CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】ラブコメの法則

2018-10-13 20:50:04 | 読書感想文とか読み物レビウー
ラブコメの法則  作:東山 彰良

独特のテンションで繰り広げられるコメディ小説でありました
大笑いとか、爆笑とかと異なる、なんというかな、
笑いのツボと押し方が随分独特で、くどそうな笑いなのに、
さらっと流れてしまうといえばいいか、
ともかく不思議なテンションで、にやけながら読める小説だと思うのである

やたら滅法、映画の話が出てきて、
大半がその薀蓄にあったといっても過言でないような、
映画だべり小説でもありまして、
あーだこーだと映画の寸評があるかと思えば、
唐突な女とは何か、いや、何を求めるものかという話が出てきたりと
そうか、男子高校生っぽいんだな
そういう感じが、もう、凄いにじみ出てくるようなお話でありまして
何かあったかというと、特段の中身というか
これがどうしたということはなかったようにも思うのであります

なんとも冴えない主人公が、子持ちの女と恋なのか、そうでもないのか、
どうともならぬ関係をずるずる続けていくようであり、
親友がまた、絶妙に力が抜けているというか、頭がよいのに悪いという感じで
なんともはや、男友達との生活が、いや、もう
物語全体が、どうやっても、男子高校生の思い描く世界のようであって、
なかなか清清しいというか、暑苦しいというか
しっくりと楽しめてしまったのでありました

これと書きたい感想もわいてこないけど、
考えてみて、この男子高校生っぽいという感想が
何よりも当たっていると思えたので
だらだら、何をとメモらず
読んだ事実を書いておこうと思うのでありました

感想文の体をなしていない