阿修羅のジュエリー 著:鶴岡 真弓
珍しい感じの本を読みました
ちょっと題名に引かれたというところですけども、
興福寺にある阿修羅像
それが身につけるジュエリーについて
あれこれと想像と考察を書いた本でありました
誰向けの本なのか、対象はどこにあったのか
そのあたりがわからないのでありますけども、
全編に丁寧な読み仮名がついていて、
どちらかというと、児童書のような様相、
にも関わらず、語られている内容は、
完全に大人向けというか、ちょっと、柔らかい言葉なのに
えらい難しいことを語るといった
そんな内容に驚いたのであります
ある種、それが面白みでもあるのですな
阿修羅が装着している装具それぞれの意味を説明しつつ
その由来、シルクロードをめぐる東西の文化融合、
それが、東西それぞれの憧れや、想像を体現して
仏像の姿というか、その装飾具になったというのは
なかなか面白いところでありまして、
私も個人的に大好きな、ラスター的な光、
メダイヨンや宝相華なんかも出てきて、
なかなか、文化史的なこともふまえた内容に
面白い読み物だと、ついつい引き込まれたのでありました
ちょっと、想像がいきすぎていないかと
心配になるような、西洋絵画や芸術との類似点については
あれこれと思うところがあるものの、
それぞれが影響を受けて、施しという感じで
その原典的な位置というか、時代にあった
阿修羅のあり方は、面白いものだと
感心しきりだったのでありました
なかなかよい本ながら、なんといったらいいかな
学術書でもないし、なんとも言いがたい
不思議な印象の本でありましたとさ
珍しい感じの本を読みました
ちょっと題名に引かれたというところですけども、
興福寺にある阿修羅像
それが身につけるジュエリーについて
あれこれと想像と考察を書いた本でありました
誰向けの本なのか、対象はどこにあったのか
そのあたりがわからないのでありますけども、
全編に丁寧な読み仮名がついていて、
どちらかというと、児童書のような様相、
にも関わらず、語られている内容は、
完全に大人向けというか、ちょっと、柔らかい言葉なのに
えらい難しいことを語るといった
そんな内容に驚いたのであります
ある種、それが面白みでもあるのですな
阿修羅が装着している装具それぞれの意味を説明しつつ
その由来、シルクロードをめぐる東西の文化融合、
それが、東西それぞれの憧れや、想像を体現して
仏像の姿というか、その装飾具になったというのは
なかなか面白いところでありまして、
私も個人的に大好きな、ラスター的な光、
メダイヨンや宝相華なんかも出てきて、
なかなか、文化史的なこともふまえた内容に
面白い読み物だと、ついつい引き込まれたのでありました
ちょっと、想像がいきすぎていないかと
心配になるような、西洋絵画や芸術との類似点については
あれこれと思うところがあるものの、
それぞれが影響を受けて、施しという感じで
その原典的な位置というか、時代にあった
阿修羅のあり方は、面白いものだと
感心しきりだったのでありました
なかなかよい本ながら、なんといったらいいかな
学術書でもないし、なんとも言いがたい
不思議な印象の本でありましたとさ