モモンガの件はおまかせを 作:似鳥鶏
どうもシリーズっぽい感じだが、動物園の従業員が
動物がかかわってそうな、そうでもないような事件を解決するという
ニッチな探偵小説でありました
設定はさておき、濃いめのキャラクタが、ドタバタしながら
あっという間に事件を解決してしまうんだが
事件に関して、結構な動物蘊蓄が入っていて、そういう方面の人には
大変楽しいのではなかろうかと思いつつ
素養ないまま読んでも、ミステリ小説として、
そんなわけあるかよと思いながら読めてよかったのである
多少どころか、だいぶ強引に動物が絡むなと思っていたら、
そもそも動物関係ないというか、ミスリードが基本なんだなと思わされる展開が多くて
謎解きをちゃんと考えるべきか悩ましいながらも、
とりあえず事件は解決するし、推理もさらりと披露されて
なるほどなと思えるところがよかった
とはいえ、扱っているテーマは一貫というか、
この一冊で一つのものがあり「動物の営利販売」の是非といったところが
難しくもなく、わかりやすく問われていて考えさせられた
ペット問題は、本当深刻だなと改めて思い知る内容なわけだが、
それはそれとして、事件は結構悲惨なものもあったりして、
面白おかしい話のようでいて、ずいぶん重いなとも感じるのであった
全体的に、なんとなく斜に構えた感じがするので、
ちょっとクセがあるのだけども、さくさく読んで楽しかったと
そう思える一冊だった
どうもシリーズっぽい感じだが、動物園の従業員が
動物がかかわってそうな、そうでもないような事件を解決するという
ニッチな探偵小説でありました
設定はさておき、濃いめのキャラクタが、ドタバタしながら
あっという間に事件を解決してしまうんだが
事件に関して、結構な動物蘊蓄が入っていて、そういう方面の人には
大変楽しいのではなかろうかと思いつつ
素養ないまま読んでも、ミステリ小説として、
そんなわけあるかよと思いながら読めてよかったのである
多少どころか、だいぶ強引に動物が絡むなと思っていたら、
そもそも動物関係ないというか、ミスリードが基本なんだなと思わされる展開が多くて
謎解きをちゃんと考えるべきか悩ましいながらも、
とりあえず事件は解決するし、推理もさらりと披露されて
なるほどなと思えるところがよかった
とはいえ、扱っているテーマは一貫というか、
この一冊で一つのものがあり「動物の営利販売」の是非といったところが
難しくもなく、わかりやすく問われていて考えさせられた
ペット問題は、本当深刻だなと改めて思い知る内容なわけだが、
それはそれとして、事件は結構悲惨なものもあったりして、
面白おかしい話のようでいて、ずいぶん重いなとも感じるのであった
全体的に、なんとなく斜に構えた感じがするので、
ちょっとクセがあるのだけども、さくさく読んで楽しかったと
そう思える一冊だった