
・経営戦略: 売上高・チーム人件費率、SNSフォロワー数、SNSフォロワー数増減率、グッズ関連利益額
・財務状況: 売上高、売上高成長率、自己資本比率
 上記のKPIに基づいてリーグ別にランキングに応じたポイントを付与(J1で1位は18ポイント、J2の1位は22ポイント、J3の1位は14ポイントで、それぞれ順位が1つ下がるごとに1ポイント減らす)。最終的に4つのステージの累計ポイントによってランキングする。BMポイントが同率の場合、マーケティング、経営効率、経営戦略、財務状況の順で順位が上のクラブが上位クラブとなる。本年より「販管費100万円あたり入場料等収入」を主要KPIから外し、SNS活用に関するKPIを追加している
引用:デトロイトトーマツグループ公式HP
調査レポート:
https://www2.deloitte.com/content/dam/Deloitte/jp/Documents/c-and-ip/sb/jp-sb-sportsbusiness-j-league-management-cup2017-2.pdf

 まさに総合力ですね。ここで個人的に気になるの項目は、スタジアム集客率、新規観戦者割合、SNSフォロワー数というところ。3つのうち後の2つは、当ブログでも何度か取り上げましたね。地元J2岡山はどうでしょうか。このランキングでは岡山より一つ下のヴェルディさんから上を見ると、山口さん以外は全てJ1経験クラブでした。1つだけ取り上げてもよそと比較できないので、当ブログで評価の高い山雅さんと並べて比較してみましょう。
   
・BM point2017:      松本=2位(195)、     岡山=11位(156)
・平均入場者数:       松本=2位(12,146人)、 岡山=5位(9,471人)
・スタジアム集客率:     松本=1位(59.7%)、   岡山=4位(47.4%)
・新規観戦者割合:      松本=16位(2.6%)、    岡山=最下位22位(1.6%)
・客単価:          松本=2位(2,874円)、   岡山=15位(1,559円)
・勝ち点1あたりチーム人件費:  松本=18位(14.5百万円)、 岡山=15位(11.6百万円)
・チーム人件費:       松本=19位(956百万円)、  岡山=15位(638百万円)
・勝ち点1あたり入場料:   松本=2位(7.5百万円)、   岡山=7位(3.5百万円)
・売上高・チーム人件費率:    松本=18位(48%)、    岡山=12位(44.5%)
・SNSフォロワー数:    松本=4位(90,482人)、  岡山=最下位22位(7,386人)
・SNSフォロワー数増減率: 松本=18位(22%)、    岡山=2位(71.4%)
・グッズ関連利益額:     松本=1位(118百万円)、 岡山=6位(32百万円)
・売上高:          松本=3位(1,991百万円)、岡山=10位(1,433百万円)
・売上高成長率:       松本=17位(2.9%)、   岡山=12位(12.7%)
・自己資本比率:       松本=2位(66.4%)、    岡山=11位(25.3%)

  こういう結果になりました。総合的には山雅さんが2位で岡山が11位。この指標内では総合的には岡山は山雅さんをお手本にすべきでしょう。このうち、SNSフォロワー数増減率が2位というのはわかります。公式SNSを開設したのがつい最近なので、比較資料にはならないかな。あと前にも取り上げましたが、岡山は新規来場者割合がJ2最下位です。今季も無料入場イベントを積極的に実施されていますが、新規層が少しでも増えればいいのですが。この辺りは個人的には構造的な要因だと思っています。
 これらのデータについて、いろいろな見方があるでしょうから、それ以上は敢えてコメントはしません。山雅さんは今季2度目のJ1か。後からJリーグに来た後輩クラブなのに、先に2度もJ1昇格している。数字も含めてどこから見ても「J1にふさわしい市民クラブ」になるために、特に経営戦略面で山雅さんをリスペクトしていくべきではないでしょうか。面白かったですね。また2018年版が出た時にまた特集してみましょう。

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Bリーグについて57

2019-05-02 00:09:11 | バスケ(Bリーグ・代表等)

 リスペクトコラムです。
 先日、GWの最中私用で関東に行っておりました。ちょうどB1リーグのプレーオフが千葉県船橋市で開催されており、29日(月祝)なら行けるという事で、Bリーグチケットで千葉(ジェッツ)さんの富山戦のチケットを事前に購入していました。Jリーグの方はすべてローソンでの購入ばかりだったので、ネット購入デビューとなりました。ちょっと手続きに苦戦。ところが、前日の28日(日)に千葉(ジェッツ)さんが富山さんに2連勝して準決勝を突破してしまい、第3戦は幻となってしまいました。JリーグではH&Aで必ず2試合か一発勝負の1試合で、第3戦が消えるという事はほとんどありません。まぁこれはしょうがないですね。違うスポーツなのですから。欧州発祥か米国発祥かで大会形式の違いもあったのかなと。
   
