中国人物伝2 反逆と反骨の精神 三国時代―南北朝 著:井波 律子
得意のというか、よく知った時代だから
さっさと読めるかと思ったけども、
思いのほか時間がかかってしまった、
人物を追いながらなので、時代が行きつ戻りつするため
下手に知識があると、あれ?あのシーン飛んだ?とか
余計なことを考えてしまって
なかなか進まないので、こういうのは良し悪しだなと
よくわからん感想を抱いたのでありますが
三国志時代から、その後南北朝が滅ぶまで
人物を追いかけながら、あれこれと解説していました
三国志部分については、目新しいと思うところはなかったけれども、
孫権と孔明のことがえらく好きなんじゃなかろうかと
そう思わされるような内容でありました
いや、全体的に呉贔屓ともとれるような内容だったように思う
周瑜、魯粛についての記述も多くて、
非常に面白く読めたのであります
孫策とかのかっこよさというか、そのはつらつとした英雄としての姿が
なかなか読み応えあって楽しいのでありました
文化面からのアプローチも鋭く、
曹操親子がいかに文学的に優れた文士であったか
そのあたりへの解説も素晴らしく、
正直よく知らないという感じだったけども、
杜甫が現れるまで、中国史上最高の詩人といってもおかしくないほど
文学的に、様々な影響を与えた英雄であったようで
曹操が、技巧はまだまだながら、新しい文学の地平を開いたと
そんな話にまでなっていて、なかなか衝撃を受けたのでありました
一流の文人でもあったというのは
曹操の凄い一面であるよなと思うのであります
やがて、晋が起こり、そこに数々の貴族や文人がいたという話が続き
このあたりから、まったく知識がなかっただけに楽しかったんだが
なかなか面白い揺り戻しといったらいいか、
貴族の生き方に、破天荒さというか、道教的な自然の姿が出てくるというのも
面白いことだなと思わされたりするのでありました
このあたりもふまえて、隋や唐に連なっていくのかと思えば
かなり感慨深いのであります
得意のというか、よく知った時代だから
さっさと読めるかと思ったけども、
思いのほか時間がかかってしまった、
人物を追いながらなので、時代が行きつ戻りつするため
下手に知識があると、あれ?あのシーン飛んだ?とか
余計なことを考えてしまって
なかなか進まないので、こういうのは良し悪しだなと
よくわからん感想を抱いたのでありますが
三国志時代から、その後南北朝が滅ぶまで
人物を追いかけながら、あれこれと解説していました
三国志部分については、目新しいと思うところはなかったけれども、
孫権と孔明のことがえらく好きなんじゃなかろうかと
そう思わされるような内容でありました
いや、全体的に呉贔屓ともとれるような内容だったように思う
周瑜、魯粛についての記述も多くて、
非常に面白く読めたのであります
孫策とかのかっこよさというか、そのはつらつとした英雄としての姿が
なかなか読み応えあって楽しいのでありました
文化面からのアプローチも鋭く、
曹操親子がいかに文学的に優れた文士であったか
そのあたりへの解説も素晴らしく、
正直よく知らないという感じだったけども、
杜甫が現れるまで、中国史上最高の詩人といってもおかしくないほど
文学的に、様々な影響を与えた英雄であったようで
曹操が、技巧はまだまだながら、新しい文学の地平を開いたと
そんな話にまでなっていて、なかなか衝撃を受けたのでありました
一流の文人でもあったというのは
曹操の凄い一面であるよなと思うのであります
やがて、晋が起こり、そこに数々の貴族や文人がいたという話が続き
このあたりから、まったく知識がなかっただけに楽しかったんだが
なかなか面白い揺り戻しといったらいいか、
貴族の生き方に、破天荒さというか、道教的な自然の姿が出てくるというのも
面白いことだなと思わされたりするのでありました
このあたりもふまえて、隋や唐に連なっていくのかと思えば
かなり感慨深いのであります