農家はもっと減っていい 農業の「常識」はウソだらけ 著:久松達央
タイトルと表紙からして、古い農業をこき下ろしてる
ツッパった内容かと思ったら、ものすごく真面目に、農業法人を語った本だった
凄く面白くてためになったわ
いわゆる農家という印象のそれではなく、
ちゃんと会社化して、農業で稼いでいくという方法、
その苦労と考え方がぎっしり詰まっていて、
本人の苦労が端々から伝わってくる内容なんだが、
色々と考えて、四苦八苦しながら、農業を経営していくという姿がよかった
あくまで会社を運営、経営するということが主眼なので、
起業本に近い印象だった
とはいえ、具体的な内容ではなく、
心構え論が大半なため、これを読んですぐに新規就農とか
甘いことがかなえられるはずもないのだけども、
現状の農業という分野の分析、ニッチの掴み方、その難しさ、
マーケティングやブランド作りというコンサル的なそれではなく
着実に、自分が食べていけるよう稼ぐにはどうするかが考えられていて、
その選択しの一つとしてのオーガニックという自身の選択がよかった
あやしげなブランディング、不安をあおるような売り方というのをよしとせずに、
本当においしいものを作るというシンプルさに訴えること、
そして、付加価値としてのオーガニックではあるが、
その雰囲気やイメージではなく、味と利益と、売り方における勝算を計算して取り組んでいるというのが
とてもよかったと思う
業界として古いというのは間違いなく、そこをなんとかハックできるのではと
割と甘い人も多く寄っていたり、補助金で、ぐだぐだになっている問題点の指摘だとか
農業をとりまく環境、政治に関しての気づきもあって
非常に面白い本だった
でも、これで農業がやれるとか、そういう本ではなく
その姿をドキュメンタリ的に見ることができるような本だったと思うのである
タイトルと表紙からして、古い農業をこき下ろしてる
ツッパった内容かと思ったら、ものすごく真面目に、農業法人を語った本だった
凄く面白くてためになったわ
いわゆる農家という印象のそれではなく、
ちゃんと会社化して、農業で稼いでいくという方法、
その苦労と考え方がぎっしり詰まっていて、
本人の苦労が端々から伝わってくる内容なんだが、
色々と考えて、四苦八苦しながら、農業を経営していくという姿がよかった
あくまで会社を運営、経営するということが主眼なので、
起業本に近い印象だった
とはいえ、具体的な内容ではなく、
心構え論が大半なため、これを読んですぐに新規就農とか
甘いことがかなえられるはずもないのだけども、
現状の農業という分野の分析、ニッチの掴み方、その難しさ、
マーケティングやブランド作りというコンサル的なそれではなく
着実に、自分が食べていけるよう稼ぐにはどうするかが考えられていて、
その選択しの一つとしてのオーガニックという自身の選択がよかった
あやしげなブランディング、不安をあおるような売り方というのをよしとせずに、
本当においしいものを作るというシンプルさに訴えること、
そして、付加価値としてのオーガニックではあるが、
その雰囲気やイメージではなく、味と利益と、売り方における勝算を計算して取り組んでいるというのが
とてもよかったと思う
業界として古いというのは間違いなく、そこをなんとかハックできるのではと
割と甘い人も多く寄っていたり、補助金で、ぐだぐだになっている問題点の指摘だとか
農業をとりまく環境、政治に関しての気づきもあって
非常に面白い本だった
でも、これで農業がやれるとか、そういう本ではなく
その姿をドキュメンタリ的に見ることができるような本だったと思うのである