 ただ、その日のその時間は空けており、千葉方面にいたので、せっかくだからいつも満員になるというふなばしアリーナを観に行くかという事で、常磐線の松戸駅から船橋へ向かってみました。まずは新京成線に乗ってみる。京成電車は生まれて初めてです。下り線で途中の北習志野駅で東葉高速鉄道に乗り換え、 ホームアリーナがある最寄り駅の船橋日大前に降り立つ。ホームの柱にはさっそくジェッツのラッピング。駅の出入り口にもジェッツのラッピングがあり、日本代表の富樫選手の大きな写真がありました。
   
 駅の外には巨大な日大キャンパスの建物がいくつも見えて、大学の街なんだと認識。市なのか大学なのか駅の外からアリーナまでの道の端々に案内標記があり、特に交差点にあった地図を見て、そこまで地域を上げてホスピタリティを実施しているのかと感動しました。丁寧な会場誘導でしたね。スタジアム内でいくらホスピタリティをPRしても、こういうアリーナの外のアクションには負けている印象。そういえば、以前に日立台だったか、フクアリだったか、最寄り駅までの途中で道にスタッフが立っていたのを思い出しました。まぁ看板とは違いますが、開催場所の外で行うホスピタリティかと。
   
 ほどなくしてふなばしアリーナに到着。静かです。試合が無い訳ですから、普通の休日の公共施設の賑わいでしょうが、それにしても静か。アリーナ自体は巨大でしたね。中はコンコースまでしか入れず、中のアリーナがどうなっているのかは見れなかったのは残念ですが、ZIPアリーナよりも何倍も大きい箱ものという事だけはわかりました。
 所々にジェッツのラッピングが貼られていました。岡山の場合、CスタもZIPアリーナも特定の1チームがほぼ常設で使用するという事が無く、興行が終わればすべて宣伝資材は撤収されるので、このアリーナの千葉さんの独占常設状態はうらやましかったですね。いつだったか、日立台ってクラブの所有だから運営面でうらやましいという声をどこかで見かけた事がありますが、ここは別に千葉さんの所有じゃないし、行政との関係なのかと思ってみたり。とにかく前日までの富山戦2試合の歓声が聞こえてくるようでした。
   
 ふと見ると、何人かブースターと思われる人達が何組か来ていて、不安そうな表情で座っていました。「静かだけど大丈夫なんだよね?」とか「何か静かだよなぁ」などとブツブツ言っている。そうです、この日試合があると思って参集されたのです。Bリーグチケット購入者ばかりっぽいです。そこに船橋市の職員さんのようなスタッフが登場。試合が無いと言われても「ここに29日と表記されているじゃないですか!」と反論される。第2試合までに2連勝すれば第3試合は開催されない。クラブの公式HPに払い戻しの案内が出ていると説明を受けて、残念そうに納得される。筆者がそろそろ帰ろうとしても、何か後からそれらしい人達がまで来ている様子。
 思い出したのが、何年か前のJ2岡山のファン感謝デーが中止になった時の事。あの時は北長瀬駅に中止の案内が出てたよなぁと。千葉さんも駅のアリーナ側の出口に看板を出すとか、購入時に第2試合までに片方が2連勝したら開催されないから注意して欲しいとか、もう一言注意文を入れるとか、対応を取られたら良かったのにと思う。大きなお世話かもしれませんが、筆者のようにバスケの試合興行に全く慣れていない観客も当然多くいる訳ですから、そういうライト層に対してもホスピタリティが必要ではないでしょうか。Bリーグ側も中止試合の告知をもう少しはっきり露出されたらいかがでしょうか。
   
 払い戻し内容は以下のとおり。そうか、何か払い戻し書類が送られてくるんだ。クラブとしては事後処理が面倒ですね。それでも2試合先勝方式を実施していくんですね。それに対したサッカー界はわかりやすくていいですね。
「B.LEAGUE QUARTERFINALS 2018-19 GAME3 千葉ジェッツ vs 富山グラウジーズ 」チケット払い戻し
・払い戻しの対象はチケット代金/発券手数料/B.スマチケ利用料となり、決済手数料/配送手数料は払い戻し対象とはなりません。
・払い戻し方法
 ■払い戻し受付期間 2019年5月8日(水)~5月31日(金)
 ■払い戻し方法 【スマホチケットをご利用のお客様】
「郵便振替払出証書」を、チケットご購入時のご登録住所に自動でお送りいたします。 「郵便振替払出証書」は、郵便貯金事務センターより緑色の封筒で届きます。 本人確認書類をご持参の上、お近くの「ゆうちょ銀行」または「郵便局」にて換金してください。
B1千葉関連①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190420
    〃  ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170610
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 帰り道に千駄ヶ谷駅から降りてみました。来年に向けて建設中の、新国立競技場の様子を見ておきたかったのです。だいぶできていましたね。一周しながら、完成後の景色と、以前に代表戦で来た時の旧国立競技場の景色を回想しました。前に来た時は更地状態でしたが、かなり本物に近づいていました。予想以上に敷地の余裕が少なかった印象。つまり、スタジアムで敷地がいっぱいいっぱい。こりゃ五輪本番は人でごったがえすぞと。その横には五輪関係の施設が建設中。ちょっとどういう名前の施設か忘れました。本番の時はしっかりニュースで出てくるでしょうが。

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