CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】これならわかる台湾の歴史Q&A

2015-06-24 20:39:56 | 読書感想文とか読み物レビウー
これならわかる台湾の歴史Q&A  著:三橋 広夫

先日の金美齢さんの本に触発されて、
そもそも台湾の近代史をよく知らないと
勉強してみる、最初の一手として選びました
とりあえず薄い本からというのが鉄則ですね
でも、かなりポイントおさえてて、
なんというかな、台湾史というテストがあったら
これで勉強すべきだなと
そう思うほど、まとまった内容でありました

頭から、真面目にといいますか、
基本から押さえて行く読み方ではなくて、
気になるところをささっと読むなんて
そういうことをしたために、
ちゃんとは覚えていない、学んでいないのでありますが、
それでも、二二八事件に絡む、
第二次大戦後の台湾の歩みが見られて
非常に面白い本でありました
この場合、本というよりも、台湾が面白いと
そう考えるべきかもしれない

金さんの本が根底にありましたので、
国民党が跋扈しているところを中心にといった具合で、
そして、気になっていた、蒋介石のあと
蒋経国の政治、治世はどうだったのかが
端的に書かれていまして、
特に、蒋介石が大陸で負けたということが、
台湾に影を落としているというあたり、
また、ここで両岸という問題が発生し、
当然のように、あっちがこっちがとうろうろする
そんなことになったというのが
なんというか、切ないというか悲しいと思うのであります

しかし、ちょっと考えてみれば当たり前ながら、
蒋経国のあとが、あの李登輝さんだったというのが、
なんというか、つい先日にこの動きがあったんだなと
改めて思い知らされるようで、
なんとも感慨深いというか、考えさせられたのであります
日本の同時期も、私は生きていたわけだが
なかなかどうして、あれこれ思うところがありますな

と、そんなことを思ったりしながら
それはそれとして、台湾という国について
基本的な流れみたいなのを読めたように思えて
楽しかったのでありました
ホーロー語と、道教については、
文化面からも楽しい話題であります