CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

マイケル・サンデルの白熱教室 公共放送の未来を考えよう

2015-06-05 20:45:55 | ドラマ映画テレビ感想
久しぶりのマイケル先生だと、
あの熱狂も、何年前だと驚愕してしまったのですけども
もっちりと、非常に真面目に語られる
公共放送のあり方についての番組を見たのであります
司会は安心のマイケル先生だし、
コメンテーターもみんな、その道のプロだしと
見ていて安心の内容でありました
ある種、予定調和めいていて
面白みにかけたともいえる

そんなわけで、公共放送の人たちが
公共放送について語るという番組でありまして、
ニコニコ動画の人がいっていたとおり、
なんというか押し付けがましいというでもないが、
オーディエンスから遠いそれじゃないかなと
そう見えてしまう番組でもありました
テーマからすれば、まさに
滅び行くテレビの姿というのがこれだったんだろうか
そう思えてしまうような
なんだろう、みんな優等生というか
絵にかいたような、公共放送の人というコメントばかりで
国が変わっても、こういうところは
一緒なんだなとちょっと思わされたのであります

さりとて、見所がなかったわけではなく、
そういう放送のあり方とか、やっぱりそれは
そんなに面白くないという私の感想が、
まさにオーディエンスを無視というか
見ていない番組作りであるという体現だったようにも想いながら
これはと思った議論もありまして
一番マイケル先生っぽい対立軸というか
会話軸の作り方だなと感心のそれ
「我が国という放送方法は、戦争時とサッカーの試合で変化するか」
というのが大変面白かったのであります
そうだよ、こういう議論を見たかったんだよ
真面目な内容なのに、身近な感じがして
見ていて共感できるんだよと
手を打ったのであります

内容としては、あれこれと語り
そしてNHKの偉い人が言いよどむという
見ていて、まずまずのオチだよなと
個人的に大満足のそれだったわけですけども
この問題は非常に有意義でありました
戦争はよくないというそれ、道徳といったらいいのか、
よくわからんが共通のルールみたいなのの下、
平準化される言動に、その戦争がスポーツにかわったら
それはOKになったり、ならなかったりというのは
どうなんだろうか
個人的にどっちだといわれると、これが不思議なもので、
当然のように、我が国でOKだったりするよなと
そこで初めて、それが見たいだろうというお話になり、
さらに、そうなってくると、
戦争を支持する人が多い国だった場合の話にもつながって
大変面白かった、これが哲学議論だなと
知的暇つぶしを見たように思うのであります

この議論以外にも、あり方、なし方、
その役割だとかなんだとかというのも
考えることはできるけども、
ニコニコ動画の人がいうとおり、もう
そういう議論が成り立つと思っていることが古いというか
なんか、ずれているというのも確かなんだろうなと
思わされたわけでありましたとさ
いい番組でありました、静かだったし
ちょっと、NHK的に、まさに今の会長的にどうなんだというあたりに
もう少しつっこんでほしかったけども