火花 作:又吉直樹
話題となった作品でありました
以前にドラマの方を見て、結構面白いなーなんて思ったのだが、
その時の印象が強くて、読んでいて、役者がそのまま浮かんでくる感じだったんだが
ドラマの通り、いい青春物語で楽しく、そして、少しだけ切なく読み終えたのでありました
芥川賞作品ではあるんだが、ちょっと毛色が違わないかと感じたのも確か
さわやかすぎる、そう感じたのであった
若い芸人の毎日を描いているのだけども、
芸人であるということが主軸でありながら、
そこで語る言葉が、普遍的になっていて、お笑いのことを語りつつ
それが人生訓めいてもいる、そして、その姿が青春そのものと
まぁそういう感じだなと読んでいて気持ちがよいのだけども、
ちょっと露骨にすぎるなと思う部分もあり、
本当に、心を食って見事に表現しきれているところもあってと
内容の不安定さが、絶妙でよかったと偉そうな読み方をしたのでありました
笑いに関する哲学めいたところのやりとりで、
人間の成長でもないが、抗っている日常と、
その姿を映しているのはよくよくわかるんだが、
それよりも、先輩芸人を師匠と呼んでなついている、
その二人の関係と空間、そこにまつわるすべての粒子が、実に青春でいいなと
ここが強烈に響いたと思ったのでありました
人間関係、それも、友情とも違う、
もしかすると日本特有かもしれない、先輩後輩というものを書いているのかもと
思ったりすると、とてもいいなと感じたのでありましたとさ
明るくすがすがしく終わるので
よい気分になれる小説でありました
話題となった作品でありました
以前にドラマの方を見て、結構面白いなーなんて思ったのだが、
その時の印象が強くて、読んでいて、役者がそのまま浮かんでくる感じだったんだが
ドラマの通り、いい青春物語で楽しく、そして、少しだけ切なく読み終えたのでありました
芥川賞作品ではあるんだが、ちょっと毛色が違わないかと感じたのも確か
さわやかすぎる、そう感じたのであった
若い芸人の毎日を描いているのだけども、
芸人であるということが主軸でありながら、
そこで語る言葉が、普遍的になっていて、お笑いのことを語りつつ
それが人生訓めいてもいる、そして、その姿が青春そのものと
まぁそういう感じだなと読んでいて気持ちがよいのだけども、
ちょっと露骨にすぎるなと思う部分もあり、
本当に、心を食って見事に表現しきれているところもあってと
内容の不安定さが、絶妙でよかったと偉そうな読み方をしたのでありました
笑いに関する哲学めいたところのやりとりで、
人間の成長でもないが、抗っている日常と、
その姿を映しているのはよくよくわかるんだが、
それよりも、先輩芸人を師匠と呼んでなついている、
その二人の関係と空間、そこにまつわるすべての粒子が、実に青春でいいなと
ここが強烈に響いたと思ったのでありました
人間関係、それも、友情とも違う、
もしかすると日本特有かもしれない、先輩後輩というものを書いているのかもと
思ったりすると、とてもいいなと感じたのでありましたとさ
明るくすがすがしく終わるので
よい気分になれる小説でありました